
オリーブオイルには血中コレステロールを減らすオレイン酸が豊富です。
中性脂肪がつきにくいほか、鉄分・ポリフェノール・ビタミンEなど若さを保つ栄養素も多く、
アンチエイジング効果にも期待が高いオイルです。
産地の種類が豊富で、日本、イタリア、スペイン、フランスなど選ぶ楽しみもあります。
例えば北イタリア産は比較的マイルドな味で、南イタリア産は若々しく青みが濃い味。
栄養成分に大きな差は無いので、お好みの味をおいしく楽しんで下さいね。
大人気のココナッツオイルは「中鎖脂肪酸」の構成をもつ飽和脂肪酸が主体のオイルです。
「中鎖脂肪酸」は体内での分解スピードが早く、脂肪に蓄積されにくい事が特徴。
また、体内で「ケトン体」成分になり、ぶどう糖に変わり脳の活性化にも繋がります。
ココナッツオイルは一般的なオイルの中でも低カロリーで、ビタミンEも豊富に含みます。
料理では、加熱に強く栄養が損なわれない点も嬉しいですね。
さらに美容パックや入浴剤などあらゆる面でも使え、これからも人気は続きそうです。
「亜麻仁油」は植物「アマ」の種から抽出されたオイル。「オメガ3」や「オメガ9」などの必須不飽和脂肪酸を
バランスよく含み、特に「オメガ3」の脂肪酸は高血糖や高血圧の抑制効果が期待できます。
亜麻仁油は水溶性で熱に弱いため、そのまま摂取する事が理想です。
例えばティースプーン1杯飲む、お酢と混ぜドレッシングとして使うなど。
また、亜麻仁油は劣化するスピードが早めなので、開封前は風通しの良い冷暗所に保管し、
開封後は数週間以内に使いきるようにしましょう。
えごま油に多く含まれる「α-リノレン酸」は、体内でDPAやEPAに変化し、
血流や脳を活性化するなど多くの健康効果が期待できます。
青魚にも「α-リノレン酸」は含まれていますが、含有量はえごま油がダントツの多さ。
えごま油大さじ1杯で、サバ半身を食べるほどのDPAやEPAを採る事ができるようです。
手軽に栄養摂取できる事も、えごま油の人気の理由の1つかもしれませんね。
ただ、熱に弱いため、お料理では高熱を加えない方法がおすすめです。
動物性油脂
動物性油脂の素材は乳脂肪や牛脂身などで、脂肪やエネルギーが高い事が特徴。お料理に使えばコクが増し濃厚でリッチな味が楽しめます。
植物性油脂
植物性油脂の素材は、菜種(なたね)、ゴマ、えごま、大豆、亜麻仁、オリーブや、ココナッツなど多くの種類があります。以前から、植物性油脂に含まれる「不飽和脂肪酸」の健康効用に注目が高まり、近年は植物性オイルに需要が高まっている傾向があります。また、最近ではココナッツオイルなど「中鎖脂肪酸」の構成をもつ「飽和脂肪酸」の効用も話題に。
一言で食用油と言っても種類はとても豊富ですね。今回は特に美容・健康面で注目が高まっているオイルをご紹介させて頂きます。
1級フードアナリスト、AllAbout海外グルメガイド、食のなでしこ初代準グランプリ。食の専門家としてメディアを中心に活躍中。最近ではクールジャパン(インド)セレモニー出席や米・食味鑑定士としてお米の国際大会審査員など国際的に活躍の場を広げている。「関ジャニの仕分け∞」「ヒルナンデス!」「モーニングバード」「ZIP!」「news every」「いきなり!黄金伝説」「美の壷」など情報・バラエティ番組を中心にテレビ出演多数。着物で世界の著名レストランを訪れ、「里井真由美の大人の食べ歩き5つ星レポート」をグルメ誌に連載中。世界レストランへは、ジョエル・ロブション店の世界全店を訪れ、欧米・アジア各国著名レストランに今も取材を続けている。また、利酒師、オリーブオイルソムリエなど、持ち前のクリアな味覚を活かした有資格者でもある。
2012年より(社)日本フードアナリスト協会 評議委員 / 2013年より 日本食文化大使、ASEAN食のコンシェルジュ(兼任) / 2014年4月より J:com 「街声!グルメランキング」にてレギュラー出演中
他、有資格:1級惣菜管理士、漢方スタイリスト、調理師、日本きものコンサルタントマナー講師
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