料理好きたちのダイニング モデル 高山都さん
2020.10.14
料理好きで知られる、気になるあの人。彼ら彼女らのダイニングにお邪魔して、リアルに愛用している食材、日常の食卓をランクアップする一品をご紹介いただく「料理好きたちのダイニング」。第1回目のゲストは、モデルの高山都さん。彼女のInstagramを覗けばわかるように、おいしそうな料理はもちろんのこと、器との合わせ方も参考になります。背伸びをしない、等身大のライフスタイルに共感する人も続出している高山さんにおすすめのアイテムから、とっておきのレシピ、さらには食へのこだわりまで教えてもらいました。
ITEM 01 「鮎魚醤」
「今までナンプラーはあまり好きじゃなかったのですが、イタリアンのお店で食べたパスタが美味しかったときに味付けを聞いたら、鮎魚醤を使っていると言われて使い始めたもの。ナンプラー=エスニックってイメージだったけど、オリーブオイルやレモンと合わせるとイタリアンになるし、バターと合わせればビストロ風にもアレンジできる。臭みやクセもなく、香りも良いんです。お魚にもお肉にも野菜にも合うので、私は今年もう3本目です」
「お土産でいただいたのをきっかけに使い始めたラー油とごま油は、リピートするほど愛用しているアイテム。同じところで作られているのですが、ごま油に関しては加熱しちゃうのがもったいないと思うほど香りが良く、コクがあって美味しいんです。今年の夏によく作っていた、玄米のうえに水切り豆腐をのせて食べる〈豆腐丼〉に、ごま油かラー油のどちらかをかけていました。少量でも香りが立つので、濃厚な味わいです。ラー油はスープにかけても◎」
ITEM 03 「ナチュールワイン」
「魔法のワインと呼んでいる〈Plein Sud〉の箱ワインは、たっぷり3000mlも入っていてお買い得なだけでなく、味もおいしい。私自身もワインに詳しい人から教えてもらって飲み始めたもの。〈Zero Infinito〉の微発泡ワインは、ビール代わりに飲むことも多いお酒。スパークリングワインよりも優しいから、気軽に飲みやすいんですよね。最後に、〈MENTI〉のワインは、普通の白よりも度数が低めで、食事との相性が抜群! イタリアンはもちろんのこと、和食とも合うので差し入れにもおすすめです」
高山さんのとっておきレシピ
「鶏じゃがの魚醤バター」
「家庭の味として親しまれている肉じゃがをアレンジして、鶏肉を使った〈鶏じゃが〉に。塩麹で下味をつけて、お肉を柔らかくするのと、隠し味の鮎魚醤を加えてじっくり煮込みます。私自身あんまりじゃがいもが得意ではないんだけど、これは好きな味付け。手早く作れるので、食卓にもう一品欲しいときにも重宝するはずです。お好みでパクチーやライムを添えて、エスニック感もプラスしてみてくださいね!」
RECIPE
鶏じゃがの魚醤バター
材料(2人前)
- 鶏もも肉 300g
- ジャガイモ 2個
- ニンニク 1片
- 塩麹 大さじ1
- 水 [A] 200ml
- ワイン [A] 50ml
- 鮎魚醤 [A] 大さじ1.5
- みりん [A] 大さじ2
- バター [A] 20g
- オリーブオイル 大さじ1
作り方
① 鶏もも肉に塩麹と酒を揉んでおく。
② ジャガイモは皮を剥き、1/4に切って水にさらしておく。
③ オリーブオイルでつぶしたニンニクと鶏もも肉を皮目から焼いてこんがりしてきたら、ジャガイモを入れる。
④ 全体に油がまわったら [A]を加え、落とし蓋をして20分程度 中~弱火で煮る。途中で水が少なくなってきたら足す。
⑤ ジャガイモが少し煮崩れてきたら完成。仕上げにたっぷりのパクチーとライム半分を添える。