沐浴後に授乳しても大丈夫?タイミング・適切な量を解説│助産師監修
2026/2/7
新生児の沐浴後に授乳することは問題ありません。授乳のタイミングは沐浴の30分~1時間後が理想ですが、赤ちゃんの様子にあわせることが大切です。本記事では、沐浴後の授乳のタイミングやポイントを解説します。

初めての赤ちゃんのお世話では、「沐浴後に授乳しても良いの?」「お風呂上がりですぐ寝ちゃったけど起こした方が良い?」など、些細なことにも不安になってしまいますよね。沐浴後の授乳が、赤ちゃんの体調や生活リズムに影響しないか心配になってしまう方も多いのではないでしょうか。
本記事では、ママたちの気持ちに寄り添いながら、沐浴後の授乳はしても良いのかどうかや、適切なタイミングや量について助産師監修のもと解説します。
この記事の監修者

助産師・看護師・保育士
河井恵美先生
25年以上、病院、行政、教育関係、海外での医療活動に従事。親御さんへのアドバイスを充実させるため保育士・公認心理師の資格を取り役立てている。現在は、エミリオット助産院を運営。
沐浴後に授乳をしても大丈夫!
沐浴後、赤ちゃんがおっぱいやミルクを欲しがる様子があれば、基本的には授乳しても大丈夫です。
お風呂上がりで体が温まった赤ちゃんは喉が渇きやすく、母乳やミルクを飲むことで水分補給につながります。特に、汗をかきやすい季節や、少し長めに沐浴をしたあとは、授乳が水分補給として役立つ場合もあるでしょう。
一方で、沐浴後に必ず授乳しなければならないわけではありません。お風呂上がりに機嫌良く過ごしていて、空腹のサインが見られない場合は、無理に飲ませなくても問題ありません。
沐浴のあと、そのまま眠ってしまう赤ちゃんもいるため、その際は次の授乳タイミングまで静かに見守ってあげましょう。
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沐浴後の授乳のタイミング・量は?
沐浴後に授乳をする際、「沐浴後の授乳はどのくらい時間を空けないといけないの?」「どれくらいの量を与えるべき?」と悩むママも多いでしょう。
そこで、沐浴後の授乳タイミングと量のポイントをまとめました。
これらのポイントについてそれぞれ詳しく見ていきましょう。
タイミング:沐浴後30分~1時間後が理想
授乳のタイミングは、沐浴後から30分〜1時間ほど空けるのが理想的です。
沐浴直後は体が温まりリラックスしているため、すぐに母乳やミルクを飲むと吐き戻してしまう赤ちゃんもいます。吐き戻し防止のためにも、沐浴後は少し時間を置いてから授乳するのが安心です。
もし授乳後に吐き戻しが心配な場合は、しばらく縦抱きにして様子を見てあげましょう。
入眠までの流れは、「沐浴 → スキンケア・お着替え → 水分補給(授乳) → 就寝」という順序がスムーズです。
量:いつもどおりでOK
沐浴後の授乳量は、基本的に普段どおりで問題ありません。母乳の大半は水分でできているため、沐浴後の水分補給も兼ねて、赤ちゃんが欲しがるだけ飲ませてOKです。
沐浴後は喉が渇いて、いつもより多く飲むこともありますが、母乳育児の場合は量を気にしすぎなくて大丈夫です。
また、ミルク育児の場合も同様に、沐浴後だからといって特別に量を増やす必要はありません。ただし、ミルクは1日の総授乳量(回数と1回あたりの量)の目安があるため、沐浴後に追加で1回分のミルクを足してしまうと、飲み過ぎになってしまうことがあります。
そのため、ミルク育児の場合は、沐浴の時間を次の授乳時間の直前に設定し、お風呂上がりに通常どおりの授乳を行うのがおすすめです。
新生児に与えるミルクの量は、以下の記事を参考にしてください。
沐浴後の授乳のポイント
沐浴後に赤ちゃんへ授乳する際に押さえておきたいポイントをまとめると、次のとおりです。
これらのポイントについて順に説明していきます。
無理せず、赤ちゃんの機嫌を優先する
授乳をするのは、赤ちゃんが泣いたりおっぱいを欲しがったりしたタイミングで構いません。もし赤ちゃんの機嫌が悪い場合は、抱っこであやすなどして、落ち着いてから授乳を始めると良いでしょう。
機嫌が良いタイミングに授乳することで、赤ちゃん自身のストレスを減らし、スムーズに飲んでもらいやすくなります。
また、ママ自身も、赤ちゃんが飲んでくれないからと焦ったり無理をしすぎたりすると、心身に負担がかかってしまいます。うまくいかないときは、家族や専門家に相談するなどして、無理のない範囲で向き合いましょう。

授乳後は縦向きに抱っこする
授乳後は、赤ちゃんを縦抱きにしてしばらく過ごすことで、吐き戻しを防ぎやすくなります。
赤ちゃんの胃は大人と違って形がまっすぐなため、飲んだ直後にすぐ寝かせると、母乳やミルクが逆流しやすいです。飲み終わったあとは、首と頭をしっかり支えながら縦向きに抱っこし、背中や肩を軽くさすったりトントンしたりして、ゲップを促してあげましょう。
ゲップが出て落ち着いたら、基本的には仰向けに寝かせるのが良いでしょう。1歳未満の赤ちゃんは、仰向けに寝かせることで乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクが低くなることがわかっています。
吐き戻しが心配な場合でも、授乳後にしっかり縦抱きで様子を見てから寝かせることで、安全性と安心感の両方を保てます。
縦抱き授乳をするときの方法は、以下の記事で解説しています。
体温調節を気にかける
赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、沐浴後や授乳後は特に体温の変化に注意が必要です。大人にとって快適な環境でも、赤ちゃんには暑すぎたり寒すぎたりすることがあります。
沐浴後の授乳が終わったあとは、赤ちゃんの体が冷えすぎていないか、反対に汗をかいていないかを確認しましょう。
着替えの際は、季節や室温に合わせて、赤ちゃんが快適に過ごせるベビー服を選ぶことが大切です。また、室温や湿度は大人の感覚だけに頼らず、エアコンや加湿器を活用して調整しましょう。
目安として、暑い時期は室温25~28℃前後、寒い時期は20~25℃前後が、赤ちゃんにとって過ごしやすい環境とされています。
その日の体調や様子に合わせてこまめに調整してあげることで、赤ちゃんも安心して過ごせます。
沐浴後の授乳に関するQ&A
沐浴後に寝ちゃったらどうする?
赤ちゃんが入浴後にそのまま眠ってしまっても、無理に起こして授乳する必要はありません。
お風呂で体が温まり、リラックスしたことで安心して眠りにつく赤ちゃんも多いです。ぐっすり眠っている様子であれば、次の授乳時間までそのまま休ませてあげましょう。眠っている間は、呼吸の様子や顔色をそっと確認してあげると、より安心できます。
ただし、前回の授乳から3〜4時間以上経っているにもかかわらず眠り続けている場合は、頬をやさしくなでたり、おむつを替えたりして一度目を覚まさせ、授乳してあげるのも一つの方法です。
その際は、赤ちゃんの機嫌や空腹のサインを見極めながら、無理のないペースで授乳してあげましょう。

沐浴後の水分補給は白湯?母乳?
基本的に、生後5~6か月までは沐浴後の水分補給も母乳またはミルクで十分です。
汗をかいた後でも、母乳やミルクで必要な水分はしっかり補えます。そのため、白湯(湯冷まし)や麦茶を与える必要はありません。
離乳食が始まるころから、赤ちゃんの飲み物として麦茶や白湯もゆっくり取り入れていきましょう。
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沐浴後の授乳についての不安や疑問は、育児を続けていく中で少しずつ解消されていくものです。お風呂上がりに赤ちゃんがお腹を空かせていれば授乳しても問題なく、逆に眠ってしまったときは無理に起こさなくても大丈夫と覚えておきましょう。
本記事で解説したように、授乳量やタイミングには個人差がありますので、あくまで目安を参考にしつつ赤ちゃんそれぞれのペースに合わせて調整していくことが大切です。
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