長期休みなどの期間は、赤ちゃんと一緒に旅行に行く方も多いと思います。しかし、授乳中の赤ちゃんを連れた旅行では、「哺乳瓶の消毒はどうする？」「用意するアイテムはある？」といった疑問もありますよね。

この記事では、旅行先で哺乳瓶を消毒する具体的な方法や、消毒が難しい場合の対策を解説します。さらに、旅行先でミルクを与えるのに便利なおすすめ商品も紹介しているので、赤ちゃんと旅行を予定している方はぜひ最後までご覧ください。

旅行先での哺乳瓶の消毒方法は？

赤ちゃんは免疫力が弱いため、生後3〜4か月ごろまでは授乳のたびに哺乳瓶を消毒することが推奨されています。しかし、旅行中はいつも通りの方法で消毒するのが難しい場合もあるでしょう。ここからは、旅行先で実践しやすい消毒方法を3つ紹介します。

電子レンジ専用の消毒ケースを使う

1つ目が、宿泊先の電子レンジを使って専用ケースで消毒する方法です。哺乳瓶と水をケースに入れて加熱するだけで、短時間で消毒が完了します。持ち運びには、軽量でコンパクトな1本用タイプがおすすめです。商品によってワット数や加熱時間が異なるため、事前に説明書を確認してから使用してください。

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キッチンと鍋を使う

宿泊先にキッチンがある場合は、鍋で哺乳瓶を煮沸消毒できます。専用のケースや薬剤が不要なため、荷物をできるだけ減らしたい方におすすめです。煮沸消毒は、以下の手順で行います。

1. 鍋にたっぷりの水を入れて火にかける
2. 沸騰したら、洗浄した哺乳瓶や哺乳瓶の乳首、キャップなどを入れる
3. 再度沸騰したら、3〜5分ほど煮沸する
4. トングなどで取り出し、清潔な場所で自然乾燥させる

ただし、哺乳瓶によっては耐熱温度が100度未満の場合があります。使用中の哺乳瓶が煮沸消毒に対応しているかどうか、確認したうえで試してください。

ジップ付き袋と消毒薬を使う

宿泊先に電子レンジやキッチンがない場合には、大きめのジップ付き袋と消毒液を使う方法があります。具体的な手順は、以下のとおりです。

1. ジップ付き袋に薬剤と規定量の水を入れ、しっかり混ぜる
2. 洗浄した哺乳瓶や乳首、キャップなどを入れる
3. 袋の口をしっかり閉じ、1時間程度浸け置きする

ただし、この方法は電子レンジや煮沸での消毒と比べると殺菌効果がやや劣る可能性があります。そのため、荷物を最小限に抑えたいときや、ほかの消毒方法が難しい場合の応急的な手段として取り入れると良いでしょう。

哺乳瓶の消毒が難しいときの対処法

長時間屋外で過ごしたり、移動距離が長かったりと、旅行中には哺乳瓶の消毒が難しい場面も少なくありません。そのようなときに備えて、消毒できない場合の対処方法を2つ紹介します。

使い捨て哺乳瓶を使う

消毒が難しいシーンでは、使い捨て哺乳瓶が便利です。あらかじめ消毒されているため開封後すぐに使用できるうえ、軽量な商品が多く、持ち運びしやすいことが大きな魅力です。

ただし、ゴミが増えるため、滞在先に捨てる場所があるか確認し、念のため密閉できるゴミ
袋も持参しておくと良いでしょう。また、赤ちゃんが普段と違う哺乳瓶を嫌がり、飲んでくれない可能性もあります。旅行前に試して、赤ちゃんに慣れてもらうと安心です。

哺乳瓶用のインナーバッグを使う

哺乳瓶のインナーバッグを使うと、消毒の手間を大幅に減らせます。インナーバッグとは、哺乳瓶の内側にセットして使う専用のビニール袋のことです。使用後は袋を取り出して捨てるだけで、容器を洗う必要がありません。軽く持ち運びにも便利で、災害時にも役立つため、自宅にいくつかストックしておくことをおすすめします。

ただし、インナーバッグを使用しても、哺乳瓶の乳首の部分は赤ちゃんの口に直接触れるため、洗浄と消毒が必要です。同じ哺乳瓶を繰り返し使いたい場合は、乳首の予備をいくつか持参しておくと安心です。

【電子レンジ専用消毒ケース】旅行中におすすめの消毒アイテム

電子レンジを使った消毒は、以下のような方におすすめです。

• 短時間で消毒したい
• 薬剤を使いたくない
• 荷物に余裕がある

ここからは、旅行におすすめの電子レンジ専用消毒ケースを3つ紹介します。

リッチェル ほ乳びんレンジスチーム消毒パック

リッチェル ほ乳びんレンジスチーム消毒パックは、哺乳瓶1本が収納できるコンパクトなサイズ感です。内側には、哺乳瓶の口が下向きになるような突起があり、電子レンジで3分加熱するだけで消毒できます。軽量でかさばらず、持ち運びにも便利です。

電子レンジ用スチーム殺菌容器

電子レンジ用スチーム殺菌容器は、哺乳瓶が2本入るため、まとめて消毒したい方に適しています。乾燥や保管にも使うことができ、旅先で一つあると便利です。授乳期が終わった後には、食品の蒸し器としても活用できます。

Combi 除菌じょーず

Combi 除菌じょーずは、哺乳瓶を3つまとめて消毒できる大きめのサイズ感です。哺乳瓶を立たせて入れるため、内部にしっかり蒸気が充満し隅々まで消毒できます。また、小さなパーツを入れるケースもついており、おしゃぶりや歯固めを除菌するのにも便利です。

【消毒薬】旅行中におすすめの消毒アイテム

消毒薬を使う方法は、以下のような方におすすめです。

• 宿泊先で電子レンジや鍋が使えない
• 加熱消毒に向かない哺乳瓶を使用している
• 一度にまとめて消毒したい

ここからは、旅行におすすめの消毒薬を紹介します。

ピジョン 哺乳びん除菌料 ミルクポンS（60包入）

Combi 除菌じょーずは、哺乳瓶を3つまとめて消毒できる大きめのサイズ感です。哺乳瓶を立たせて入れるため、内部にしっかり蒸気が充満し隅々まで消毒できます。また、小さなパーツを入れるケースもついており、おしゃぶりや歯固めを除菌するのにも便利です。

チュチュベビー つけるだけタブレット72P

発泡タイプのタブレットは、水に溶けやすく使いやすいことが特長です。一度作った消毒液は24時間使用可能で、同じ液を繰り返し使用できるため、連泊の旅行にもぴったりです。取り出したら、水ですすいで使う必要があります。

旅行中のミルクに便利なアイテム

最後に、旅行中にあると便利な授乳アイテムを4つ紹介します。

使い捨て哺乳ステリボトル5個入

パッケージ内で5つの哺乳瓶がスタッキングされており、省スペースで保管できます。取り出す際には、使わない哺乳瓶に直接手が触れない仕様になっているため、衛生的に使用できることも魅力です。対象年齢は、新生児から卒乳までと幅広く対応しています。

chu-bo!（チューボ）使い切りほ乳ボトル

容器は蛇腹式になっており、使用時に伸ばして使います。収納時は非常にコンパクトになるため、長期間の旅行で哺乳瓶を多く持参したい方にもおすすめです。また、乳首の向きを変えることでミルクの吸い出し量を調整でき、新生児から7か月以上の赤ちゃんまで、成長に合わせて使用できます。

【マザーケイ】 お出かけ哺乳瓶用使い捨てミルクジッパーバッグ

ジッパー付きのため、インナーバッグとしてだけでなくミルクケースとしても活用できます。あらかじめ1回分のミルクを計量して入れておけば、旅行先ではお湯を注ぐだけで簡単に調乳が可能です。また、搾乳した母乳を入れて冷凍保存することもでき、旅行時に限らず日常使いにも便利です。

カネソン 哺乳びん用インナーバッグ 調乳用目印線つき 2個セット

カネソンの哺乳びん用インナーバッグは、安心の日本製です。目盛りが付いており、お湯の計量をせずにスムーズに調乳できます。耐熱温度は100度で、高温のお湯を使っても有害物質が出る心配はありません。

【2個セット】哺乳びん用インナーバッグ

広口タイプの哺乳瓶に対応しており、粉ミルクはもちろん、液体ミルクや搾乳した母乳を与える際にも使用可能です。一枚ずつ取り出しやすいチャック付きのパッケージで、衛生的に持ち運べる点も嬉しいポイントです。

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旅行中の哺乳瓶の消毒は、宿泊先の設備や使い勝手に合わせて行うと良いでしょう。電子レンジ消毒や煮沸消毒は、比較的短時間で高い除菌効果を得られるためおすすめです。消毒が難しいシーンでは、使い捨て哺乳瓶やインナーバッグを使う方法もあります。本記事で紹介したおすすめ商品も上手に取り入れて、旅行先でも赤ちゃんの健康を守るために忘れずに消毒してあげられると良いですね。

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