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産後の無理は一生祟るとは?産後の体や心の変化と対応策|助産師監修

出産・産後

出産・産後

2026/1/9

産後の無理は一生祟るとは、産後に無理をすると母親の体の不調や産後うつのリスクが高まるなどの症状につながることです。本記事では、助産師監修のもと産後に控えるべき行動や安静に過ごすコツも解説します。

体調不良のママ

「産後の無理は一生祟る(たたる)」といわれるように、出産を終えたばかりのママは、想像以上のダメージを受けています。「心身にどんな変化があるの?」「無理をすると将来どうなるの?」と不安に感じているママやパパも多いのではないでしょうか。思わぬ不調を避けるため、出産後の体や心の変化を把握し、適切なケアを準備しておくことが大切です。

この記事では、助産師監修のもと、産後の体と心に起こる変化、そして無理をしないためにできる具体的な対応策を解説します。産後の生活に不安があるママやパパはぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者

助産師・看護師・保育士

河井恵美先生

25年以上、病院、行政、教育関係、海外での医療活動に従事。親御さんへのアドバイスを充実させるため保育士・公認心理師の資格を取り役立てている。現在は、エミリオット助産院を運営。

産後の無理は一生祟るとはどういう意味?

「産後の無理は一生祟る(たたる)」とは、出産直後に無理をすると、数年後、さらには更年期以降にまで体調不良が出る可能性があるという、多くの人の経験から受け継がれてきた言葉です。昔から母親の体を守るための教えとして伝わり、その背景にはさまざまな理由があります。

出産は「交通事故に遭ったほどのダメージ」と例えられるほどに体への負担が大きく、回復速度には個人差もあります。自分では大丈夫と思っていても、気づかないうちに疲労が蓄積し、腰痛や骨盤のトラブルといった体の不調だけでなく、自律神経の乱れや産後うつなど精神的な不調を招くことも少なくありません。そのため、最低でも1か月は、心身の回復を最優先にして過ごすことが大切です。

なお、「産後の肥立ちが悪くなる」とは、出産後の体の回復が思うように進まない状態を指します。昔から日本では、産後一定期間はできるだけ布団で横になり、子宮の回復を待つことが重要とされてきました。この期間に無理を重ねると、悪露が長引いたり体調が安定しなかったりし、これを「肥立ちが悪い」と表現していました。

産後の体の状態や注意点などは、下記の記事でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

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産後に無理をしてしまうと現れる変化や影響

産後のママは気を張っているため、不調に気がつきにくく「少しぐらい大丈夫」と無理を続けてしまいがちです。しかし、頑張りが積み重なると、体の回復が遅くなるだけでなく、年齢を重ねた後に大きな不調として現れる場合もあります。

ここからは産後の無理が引き起こす体と心の変化や影響について解説します。

体を壊す原因になる

妊娠・出産という大仕事を終えたママは、会陰切開や帝王切開の傷の痛み、骨盤の歪み、腰痛、後陣痛など、まさに満身創痍の状態です。この時期に無理をすると、負担が少しずつ蓄積し、回復が遅くなることで慢性的な体調不良の原因になることがあります。特に腰痛や骨盤の歪みがあると、姿勢が崩れやすくなり、頭痛・めまい・倦怠感といった不調につながることも少なくありません。

産後うつ病やメンタルの不調のリスクが高まる

産後に無理をすると、心の余裕がなくなり、産後うつやメンタル不調のリスクが高まります。産後は、ホルモンバランスが急激に変化し、気持ちが不安定になりやすい時期です。そこに睡眠不足や家事・育児の負担が重なるとストレスが蓄積し、心が疲れやすくなります。

産後うつは、不眠や食欲不振、疲労感などの軽い症状から始まり、進行すると深刻な抑うつ状態につながることもある病気です。産後うつまではいかなくても、一時的に気分が沈む「マタニティーブルー」を経験するママは多くいます。

一般的には産後2週間〜半年の間に発症しやすいとされていますが、もっと時間が経ってから現れることも少なくありません。マタニティーブルーや産後うつの症状や対処法については、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

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将来的な健康不調や更年期に支障がある

産後に無理をすると、その影響は一時的なものにとどまらず、将来的な健康不調につながる可能性があります。しっかり休息を取らないことで体の土台となる骨盤や筋力の回復が不十分になり、慢性的な不調を抱えやすくなるからです。

たとえば、腰痛や関節痛、子宮脱、直腸脱、尿漏れといったトラブルから、更年期症状の悪化などの一因になることもあります。産後の不調は放置せず、できるだけ早いうちにケアすることが大切です。

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産後に無理をせず安静にして過ごす期間の目安

産後、できるだけ安静にして過ごす期間の目安は、一般的に出産から6〜8週間ほどとされています。この期間は「産褥期(さんじょくき)」と呼ばれ、体が妊娠前の状態へと回復していく大切な過程です。特に悪露が続いているうちは、家事はできるだけ周囲の人に任せ、赤ちゃんのお世話以外は横になって過ごすのが理想です。

ママの1か月検診で問題がなければ、少しずつ日常生活に戻していくことができます。ただし、体の回復が順調でも、心が追いついていないことが珍しくありません。メンタルの不調は、早めに休むことで悪化を防げます。気になる症状がある場合や、無理を続けた影響が心配なときは、産婦人科や行政サービスを利用すると良いでしょう。

腰痛の女性

産後に控えるべき行動

産後の体は思っている以上にデリケートで、妊娠前と同じように動くと、思わぬトラブルを招くことがあります。ここからは、産後に控えるべき行動を5つ紹介します。

激しい運動やダイエット

妊娠中に増えた体重を戻したいと思うママは多いですが、出産直後は激しい運動やダイエットを避け、体の回復を最優先にすることが大切です。産後は骨盤周辺の靭帯が緩んでおり、急に激しく動くと体全体に大きな負担がかかってしまいます。また、食事制限をするようなダイエットは、回復に必要なエネルギーや栄養が不足するだけでなく、母乳の分泌にも影響を与える可能性があります。

運動を始めるタイミングは、産後1か月からが目安です。1か月検診で問題が無いか確認し、軽いストレッチやウォーキングから始めると良いでしょう。ダイエットは、体力がしっかり戻り、体のダメージが回復してから始めると安心です。

産後ダイエットを始める時期や注意点は、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

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飲酒・喫煙

授乳期は、飲酒や喫煙を控えることが大切です。アルコールやニコチンは母乳を通じて赤ちゃんに移行し、睡眠の質の低下や興奮状態、脱力感などの悪影響を及ぼす可能性があります。

また、周囲の人が喫煙した場合でも、副流煙によって赤ちゃんが直接有害物質を吸い込んでしまうことがあります。こうした副流煙は、乳幼児突然死症候群(SIDS)のリスクを高める可能性が指摘されており、注意が必要です。ママだけでなく周囲の人も喫煙に協力し、安心して子育てできる環境を整えると良いでしょう。

妊娠中のノンアルコールの摂取については、以下の記事で解説しています。あわせてチェックしてみてください。

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体を冷やしてしまう水仕事

昔から「産後の水仕事は控えた方が良い」といわれてきました。産後は、自律神経が乱れやすくなることで、普段よりも体が冷えやすいためです。体が冷えると血流が悪くなり、結果として体の回復が遅くなることもあります。

どうしても水仕事を避けられない場合は、ぬるま湯を使う、手袋をするなど、体を冷やさない工夫をすると安心です。

洗い物

重いものを持つなど体に負荷をかける動き

産後は腹筋や骨盤周りの筋肉にダメージを受けているため、重い荷物を持ち上げたり、中腰の姿勢を長く続けたりするのは避けると安心です。無理をすると、腰や骨盤に大きな負担がかかり、回復の遅れや骨盤の歪みにつながることもあります。

さらに、スマホの利用時間にも注意が必要です。産後は調べたいことが多く、スマホを見る時間が長くなりがちですが、目を酷使することで頭痛や肩こりなどを引き起こすこともあります。

動きだけでなく、注意したい座り方・寝方・立ち方もあります。詳しくは以下の記事で解説していますので、併せてご覧ください。

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精神的ストレスをためること

産後は、慢性的な睡眠不足や疲労、慣れない育児に対する不安感などから、気持ちが落ち込みやすい時期です。さらに、ホルモンバランスの変化によって気分の浮き沈みが激しく、感情のコントロールが難しくなることも少なくありません。このような状態のときに強いストレスを感じると、産後うつなどのメンタルの不調につながりやすいため注意が必要です。

ストレスの原因としては、産後の身体的・精神的な負担に加えて、パートナーの無理解や協力不足などが挙げられます。気分の落ち込みが続く際は、一人で抱え込まず誰かに相談したり、好きなことをしたりして、意識的に心を休ませることが大切です。

産後に無理をせず過ごすためのポイント

現代は家庭環境が多様化し、里帰りをしなかったり、パートナーが仕事で不在がちだったりと、ママが負担を抱えやすい状況が増えています。そのため、便利なサービスを積極的に利用したり、行政のサポートを上手に取り入れたりしながら、ママが無理なく過ごせる環境を意識的に整えることが大切です。

ここからは、産後のママが少しでも楽に過ごすための具体的な方法を紹介します。

栄養バランスの良い食事を取る

産後に無理をせず過ごすためには、手間をかけすぎずに栄養バランスの良い食事を取る工夫が大切です。産後の体は回復のためにエネルギーを多く必要としますが、毎回しっかりした料理を作ろうとすると、それ自体が負担になりかねません。そのため、宅配食やミールキット、冷凍の作り置きなどを活用し、無理なく栄養バランスの良い食事が取れる環境を整えると安心です。

必要に応じて、プロテインやサプリメントなどの栄養補助食品を取り入れるのも一つの方法です。無理なく栄養を補えれば、体力の回復もしやすくなり、心身ともに楽に過ごせるでしょう。

産後の食事のポイントについては、以下の記事で詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

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ネットスーパーなどインターネットで買い物をする

産後に必要なものがあるときは、ネットスーパーや通販サイト、食材宅配サービスを活用するのがおすすめです。すき間時間で買い物ができ、さらに重たい荷物を運ぶ必要もないため、体への負担を最小限に抑えられます。特におむつや粉ミルクなどのかさばる育児用品は、ネットでまとめ買いしておくと外出の手間が省けて安心です。

また、ネットスーパーの中には離乳食が充実しているものもあり、上の子がいるご家庭でも便利です。サービスによって品揃えやコンセプトが異なるため、ライフスタイルや食の好みなどに応じて使い分けると良いでしょう。

段ボールを開ける女性

便利家電や家事代行サービスを利用する

少しでも家事の手間を減らすために、便利な家電や家事代行サービスを利用するのも良いでしょう。ロボット掃除機やドラム式洗濯乾燥機、食器洗い機などの家電を活用すれば、毎日の家事にかかる時間と体への負担を大幅に減らし、その分休息時間を確保できます。

さらに、家事代行サービスでは掃除のほか、料理や買い物を頼むこともできます。自分が特に負担だと感じる家事をプロに任せることで、体への負担が軽くなるだけでなく、精神的にもゆとりが生まれるでしょう。

産後ケア施設や整体を利用する

産後の体と心をしっかり回復させるために、産後ケア施設や整体を利用するのも有効な方法です。産後ケア施設では助産師による相談や育児サポートを受けられ、宿泊型や日帰り型、訪問型などさまざまなタイプがあります。周囲の人の協力が得られない場合や、赤ちゃんと2人きりで過ごすことに不安がある方には、特におすすめのサービスです。

また、整体では骨盤の歪みや腰痛、肩こりなどの不調の改善につながることがあります。骨盤体操やセルフケアの方法を教えてもらえることも多いため、自宅で無理なく続けながら、体の回復をサポートしていけるでしょう。

行政などのソーシャルサポートを活用する

多くの自治体では、産後のママを支えるための子育て支援サービスが用意されています。産後に無理なく過ごすために、行政や地域のソーシャルサポートを積極的に活用することをおすすめします。

たとえば、助産師の相談や育児サポート、ファミリーサポート、育児ヘルパーなどの制度があり、地域によって利用できる制度はさまざまです。無償で利用できる場合や、利用料の一部が補助される場合もあるため、住んでいる自治体の支援内容を確認してみると良いでしょう。

床に座る赤ちゃん

産前準備!安静に過ごすために家族で準備しておくべきこと

産前にしっかり準備をしておくことで、出産後に無理なく過ごし、ママは心身の回復に専念できます。ここからは、あらかじめ家族で準備しておきたいことを紹介します。

パートナーに産後の心身の変化について理解してもらう

一番の理解者でいてほしいパートナーには、産後の心身の変化についてしっかり理解してもらうことが重要です。産後はホルモンバランスの変化や睡眠不足により、周囲の人からの何気ない発言や行動にイライラしたり、気分が落ち込んだりすることがあります。

実際、産後のママがストレスを感じやすい相手として、夫・パートナーが挙げられることもあります。原因としては、体調や感情への配慮が不足していたり、家事・育児への協力が不十分だったりすることが挙げられます。パートナーは、ママの気持ちをいたわる行動や声掛けを意識する必要があることを十分に理解することで、衝突やすれ違いを避けられるでしょう。

産後のママの変化や、気持ちの和らげ方については、以下の記事でも詳しく解説しています。ぜひ併せてご覧ください。

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家事の分担や1日のスケジュールを決めておく

出産前に家事や子守の分担を話し合い、ある程度1日のスケジュールを決めておくのもおすすめです。特にママが負担を感じやすい家事や、忙しい時間帯の対応方法を共有しておくと、パートナーが効率よくママをサポートできます。

さらに、お互いがどのタイミングで休憩を取るのか、上の子のお世話は誰が担当するのかも決めておくと安心です。こうした事前準備によりお互い協力しようという意識が芽生え、ママはもちろんパパも無理せずに過ごせるでしょう。

話し合う夫婦

新しい家電・サービスの導入や周囲への協力を検討する

産後に少しでも早く体を回復させるためには、新しい家電やサービスの購入を検討するのも有効な方法です。ロボット掃除機やベビーモニターなどはレンタルサービスもあるため、産後直後の短期間だけ利用することも可能です。また、家事代行サービスや宅配食などを取り入れることで、休息や赤ちゃんとの時間を確保しやすくなります。

さらに、上の子やペットの子守やケアが必要な場合は、祖父母に協力をお願いするのも良いでしょう。急に長時間子守をお願いすると大人も子どもも負担が大きいため、できれば出産前に短時間からサポートをお願いし、少しずつ慣れてもらうと安心です。

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「産後の無理は一生祟る」といわれるように、出産後に頑張りすぎると、長期間に渡って健康不良を引き起こすことがあります。産褥期は激しい運動や水仕事、体に負荷をかける動きは避け、十分に休息時間を取ることが大切です。そのためにも、ネットスーパーや便利家電を積極的に活用すると良いでしょう。また、出産前にパートナーに心身の変化について理解をしてもらう、家事や育児の分担を決めるなどして、無理なく過ごす工夫をしてみてください。

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