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授乳の時間はどれくらい?月齢別の授乳間隔目安を紹介|助産師監修

赤ちゃん

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2025/3/13

1回の授乳にかかる時間は月齢で異なりますが新生児期で20分程度です。授乳間隔は成長するにつれて長くなる傾向です。助産師監修のもと、月齢別に授乳時間と間隔の目安を紹介します。

母とお子さま

1回の授乳に時間がかかると、ママも赤ちゃんも疲れてしまいますよね。また、「こんなに時間がかかるのは自分だけなのでは?」と不安に感じることもあると思います。

本記事では、助産師監修のもと、一般的な授乳の時間や月齢別の授乳間隔について解説します。赤ちゃんの授乳時間で悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者

助産師・看護師・保育士

河井恵美先生

25年以上、病院、行政、教育関係、海外での医療活動に従事。親御さんへのアドバイスを充実させるため保育士・公認心理師の資格を取り役立てている。現在は、エミリオット助産院を運営。

1回の授乳にかかる時間はどのくらい?

1回の授乳時間は、母乳とミルクで異なります。それぞれの一般的な目安は次のとおりです。

  • 母乳:左右合わせて約30分
  • ミルク:哺乳瓶で約15分

授乳時間は、赤ちゃんの飲む量や吸う力によって個人差があります。そのため、時間にこだわるよりも、授乳間隔や飲む量を意識することが大切です。

特に、新生児は飲む力が弱く、時間がかかる傾向にあります。生後3か月〜4か月ごろになると哺乳力が向上し、新生児期の半分程度の時間で飲めるようになるでしょう。

ただし、極端に長すぎる場合や短すぎる場合は、何かしらの理由がある可能性があります。詳しくは、後述の「授乳時間が長くなる原因と対策」と「授乳時間が短すぎる原因と対策」で解説していますので、ご一読ください。

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母乳を飲む赤ちゃん

【月齢別】授乳間隔の目安

赤ちゃんは、体の成長に伴い胃の容量も増えていくため、月齢が進むほど授乳間隔は長くなることが一般的です。

なお、離乳食で十分な栄養がとれるようになるまでは、母乳やミルクが主な栄養源となります。吐き戻しがなく、体重の増加が適正範囲内であれば、母乳やミルクは赤ちゃんが欲しがるだけ与えて問題ありません。

ここからは、月齢別に授乳間隔の目安を解説します。

新生児期~生後1か月ごろ:2~3時間おき

生後2週間ごろまでの新生児は、2〜3時間おきに、1日に8〜12回授乳をします。

生まれたばかりの赤ちゃんの胃はビー玉ほどの大きさで、1度に飲めるのは5〜7ml程度です。生後10日ごろには胃の容量が60〜80mlほどに増え、生後1か月ごろには飲める量がもっと増えて、授乳間隔は徐々に広がっていきます。

母乳は、量を気にせず赤ちゃんが欲しがるだけあげてもかまいません。母乳は、赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうほど分泌が促進されます。この時期にしっかり授乳することで、母乳育児が軌道に乗りやすくなるでしょう。

ミルクの量は確認しながらあげるようにしましょう。哺乳瓶の乳首によっては、ほしいと思って吸わなくてもミルクが出しまい、あげすぎることがあります。自分で吸って飲んでいるか確認したり量を調整したりする必要があります。

生後2か月~4か月ごろ:3~4時間おき

生後2か月〜4か月ごろになると、胃の容量が大きくなり、授乳間隔が安定してきます。

一般的な目安は、3〜4時間おきに、1日6〜8回程度です。授乳間隔が長くなり、まとめて寝てくれるようになるため、ママも少しずつ楽になるでしょう。

なお、母乳はミルクと比べると消化が良く、授乳回数が多くなる傾向にあります。また、母乳の分泌量には個人差が大きく、時間帯や体調によって変化するため、間隔が安定しなくても大きな問題はありません。

ママが赤ちゃんに哺乳瓶でミルクをあげる様子

生後5か月~6か月ごろ:4時間おき

生後5か月~6か月ごろになると、夜間にまとまって寝る時間が増えるため、1日の授乳回数が減少します。赤ちゃんの体重が順調に増えて、体調も良ければ、無理に起こして夜間授乳をする必要はありません。

日中の授乳間隔は、離乳食を開始することもあり、4時間程度まで広がります。ただし、離乳食初期の主な栄養源はミルクや母乳であるため、赤ちゃんの様子を確認しながら欲しがるだけ飲ませて大丈夫です。

離乳食の始め方については、以下の記事を参考にしてみてください。

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離乳食はいつから?知っておきたいポイントも解説|小児科医監修

生後7か月~12か月ごろ:5~6時間おき

生後7か月〜12か月ごろになると、飲む力が強くなり、1回に飲む量が増えます。その結果、授乳間隔が5〜6時間に広がることが一般的です。飲む量が増える分、1回の授乳にかかる時間がやや増える傾向もあります。

また、夜通し寝るようになったり、決まった時間に離乳食を食べるようになったりと、生活リズムが整い始める時期です。離乳食が順調に進んでいる場合やママの社会復帰を控えている場合には、断乳を検討する家庭もみられます。

授乳時間が長くなる原因と対策

長時間の授乳は、ママも赤ちゃんも疲れてしまいます。特に、家事や育児、仕事との両立を目指すママにとって、授乳に多くの時間を取られることは大きな負担です。

ここからは、授乳時間が長くなる原因や対処方法について詳しく紹介します。

長くなる原因

授乳時間が長くなる原因の多くは、赤ちゃんの性格によるものです。飲む量やペースには個人差があり、ゆっくり時間をかけて飲むのが好きな子もいれば、勢いよく短時間で飲み切ってしまう子もいます。

さらに、生後1か月ごろまでの赤ちゃんは飲み方のコツを十分につかんでいないため、時間がかかる傾向です。ただし、新生児期を過ぎても1回の授乳で30分以上かかる場合は、おっぱいをうまく咥えられていなかったり、哺乳瓶の乳首との相性が悪かったりする可能性があります。

また、おっぱいを長時間離さない場合は、母乳の出が悪く、赤ちゃんのお腹が満たされていないのかもしれません。授乳時間が長い原因はいくつかあるため、赤ちゃんの様子を観察しながら状況に応じた対処法を取り入れることが重要です。

長いときの対策

授乳時間が長い場合の具体的な対策方法を紹介します。

授乳の姿勢や抱き方を変える

おっぱいを上手に咥えられないことが原因で授乳時間が長い場合は、姿勢や乳首を咥えさせるタイミングを見直すと、時間が短縮する可能性があります。

授乳が上手にできているか分からないというママは以下の記事を参考にしてみてください。

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また、赤ちゃんの抱き方でも時間短縮できる可能性があります。

最もスタンダードな抱き方は「横抱き」と呼ばれる方法です。横抱きは、体勢が安定しやすく基本的な抱き方ですが、乳首の形や支え方によっては、浅吸いになり効率よく飲めないことがあります。

いつも横抱きで授乳している方は「縦抱き」や「フットボール抱き」と呼ばれる方法を試すことで改善するかもしれません。

詳しいやり方やポイントについては以下の記事で紹介しています。

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母乳の分泌を促進する

母乳の出が悪い可能性がある場合は、母乳マッサージをすると良いでしょう。マッサージの詳しい方法は、「正しい母乳マッサージのやり方。張り、しこりの対処方法を解説【助産師監修】」で解説しています。

母乳マッサージを自分で行うのが難しいときは、産婦人科や母乳外来、助産院で受けることも可能です。

なお、食生活や生活習慣の見直しで、母乳の分泌が促進される可能性があります。母乳育児に不安がある方は、「母乳が出ない原因は?母乳の分泌を促す4つの方法も解説【助産師監修】」をご覧ください。

授乳を切り上げるタイミングを見極める

ダラダラ授乳をすると、赤ちゃんは疲れてうまくおっぱいが飲めず、効率が悪くなります。授乳を切り上げるタイミングが分からないときは、次のサインをチェックします。

  1. 母乳やミルクを吸う力が弱くないか
  2. 休んだり寝たりしていることが多くないか

咥えているだけで力強く吸っていない場合や、うとうとして休みながら吸っている時間が多い場合は、切り上げて大丈夫です。

毎回疲れている様子があれば、「おっぱいをあげるのは20分間」などと時間を決めて、時間がきたら切り上げるというのも一つの方法です。一時期は授乳回数が増えるかもしれませんが、赤ちゃんもママも疲れにくく、母乳がたまる余裕もできるため、徐々に短時間でたくさん飲めるようになります。

基本的には毎回満足するまで飲ませることが理想ですが、ママが負担に感じる場合は検討してみてください。

授乳クッションの上で授乳

授乳時間が短すぎる原因と対策

授乳時間が短くても、体重が順調に増えていれば大きな問題はありません。特に、生後3か月〜4か月ごろになると満腹中枢が発達し、自分の意思で飲むのを止めるようになるため、飲むスピードが早い赤ちゃんは短時間で授乳を終えることがあります。

しかし、十分な量を飲んでいないのに授乳時間が短い場合は注意が必要です。ここからは、授乳時間が短くなる原因と対策方法を詳しく解説します。

短くなる原因

授乳時間が短くなる原因の一つは、赤ちゃんが途中で疲れて飲むのを止めてしまうことです。

特に、月齢が低いうちは体力がまだ十分でなく、途中で寝落ちすることがよくあります。また、上手に飲めていない場合も、乳首を探して口を動かしたり、必要以上に吸いついたりして、無駄に体力を使って疲れやすくなります。

ただし、おっぱいを飲むスピードには個人差があり、短時間授乳を終えても満足している様子が見られれば、それほど心配する必要はありません。

体重は発育曲線を参考にし、体重が順調に増えていれば、しっかり飲めている証拠です。

赤ちゃんの発育目安については、以下の記事でも紹介しているので併せてチェックしてみてください。

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短いときの対策

十分に母乳やミルクが飲めていれば、授乳にかかる時間が短くても、基本的に問題はありません。しかし、体重が増えない・排せつの回数が少ない、などの兆候が見られた場合は、適切な対策を講じる必要があります。

まずは、授乳時間が長いときと同様に、授乳の姿勢が正しいかどうかを確認してみてください。赤ちゃんが乳首を深く咥えられるよう、顔だけでなく体ごと密着させることがポイントです。

また、体力が乏しく途中で疲れてしまう場合は、1回の授乳時間を短くして、その分授乳回数を増やすことも一つの方法です。

ただし、赤ちゃんの飲む量が少ないと、分泌量が減少したり、乳腺炎を引き起こしたりする可能性があります。そのため、適度に搾乳して分泌を安定させ、トラブルを予防することが重要です。

なお、搾乳しすぎると張りが生じることがあります。赤ちゃんの授乳間隔に合わせたタイミングで行うこともポイントです。

搾乳については、「母乳の搾乳&保存方法!冷蔵・冷凍保存した母乳の温め方と解凍手順」で詳しく紹介しているので参考にしてみてください。

哺乳瓶でミルクを飲む赤ちゃん

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授乳の時間は、母乳で約30分、ミルクで約15分が目安です。授乳間隔は、新生児期は2〜3時間おきと短いですが、成長に伴い徐々に長くなります。赤ちゃんの飲むペースや量には個人差があるため、順調に成長していれば、時間や間隔にこだわる必要はありません。

しかし、極端に長かったり短かったりして心配な場合は、姿勢や抱き方を見直すことで改善が期待できます。授乳時間に悩みがある場合は、赤ちゃんの様子をよく観察し、原因を特定して適切な対策を試してみてください。

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