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トマトは離乳食初期からOK!与える量やレシピを紹介|小児科医監修

赤ちゃん

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2025/10/3

トマトの離乳食は、生後5〜6か月からあげられます。赤ちゃんが食べやすいように、皮や種を取り除き、加熱してあげてください。本記事では、小児科医監修のもと月齢ごとのおすすめ調理方法やレシピを紹介します。

カットトマト

栄養いっぱいのトマトを離乳食に与えたくても、「離乳食でトマトを与えても大丈夫?」「調理の際に注意することはある?」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。トマトを離乳食で与える場合は、月齢に応じた量や調理法を事前に確認することが大切です。

本記事では、小児科医監修のもと月齢ごとの目安量や注意点、おすすめのレシピなどを紹介します。トマトをいつからどうやって離乳食に取り入れたら良いのか迷っている方は、ぜひ最後までご覧ください。

この記事の監修者

日本小児科学会専門医・同指導医、米国小児科専門医、米国小児救急専門医

井上信明先生

日本の医学部を卒業後、日本、アメリカ、オーストラリアにて小児科および小児救急の研修を行う。

離乳食のトマトはいつからあげられる?

トマトは離乳食初期から取り入れられる食材です。トマトには、リコピンやβカロテン、ビタミンCなど、成長する赤ちゃんにうれしい成分が豊富に含まれています。

ただし、食べやすさや消化吸収の観点から、月齢に応じて調理方法や食べ方を工夫する必要があります。ここからは、まず加熱したトマトと生のトマト、それぞれを与え始める目安を解説します。

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加熱したトマト:離乳食初期(生後5~6か月)からOK

加熱したトマトは、離乳食初期の生後5〜6か月頃から与えられます。この時期は、食感をやわらかくしたり、消化しやすくしたりするために、トマトは加熱をしてから与えましょう。なお、加熱には殺菌効果や酸味を和らげる効果もあります。

また、トマト缶やトマトピューレを使用すると、皮むきや刻む手間が省けて調理がぐっと楽になります。ただし、塩分や調味料などの添加物が含まれていることがあるため、「食塩不使用」「無添加」と記載された商品を選ぶようにしましょう。

離乳食に使えるトマトの商品は「離乳食におすすめ!離乳食向けトマト商品」で紹介しています。

生のトマト:離乳食中期(生後7~8か月)からOK

離乳食中期(生後7〜8か月)からは、生のままでトマトを食べられるようになります。ただし、トマトの皮は消化しにくく、喉に詰まる可能性があるため、むいてから与えると安心です。

ミニトマトは、丸ごとの状態では喉に詰まるリスクがとても高くなります。もしこの時期に与えるのであれば、皮がやわらなくなるように熟し、また必ず小さくカットしてから与えることが大切です。

赤ちゃんの手とトマト

初めてあげるときはトマトアレルギーに注意!

トマトは、アレルギー表示が義務または推奨されている食品には含まれませんが、まれにアレルギー症状を引き起こすことがあります。初めて与える際は、すぐに病院を受診できる平日の午前中に、離乳食用スプーン1さじ程度から試すことが大切です。

また、万が一アレルギーを発症したときに原因が特定できるよう、ほかの食材と混ぜずに単品で与えます。食後は体調の変化をよく観察し、異変を感じればすぐに医療機関を受診してください。

アレルギーを発症する可能性のある食材については、以下の記事もあわせてご覧ください。

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【月齢別】離乳食にトマトを与えるときの調理法・目安量

離乳食にトマトを取り入れる際には、月齢にあった方法で調理し、適切な量を与えることが重要です。ここからは、離乳食初期・中期・後期・完了期の4ステップに分けて、それぞれの時期に合ったトマトの調理法や目安量を解説します。

離乳食にトマトを与えるときの調理法・目安量

離乳食初期(生後5~6か月)

離乳食初期は、加熱した上で裏ごしし、なめらかなペースト状にしたトマトを与えます。1回に与える目安量は、10〜20gです。

ただし、トマトは酸味があり苦手だと感じる赤ちゃんも少なくありません。アレルギーがないことを確認した上で、かぼちゃやバナナ、玉ねぎなどの甘みが強い食材と混ぜるレシピを試すと良いでしょう。

離乳食中期(生後7~8か月)

離乳食中期は、豆腐くらいの硬さのものが食べられるようになる時期です。トマトは粗めのペースト状にし、1回あたり20〜30gを目安に与えます。少し粒感が出るように作り方を工夫すると、咀嚼力の発達を促すことにもつながります。

離乳食後期(生後9~10か月)

バナナくらいの硬さのものが食べられるようになる離乳食後期には、トマトは5〜7mmの大きさにカットします。1回に与える目安量は30〜40gです。つかみ食べが始まる時期でもあるため、形状や大きさを工夫すると、食べる意欲につながります。

赤ちゃん用の離乳食用トマト

離乳食完了期(生後11~12か月)

離乳食完了期には肉団子くらいの硬さのものが食べられるようになるため、トマトは1cm程度の大きさにカットすると、しっかり噛む練習になります。1回に与える目安量は40〜50gです。

自分で噛んで飲み込む力がついてくる時期ではありますが、食べにくそうなときは加熱して柔らかくしたり、とろみをつけたスープに加えたりするのも良いでしょう。

離乳食に使うトマトの下準備

トマトは、赤ちゃんが安全に食べられるように丁寧な下ごしらえが必要です。ここでは、離乳食に取り入れる際の基本的な下準備の方法を解説します。

よく洗い、ヘタ周りを切り落とす

トマトは、ヘタのくぼみには雑菌が残りやすいため、流水で十分に洗ってから切り落とします。ミニトマトの場合は、ヘタを取ってよく洗い汚れを落としてから使用するとよいでしょう。

野菜を洗う画像

消化しにくい皮と種を取り除く

トマトの皮と種は消化しにくく、また喉に引っかかる可能性があるため、離乳食初期以降でも取り除くことがおすすめです。裏ごし器を使えば、果肉をペースト状にしながら皮や種を簡単に分けられます。または、トマトを湯むきして皮を剥いたあと、半分に切ってゼリー状の種の部分をスプーンでやさしく取り除き、月齢に応じた大きさにカットします。

トマト缶やピューレを使う際は「皮・種除去済み」などの表記があるものを選ぶと良いでしょう。

柔らかくするため加熱する

トマトに火を通すことで柔らかくなり、飲み込みやすく消化も良くなります。新鮮で衛生的なトマトなら生でも食べられますが、月齢が低い時期や体調がすぐれない場合は、加熱して与えると安心です。

離乳食におすすめ!離乳食向けトマト商品

離乳食の準備を少しでも楽にしたい方は、下ごしらえ済みのトマト商品を活用するのもおすすめです。ここからは、離乳食に使いやすいトマト商品を4つご紹介します。

ファーストスプーン はじめてのデリシャストマト

ファーストスプーン はじめてのデリシャストマト

はじめてのデリシャストマトは、国産ブランドトマトが使用されており、化学調味料や保存料を加えずに仕上げられています。冷凍のキューブ状で届くため、必要な分だけ取り出して使えることも便利なポイントです。さらに、徹底した品質管理のもとで製造されており、安全性にも配慮されています。

カゴメ ダイストマト

カゴメ ダイストマト

カゴメ ダイストマトは、完熟トマトの濃厚な旨味が感じられる商品です。
適度に粒感が残っており、トマトの食感に慣れる練習にもなります。容量が多いため、使いきれない分はファスナー付き保存袋に入れて冷凍しておくと便利です。

デルモンテ 完熟カットトマト

デルモンテ 完熟カットトマト

デルモンテの完熟カットトマトは、皮が取り除かれており、下準備の負担が軽減されます。完熟トマトの濃厚な風味が魅力で、ミネストローネやパスタ、トマトソースなどにアレンジしても本来の旨味を感じられます。紙パックのため、使い終わったあとの処理がしやすいことも嬉しいポイントです。

トマトのおすすめ離乳食レシピ

トマトはアレンジしやすく、さまざまなメニューに活用できます。ここからは、簡単で食べやすいおすすめレシピを8つ紹介します。

【離乳食初期】プチトマト・ミニトマト

プチトマト・ミニトマト

トマトの皮むきは湯むきが一般的ですが、電子レンジを使えばもっと手軽です。特に、使用量の少ない離乳食初期には、電子レンジを使った加熱が便利です。ミニトマトは大玉トマトよりも皮が硬いため、赤ちゃんに与える際はしっかりと皮を取り除いておくと安心です。

くわしいレシピや作り方は「離乳食 ★ 初期 ★ プチトマト・ミニトマト(投稿者:POPOTANKOBU)」をご覧ください。

【離乳食初期】じゃがトマト

じゃがトマト

じゃがいもがトマトの水分を吸い、とろりとした食感に仕上がります。裏ごししたトマトとじゃがいもを混ぜて温めるだけ、というシンプルな工程も魅力です。じゃがいもは、離乳食用のフレークを使えばさらに時短でき、忙しいときにも手軽に作れます。

くわしいレシピや作り方は「<離乳食初期>じゃがトマト(投稿者:愛也花ママ)」をご覧ください。

【離乳食中期】チキンのトマトリゾット風

【離乳食中期】チキンのトマトリゾット風

調理時間は約15分と手軽で、素材のやさしい味わいが赤ちゃんにも食べやすい一品です。ミニトマトを刻んだ際に出る汁も一緒に使うことで、野菜のうま味や水分もしっかりと取り入れられます。彩りが鮮やかで、赤ちゃんの食欲を引き出してくれそうです。

くわしいレシピや作り方は「【離乳食中期】チキンのトマトリゾット風(投稿者:ありき+1)」をご覧ください。

【離乳食中期】まぐろのトマトスープ風

【離乳食中期】まぐろのトマトスープ風

トマトのほかに、キャベツや玉ねぎなどの甘みの強い野菜を複数加えることで、食材の素の味が溶け込んだスープになります。まぐろは刺身用を使うと、皮や骨の除去が不要です。新鮮で衛生管理が徹底されている点もメリットで、時短で安全に調理できます。

くわしいレシピや作り方は「【離乳食中期】まぐろのトマトスープ風(投稿者:ありき+1)」をご覧ください。

【離乳食後期】豆腐とトマトのオーブン焼き

豆腐とトマトのオーブン焼き

電子レンジとトースターを使った簡単な調理で、忙しいママにも嬉しい時短メニューです。豆腐のやさしい食感とトマトの旨味、チーズのまろやかさが組み合わさり、酸味が苦手な赤ちゃんでも食べやすいでしょう。お好みで蒸したかぼちゃやほうれん草のペーストを加えると、彩りもよく、栄養もプラスできます。

くわしいレシピや作り方は「【離乳食後期】豆腐とトマトのオーブン焼き(投稿者:みくんぽたろう☆)」をご覧ください。

【離乳食後期】 トマトとインゲンのチーズ焼き

 トマトとインゲンのチーズ焼き

トマトとインゲンの自然な甘みが、チーズのコクとほどよく合わさった一品です。具材を1cm程度にカットすることで、しっかりと噛む練習にもなります。ミニトマトを使う場合は、皮を取り除いてあげると食べやすくなります。

くわしいレシピや作り方は「離乳食後期 トマトとインゲンのチーズ焼き(投稿者:ノエル☆ギャラガー)」をご覧ください。

【離乳食完了期】簡単ミートソース

【離乳食完了期】簡単ミートソース

アレンジしやすいトマトソースは、多めに作って冷凍しておくと離乳食づくりがぐっと楽になります。野菜が苦手な赤ちゃんも、細かくみじん切りにして煮込めば、食べやすく感じるかもしれません。野菜の甘みを引き出すには、じっくり炒めることがポイントです。

くわしいレシピや作り方は「離乳食・完了期☆簡単ミートソース♡(投稿者:Belle Marianne)」をご覧ください。

【離乳食完了期】おくら&トマトのパングラタン

【離乳食完了期】おくら&トマトのパングラタン

食パンがトマトの水分を吸いこむので、赤ちゃんも飲み込みやすくなります。鮮やかな彩りで、お祝い事やイベントのメニューにもぴったりです。離乳食で使うチーズは、塩分や添加物が少ないカッテージチーズやクリームチーズ、または離乳食用として販売されている商品がおすすめです。

くわしいレシピや作り方は「●簡単&映え離乳食♪おくら&トマトのパングラタン●(投稿者:やつはしゆうこ@週末破天荒レシパー★スピード承認♪)」をご覧ください。

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トマトは離乳食初期(生後5~6か月)から与えられます。月齢が低いうちは加熱し、皮や種を取り除いて、赤ちゃんが食べやすいようにしてください。また、月齢や離乳食の進み具合に合わせて、与える量や調理法を工夫することも大切です。

トマトはアレンジしやすい食材のため、甘みのある野菜と組み合わせたり、リゾットにしたりすると飽きずに食べられます。ぜひこの記事で紹介したおすすめレシピも試して、トマトの栄養を余すことなく取り入れてみてください。

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