離乳食のバナナはいつから?進め方やレシピも紹介|管理栄養士監修
2025/2/13
栄養豊富なバナナは離乳食初期から与えられます。アレルギーリスクがあるため、少量からスタートしましょう。管理栄養士監修のもと、注意点や月齢別の進め方を解説します。おすすめのレシピも紹介します。

バナナは栄養価が高く自然な甘みがあり、離乳食の心強い味方となります。「いつから与えてもいいの?」「月齢に応じた調理方法を知りたい」といった疑問を抱くママやパパも多いのではないでしょうか。
本記事では、離乳食でバナナを取り入れるタイミングや進め方、注意点を詳しく解説します。また、調理方法がマンネリ化している方に役立つおすすめレシピも紹介していますので、ぜひ最後までご覧ください。
この記事の監修者

管理栄養士
端場愛さん
学生寮や老人保健施設、クリニックで勤務経験を積んだのち、フリーランスの管理栄養士へと転向。体と栄養の関係を多くの人に分かりやすく伝えるために、ライターとしても活動中。今日よりちょっと元気になれるレシピ開発が得意。
目次
バナナは離乳食初期からOK!
バナナは、離乳食初期(生後5〜6か月)から食べられる食材です。エネルギー源となる炭水化物や、腸内環境を整える食物繊維など、赤ちゃんの成長や健康をサポートする栄養素が豊富に含まれています。さらに、味付けが不要で実が柔らかく、調理が簡単な点も魅力です。
離乳食に使用する際は、皮の表面に茶色い斑点が出たものを選ぶと良いでしょう。この斑点はシュガースポットと呼ばれ、甘さが増し、柔らかく完熟したサインです。赤ちゃんが苦手な野菜と完熟のバナナを混ぜると、自然な甘みがプラスされて食べやすくなります。
なお、離乳食を始めるタイミングや必要なアイテムについての疑問がある方は以下の記事も併せてご覧ください。
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バナナを離乳食に使うときの注意点
バナナに限らず、離乳食で使う食材はアレルギーへの注意と、月齢に応じた調理方法の選択が重要です。ここからは、バナナを離乳食に使う際の具体的な注意点を解説します。
アレルギー症状が出ていないかしっかり確認する
バナナは、食物アレルギーの発症頻度が比較的高いとされる「特定原材料等20品目」に含まれる食材の一つです。特定原材料8品目(牛乳や卵など)と比べるとアレルギーのリスクは低いものの、食後に異常がないか十分に確認することが大切です。
初めて与える場合は、異常が起きた際にすぐ病院を受診できるよう、平日の午前中にベビースプーン1杯程度から始めます。問題ないようであれば、赤ちゃんの様子を見ながら徐々に量を増やしていきましょう。
バナナアレルギーの主な症状としては、以下の皮膚トラブルが挙げられます。
- 皮膚のかゆみ
- 蕁麻疹
- 皮膚の赤み
そのほかにも、目のかゆみやくしゃみ、腹痛、下痢などが現れることがあります。万が一違和感がある場合は、速やかに病院を受診してください。

初期~中期は加熱する
離乳食初期〜中期にバナナを与える場合は、加熱調理するのが一般的です。電子レンジで20秒程度温めましょう。加熱する理由は主に3つあります。
1つ目は「殺菌のため」です。赤ちゃんは胃腸が未発達で免疫力が低いため、生で食べられる果物や野菜も、生後7〜8か月ごろまでは加熱して殺菌することが推奨されています。
2つ目は「柔らかくするため」です。バナナは歯茎でつぶせる程度の固さだといわれており、このくらいの固さのものを食べられるようになるのは、離乳食後期(生後9〜11か月)です。上手に噛みつぶせるようになるまでは、加熱して柔らかくすると赤ちゃんが食べやすくなります。
ただし、ペースト状や小さいサイズにすると、それだけで柔らかくなります。また、もともとバナナが柔らかい場合もあります。そのときは、必ずしも加熱する必要はありません。
3つ目は「アレルギー反応を抑制するため」です。バナナは加熱すると、一部のアレルゲンが変質するといわれています。まずは、加熱したバナナを与えて症状が出ないか様子を見てみましょう。
ただし、完全な抑制効果があるわけではないため、アレルギーリスクを抑えるための加熱は不要です。柔らかいバナナや離乳食が進んだら加熱せずそのまま与えましょう。
離乳食に使うバナナの調理方法・進め方
離乳食にバナナを使う際は、月齢に応じて形状や量を調整することが大切です。ここからは、月齢別の調理方法と進め方について解説します。
なお、ここで解説するのはあくまで目安なので、赤ちゃんの成長に合わせて柔軟に調整してください。進め方については「離乳食の進め方を解説!時期別のおすすめレシピも紹介【小児科医監修】」でも紹介しています。
また、ほかの食材と一緒に与える際は、栄養バランスを考慮しながら、量を増減させることもポイントです。
離乳食初期:ペースト状にしてひとさじ程度
離乳食初期は、滑らかなペースト状の食べ物を与える時期です。バナナは加熱した後にすりつぶし、ミルクや白湯で伸ばすと飲み込みやすくなります。与える量はごく少量から始め、最終的にベビースプーン1杯程度を目安に与えると良いでしょう。
この時期の離乳食には、砂糖の使用が推奨されていないため、ヨーグルトやパン粥に甘さとしてバナナのペーストを混ぜるのもおすすめです。
離乳食中期:舌でつぶせる固さにして大さじ1~2杯程度
離乳食中期に使用するバナナは、舌でつぶせる程度の固さになるよう軽く加熱します。その後、細かく刻むか、軽くすりつぶして食べやすいサイズにしてから与えます。
1回の目安量は20〜30gです。炭水化物が多く含まれる食材や果物を組み合わせる場合は、バナナの量を調整して栄養バランスを整えてください。
なお、離乳食中期になると2回食が始まります。2回食の進め方や注意点については以下の記事をご覧ください。
離乳食後期~完了期:食べやすいサイズに切ってそのまま
離乳食後期以降は歯茎でつぶせる固さのものが食べられるようになり、バナナも加熱せずに与えられます。離乳食後期は噛む練習をする時期でもあるため、5mm程度の角切りにして与え、しっかり咀嚼できるようにすると良いでしょう。
手づかみ食べの場合は、6〜7等分にカットして与えます。スティック状だとそのまま飲み込んで窒息するリスクがあるため、輪切りにするのが一般的です。
手づかみ食べのポイントについては、「手づかみ食べはいつからはじめる?進め方を詳しくご紹介」をぜひご一読ください。
また、離乳食完了期のスケジュールやポイントについては「離乳食完了期・パクパク期とは?1歳からの進め方や献立例を紹介!」で紹介しています。

【離乳食時期別】バナナの離乳食おすすめレシピ
最後に、バナナを使用した離乳食のおすすめレシピを9つ紹介します。苦手な食材もバナナと合わせれば、自然な甘みで食べてくれるかもしれません。献立がマンネリ化している方も、ぜひ取り入れてみてください。
離乳食 ★ 初期 ★ バナナデビュー

バナナを指でつぶした時にほろっと崩れるくらいの固さになったら、十分に加熱されたサインです。余ったペーストはラップで包み、ジッパー付きの保存袋に入れて冷凍保存できます。
詳しいレシピや作り方は「離乳食 ★ 初期 ★ バナナデビュー(投稿者:POPOTANKOBU)」をご覧ください。
離乳食初期☆バナナとサツマイモとヨーグルト

さつまいもは、バナナとヨーグルトを混ぜると舌触りが滑らかになり、飲み込みやすくなります。なお、さつまいもはバナナと同様に炭水化物が多く含まれているため、主食として取り扱います。
詳しいレシピや作り方は「離乳食初期☆バナナとサツマイモとヨーグルト(投稿者:みゅうしろ)」をご覧ください。
離乳食初期☆ほうれん草のバナナ和え

バナナはつぶすととろみがつき、ほうれん草がみじん切りでも飲み込みやすくなります。ただし、ほうれん草は繊維質が多いため、離乳食初期は赤ちゃんの様子を見ながら、すりつぶすか裏ごししてから混ぜると安心です。
詳しいレシピや作り方は「離乳食初期☆ほうれん草のバナナ和え(投稿者:うーころちゃん)」をご覧ください。
離乳食中期☆バナナとブロッコリーのお粥

優しい甘さのバナナとブロッコリーのお粥は、野菜が苦手な赤ちゃんでも食べやすい一品です。ブロッコリーは芯の部分にも栄養が豊富なため廃棄せず、柔らかく茹でた後に裏ごしして与えるとよいでしょう。
詳しいレシピや作り方は「離乳食中期☆バナナとブロッコリーのお粥(投稿者:みゅうしろ)」をご覧ください。
【離乳食中期】かぼちゃバナナマッシュ

かぼちゃとバナナは味の相性がよく、おやつ感覚で食べられます。パンに塗ったり、おかゆに混ぜたりとアレンジもしやすいレシピです。
詳しいレシピや作り方は「【離乳食中期】かぼちゃバナナマッシュ(投稿者:たくみ905)」をご覧ください。
<離乳食中期>豆乳バナナフレーク

コーンフレークは無糖のものを使用します。包丁を使わず気軽に作れるため、時間がない日の朝ごはんにもおすすめです。
詳しいレシピや作り方は「<離乳食中期>豆乳バナナフレーク(投稿者:愛也花ママ)」をご覧ください。
離乳食★バナナと苺のスティッククレープ

離乳食後期から完了期におすすめのレシピです。生クリームは脂肪分が多いため、ヨーグルトで代用すると赤ちゃんも安心して食べられます。見た目が華やかで、特別な日のデザートとしてもおすすめです。
詳しいレシピや作り方は「離乳食★バナナと苺のスティッククレープ(投稿者:mht-isz)」をご覧ください。
離乳食後期 : バナナロール

ロール状にした後にラップで包んで休ませると、全体がなじんで崩れにくくなります。またヨーグルトを水切りすると、パンが水っぽくなりません。
詳しいレシピや作り方は「離乳食後期 : バナナロール(投稿者:POCOちゃん ◎)」をご覧ください。
離乳食後期ёフルーツの豆腐和え

バナナと豆腐の組み合わせは、たんぱく質とエネルギー源をバランスよく摂取でき、赤ちゃんの成長をサポートします。どちらも消化吸収が良く、おなかの調子がすぐれない時にも食べやすいおかずです。
詳しいレシピや作り方は「離乳食後期ёフルーツの豆腐和え(投稿者:NOZAёMi)」をご覧ください。
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バナナは離乳食初期から与えられます。しかし、アレルギーを引き起こす可能性があるため、初めて与えるタイミングは平日の午前中にして、少量から徐々に量を増やすことが大切です。
また、離乳食初期はペースト状に、中期は小さくカットするなど、赤ちゃんの発達に合わせて調理を工夫すると良いでしょう。
バナナは野菜や乳製品など他の食材と組み合わせると栄養価がアップし食事の楽しみも広がります。バナナのレシピがマンネリ化している方は、この記事で紹介したレシピをぜひ試してみてください。
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