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赤ちゃんの首がすわる時期はいつ?NG行動や練習法も解説|医師監修

赤ちゃん

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2025/10/29

赤ちゃんの首がすわる時期の目安は生後3か月~4か月ごろです。その判断方法、首がすわるまでしてはいけない行動や、首すわりをうながすための練習を医師監修のもと解説します。

お母さんの腕の中にいる赤ちゃん

生まれたばかりの赤ちゃんは小さくてか弱いので、抱っこするのも気を使いますよね。とくに、首がすわるまでは気を使います。そんななか、「赤ちゃんの首がすわるのはいつごろ?」「目安よりも遅いけど大丈夫?」と不安になる方も多いでしょう。首すわりは、赤ちゃんの発達状況を確認する大切な目安のひとつであるため、適切な時期や確認方法を知っておくと安心です。

本記事では、赤ちゃんの首がすわる時期の目安や、避けたいNG行動、安全にできる練習法などを、医師監修のもとわかりやすく解説します。

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この記事の監修者

日本小児科学会専門医・同指導医、米国小児科専門医、米国小児救急専門医

井上信明先生

日本の医学部を卒業後、日本、アメリカ、オーストラリアにて小児科および小児救急の研修を行う。

赤ちゃんの首がすわるのはいつごろ?

赤ちゃんの首がすわる時期は、一般的に生後3〜4か月ごろとされています。厚生労働省が実施した調査によると、53.7%が3〜4か月未満、93.5%が生後4〜5か月未満で首がすわっていました。

ただし、この時期の成長スピードには個人差があり、目安よりも遅れていても必ずしも問題があるとは限りません。焦らず赤ちゃんのペースに合わせて見守り、心配な場合はかかりつけの小児科で相談すると安心です。

また、生後2か月ごろには首の筋肉に力がつき、頭の向きを自由に変えられる赤ちゃんもいます。首がすわったように思うかもしれませんが、まだ不安定な状態であることが多いため、4~5か月ごろまでは赤ちゃんの頭や首のあたりを支えながら抱くことが大切です。

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出典:厚生労働省「乳幼児身体発育調査結果の概要」

赤ちゃんの首すわりとはどのような状態?

首すわりとは、赤ちゃんの首の筋肉が発達し、自分の頭をしっかり支えられるようになった状態を指します。生まれたばかりの赤ちゃんは、体の筋肉が未発達で、重たい頭を支えることができません。そのため、首すわりは特に体幹部の筋肉の発達を判断する重要な目安であり、健診でも必ず確認される項目です。

首がすわると、抱っこやうつ伏せの姿勢でも頭の位置が安定し、顔を上下左右に動かして周囲を見回せるようになります。視野が広がってご機嫌な時間が増えたり、ママやパパにとっては抱っこがしやすくなったりと、嬉しい変化を感じられるでしょう。

首がすわったか確認する方法

赤ちゃんの首がすわったかどうかを確認する方法は、主に以下の3つあります。


ここからは、それぞれの確認方法について詳しく解説します。

なお、これらの方法は、あまり早い時期に行うと赤ちゃんの体に負担がかかる可能性があります。普段の様子から、ママやパパが「そろそろ首がすわったかな」と感じたタイミングで試してみてください。

仰向けに寝た赤ちゃんの手を引いて持ち上げたときに頭がついてくる

首すわりを確認する代表的な方法に「赤ちゃんを仰向けに寝かせ、両手を持ってゆっくり引き起こす」というものがあります。厚生労働省の「乳幼児身体発達調査」でも紹介されている方法です。

具体的な手順と確認方法を紹介します。

  1. 赤ちゃんを仰向けに寝かせる
  2. 両手を優しく握って、ゆっくりと上体を引き起こす

首がすわっていない場合は、頭の重さを支えられないために、頭が後ろに倒れた状態で、体に遅れてついてきますが、首の筋肉が発達してくると、頭が遅れずに体と一緒についてくるようになります。これが首がすわったサインです。

支えなくても頭の位置が安定している

パパやママが赤ちゃんを縦抱きにして、頭の安定感をチェックする方法もあります。頭や首を支えなくても頭がぐらつかず、しっかりと安定していれば、首がすわっているサインです。首の筋肉がさらにしっかりしてくると、自由に顔の向きを変えられるようになります。

うつ伏せの状態から頭を上げられる

うつ伏せの状態で頭を持ち上げられるかどうかも、首すわりの判断に役立ちます。頭をしっかり持ち上げ、顔を左右に動かせるようになれば、完全に首がすわったサインです。

なお、首がすわっていない状態で赤ちゃんをうつ伏せにすると、鼻や口がふさがれて窒息するリスクがあります。この方法を試すときは、絶対に赤ちゃんの様子から目を離さず、短時間に留めることが大切です。

お母さんと絵本で遊ぶ赤ちゃん

首すわり前にやってはいけないNG行動

赤ちゃんが首すわる前には、特に注意したいNG行動がいくつかあります。


これらは、赤ちゃんの首の骨や筋肉、また頭(脳)に負担をかけるおそれがあります。ここからは、首がすわる前は避けるべき行動について詳しく解説します。

後頭部を支えずに抱っこする

首がすわる前の赤ちゃんは、自分で自分の頭を支えられないため、後頭部に手を添えずに抱っこすると、頭がぐらついて危険です。抱っこから布団に降ろすときやゲップさせるときなど、赤ちゃんを移動させる際にも、手で後頭部を支えることを常に意識する必要があります。

また、縦抱きは頭がぐらつきやすいため、首すわり前は横抱きがおすすめです。横抱きは、頭から腰まで安定して支えられるため、赤ちゃんもリラックスできます。

激しく揺らす

赤ちゃんの体を激しく揺らす行為は、首がすわる前には絶対に避けるべき行動です。激しくさまざまな方向に頭が揺れることによって脳の血管や神経が損傷し「乳幼児揺さぶられ症候群」を引き起こす恐れがあります。乳幼児揺さぶられ症候群は、意識障害やけいれんのほか、視力障害や言語発達の遅れなどの後遺症を残すことがあるため、注意が必要です。

なお、普通にあやす程度のゆったりとした揺れであれば問題ありません。ただし、「乳幼児揺さぶられ症候群」は、生後6か月ごろまでの乳児に起こりやすいといわれているため、首がすわった後も赤ちゃんの頭部が激しく揺れるようなあやし方や遊びは控えることが大切です。

ベビーチェアやチャイルドシートに座らせる

首や腰が安定していない状態の時期は、上体を起こした姿勢で座るベビーチェアやリクライニング機能がついていないチャイルドシートの使用は避けるのが無難です。使用中に頭の重みで左右や前後に頭が倒れても、自力で姿勢を戻すことができず、顔が塞がられてしまって窒息の危険性があります。また、ぐらついた拍子に頭をぶつけるリスクもあり危険です。

赤ちゃんは首がすわってから腰がすわり、自力で座れるようになります。ベビーチェアは、必ず月齢の目安や成長にあった商品・形状のものを選ぶことが大切です。また首がすわる前の赤ちゃんでは、チャイルドシートは後ろ向き設置が基本で、リクライニング機能がついていてフラットにできるタイプであれば、赤ちゃんへの負担を軽減できます。

首すわりを促す練習方法

首すわりを促すには、日常の中で首の筋肉を使う機会を作ってあげることです。本来は特別に練習しなくても、自然と赤ちゃんの首はすわります。したがって、あまり焦らずに無理のない範囲で姿勢や動きを工夫すると、楽しみながら自然に筋力が育ちます。たとえば、以下のような練習方法があります。


それぞれの方法について、具体的に解説します。赤ちゃんの発達の状態を観察しながら、負担がかからない範囲で試してみてください。

縦抱きする

縦抱きは、赤ちゃんが自然に首の筋肉を使う必要が出てくる抱き方です。頭からお尻までを大人が支える横抱きと比べ、大人の体と平行に抱く縦抱きでは、赤ちゃんが自力で頭を支える必要があります。首にかかる負荷を自分でコントロールすることで、筋肉の発達を促す効果が期待できます。

向かい合わせの縦抱きに慣れてきたら、赤ちゃんの背中をママやパパのお腹にもたれかからせ、膝に座る姿勢にステップアップすると良いでしょう。大人がすぐそばで支えながら行えるため、月齢が低い赤ちゃんでも安全に取り入れやすい方法です。

うつ伏せにする

うつ伏せの姿勢は、首すわりを促す効果的な方法です。仰向けの状態で過ごす時間が長いと首の筋肉を使う機会が少なくなりますが、うつ伏せでは顔を動かしたり頭を持ち上げたりすることで、自然に首や背中など全身の筋肉を使うようになります。

うつ伏せにする際は、首と後頭部をしっかり支え、ゆっくりと姿勢を変えます。ベッドのような柔らかいところだと顔が埋まり窒息の危険があるため、フローリングや畳などの硬くて平らなところにラグやタオルを敷いた上で、必ず大人がそばで見守りながら行うこともポイントです。仰向けになったママ・パパのお腹の上に、赤ちゃんをうつ伏せで寝かせてあげてもよいでしょう。

赤ちゃんの負担にならないように、1回1〜2分の短時間から始め、徐々に時間を延ばすと安心です。

おもちゃで誘導する

赤ちゃんの顔の近くでおもちゃを左右上下に動かし、頭を上げたり目で追ったりさせることで、首の筋肉の発達を促します。興味を引きやすいように、お気に入りや音が出るおもちゃを使うのがおすすめです。

いろいろな方向から声をかけるのも良いでしょう。最初はママ・パパが抱っこした赤ちゃんの後頭部をしっかりと支えた状態ではじめ、ある程度首の力がついてきたら、うつ伏せの姿勢で行うとさらに効果的です。なお赤ちゃんは生後2〜3か月頃から目の前のものを目で追うことができるようになりますので、あまり早い時期からはじめないようにしましょう。

お母さんが持っているおもちゃを見つめる赤ちゃん

首すわりに関するよくある質問

最後に、よくある以下の3つの質問に答えながら、首すわりのポイントや注意点をわかりやすく解説します。

生後4か月を過ぎても首がすわらないのは遅い?

赤ちゃんの発達には個人差があるため、生後4か月を過ぎても遅すぎるということはありません。厚生労働省の調査でも、約7%は生後5か月を過ぎてから首がすわっています。練習をしながら様子を確認し、不安がある場合はかかりつけの小児科医に相談すると良いでしょう。

出典:厚生労働省「乳幼児身体発育調査結果の概要」

生後2か月で首がすわるのは早すぎる?

体の成長が早い子では、生後2か月には首の筋肉がしっかりしてきます。早すぎるからといって心配はありません

ただし、月齢が低いうちは完璧に安定していないことが多いため、抱っこの際には赤ちゃんの首と後頭部を支え、首に負担がかかる姿勢を長くとらせないようにすることがポイントです。

首がすわるまで縦抱きをしてはいけないの?

首がすわる前に縦抱きをしても問題ありません。むしろ、縦抱きは自然と首の筋肉を使うため、様子を見ながら取り入れることをおすすめします。

ただし、首と後頭部をしっかり支え、赤ちゃんの頭が急に揺れたり倒れたりしないように注意することがポイントです。赤ちゃんの安全に気をつけながら、無理のない方法で筋肉の発達をサポートできると良いでしょう。

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赤ちゃんは生後3〜4か月ごろに首がすわり始めます。ただし、成長には個人差があるため、目安より早くても遅くても過度に心配する必要はありません。日常生活の中で縦抱きやうつ伏せ、おもちゃを使った遊びを取り入れると、無理なく首すわりの練習ができます。赤ちゃんの様子をよく観察しながら焦らずゆったりと見守ることが大切です。

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