七五三では何をする?当日やることや事前準備をママ割メンバーに調査!
2024/9/20
七五三当日は神社やお寺に参拝し、ご祈祷してもらいます。記念撮影や食事会も行われることが多いです。事前準備から当日何をするのか、ママ割メンバーへのアンケート結果をもとに解説します。
初めての七五三では「当日は何をするの?」「事前に何を準備すべき?」など疑問に思うことが多いでしょう。
そこで今回は、楽天ママ割メンバーを対象に「七五三についてのアンケート」を実施し、先輩ママ・パパのリアルな体験談を集めました。
事前に準備するべきことや当日の流れ、実際にかかった費用などを解説するので、ぜひ最後までご覧ください。
目次
七五三とは何をする行事?
七五三は子どもが健康に成長したことをお祝いし、祈願するために行われる日本の伝統的な儀式のひとつです。
11月15日に、晴れ着を着た子どもとその家族が神社やお寺に参拝するのが通例です。3歳と5歳の男の子と、3歳と7歳の女の子が七五三の対象になります。
七五三の由来や参拝日の決め方などについては「七五三はいつ祝う?年齢の数え方や参拝・写真撮影を行う時期を解説」の記事でも詳しく解説していますので、あわせてご覧ください。
「子どもの七五三をお祝いした経験はありますか?」というアンケートでは、「お祝いをした」と答えた方が全体の6割を超えています。
七五三の対象となる子どもがいるご家庭のみに限定すると、約8割がお祝いをした経験があることが分かりました。時代とともに影が薄くなる伝統行事もありますが、七五三は現代も多くのご家庭で行われています。
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七五三前は何をする?【事前準備】
七五三を形式どおりに行う場合、衣装の調達やお店の予約などの事前準備が必要です。直前に焦らないように、余裕を持って動くと良いでしょう。
次に、時期別に準備するべきことを解説します。
2~3か月前|日程や場所などを決める
七五三をすることが決定したら、まず参拝日を決めます。先輩ママ・パパが参拝の日程を決めたタイミングで最も多かったのは「3〜5か月前(30.4%)」でした。特に、両家の祖父母も参加する場合は、早めに相談すると良いでしょう。
参拝日が決まったら、参拝場所や記念撮影をするスタジオ、食事場所などを決め、適宜予約をします。また、衣装の手配も必要です。
着物の場合、昔は購入したり親戚から引き継いだりしていましたが、最近はレンタルが主流となっています。11月が近づくにつれて着物の選択肢が減るため、早めに動くのがおすすめです。
食事場所を決めた時期は「1か月前(35.4%)」と答えた方が最も多く、比較的七五三の直前に予約しています。しかし、神社から近いお店や大人数の場合はギリギリだと予約が取れないケースがあるため、2〜3か月前に手配すると安心です。
女の子のママ・パパが行った事前準備として、「髪を伸ばした」「ヘアアレンジを嫌がらないように普段から結ぶようにした」という回答もありました。
女の子の場合、髪の毛が崩れないようにしっかり結び、スプレーなどで固めることが多いです。初めてだと嫌がったりストレスになったりする可能性があるので、前もって練習しておけると良いですね。
1か月前|衣装の確認や小物の準備
七五三の参拝の1か月前には、衣装や小物の確認を行います。衣装をレンタルしない場合は実際に試着し、サイズが合うか、足りない小物がないかなどをチェックしましょう。仮にサイズが合わない場合は、お直しに出すか、レンタルに変更するなどの対応をします。
また、和装でも洋装でも髪飾りや履き物が必要です。下駄のレンタル予約をしていても、当日嫌がったり痛がったりする可能性があります。念のため、履きなれた靴を用意しておくと安心です。
3日前~前日|持ち物確認
3日前〜前日は、当日に持参する持ち物を確認して早めにまとめておきます。前日に不足に気がついても手配できない可能性があるため、できれば2日前までに確認するのがおすすめです。
当日に必要な主な持ち物は以下のとおりです。
- 着替え
- 靴、靴下
- 防寒グッズ
- カメラ(予備のバッテリー)
- おやつ、飲み物
- 初穂料
七五三の繁忙期には、参拝前や撮影の待ち時間が長く生じる可能性があるため、上記に加え、絵本やおもちゃ、お菓子など気分を紛らわせるためのアイテムがあると便利です。
先輩ママ・パパも、52.2%がおやつや飲み物を持参していました。おやつはラムネやグミなど、衣装を汚す心配が少ないものが良いでしょう。
また、4割以上の方が撮影グッズを用意しています。カメラのほかに、和傘やバルーンなどの小物を準備すると、よりかわいらしい写真が残せます。
3日前~前日の準備として、体調管理に気を配るという声も多く聞かれました。七五三前は予定を詰め込みすぎず、規則正しい生活を心がけると良いかもしれませんね。
七五三当日は何をする?
当日何をするかは家庭によりさまざまです。特に、女の子は準備に時間がかかるため、記念撮影や食事会を別日にずらし、改めてお祝いするご家庭も多いです。
事前に家族で話し合い、無理のないスケジュールを組むと良いでしょう。
上記を踏まえ、七五三当日のオーソドックスな過ごし方は、次のとおりです。
- 神社やお寺へ参拝
- 記念撮影
- 食事会
それぞれどんなことをするのか、詳しく紹介します。
神社・寺に参拝:七五三当日
七五三当日は、神社やお寺に参拝します。氏神様が祀られている近所の神社に訪問するのが一般的ですが、ほかの場所でも問題ありません。
なお、神社とお寺のどちらでも参拝できますが、作法が異なるため注意が必要です。神社では「2礼、2拍手、1礼」が基本となり、お寺では音を立てずに手を合わせます。
次に、参拝の流れや所要時間を解説します。
参拝の流れ
神社に参拝する際の大まかな流れは、次のとおりです。
- 社務所で受付し、初穂料を納める
- 拝殿へ移動し、ご祈祷に入る
- 神主から祝詞をあげてもらう
- 玉串を奉納する
- お参りする
- 千歳飴を受け取る
神社で祝詞をあげてもらうためには、神様にお供えするための初穂料が必要です。
初穂料の相場や包み方については「七五三の初穂料とは?初穂料の相場やのし袋の書き方・包み方について解説」で詳しく紹介していますので、あわせてご覧ください。
参拝にかかる時間
楽天ママ割メンバーに「七五三の参拝にかかった時間」をアンケートしたところ、約半数の方が30分〜1時間未満と回答しました。なお、祝詞の儀式(ご祈祷)自体は15〜30分程度が一般的です。
ご祈祷の予約をした方としなかった方の割合は、半々でした。
予約をしなかった理由として多かったのは「予約が不要だった(71.8%)」という回答であり、多くの神社やお寺で当日の受付でも祝詞をあげてもらえることがわかります。
予約をした理由としては、「混雑を避けるため(48.2%)」が最も多い結果となりました。混雑が予想される時期や神社によっては、ご祈祷の予約が必要なため、事前に確認すると良いでしょう。
なお、11月15日付近の休日や、人気の神社・お寺は参拝客が多く、待ち時間が長くなることが予想されます。時間をつぶすためのお菓子やおもちゃなどを用意することがおすすめです。
記念撮影:七五三当日以外でもOK
七五三の記念撮影をする場合は、撮影場所・衣装・タイミングなどを決める必要があります。次に、七五三の撮影の事前準備やタイミングなどについて詳しく解説します。
記念写真の撮影場所・衣装選び
子どもの成長の記録を残すため、多くの方が記念に写真撮影を行います。写真撮影の方法は、大きく分けて次の4つの選択肢があります。
- 写真館
- 衣装を借りたスタジオ
- 派遣カメラマン
- 親や親族によるセルフ撮影
どのような方法で記念撮影を行ったかというアンケートでは、半数以上が写真館で撮影していました。
衣装の貸し出しや、ヘアメイクのサービスを提供する写真館もあります。準備から撮影までお任せできるため、記念撮影に関する手間が省けるのが人気の理由かもしれません。
ご祈祷の様子や神社でロケ撮影をしたい場合は、写真館やスタジオでは難しいため、派遣カメラマンを利用したりご家族に頼んだりする必要があります。
「七五三の記念撮影場所選びで重視したポイントを教えてください。」というアンケートでは「ヘアメイク・着付けがセット(49.0%)」「予約特典を受けられる(37.9%)」と答えた方が多く、付帯されたサービスを重視する方が多いことも分かりました。
なお、衣装の調達場所として最も多かったのも「写真スタジオ(43.0%)」です。参拝時の衣装の貸し出しを行っている写真スタジオを選ぶと、写真撮影と衣装の手配が一度で済むため、事前準備の手間が省けます。
「その他」と回答している方の調達方法は、「新しく購入した」「友人から借りた」「自分自身が着た着物を着せた」などがありました。
また、調達方法とは少し異なりますが、「幼稚園の制服」「男の子特有のヒーローもの変身スーツ」「お宮参りの時の産着」を着せたなどの回答も見られました。
準備~撮影にかかった時間
着付けやヘアセットなど、記念撮影の準備にかかる時間は、30分~1時間以内が一般的です。
撮影自体にかかった時間は「1時間~2時間未満(37.0%)」との回答が多く、準備と合わせると1時間半〜3時間程度かかることが予想されます。
参拝まで体力が持ちそうにない場合は、撮影は別日にしても良いかもしれませんね。
なお、子どもは運動量が多く着崩れしやすいため、参拝日に撮影を行う場合は、参拝前に写真撮影するのが一般的です。
記念撮影したタイミング
七五三当日のスケジュールに余裕を持たせるために、前撮りや後撮りをするご家庭も増えています。実際に、楽天ママ割メンバーのうち参拝当日に記念撮影をした方は30.7%なのに対し、前撮りもしくは後撮りをした方は65.7%でした。
後撮りよりも前撮りをする方が多いのは、早期予約で割引になる写真スタジオが多いことや、事前に和服を着る練習ができることなどが理由だと推測されます。
食事会:七五三当日
七五三の記念撮影や参拝が終了した後に、家族で食事会をするのが一般的な習わしです。料亭やホテルのレストランなど、特別感のあるお店を選ぶと良いでしょう。
しかし、最近では出前を取ったり、ママやパパが準備をしたりして自宅で食べるご家庭や、そもそも会食を行わないご家庭も増えています。子どもの体力やお昼寝時間なども考慮し、どの行事を行うかを慎重に検討してください。
食事会に呼ぶ人
食事会に呼ぶ人は、子どもの両親と祖父母が一般的です。しかし、参加者の明確な決まりはなく、誰を呼んでも構いません。お参りまでは家族のみで行い、食事会は祖父母や親戚を招くケースもあります。
楽天ママ割メンバーのうち、母方の祖父母を呼んだ方は68.3%、父方の祖父母を呼んだ方は61.7%です。親戚まで呼んだ方は約10%で、多くのご家庭が祖父母まで招待していることが分かりました。
七五三で気になることを先輩ママに聞きました!
七五三に関するよくある疑問を先輩ママ・パパであるママ割メンバーに質問しました。参拝する年齢や参加者の衣装などについて紹介しますので、七五三に関する悩みがある方はご覧ください。
年齢の数え方は?満年齢が多め
七五三の参拝は、満年齢でも数え年でも問題ありません。楽天ママ割メンバーは、満年齢で行った方が62%、数え年で行った方が38%という結果になりました。家庭の事情や子どもの成長具合、地域性などにより最適な方を選んでください。
そもそも年齢の数え方は、「満年齢」と「数え年」の2種類があります。満年齢とは、生まれた日を0歳とし、1年たつごとに1歳ずつ年を足す数え方です。
一方で数え年は、生まれた年を1歳とし、正月を迎えるごとに1歳ずつ年を足していきます。数え年は明治時代以前の数え方で、現代では満年齢が主流です。
七五三は、昔は数え年で行うことが一般的でしたが、最近は満年齢で行うご家庭が多い傾向です。
子どもの服装・髪型は?和装が多数派
七五三の服装は、三歳は被布着物、五歳は羽織袴、七歳は四つ身着物を着るのが習わしです。しかし「慣れない着物は子どもの負担が大きいのでは?」「ヘアセットもするべき?」などの悩みがある方も多いでしょう。
アンケート結果をみると、着物もしくは被布・羽織袴を選んだ方が78.7%と、8割近くが和装を選択しています。ワンピースやスーツなどを選んだという回答も17.8%おり、洋装でも浮いてしまうことはありません。
女の子の七五三のヘアセットで人気があったのは「お団子ヘア(29.6%)」です。衣装にあわせてお任せした(27.4%)という方も多く、ヘアセットに悩んだ場合はプロに相談するのもおすすめです。
男の子の髪型は、「ワックスで整える(40.8%)」「何もしない(40.1%)」と答えた方が多く、女の子ほど凝らないことが多いようです。特に、3歳・5歳は着付けや撮影だけでも体力を使うので、ヘアセットは短時間で済ませると良いでしょう。
親の服装は?子どもより控えめに
親の服装は、セミフォーマルが基本で、子どもよりも目立たないデザインを選ぶことがポイントです。
ママの服装として最も多かったのは「ワンピース(42.4%)」、次いで「スーツ(26.6%)」でした。和装を選んだママは、17.8%です。パパは「スーツ(67.3%)」が最多で、和装を選んだパパは7.1%にとどまりました。
子どもが和装の場合は家族で和装にすると統一感が出ますが、ママやパパは動きやすいようにあえて洋装を選ぶのもおすすめです。
実際に「七五三参拝の当日、親の服装は子どもとあわせましたか。」というアンケートでは子どもとあわせず洋装にした方が61.2%だったのに対して、子どもとあわせて和装にした方は18.0%でした。
なお、家族で和装にする場合は、親の方が子どもより格式が高くならないように注意してください。
費用はどれくらいかかる?相場は3~5万円程度
七五三にかかった総額として最も多かったのは「30,001円〜50,000円(30.6%)」、次に多いのは「50,001円〜100,000円(24.1%)」でした。子どものための伝統行事の中でも、七五三は比較的予算が高くなる傾向にありました。
七五三でかかる費用の大部分を占めるのは、着物のレンタル料、撮影料、会食費です。費用は、依頼先やプランにより大きく異なるため、初めに予算を決めてからの予約がおすすめです。
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七五三当日は、神社・お寺での参拝や撮影、食事会などが行われます。スムーズに七五三をお祝いするためには、衣装の調達、写真撮影や食事場所の予約などの事前準備が必要です。
11月が近づくと選択肢が少なくなるため、早めに日程を決めて適宜予約を入れると良いでしょう。この記事で紹介した楽天ママ割メンバーの実体験も参考に、思い出に残る七五三にしてくださいね。
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