妊婦も恵方巻は食べられる?おすすめの具材・レシピを紹介|医師監修
2025/1/17
妊娠中でも恵方巻は食べられます。ただし、刺身などの生魚は避け、塩分や糖分のとり過ぎに注意する必要があります。妊婦さんが恵方巻を食べるときのポイントと注意点について解説します。

妊娠中は避けるべき食べ物が多くあります。そのため、恵方巻のような多くの食材が含まれる食べ物は、「食べても大丈夫?」と不安に思う方も多いのではないでしょうか。恵方巻きは、具材や摂取量に注意が必要です。
本記事では、妊婦が恵方巻きを食べる際のポイントやおすすめの具材などを解説します。妊婦さんも安心して食べられるレシピも紹介するため、節分の料理に悩んでいる方も、ぜひ最後までご覧ください。
目次
妊婦でも恵方巻を食べて大丈夫?
節分に食べる恵方巻きは縁起物であり、具材にも穴子やしいたけ、かんぴょうなどの縁起が良い食材が使用されます。これらの定番の具材を使用した恵方巻きは、妊婦さんでも問題なく食べられます。
ただし、最近はマグロやサーモンなどの生魚を使用する商品も多いため注意が必要です。妊娠中は免疫力が落ちており、食中毒のリスクが高まります。生魚は腸炎ビブリオやアニサキスなどの細菌、寄生虫が付着している可能性があるため、刺身を使用した恵方巻きは避けると良いでしょう。
妊娠中に生食を避けるべき理由やリスクについては、「【医師監修】妊婦さんはお刺身を控えるべき?食中毒の予防法を解説!」で詳しく解説しています。
なお、生魚のお寿司は避けるべきですが、ネタの種類によっては問題なく食べられます。「妊婦さんが安心して食べられる寿司ネタとは?炙り寿司はOK?【管理栄養士監修】」では、妊婦さんが食べられるネタと避けるべきネタを分かりやすく紹介しています。
加熱された海鮮は、適量であれば食べても問題ありません。たとえば、穴子やボイルしたえび、カニカマなどが加熱調理された食材です。妊婦さんにおすすめの恵方巻レシピは後述の「妊娠中でも食べられる恵方巻レシピ」で紹介するので、そちらもご覧ください。
また、魚介類の中でも水銀を多く含むマグロは、妊娠中の摂取目安量が定められています。マグロを食べる際の注意点は「妊婦もマグロを食べていい?リスクと対処法を解説|管理栄養士監修」でご確認ください。
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恵方巻を食べるときは塩分・糖分のとりすぎに注意!
恵方巻きを食べる際は、刺身を避けること以外にも糖分や塩分の摂取量のコントロールが必要です。
糖分量はレシピにより異なりますが、ご飯1合分あたりに使用される砂糖は大さじ1杯程と、想像以上に多くの砂糖が恵方巻(酢飯)には含まれています。
なお、砂糖の種類によっても大さじ1杯のグラム数は変動があり、きび砂糖は8g、上白糖や甜菜糖は9g、三温糖は13g程度です。それぞれ糖度も異なるため、酢飯を手作りする場合は、砂糖の種類や配合量を調整すると良いでしょう。
恵方巻きはお寿司のようにしょうゆをつけて食べることが多く、塩分のとりすぎも心配です。塩分の摂取目標量は6.5g/日未満 であり、過剰に摂取すると、むくみや妊娠高血圧症候群の原因になります。
仮に妊娠高血圧症候群になると、胎児の発育不全により低体重児が生まれるリスクが高まります。恵方巻きの具材はしっかり味付けされていることが多いため、できればしょうゆをつけずに食べると良いでしょう。
妊婦におすすめの恵方巻の具材
恵方巻きの具材は、縁起が良い食材を7種類使用するのが一般的です。しかし、具材に決まりはなく、地域によっても異なります。
続いて、妊婦さんにおすすめの恵方巻きの具材を紹介します。
アボカド・きゅうりなどの野菜
アボカドやきゅうりなどの野菜は、妊娠中も積極的に食べたい食品です。
アボカドは葉酸やカリウムなどの栄養素が豊富に含まれており、独特の食感で人気があります。アボカドに含まれる脂質は不飽和脂肪酸であり、生活習慣病の予防に効果が期待できることもメリットです。
しかし、「森のバター」と呼ばれるほど脂質を多く含むため、食べすぎると消化器系の不調や肥満の原因になります。1日あたりの摂取量は、1/2個程度を目安に使用すると良いでしょう。
きゅうりもカリウムが豊富な野菜で、むくみが気になる方におすすめの食品です。カロリーが低く、歯ごたえもあるため、体重管理をしている妊婦さんの強い味方になるでしょう。
なお、加熱せずに食べる野菜は流水で十分に洗浄し、汚れが落ちたことをチェックしてから使用します。

かんぴょう
かんぴょうは、ユウガオというウリ科の果実を原料とした細長い乾物で、良縁を結ぶという願いが込められた縁起の良い食品です。
かんぴょうは、食物繊維、カルシウム、カリウムが豊富に含まれ、特に不溶性食物繊維が多いことが特徴です。不溶性食物繊維は腸内で便の量を増やしたり、有害物質を吸着して排出したりする働きがあり、便秘解消に効果が期待できます。
また、カルシウムは胎児の骨の形成に欠かせません。かんぴょうはミネラルバランスが良く、カルシウムが効率よく吸収されることも魅力です。
納豆
納豆は、さまざまな栄養素が豊富に含まれるスーパーフードです。たとえば、鉄分や葉酸、カルシウム、食物繊維など、体の調子を整える栄養素を摂取できます。
妊娠中は特に鉄分やカルシウムが不足しやすいため、調理不要で手軽に摂取できる納豆で補うと良いでしょう。
納豆は、高たんぱくでありながら低カロリーであることも、妊婦さんにおすすめする理由です。大豆製品の摂取目標は100g/日であるため、豆腐や枝豆、味噌なども摂取することを考えて、納豆は1日1パック(50g)を目安にすると良いでしょう。

茹でたタコ・エビ
魚介類は、加熱調理すれば安心して食べられます。中でもタコやエビは、水銀の心配も少なく、妊婦さんにも安全です。良質なたんぱく質のほか、亜鉛、ビタミン類、カリウムなどの栄養素も多く含まれていることもメリットです。
また、魚介類を具材に入れると、高級感と食べ応えがアップし、少量でも満足感を得られます。マヨネーズや野菜と和えたり、エビフライにしたりと、好みの味にアレンジするのも良いでしょう。
しかし、エビは食物アレルギーを引き起こしやすい食品です。妊娠中は免疫力が低下し、今まで問題なく食べられていてもアレルギーを発症することがあります。食べた後に喉の腫れや痒み、じんましんなどの症状が出た場合は、すぐに病院で相談してください。
ツナマヨ
ツナマヨは、子どもから大人まで人気の具材です。ツナ缶は水銀の含有量が少ないため、妊娠中でも問題なく食べられます。
また、ツナに含まれるDHAは、胎児の脳や神経の発達をサポートする栄養素であり、妊娠中に十分摂取すると赤ちゃんの健康的な発育に良い影響を与えられるでしょう。
妊娠中はカロリーが抑えられる水煮タイプがおすすめです。オイルよりもさっぱりした味わいですが、マヨネーズと和えるとコクがプラスされます。
キンパ
恵方巻きの作り方を調べるとキンパのレシピが多くあり、近年の人気の高さが伺えます。魚介類を避けたい方や、一風変わった恵方巻きが食べたい方におすすめです。
キンパとは、酢飯の代わりにごま油や塩を混ぜたご飯を使用し、甘辛く煮た牛肉、キムチ、たくあん、野菜のナムルなどを具材にした韓国の巻き寿司です。牛肉やナムルのほうれん草は、鉄分が豊富で貧血予防に効果が期待できます。
キムチはしっかり熟成・醗酵された、辛すぎないものを選びましょう。香辛料が赤ちゃんに影響を与えることはありませんが、辛すぎると下痢や腹痛を引き起こす可能性があるため、避けるのが無難です。
キンパは具材それぞれに味がついており、塩分過多になりやすい傾向にあります。味付けや食べる量にご注意ください。
妊娠中でも食べられる恵方巻レシピ
妊娠中でも、生の具材を避け、食べ過ぎなければいつも通り恵方巻きを楽しめます。最近は、定番の具材以外にも、肉のおかずを巻いたり、味付けのご飯を使用したりとバリエーションも増えており、自分好みにアレンジしてみるのもおすすめです。
続いて、妊婦さんでも食べられる恵方巻きのレシピを8種類紹介します。
基本のサラダ巻き♪恵方巻きにも!

野菜がメインのサラダ巻きは、カロリーが気になる妊婦さんにおすすめです。彩りも鮮やかで食欲をそそります。昔ながらの恵方巻きよりも子どもの食いつきがよく、塩分量が少ないこともメリットです。
詳しいレシピや作り方は「基本のサラダ巻き♪恵方巻きにも! レシピ・作り方(投稿者:京たまご8836)」をご覧ください。
穴子ときゅうりと玉子の太巻き♪(恵方巻)

穴子は、ビタミンB群やミネラル、DHA、EPAが豊富な食材です。ビタミンAが比較的多いですが、うなぎと比較すると含有量は低く、蒸した穴子1尾分くらいであれば妊娠中に食べても問題ありません。甘辛いタレと酢飯の相性も良く、しょうゆをつけなくてもおいしく食べられます。
詳しいレシピや作り方は「穴子ときゅうりと玉子の太巻き♪(恵方巻) レシピ・作り方(投稿者:∂ネコの手∂)」をご覧ください。
えびアボ☆巻き寿司

エビとアボカドは、女性に人気の組み合わせです。エビのプリプリ感とアボカドのなめらかさ、野菜のシャキシャキ感と、さまざまな食感を味わえます。アボカドは脂質が多いですが、エビは低脂質のため、全体的なバランスも取れています。
詳しいレシピや作り方は「えびアボ☆巻き寿司 レシピ・作り方(投稿者:栗皮茶)」をご覧ください。
いわしの恵方巻

いわしは厄払いの象徴とされ、節分によく食べられる食材です。やや味に癖がありますが、甘露煮にすると食べやすくなります。手軽に作りたい場合は、いわしの水煮缶を煮付ける方法がおすすめです。アクセントに大葉を入れることがポイント。
詳しいレシピや作り方は「いわしの恵方巻 レシピ・作り方(投稿者:楽天出店店舗:愛知三河の佃煮専門店 美食倶楽部)」をご覧ください。
行楽やお弁当、恵方巻に素朴な太巻き寿司

昔ながらの素朴な味わいが好きな方におすすめです。定番のかんぴょうやしいたけ、厚焼きたまごのほか、高野豆腐が入ります。高野豆腐はカルシウムが豊富に含まれ、骨粗しょう症の予防に効果的です。また、三つ葉の爽やかな香りが全体の味を引き締めます。
詳しいレシピや作り方は「行楽やお弁当、恵方巻に素朴な太巻き寿司 レシピ・作り方(投稿者:kurapiyo2011)」をご覧ください。
鰻&きゅうり&卵の巻き寿司

うなぎは、金運や無病息災、不老不死などのシンボルとされ、古くから縁起が良いとされる食材です。うなぎはビタミンAが多いため妊娠中は摂取量に注意が必要ですが、継続的に大量に食べなければ、過度に心配する必要はありません。1食50〜60g程度であれば、そのほかの食品からビタミンAを摂取しても、1日の耐容上限を超えることはないでしょう。
詳しいレシピや作り方は「鰻&きゅうり&卵の巻き寿司レシピ・作り方(投稿者:不二子ちゃん2号)」をご覧ください。
<おかんの味>韓国風♪恵方巻キンパ

定番の恵方巻きに飽きた方は、キンパがおすすめです。甘辛い牛肉がたっぷり入ったキンパはボリューム満点で、妊婦さんはもちろん、パパや食べ盛りのお子さんも満足できます。牛肉は、単体で食べるとやや味が濃いと思うくらいの味付けにすると全体のバランスがよくなります。
詳しいレシピや作り方は「<おかんの味>韓国風♪恵方巻キンパ レシピ・作り方(投稿者:ケキコ)」をご覧ください。
キンパ(キムパブ) 韓国風海苔巻

キンパは、具材が豊富で見た目も華やかです。アレンジの幅が広く、入れる具材によって栄養バランスや味わいを変えられます。一見カロリーが高く見えますが、ナムルやキムチを多めに入れると、ヘルシーです。韓国海苔が手に入らないときは、焼き海苔にごま油を塗ると代用できます。
詳しいレシピや作り方は「キンパ(キムパブ) 韓国風海苔巻 レシピ・作り方(投稿者:liqueur)」をご覧ください。
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妊娠中でも、生魚や食べ過ぎを避ければ、恵方巻きを食べられます。アボカドや納豆、加熱した海鮮など、妊婦さんに必要な栄養素を豊富に含む食材を使用した恵方巻きを選ぶとなお良いでしょう。
最近は、具材のバリエーションも豊富です。サラダ巻きやキンパなど定番以外の恵方巻きを手作りするのも楽しいかもしれません。本記事で紹介したレシピを見ながらおいしい恵方巻きを作り、思い出に残る節分を過ごしてください 。
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