医師監修|妊婦でもアイスを食べて良い?おすすめの種類や注意点を解説
2025/7/28
妊婦さんがアイスを食べても基本的に問題はありませんが、体重増加や冷えにつながるため1日1個までにしましょう。本記事では、医師監修のもと妊娠中にアイスを楽しむためのポイントを医師監修のもとで解説します。

妊娠中はつわりで食べられるものが限られ、冷たくてさっぱりとしたアイスが食べたくなる方も多いでしょう。一方で、「赤ちゃんに悪影響は?」「成分は大丈夫?」といった不安を感じる方もいるのではないでしょうか。しかし、日本で販売されているアイスは基準が厳しく、妊娠中に食べても問題ありません。
この記事では、妊婦さんに安心してアイスを楽しんでいただけるよう、注意点やおすすめの種類を医師監修のもと解説します。
この記事の監修者

コロンビア大学病院 一般産婦人科医
常盤真琴先生
山形大学医学部卒業、日本医師免許取得。ニューヨーク大学メディカルセンターにて産婦人科研修を修了。米国医師免許取得。現在コロンビア大学病院にて一般産婦人科医として勤務。
妊婦でもアイスを食べて良い?
妊婦さんがアイスを食べること自体に問題はありません。日本でアイスを製造するには、規格に適合した原料を使用し、品質基準を満たすことが必須です。厳しい基準をクリアしたものだけが販売されているので、食中毒のリスクが少なく、妊娠中でも安心して食べられます。
ただし、アイスには糖分や脂質が多く含まれており、食べる量や頻度に気を付けないと体重増加の原因となります。1日に食べるアイスの目安は1つまでとし、毎日食べるのは控えた方が良いでしょう。また、アイスを食べる日は運動や食事の調整でバランスを取ることが大切です。
この記事では、妊婦さんに安心してアイスを楽しんでいただけるよう、注意点やおすすめの種類を医師監修のもと解説します。
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妊婦さんにはカロリー控えめな氷菓がおすすめ
妊婦さんにおすすめのアイスは「氷菓」です。氷菓は、乳固形分や乳脂肪分をほとんど含まず、カロリーが控えめなことが特徴です。ここからは、アイスの詳しい種類について説明します。
まず、アイスは乳固形分と乳脂肪分の割合により、4種類に分けられます。

それぞれの特徴は以下のとおりです。

氷菓は乳固形分や乳脂肪分をほとんど含まず、アイスの中ではカロリーも控えめであることから、妊娠中も食べやすい種類といえます。
妊娠中にアイスを食べるときの注意点
食べ過ぎ
アイスは冷たく食べやすいため、つい食べ過ぎてしまうことがあります。しかし、糖分や脂質が多く含まれており、過剰摂取は体重増加や妊娠糖尿病のリスクを高めます。1日1個を目安に控えめにしましょう。
妊娠後期になると、450kcalほど追加でカロリーをとる必要がありますが、その分アイスを多く食べて良い訳ではありません。間食は1日200kcalまでが目安とされているため、アイスは1日1個までとしましょう。赤ちゃんに必要な栄養が行き渡るよう、栄養バランスの取れた食事を心掛けると良いですね。
どうしてもつわりがひどく、アイスのようなものしか食べられないときは、医師に相談することが大切です。
身体の冷え
アイスを食べることで身体の冷えが懸念されます。体質的に冷え性でない方も妊娠中はお腹が大きくなり、血管を圧迫して血行不良になったり、運動不足になりやすかったりするため、妊娠前よりも身体が冷えやすい状態です。
「冬場以外は気にする必要はないのでは?」と思うかもしれません。しかし、アイスを食べると体の中や内臓が冷えます。夏場など暑い時期に体内を温めるのは大変なので、冬場でなくても体が冷えないように対策すると良いでしょう。
妊娠中の体の温め方についての記事は、以下を参考にしてください。
時間帯やタイミング
アイスを食べる時間帯やタイミングにも気を配ると良いでしょう。特に、以下のタイミングでアイスを食べるのは避けたほうが無難です。
- 妊婦健診の前(血糖値に影響する)
- 就寝前(体温低下で睡眠の質が低下する)
- 風邪をひいているとき(治りが遅れる)
- 貧血のとき(氷食症の恐れがある)
妊婦健診の前にアイスを食べると、血糖値が上昇して血液検査の結果に影響があります。「前日ならOKでは?」と思うかもしれませんが、食べるタイミングによっては正確な結果が出ない恐れがあるため、なるべく避けるべきでしょう。
就寝前や風邪をひいているときにアイスを食べるのもおすすめできません。就寝前に食べると体が冷えて睡眠の質が低下し、風邪をひいているときは身体の内側から冷やすと治りが遅くなる可能性があるからです。
貧血のときはアイスや氷のような冷たいものが無性に食べたくなりますが、これは氷食症の可能性があります。氷食症になると、暑さなどに関係なく氷が食べたくなるため、アイスの食べ過ぎにつながります。もしこのような傾向が見られる場合、医師に相談しましょう。

妊婦さんは注意が必要なアイスの味
アイスを食べる際はいくつか注意点があると説明しましたが、実は注意しなければならない味もあります。妊娠中は、以下4つの味のアイスは避けた方が良いでしょう。
なぜ注意すべきなのか詳しく説明します。
チョコレート・抹茶:胎児リスクのあるカフェインが含まれる
チョコレートや抹茶味のアイスには、カフェインが含まれています。妊娠中はカフェインの摂取に注意が必要で、1日あたりの目安は200mg(※1)までとされています。
たとえば、1.5gの抹茶を使用したアイスには、48mg(※2)のカフェインが含まれる計算になります。コーヒーや紅茶を一緒に飲むと、1日の上限を超えてしまう可能性があります。
カフェインをとりすぎると早産や死産、低体重児など赤ちゃんへのリスクが高まります。チョコレートや抹茶以外にも、コーヒー味や紅茶味のアイスにもカフェインが含まれるため、ほかのカフェイン飲料とのバランスを考えて調整することが大切です。
※1 国食品基準庁(FSA)が定める妊娠した女性のカフェイン摂取量
※2 農林水産省「カフェインの過剰摂取について」
妊娠中のチョコレートやカフェインについて詳しい情報が知りたい方は、以下の記事もご覧ください。
チョコミント:子宮収縮作用のあるメントールが含まれる
チョコミント味のアイスを食べるときは、チョコレートに含まれるカフェインと、ミントに含まれるメントールやメントンに注意が必要です。
メントールやメントンは、食べたときに感じるスーッとした清涼感を生み出す成分です。これらの成分には、子宮を収縮させる作用があるため、妊婦さんが過剰摂取するのはよくありません。基本的にアイスに含まれるメントールやメントンは微量ですが、食べ過ぎには注意しましょう。

ラムレーズン:アルコールが含まれる
ラムレーズン味のアイスには、文字どおりラムレーズンが含まれています。洋酒のラムに漬けこまれたレーズンを使用しており、アルコールを含む商品が多いです。アルコール分0.1%未満の商品もありますが、妊娠中は避けた方が無難でしょう。
妊娠中のアルコール摂取は、胎児性アルコール症候群(FAS)などのリスクがあるため、少量であっても避けるのが望ましいでしょう。胎児性アルコール症候群(FAS)は、発達の遅れや学習障害、注意欠陥などを引き起こす原因となってしまうので、注意が必要です。
妊娠中のアルコールについて、詳しくはこちらの記事で解説しているので、ぜひご覧ください。
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妊婦さんがアイスを食べても問題ありませんが、食べ過ぎは体重増加の原因となるため1日1個までとし、200kcal以内にするのがベストです。また、食べるタイミングや味にも注意し、体を冷やさないようにしましょう。基本的に食べ過ぎなければ問題ないため、頻度や量を守ってリラックスタイムに役立ててください。
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