産休中にやることは?準備リストや先輩ママ・パパの体験談も紹介
2025/1/17
産休中は出産準備や必要な手続きのほか、趣味や美容の時間を楽しんだりお家でゆっくり過ごしたりするのがおすすめです。産休中にやることを楽天ママ割メンバーのアンケート結果や体験談とあわせて紹介します。

「産休中の過ごし方が分からない」「出産や育児の準備を効率よく進めたい」と考えるママやパパは多いのではないでしょうか。産休をうまく活用すれば、赤ちゃんとの生活をスムーズにスタートできます。
そこで今回は、楽天ママ割メンバーに産休中の過ごし方や、やって良かったことをアンケート調査しました。本記事では一般的な準備リストや手続きのほか、先輩ママ・パパのリアルな体験談も紹介しています。産休を控えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
【楽天ママ割メンバー対象アンケート】
期間:2024 11/5~11/18
回答者全体(N=1,000)
目次
産休とは?どれくらいの人が取得しているの?
産休とは「産前産後休業」の略称で、出産のために取得する休暇のことを指します。
産前休業は、出産予定日を含む6週間前(多胎妊娠の場合は14週前)から、産後休業は出産の翌日から8週間が対象です。これは、労働基準法で定められている労働者の権利であり、企業に雇用されている女性であれば誰でも取得できます。
産休の詳しい概要を知りたい方は「産休とは?取得条件や期間、もらえる手当金をわかりやすく解説!」をご覧ください。
また、2022年10月からは、主に男性の育児参加を促進することを目的に「出生時育児休業(通称:産後パパ育休)」が導入されました。この制度は「男性版の産休」とも呼ばれ、出産後8週間以内に最長4週間の休業を取得できます。
なお、産休は、子どもの養育を目的とした「育児休暇(育休)」とは異なる制度です。産後9週目以降も休業したい場合は、産休とは別に育休の手続きを自分でする必要があります。
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ママの産休取得率は53%
楽天ママ割メンバーのうち、産休を取得したことがある方は全体の48.8%を占め、一定数の女性が制度を利用していることがわかります。さらに、4.6%がこれから取得予定であり、ママの産休取得率は約53%に達しています。

一方で、46.6%の方は育休を取得していません。その理由として多かったのは、「専業主婦のため(68.5%)」「産休制度ができる前の妊娠だったから(9.3%)」「フリーランスのため(6.0%)」と、産休制度の対象外というものでした。
また、取得しなかった理由として、「妊娠したのが入社1年未満だったから」という回答も2.7%ありました。制度の利用は入社年数や雇用形態(正社員・パート社員など)に関わらず誰でも取得できる制度ですが、入社してすぐに申請するのは気まずいという気持ちも分かります。

産後のパパの育休取得率は約15%
多くのママが産休を取得する一方で、育休を取得した・取得予定と回答したパパは約15%にとどまっています。男性の育児休業取得率は年々上昇していますが、お金の心配やキャリアへの影響から、まだ多くの男性が制度利用に消極的です。

先輩パパが取得しなかった具体的な理由として多かったのは「そもそも産休を取得するつもりがない(39.3%)」や「業務が忙しいため取得できなかった(25.4%)」というものでした。
日本では、妊娠・出産で仕事を休むのは女性だという認識が根強く残っています。近年、産後パパ育休の導入や育児休業給付金の増額など、制度面での改善が進んでいますが、企業によって実際の取得率には大きな差があるのが現状です。

男性の育休の制度や現状については「男性の育休取得は難しい?男性が育休を取得するためのポイント」でも詳しく解説しています。あわせてご覧ください。
産休中にやることリスト:出産準備
産休中に取り組むべきことの一つが、出産に向けた準備です。出産準備は、主に以下の5つの項目に分けられます。
- 陣痛や入院に向けての準備
- 赤ちゃんグッズの用意
- 陣痛タクシーの登録
- 宅配サービスの登録
- 保育園探し
ここからは、それぞれの出産準備としてやるべきことのリストを紹介していきます。
陣痛や入院に向けての準備をする
産休に入ったら、いつ陣痛が始まってもおかしくありません。いざという時に慌てないように、陣痛や入院のための準備は妊娠36週までに済ませておくと安心です。
最近は「陣痛バッグ」と「入院バッグ」の2種類の荷物を用意する方が増えています。
陣痛バッグは、陣痛が始まったときに持ち出す必要最低限の荷物を入れたものです。一般的な中身は、以下のリストをご覧ください。
- 現金
- 診察券
- 母子手帳
- 必要書類
- 飲み物、ストロー
- タオル
- 産褥ショーツ、授乳ブラ
- 産褥パッド
- 軽食(陣痛食)
- スマホ充電器
- 前開きのパジャマ(1セット)
- メガネ、コンタクトケース
陣痛バッグは、ママが1人でも持ち出せる量にすることがポイントです。現金は、自動販売機や売店を利用することを考えて、小銭を多めに用意しておくと良いでしょう。
入院バッグは、入院中に必要な日用品や赤ちゃんのためのアイテムを入れたものです。一般的な中身は、以下のリストをご覧ください。
- 前開きパジャマ(洗い替え用)
- タオル
- 授乳ブラ
- 母乳パッド
- 清浄綿
- 靴下
- 骨盤ベルト、サポーター
- 洗面用具
- ケア用品(スキン、ボディ、ヘア)
- 退院時の服(ママ、赤ちゃん)
入院バッグは、パパや家族に後から病院へ持ち込んでもらうこともできるため、重さや大きさに制限はありません。バッグの中身はパートナーと一緒に確認すると忘れ物を予防でき、出産への足並みもそろえられるでしょう。
入院中にあると役立つアイテムは以下の記事でも詳しく紹介しています。
なお、入院セットを用意すると出産がリアルに感じられ、恐怖心や不安が大きくなるという方もいます。以下の記事では、陣痛の痛みを軽減する方法などを紹介していますので、不安なときはご一読ください。
赤ちゃんグッズの用意
いざ育児が始まると、ゆっくり買い物に出かけるのは難しくなります。そのため、産休中の時間を活用して、新生児期に必要なものだけでなく、少し成長した後に使うアイテムや服などもまとめて用意しておくのがおすすめです。
赤ちゃんが産まれてからベビーカーや抱っこ紐を購入予定の方も、ある程度目星をつけておくと、後でスムーズに買い物できます。
余裕があれば、スタイやおくるみ、おもちゃなどを手作りするのもすてきな過ごし方です。手作りキットを活用すれば、裁縫が苦手なママでも気軽に挑戦できます。
出産前に用意しておきたい赤ちゃんグッズは、以下のリストをご覧ください。
- 肌着
- ロンパース
- おくるみ
- 紙おむつ
- おしり拭き
- ベビーベッド(布団セット)
- ベビーバス
- ベビーソープ
- ガーゼ
- 綿棒
- 消毒液
- 赤ちゃん用爪切り
- 抱っこ紐
- チャイルドシート
- 哺乳瓶
- 粉ミルク
選び方のポイントや代用品については以下の事でも紹介していますので、あわせてご一読ください。
陣痛タクシーの登録
陣痛時、すぐに家族のサポートが受けられない可能性がある方や、タクシーが捕まりにくい地域にお住まいの方は、陣痛タクシーの登録をすると安心です。
陣痛タクシーとは、妊婦さんが陣痛や破水が始まった際に利用できる登録制のタクシーサービスです。運転手さんは特別な研修を受けていたり、専用の配車回線を設けていたりするため、安心して利用できます。
事前に住所や病院情報を登録することで、迅速な送迎が可能になることもメリットです。ただし、タクシー会社によって対応エリアが異なるため、早めに利用可能な会社を調べて事前登録を済ませておくと良いでしょう。
陣痛タクシーの利用方法や注意点については以下の記事で詳しく解説しています。利用する予定がある方は、ぜひご覧ください。
宅配サービスの登録
お腹が大きくなると、短時間の買い物も大変です。産休中に宅配サービスを申し込んでおくと、妊娠中はもちろん、産後も役立ちます。
宅配サービスは、スーパーが提供するもの以外にも、ミールキットやお弁当、農家直送など多種多様です。それぞれコンセプトや扱う食材などが異なるため、ライフスタイルや予算に合わせて選ぶと、産前産後の生活がさらに便利になります。
特に、産後は料理をする余裕がないことも多いため、惣菜やミールキットの宅配サービスを活用するのがおすすめです。
楽天マートは、24時間注文可能で最短当日に自宅に届けてくれます。生鮮食品だけでなく日用品も取り揃えているため、日々の生活な必要なものをまとめて買えます。また、楽天ポイントが使える・貯まるのもうれしいポイントです。
どこの宅配サービスを利用するかお悩みの方はぜひ楽天マートを利用してみてください。

保育園探し(保活)
産後に早い段階で職場復帰を考えている方は、早めに保育園探しを始める必要があります。アンケートによると、約26%が「産休中にしておけばよかった手続き」として「幼稚園・保育園探し」と回答していました。
保活を始めるタイミングは、保育園に入れたい時期の約1年前が目安です。保育園に入れるのがまだ先になる家庭でも、いつ何をすればよいのかを把握しておくと、実際に保活をする際に役に立つでしょう。
保活の大まかな手順は以下のとおりです。
- 気になる園の見学
- 申請書類の準備、提出
- 内定通知の受け取り
認可保育園は、年度の始まり(4月)を基準に申し込みや選考が行われることが一般的です。一方で認可外保育園は、自治体のスケジュールに縛られない場合が多く、空きがあれば随時申し込み可能なケースもあります。そのため、入園希望時期や条件に応じて柔軟に動くことがポイントです。
保活のスケジュールやポイントは、以下の記事で詳しく解説しています。これから保活を始める方は、ぜひご覧ください。
産休中にやることリスト:各種手続きの準備・確認
産休中には、さまざまな行政手続きが必要です。これらの手続きは、主に以下の2つの項目に分けられます。
- 役所の手続き
- 職場の手続き
産後は心身ともに疲労がたまりやすいため、出産前に産後に必要な手続きを確認し、できるところまで準備を進めると安心です。妊娠中から産後に必要な手続きについては以下の記事でも詳しく説明しているので参考にしてみてください。
ここからは、それぞれの手続き方法について詳しく解説していきます。
役所の手続き
産後に必要な手続きは、以下の5つです。
- 出生届
- 乳幼児医療制度
- 児童手当
- 赤ちゃんの健康保険加入
- 出産育児一時金の申請
それぞれ提出期日が設定されているため、パパと協力して早めに済ませると安心です。なお、出産一時金の直接支払制度を利用する場合は産前の手続きが必要になります。
赤ちゃんが未熟児で産まれたり、高額療養費制度の対象になったりした場合は、以下の手続きも必要です。
- 未熟児養育医療給付金
- 高額療養費の申請
- 医療費控除の準備
「産休中にしておけばよかったと思う手続き」をアンケートしたところ、36.8%の方が「給付金のリサーチ・申請」と回答しています。
給付金や助成金は申請しないともらえない仕組みですが、自治体や産院では積極的に教えてもらえないことが多いです。また、自治体が独自に提供している制度もあり、たとえば3人目以降の子どもを対象に特産品の贈呈や、親の年齢が一定以下の場合に助成金が支給されることがあります。
知らずにもらえなかったということを避けるためにも、事前にお住まいの自治体に条件や申請方法を調べておきましょう。
職場の手続き
職場では、次の手続きが必要です。
- 出産手当金
- 育児休業給付金

産休中にやることリスト:2人目以降の産休の場合
第2子以降の産休は、上の子に関する準備も必要です。上の子のための準備としては、主に以下の3つが挙げられます。
- 子どものルーティーン確認
- 子どもとたくさんスキンシップをとる
- ご飯の作り置き
ここからは、それぞれの項目について詳しく解説していきます。
子どものルーティーン確認
保育園や習い事など、子どもの日々のルーティーンをパートナーや両親、義両親と十分に確認しておきます。
普段ママがメインで育児をしている家庭は、注意事項も念入りに伝え、リストやスケジュール表を作成して共有すると良いでしょう。特に、習い事は送迎時間を把握していても、持ち物を伝え忘れることが多いので要注意です。
また、祖父母や親戚の家に一時的に預かってもらう可能性を考慮し、子ども用のお泊まりセットも用意しておきます。子どもと一緒に1〜2泊分の荷物をリュックやバッグに詰め、1人でも持ち運べるようにすると自立心を刺激できるためおすすめです。
子どもとたくさんスキンシップをとる
入院中や赤ちゃんが自宅に帰ってきてしばらくは、上の子との時間が減ってしまいます。寂しい思いを和らげるため、産休中にたくさんスキンシップをとり甘えさせることが大切です。
また、上の子が赤ちゃんを迎える心の準備ができるようにサポートします。たとえば、赤ちゃんに必要なものを一緒に買いに行ったり、家族をテーマにした絵本を読み聞かせたりして、家族みんなが新しい生活に向けて前向きな気持ちになれるようにすると良いでしょう。
ご飯の作り置き
ママがご飯作りを担当している家庭は、作り置きをしておくのもおすすめです。入院中にママが恋しくなった際にも、ママのご飯があることで多少は安心感を得られます。
また、すぐに食べられるものがあると、ママの入院中に子どもの面倒を1人で見るパパの負担軽減にもつながることもメリットです。料理が苦手なパパは、ママと一緒に作り置きを用意するのも良いでしょう。料理の腕を上げておくと、今後ママが体調不良になった際にも困りません。
産休中にやるのがおすすめのこと【ママ編】
産後は体の回復を第一に考えなければいけません。また、産後は生活や環境がガラッと変わり、自分自身に費やす時間は激減します。そのため、産休中にママが好きなことや、したいことを思いっきり楽しむのがおすすめです。
なお、「産休中にしたこと」というアンケートの回答として多かったのは、「家でゆっくりと過ごす(77.1%)」「ベビーグッズの調達(58.5%)」「部屋の片付け・断捨離(54.9%)」でした。
妊娠後期は疲れやすく、とにかくゆっくり休みたいと感じるママは多いでしょう。赤ちゃんが産まれてしばらくは、昼夜問わず忙しくなるため、何もせずのんびりするのもすてきな選択ですね。

そのほか、アンケートの回答で多かったことを具体的に紹介します。
趣味:映画・ドラマ・買い物・外食
「産休中にしたこと」という質問で、38.4%の方は、「映画やショッピングなど趣味のお出かけ」と回答しました。
赤ちゃんが生まれると、ゆっくり外出する機会は減ってしまいます。ママ自身のための外出はさらに少なくなる可能性が高いため、映画や子どもを連れていけないレストランでの外食なども、産休中に思いっきり満喫してください。
ウィンドウショッピングは、軽い運動にもなり、ストレス発散にも効果的です。パートナーと一緒に楽しむこともでき、良いコミュニケーションの時間になるでしょう。運動不足が気になる方は、ヨガやスイミングなど、体を動かす趣味を見つけるのもおすすめです。
妊娠中のスイミングについては以下の記事をご覧ください。
美容ケア:美容院・エステ・各種サロン
美容ケアをしたという回答も24.3%ありました。
前述したとおり、産後は自由な時間がしばらく取れないことが多く、自分のことは後回しになりがちです。しかし、産後は退院の際やお宮参りなど、一生の思い出として残る写真を撮る機会が多くあります。時間に余裕がある産休中に美容院やエステなどで自分磨きをしておくと、よりイベントが楽しみになるでしょう。
外出したり長時間同じ姿勢で過ごしたりするのがつらい場合は、自宅でできるケアにお金や時間をかけるのもおすすめです。
ちなみに、「産休中にケアしたこと」の回答として多かったのは「妊娠線など肌のケア(63.4%)」や「歯のケア(30.8%)」「むくみなど体のケア(26.6%)」でした。
妊娠中は口内環境の変化により、虫歯になりやすいといわれています。妊娠中期(5〜7か月)以降は、歯科治療の選択肢が限られることがありますが、放置するのはよくありません。予防として定期検診を受けたり、応急処置をしたりして、産後の治療についても相談すると安心です。
妊娠中の歯科検診については以下の記事をご覧ください。
記念&思い出作り:デート・マタニティフォト
アンケートの結果、12.6%の方が産休中にマタニティフォトを撮影したことがわかりました。一般的にマタニティフォトは妊娠24〜35週頃に撮る方が多く、お腹の膨らみが目立つ産休中に撮影すると、神秘的な雰囲気が出ます。
写真スタジオにいくほか、プロのカメラマンに出張してもらったり、セルフ撮影したりと、撮影方法はさまざまです。
マタニティフォトについては「セルフマタニティフォトはあり?なし?撮影におすすめのポーズや衣装、コツを一挙公開!」もご覧ください。
また、第1子出産前であれば、産休中はパートナーと2人だけで過ごす貴重な期間となります。無理のない範囲でデートをしたり、家の中でゆっくり過ごしたりして思い出を作ると良いでしょう。
勉強:資格取得・在宅ワーク
産休中に、資格の勉強や在宅ワークを始める方もいます。まとまった時間がある産休中は、取りたい資格の勉強をするのにぴったりな時期です。
特に取りたい資格が決まっていない場合は、今後のキャリアに役立ちそうな資格がおすすめです。資格を取らなくても、興味のある分野について調べたり学んだりすることで、有意義な時間を過ごせます。体調が不安定な妊娠中は、時間や場所に融通がきく通信教育やオンライン講座を活用すると良いでしょう。
また、空いた時間にできる在宅ワークに挑戦してみるのも良いでしょう。無理のない範囲でスキルアップを目指して頑張ってください。

産休中にやるのがおすすめのこと【パパ編】
ここからは、実際に産休を取得したパパにきいた「産休中にしたこと」の結果を紹介します。
「育休(産休)を取得したものの何をすればよいか分からない」とお悩み中のパパや、「取得予定だから何をすべきか勉強しておきたい」と考え中のパパはぜひ参考にしてください。
家事育児を全面的に担当
「産休中にしたこと」の回答として最も多かったのが「積極的に家事育児を担う(72.1%)」でした。
個人差はあるものの、産後のママの体が回復するには6〜8週間程度かかるといわれており、この期間を産褥期と呼びます。
産褥期は、冷たい水に触れたり重いものを持ったりするような家事はできるだけ避けることが推奨されています。ママが体の回復を第一に考えられるよう、パパは家事育児全般を担当してあげてください。
新生児のお世話も、パパが自分一人でできるようになるのが理想です。お手伝いやサポート要員ではなく、当事者意識を持つことが大切です。
とはいえ、パパも慣れない家事育児で疲れてしまうこともあると思います。お互いの両親や公的なサービスをうまく利用しながら、大変な時期を家族で協力して乗り切りましょう。
パートナーのケア
アンケート結果によると、53.5%のパパが「産後のパートナーのケア」を行っています。
出産後の女性は体に大きなダメージを受け、疲労が蓄積しています。身体的な痛みに加え、抜け毛や尿漏れなどの問題が生じることもあり、心も不安定になりがちです。そんな中で、一番そばにいるパートナーがそのことを理解して寄り添うだけでも、ママは前向きな気持ちで生活できるようになることもあります。
特に、産後うつは自分では気づきにくい心の病気です。ママの体調や精神状態について心配なことがあれば、医師や助産師に相談し、ママが必要なケアを受けられるようにサポートすると良いでしょう。
上の子どものケア
アンケート結果から、30.2%のパパは「上の子どものケア」を行っています。
出産直後のママは、体調不良や新生児のお世話で上の子どもに構う時間が減りがちです。上の子どもに寂しい思いをさせないためにも、パパがたっぷり愛情を注ぐことが大切です。
公園に連れ出して思いっきり体を動かしたり、言葉で大切な存在であることを伝えたりすると、子どもは気持ちが落ち着き、赤ちゃんの存在を受け入れる準備ができます。
また、普段仕事で一緒に過ごす時間が少ないパパにとっても、子どもとの絆を深める良い機会となるでしょう。
番外編:パートナーにしてもらってうれしかったこと
ママに「産休中、パートナーにしてもらってうれしかったこと」をアンケートしたところ、最も多かったのは「家事全般(59%)」でした。
赤ちゃんのお世話は頑張れても、家事はつらいと感じるママは多くいます。ママができないと思うことを積極的にパパが担当すれば、ママの精神的な負担を大幅に軽減できるでしょう。
また、「食材や日用品などの買い物(43.1%)」「子どもの名前を考える(40.5%)」「妊娠中~出産後に必要な各種手続き(40.2%)」という回答も多かったです。パートナーがこれらのことを積極的に引き受けることで、ママに喜んでもらえるかもしれません。

「産後の恨みは一生」という言葉がありますが、逆もしかりです。つらい時期にパートナーにしてもらったことは、良い思い出として心に深く刻まれ、今後の夫婦関係にも良い影響を与えるでしょう。
先輩ママの体験談から学ぶ、産休中のおすすめの過ごし方
産休中の過ごし方について以下の3つの項目を聞いてみました。
- して良かったこと
- しておけばよかったこと
- これだけはやるべき
とてもリアルな意見なので、産休の過ごし方のヒントにしてください。
産休中にして良かったことTOP10
はじめに、産休中にしてよかったことTOP10をご紹介します。

第1位は「家でゆっくりと過ごす(52.5%)」でした。産休中は体調を整える時間として、多くのママが家でのんびり過ごしてよかったと回答しています。動画を見たり、お昼寝したりすることでリラックスでき、気持ちも安定するでしょう。
第2位は「友人と会う(41.8%)」でした。仲が良い友人と会うと気分転換になり、ストレスが軽減できます。産後の孤独感を防ぐためにも、気軽に会える友達を作っておくと良いでしょう。先輩ママに会って情報交換するのもおすすめです。
第3位は「外食(38.1%)」という結果になりました。おいしい料理を食べると心が満たされ、リフレッシュできます。特にパートナーと一緒に外食を楽しむ時間は、夫婦の絆を深める大切な機会となります。どれも赤ちゃんが生まれると難しくなることなので、産休中に実現できると良いですね。
また、運動をして良かったと答えたママもいました。適度な運動は、出産に備えて体力をつけるだけでなく、気分を安定させ、ストレスや不安を軽減する効果も期待できます。マタニティヨガやスイミング、ピラティスなど、妊娠中でも安全にできる運動を取り入れ、心身ともに健康を保ってください。
産休中にしておけばよかったと思うことTOP10
多くのママが「産休中にしておけばよかった」と後悔していることをランキング形式でご紹介します。

第1位は「特に後悔はない(36.8%)」でした。多くのママは、産休中に自分のペースで有意義に過ごせたようです。これから取得する予定の方も、そう思えるようにあらかじめやりたいことをリストアップすると良いかもしれませんね。
第2位は「資格の勉強(16.7%)」でした。資格の取得は、産後のキャリアに役立つ可能性があります。産休中は比較的自由な時間が多く、勉強を始めるのにもぴったりな時期です。仕事関係の資格のほか、食育アドバイザーや幼児教育資格などを取得すると育児にも役立ちます。
「映画やショッピングなど趣味のお出かけ(16.2%)」「部屋の片づけ・断捨離」が同率3位でした。趣味の時間はママが自分らしく過ごすために必要です。映画やショッピングを楽しむとリフレッシュでき、出産に対して前向きな気持ちになるでしょう。
また、部屋の片づけや断捨離をして不要なものを一掃することで、ストレス発散もできます。子どもが生まれると赤ちゃん用品や子育てグッズが増えるため、不要なものは時間があるうちに処分しておくと良いですね。
ランキングには入りませんでしたが、「育児休暇取得予定の旦那への家事分担等の役割を話し合うこと」と答えた方もいました。パパに当事者意識を持ってもらうためにも、赤ちゃんが生まれる前に役割分担の取り決めを相談しておくと良いかもしれません。
これだけはやっておくべき!おすすめの過ごし方
先輩ママが思う「産休中にこれだけはやっておくべき」という過ごし方をいくつか紹介します。
回答として特に多かったのは「のんびり過ごす」ことです。妊娠中は体に大きな負担がかかるため、十分な休息をとると、体調が整い、情緒が安定します。
せっかくの休暇だと思うといろいろ詰め込みたくなりますが、無理は禁物です。マイペースに過ごすことで、万全の状態で出産に挑めるでしょう。
また、「1人の時間を楽しむ」との回答も多かったです。産後は生活が一変し、赤ちゃん中心の生活になります。その前に、1人の時間を「もう必要ない」と思うくらい満喫することで、出産や育児のモチベーションが上がるでしょう。
遊びや趣味だけでなく、資格の取得や勉強をすれば、自己成長の機会にもなり自信につながります。
「部屋の片付け」「断捨離」もやるべきことの一つです。産休中は、赤ちゃんを迎えるために家の環境を整える絶好のタイミングです。清潔で整理された部屋で過ごすことは、精神的な安心感にもつながります。
重たいものはパートナーに移動してもらう、適度に休憩を挟むなど、無理のない範囲で進めてください。
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産休中は、出産準備や行政手続き、上の子のケアなど、やることがたくさんあります。しかし、多くのママが「やってよかった」と答えたことは、家でゆっくり過ごすことです。赤ちゃんのための準備はもちろん必要ですが、心と体を安定させるためにも、ママ自身がリラックスして過ごせると良いですね。
本記事で紹介したリストを参考にしながら、無理のない範囲で有意義な産休を過ごしてください。
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