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納豆の離乳食はいつから?進め方やレシピを紹介|小児科医監修

赤ちゃん

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2025/1/24

納豆は離乳食中期から与えることができます。栄養が豊富で、消化吸収がしやすいので、離乳食におすすめです。この記事では、小児科医監修のもと納豆を使った離乳食の与え方やメリット、レシピを紹介します。

納豆の画像

子どもの離乳食に納豆を取り入れたいものの、「いつからあげていいの?」「おいしく食べられるレシピは?」と悩んでいるママやパパは多いのではないでしょうか。納豆には、アレルギーのリスクや特有の粘り気があるため、離乳食ではいくつか気を付けたいポイントがあります。

本記事では、離乳食に納豆を取り入れるタイミングや月齢に合った進め方などを解説します。おすすめのレシピも紹介していますので、納豆の離乳食の進め方に興味がある方は最後までご覧ください。

この記事の監修者

日本小児科学会専門医・同指導医、米国小児科専門医、米国小児救急専門医

井上信明先生

日本の医学部を卒業後、日本、アメリカ、オーストラリアにて小児科および小児救急の研修を行う。

納豆は離乳食中期からOK

赤ちゃんが納豆を食べられるようになるタイミングは、離乳食中期(生後7〜8か月)からです。この頃になると、粒状の食材を上手に飲み込めるようになり、食事から栄養をとる準備が整います。

納豆は調理不要でそのまま食べられる上、筋肉などを構成するたんぱく質や骨・歯を構成するミネラルが豊富に含まれているため、忙しいママの味方ともいえる食品です。

さらに、納豆をはじめとした発酵食品には善玉菌が多く含まれており、腸内環境を整える効果が期待できます。離乳食が始まると、水分や食物繊維不足が原因で、便秘になる赤ちゃんが少なくありません。納豆には、食物繊維も豊富に含まれているため、便通を促して便秘を解消する効果が期待できます。

しかし、納豆は食物アレルギーのリスクがある大豆が主原料です。次に、大豆アレルギーについての注意点を解説します。

大豆アレルギーに気を付ける

納豆は、大豆を発酵させて作られる食品です。そのため、赤ちゃんが大豆アレルギーを持っている場合、口の中のかゆみや違和感、蕁麻疹、下痢などの症状が現れる可能性があります。

初めて納豆を与える際は、小さじ1杯程度の少量から始めましょう。また、アレルギー症状が出た場合にすぐに病院を受診できるよう、平日の午前中に試すと安心です。アレルギーが起こりやすい食品を知り、慎重に進めることで、安全に離乳食に取り入れられるでしょう。

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納豆を使った離乳食の進め方

離乳食は、赤ちゃんの月齢に合わせて、形状や量を段階的に調整すること大切です。ここからは、離乳食中期、後期、完了期に分けて、納豆を使用した離乳食の進め方を解説します。

時期別の離乳食の進め方については、以下の記事で詳しく解説しています。併せてご覧ください。

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離乳食の進め方を解説!時期別のおすすめレシピも紹介【小児科医監修】

離乳食中期(7~8か月)の進め方

離乳食中期は、食べられる食材が限られているため、納豆が貴重なたんぱく源になります。

この時期は、粒が細かいひきわり納豆をさらに包丁で小さく刻んでから与えます。量の目安は、1食あたり10〜15g(大さじ1杯)程度です。なお、乳製品や魚など納豆以外のたんぱく源を一緒に与える場合は、全体のバランスを見て量を調節しましょう。

離乳食中期の進め方については、以下の記事も参考にしてください。

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モグモグ期(離乳食中期)はいつ?おすすめの食材・量・レシピを紹介!

離乳食後期(9~11か月)の進め方

離乳食後期になると、5〜8cm角程度の大きさで、バナナ程度の硬さのものが食べられるようになります。

離乳食後期の納豆の量の目安は1食あたり18g程度で、大さじ1杯よりも少し多いくらいの量です。

ひきわり納豆であれば、そのまま与えても上手に飲み込めるでしょう。一方、粒納豆は1粒が大きいため、うまく噛めなかったり喉に詰まらせたりするリスクがあります。包丁で軽く刻んでから与えると安心です。

ひきわり納豆

離乳食完了期(12~18か月)の進め方

離乳食完了期は、上手に咀嚼できるようになる時期です。ひきわり納豆でも粒納豆でも、そのままの大きさで食べられます。しかし、離乳食の進み具合には個人差があるため、食べにくそうにしている場合は刻んでから与えると良いでしょう。

この時期の納豆の目安量は、1食あたり20g程度(大さじ1と小さじ1くらい)です。スプーンやフォークを使用して自分で食べたがる赤ちゃんも増えるため、汚れが落ちやすいエプロンを用意したり、つかみ食べしやすいレシピを考えたりして工夫することをおすすめします。

離乳食完了期の進め方については、以下の記事も併せてご覧ください。

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離乳食完了期・パクパク期とは?1歳からの進め方や献立例を紹介!

離乳食に納豆を与えるメリット

納豆は、赤ちゃんの成長をサポートする栄養素を豊富に含んでいます。ここからは、離乳食で納豆を与えるメリットを詳しく紹介します。

赤ちゃんにうれしい栄養が豊富

納豆は、赤ちゃんの健やかな成長を支える栄養素が豊富に含まれた食品です。原料の大豆は「畑の肉」とも呼ばれ、良質な植物性たんぱく質を含みます。そのほかにも、丈夫な骨や筋肉、血液、皮膚など、体のあらゆる組織を構成する栄養素であるミネラルやビタミンも豊富に含んでおり、成長が盛んな乳幼児期は積極的にとりたい栄養素の1つです。

さらに、大豆に含まれる食物繊維は、腸内環境を整える効果が期待できます。便通を促すほか、食べ物の消化や吸収がスムーズになることもメリットです。

また、納豆は赤ちゃんに不足しがちな鉄分を多く含んでいます。鉄分は、母乳にわずかしか含まれていない成分のため、納豆を積極的に離乳食に取り入れることで、赤ちゃんの鉄分不足を防ぐことが期待できます。

鉄分が不足しがちな赤ちゃんには、フォローアップミルクもおすすめです。以下の記事では、フォローアップミルクについて詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

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フォローアップミルクはいつから飲ませる?必要性やおすすめ商品4選も紹介

調理が簡単

納豆は、調理が比較的簡単で、手軽に離乳食に取り入れられることが大きなメリットです。もともと風味がしっかりしているため、特別な味付けをする必要がなく手間がかかりません。また、残った納豆はママやパパがそのまま食べることもでき、無駄なく使い切ることができます。

大豆を煮て作る「煮豆」よりも、納豆の方がたんぱく質の吸収率が15%高まることも魅力です。これは、納豆に含まれる酵素が大豆のたんぱく質を分解し、吸収しやすくすることが理由です。

納豆

離乳食に納豆を与えるときの注意点

続いて、離乳食で納豆を与える際の注意点を3つ紹介します。

湯通しをして食べやすくする

納豆には特有の粘り気があり、赤ちゃんが食べにくいと感じることがあります。慣れるまでは湯通しして、粘り気を取ると良いでしょう。お湯をかけることで食感が柔らかくなり、口の中でつぶしやすくなることもメリットです。離乳食後期以降は、赤ちゃんの様子を見ながら湯通しをするか決めてください。

湯通しする際は、ざるや茶漉しに納豆を入れ、約40℃のお湯を回しかけます。

納豆のたんぱく質や鉄分は比較的安定しており、軽く湯通しする程度では栄養が損なわれることはほとんどありません。しかし、熱すぎるお湯を使用すると、納豆の苦味が増したり、酵素が死滅したりするため、お湯の温度に注意が必要です。

塩分の多い付属のたれは使わない

納豆のパックに付属された「たれ」は塩分が多いため、離乳食には適していません。味付けをしたい場合は、少量のしょうゆを使用すると良いでしょう。付属のたれは、離乳食完了期以降に徐々に与えることをおすすめします。

余ったたれは、大人がドレッシング代わりにしたり、野菜の一夜漬けに使用したりと、さまざまな方法で活用できます。

納豆に付属のたれ

初めて与えるときは午前中に与える

納豆は、大豆アレルギーを発症するリスクがあります。アレルギー症状が現れた際に速やかに病院を受診できるように、いつも受診している小児科が開いている、午前中の早い時間に与えることが重要です。何度か食べて問題ないようであれば、それ以外の時間に与えても良いでしょう。

【時期別】納豆を使った離乳食のおすすめレシピ

納豆をそのまま食べるのが苦手な赤ちゃんでも、調理方法を変えると食べられることがあります。最後に、納豆を使った離乳食のおすすめレシピを6つ紹介します。

【離乳食中期】納豆と豆腐のおやき

【離乳食中期】納豆と豆腐のおやき

自分で食べることに興味を示し始めた赤ちゃんには、おやきを作ってみると良いでしょう。豆腐を加えることで柔らかい食感になり、食べやすさがアップします。納豆の粘り気も軽減され、飲み込みやすくなることも魅力です。

詳しいレシピや作り方は「【離乳食中期】納豆と豆腐のおやき レシピ・作り方(投稿者:cocopoteito)」をご覧ください。

【離乳食中期】離乳食★おろし納豆

【離乳食中期】離乳食★おろし納豆

納豆の粘り気と大根おろしを組み合わせることで、自然なとろみが加わり、赤ちゃんでも飲み込みやすくなります。大根は、辛みが少ない上の部分を使うと食べやすいでしょう。うどんにかけて食べるのもおすすめです。

詳しいレシピや作り方は「【離乳食中期】離乳食★おろし納豆 レシピ・作り方(投稿者:mht-isz)」をご覧ください。

【離乳食後期】5倍粥のひきわり納豆とほうれん草のせ

鉄分が豊富な納豆とほうれん草を組み合わせた、栄養満点のおかゆです。鉄分不足が気になる離乳食後期にもおすすめします。ほうれん草は、柔らかい葉の部分を使うことがポイントです。

詳しいレシピや作り方は「【離乳食後期】5倍粥のひきわり納豆とほうれん草のせ レシピ・作り方(投稿者:cocopoteito)」をご覧ください。

【離乳食後期】しらすと納豆と小松菜の和風うどん

【離乳食後期】しらすと納豆と小松菜の和風うどん

具だくさんの和風うどんは、1品で多くの栄養がとれて、忙しい日にも便利です。味付けは和風だしだけでOK。納豆を加えると風味が増し、薄味でもおいしく食べられます。

詳しいレシピや作り方は「【離乳食後期】しらすと納豆と小松菜の和風うどん レシピ・作り方(投稿者:cocopoteito)」をご覧ください。

【離乳食完了期】離乳食☆臭くない!納豆チャーハン

【離乳食完了期】離乳食☆臭くない!納豆チャーハン

納豆の風味が気になる赤ちゃんは、しっかり湯通ししてチャーハンにすると良いでしょう。納豆は加熱すると粘り気が少なくなり、周りを汚さずに食べられます。自分で食べる意欲が増す離乳食後期〜完了期におすすめのレシピです。

詳しいレシピや作り方は「【離乳食完了期】離乳食☆臭くない!納豆チャーハン レシピ・作り方(投稿者:ポニポニ2323)」をご覧ください。

【離乳食完了期】米粉の納豆お好み焼き

【離乳食完了期】米粉の納豆お好み焼き

納豆のベタベタで手や口が汚れるのが気になる場合にぴったりなレシピです。小麦粉の代わりに米粉を使用すると、ふんわりと仕上がります。野菜をたっぷりととれることも魅力です。

詳しいレシピや作り方は「【離乳食完了期】米粉の納豆お好み焼き レシピ・作り方(投稿者:Ara)」をご覧ください。

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離乳食中期から食べられる納豆は、調理が簡単で、手軽にたんぱく質や食物繊維などの栄養素を摂取できることがメリットです。ただし、大豆アレルギーのリスクがあるため、最初は少量から与えることと、病院が空いている時間に与える必要があります。

また、離乳食の進み具合に合わせて、形状や量を調節することも重要です。この記事で紹介したおすすめレシピも試しながら、納豆を上手に離乳食に取り入れてください。

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