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「秋茄子は嫁に食わすな」は意地悪じゃない?茄子の栄養素も解説

「秋茄子は嫁に食わすな」には「姑が意地悪で言っている」という意味を含め3つの意味があります。どの意味でも秋茄子を食べても問題ありません。3つの意味と茄子の栄養素・注意点を解説します。

なすを抱えた女性

「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざから、「妊婦は秋茄子を食べないほうがいいの?」と気になっている方もいるかもしれません。結論からいうと、嫁や妊婦が秋茄子を食べても問題ありません。ただし、食べすぎには注意が必要です。

この記事では、「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざの意味と、妊娠中の女性が秋茄子を食べる時の注意点をご紹介します。

「秋茄子は嫁に食わすな」には3つの意味がある

「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざは、一般的には嫁いびりのネガティブな意味合いで知られています。しかし、実は、嫁を気遣う意味合いや、まったく別の意味合いもあると知っていましたか?

「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざには、「嫁を気遣う説」「嫁への意地悪説」「よめ=ネズミ説」の3つの意味合いがあるとされています。それぞれの意味を紹介します。

「体を冷やしたら大変」という優しさ

ひとつめに、「嫁を気遣う説」をご紹介します。こちらは茄子がもつ、体を冷やす効果によって、子どもを産む嫁の体が冷えたら大変だという気遣いを表しています。

茄子に含まれるカリウムには利尿作用があり、尿の排出とともに体を冷やす(熱を排出する)効果があります。体を冷やすと子どもを授かりにくくなったり、流産になったりする可能性があるため、姑が子どもを産む嫁を心配している、という意味合いです。

また、茄子には種子が少ないことから、子宝に恵まれないことを案じているという説もあります。

「嫁に食べせるのはもったいない」という意地悪

続いて、「嫁への意地悪説」をご紹介します。こちらは、おいしい秋茄子を嫁に食べさせるのはもったいないという意地悪な意味であり、この説が一般的に広く知られています。

実際に、秋茄子は夏茄子よりも皮が薄く旨味が強いことで知られています。そんなおいしい茄子を食べさせるな、という意地悪な姑の嫁いびりを表したとされる説です。

同じような意味合いのことわざは、ほかにもあります。秋魳(かます)、秋鯖(あきさば)、秋蕗(あきふき)、五月蕨(ごがつわらび)は嫁に食わすなということわざは、嫁いびりを表すとされています。ただし、意味は諸説あり、理由・語源もはっきりしていません。

「夜目(ねずみ)に注意」というヨメ違い

最後に、「よめ=ネズミ説」をご紹介します。こちらは、鎌倉時代の私撰和歌集『夫木和歌抄(ふぼくわかしょう)』に収録されている和歌、「秋なすび わささの粕につきまぜて よめにはくれじ 棚におくとも」に由来するといわれています。

「酒粕につけた秋茄子を棚に置いておくのはいいけれど、よめに食べられないように注意しましょう」という意味です。この歌の「よめ」は、嫁ではなくネズミを指すという解釈があります。

「秋茄子は嫁に食わすな」も嫁ではなくネズミに注意という意味だったが、時代とともに「よめ」が「嫁」に転じたとされています。

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立派に実ったなす

秋茄子に含まれる栄養素

「秋茄子は嫁に食わすな」ということわざには諸説ありますが、嫁や妊娠中の方が秋茄子を食べても何の問題もありません。食べすぎには注意が必要ですが、秋茄子はおいしいうえに、妊娠中に大切な栄養素も含まれています。

茄子は夏野菜のイメージですが、実は一番おいしくなるのは、気温が下がる秋です。急に涼しくなることでアミノ酸や糖などのうまみ成分や栄養素を蓄え、皮も薄くなり、おいしくなります。

ここでは、秋茄子に含まれる主な栄養素をご紹介します。

食物繊維:お通じの改善

水分が93%以上を占める茄子、内部はスポンジのような形状になっており、水分と食物繊維が豊富に含まれています。そのため、茄子はお通じの改善に役立ちます。

茄子がお通じの改善に役立つ理由は、スポンジ形状であることがポイントです。腸内で不要なものを吸収してくれるため、通常の食物繊維よりもより毒素を排出する力があるとされています。

カリウム:健康な血圧維持

茄子には、きゅうりよりも豊富なカリウムが含まれています。茄子100gあたり(1本より少し多いくらい)のカリウム含有量は220mgです。これは、きゅうりの1.1倍、もやしの3.2倍の量にあたります。

カリウムには余分な塩分・水分を体外に放出する働きがあるため、高血圧の予防・むくみの解消につながるとされています。体の熱を放出するため、だるさや食欲不振などの夏バテ症状を予防・緩和することが可能です。

ただし、とりすぎると体の冷えや頻尿につながる可能性もあるため、食べすぎには注意しましょう。

ナスニン:健康維持

ナスニンは、茄子の皮に含まれる鮮やかな紫色の部分に多く含まれる成分で、ポリフェノールの一種です。

強力な抗酸化作用があり、免疫力の向上やアンチエイジングのほか、がん予防にも効果があるといわれています。皮を向かずに調理することで、栄養成分を有効に取り入れられますよ。

葉酸:貧血予防

葉酸は、妊活中・妊娠中の女性が特に意識してとりたい栄養素です。特に、妊娠初期の胎児の成長には欠かせない栄養素といわれています。

そのほか、葉酸は赤血球を作るために必要で、貧血の予防に役立ちます。また、動脈硬化の予防につながる作用や、細胞の生産や再生を助ける効果もあるとされています。

収穫されたなすと輪切りにされたなす

秋茄子を食べるときの注意点

栄養豊富でおいしい秋茄子ですが、前述のとおり食べすぎには注意が必要です。特に、妊娠中の方は、食べる量を意識するといいですね。

以下に、秋茄子を食べるときの注意点をご紹介します。

1日1~2本を目安に、食べすぎない

茄子などの淡色野菜の摂取量は、一日あたり230g~280gが目安とされています(茄子1本80g)。ただし、これは茄子以外の淡色野菜も含んだ目安量で、実際にはさまざまな野菜をまんべんなくとることが理想です。

茄子の摂取量の上限は特に決まっていませんが、1日1~2本程度を目安にすると良いでしょう。

食べすぎると、口腔アレルギー症候群というアレルギー症状を引き起こしたり、茄子に含まれるヒスタミンにより、皮膚にかゆみや蕁麻疹を引き起こしたりする可能性もあります。

利尿作用や便秘・下痢に気をつける

茄子にはカリウムが豊富に含まれているため、食べすぎによりカリウムの利尿作用によって体が冷えてしまったり、食物繊維のとりすぎで便秘や下痢を引き起こしたりする可能性があります。

体を冷やさないためには、漬物など生で食べるよりも、加熱して食べると良いでしょう。ここからは、秋茄子のおすすめレシピを紹介します。

レンジで作る簡単焼きナス

レンジで作る簡単焼きナス

レンジでチンするだけで簡単に作れる焼きナスレシピです。コンロやトースターを使うと手間がかかりますが、レンジだと焦げる心配も無くおいしく調理できます。

詳しいレシピや作り方は「レンジで作る簡単焼きナス レシピ・作り方(投稿者:SOKOSOKOまぁち)」をご覧ください。

一番簡単★麻婆茄子

一番簡単★麻婆茄子

油を使用せずに簡単に麻婆茄子を作れるレシピです。先に調味料を合わせておくことで、食材を痛める・調味料入れて味付けの2ステップで完成します。

詳しいレシピや作り方は「一番簡単★麻婆茄子 レシピ・作り方(投稿者:バカゾクあいこ)」をご覧ください。

なすとししとうの揚げびたし

なすとししとうの揚げびたし

季節問わずストックしておきたい常備菜の揚げびたしレシピです。茄子と相性抜群な油でしっかり揚げ焼きすることで、じゅわっとおいしさが広がります。調味料を合わせて自分好みの味に仕上げるのもいいですよね。

詳しいレシピや作り方は「なすとししとうの揚げびたし レシピ・作り方(投稿者:liqueur)」をご覧ください。

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秋茄子は旨味が強く、栄養素も豊富です。何でも食べすぎはよくないですが、ぜひその季節には味わいたい季節のお野菜。この時期だけの秋茄子を、適量を守っておいしく味わってくださいね。

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