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断乳の時期とコツをご紹介!どんな理由で断乳する方法があるのか?

赤ちゃん

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2022/1/19

お子さんが成長し、断乳を検討しているけれど、タイミングを迷っているという方もいらっしゃるでしょう。この記事では、断乳の時期や、断乳の進め方をご紹介します。断乳後のケアもご紹介しますので、ぜひご覧ください。

可愛い我が子におっぱいをあげる授乳の時間は、赤ちゃんだけではなく、ママにとっても至福のときではないでしょうか。しかし、赤ちゃんは日々成長して、いずれは「おっぱい」から「離乳食」へ変わり、断乳の日を迎えます。この記事では、断乳を行う時期や、コツについてご紹介します。

この記事の監修者

助産師・看護師・保育士

河井恵美先生

25年以上、病院、行政、教育関係、海外での医療活動に従事。親御さんへのアドバイスを充実させるため保育士・公認心理師の資格を取り役立てている。現在は、エミリオット助産院を運営。

断乳とは?卒乳とは何が違う?

断乳とは文字通り、母が子に母乳を与える「授乳」をやめることを意味します。
断乳と似た言葉に「卒乳」があります。どちらも「授乳をやめること」ではありますが、以下のように違う意味で話されることがあります。

● 断乳:赤ちゃんの気持ちや都合ではなく、ママの都合や意思で授乳をやめること
● 卒乳:赤ちゃんの意思で授乳(母乳)を卒業すること

■急に断乳すると痛くなる?

まだ母乳が出る状態で、例えば年齢が1歳になったからといって急に母乳をやめてしまうと、乳房には母乳がたまり続けます。すると乳房はパンパンになり、乳房全体や乳頭に痛みを感じるようになります。そのままにしておくと、母乳を作る乳腺が炎症を起こす「乳腺炎」になってしまう可能性もあります。乳腺炎になってしまうと、押すと痛みを感じたり、腫れや赤みが出たり、しこりができたりするようになります。また、全身が熱っぽくなったり、軽く発熱したりする方もいます。急に授乳をやめることで乳腺炎などの症状が起きやすくなるため、徐々に授乳を減らしていきましょう。

乳房の張りが強くなったり軽い痛みを感じたりするときは、自分で母乳を出す「搾乳」をするのもよいでしょう。
さく乳方法の種類や、選び方、搾乳方法などについて紹介した「簡単で使いやすい!おっぱいトラブル時にも活躍。新しくなった「ハーモニー手動さく乳器」が母乳育児をサポート♪」の記事も併せてご覧ください。

出典:日本助産師会 乳腺炎ケアガイドライン2020  P67−68

断乳するのに適切な時期はいつ?

厚生労働省が2015年に行った調査では、離乳が完全に終わったのは生後13~15か月と回答した人がもっとも多く(33.3%)、次いで生後16~18か月が多い(27.9%)という結果が出ています。このように日本では、1歳~1歳半ごろに離乳が完了することが多いとされています。しかし、赤ちゃんの成長には個人差が大きいため、赤ちゃんの成長スピードに合わせて離乳を進めることが大切です。焦っておっぱいを取り上げるのではなく、徐々に授乳ペースを減らしていくようにしてください。

出典:授乳・離乳の支援ガイド(2019年改定版)  P10

断乳の進め方やコツ

断乳は、ママと赤ちゃんのお互いが納得できるタイミングで始めるのが理想です。赤ちゃんが、離乳食をよく食べるようになったり、以前よりもおっぱいを欲しがらなくなってきたりしたタイミングがベストでしょう。

断乳をスムーズに進めるために、哺乳瓶ではなく、マグカップで水分をとる習慣をつけるのもおすすめです。ふと気付けば、授乳回数がだんだんと減っているかもしれません。

ただし、1歳未満で断乳する場合は、離乳食だけではなく、ミルクもしっかりと与え、離乳食だけでは不足してしまう栄養素もしっかり補うようにしましょう。

なお、赤ちゃんはまだおっぱいを欲しがるけれど、どうしても断乳する必要があるケースもあるでしょう。そんなときは、赤ちゃんの意思も尊重しつつ、次の流れで断乳にトライしてみましょう。

1. 思い立った日から、およそ1か月後の「断乳Xデー」を決める
2. 赤ちゃんに「この日になったらおっぱいとバイバイね」と言い聞かせる
3. 食事や遊びなどに興味が向くようにし、日中の授乳回数を徐々に減らす

この期間は、家族に協力してもらい、入浴や寝かしつけはパパが担当したり、祖父母などに日中の遊びに付き合ってもらったりするのも良いでしょう。赤ちゃんが「おっぱいよりも遊びが好き」、「ご飯やおやつはおいしくて楽しい」と思えるようになれば、自然と卒乳に向かっていきます。

■まだ断乳を急がなくてよいケース

断乳を始める理由はさまざまですが、以下のような理由であれば、まだ断乳を急がなくてもよいでしょう。

・おっぱいが好きすぎて離乳食が進まない
離乳食の進み方は、個人差が大きいものです。焦っておっぱいを取り上げるのは避けましょう。

・周りから「まだおっぱいあげてるの?」と言われた
特に、ママ・パパの両親や義両親などから、「まだおっぱいあげてるの?」と言われることもあるかもしれません。しかし、その世代の育児と今の育児は違います。母親も母乳をあげたいと思い、赤ちゃんが欲しがるなら母乳は与えてもかまいません。

・ママの仕事復帰
ママの仕事復帰をきっかけに断乳する人も少なくありません。仕事と育児の両立はとても大変ですし、断乳したくなる気持ちも分かります。しかし、赤ちゃんにとって「ママのおっぱい」は何よりも安心できるもの。保育園デビューする赤ちゃんも、慣れない環境でさまざまなストレスを感じています。可能な限り授乳を続けたいと考えている場合は、一緒にいるときだけ授乳するという部分的な卒乳という方法もあります。

断乳後はママにも変化あり!しっかりケアをしてあげよう

断乳をするとママ自身にも、さまざまな変化が生まれます。
例えば、母乳は、脳が「母乳を作る」という命令を出すことで作られています。断乳したからといって、すぐにこの命令が止まるわけではありませんので、しばらくの間は乳房内に乳汁がたまります。中には乳房サイズが大きくなる人もいますので、胸を締め付けないようブラジャーのサイズに気をつけましょう。

また、妊娠前、妊娠中、産後と、ママのホルモンバランスは大きく変化しています。特に母乳をつくる働きのあるプロラクチンは、避妊効果が高いわけではありませんが、次の妊娠を抑制する働きがあります。断乳によりホルモンバランスが乱れると、気分が落ち込む、憂鬱になるなどの変化がみられることもあります。悩みがある場合は家族や周りの人に相談するなど、自分だけで抱え込まないようにしましょう。

出典:日本助産師会 乳腺炎ケアガイドライン2020  P16 P125

■断乳後のママに必要なケア

断乳後は、ママの身体にさまざまなケアが必要です。例えば、張りでおっぱいが痛むときは、冷やすことで痛みが軽くなることがあります。また血行が良くなるとおっぱいの痛みも強くなりますので、湯舟につからず、シャワー浴にすると良いでしょう。

そして大事なのは、ママの食事です。授乳中は母乳をつくるためにママの身体もたくさんの栄養を必要としていましたが、断乳後はママの身体を整えるだけの栄養で足ります。授乳中と同じだけ食べるとカロリー過多になりますので、注意が必要です。

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赤ちゃんの成長とともに、誰もが通る断乳や卒乳の道。でもその方法やタイミングは、赤ちゃんによって違います。赤ちゃんの身体と心の成長に合わせて、焦らずゆっくりと進めることが大切です。

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