七五三で神社にお参りする際は、神様へのお供えとして「初穂料（はつほりょう）」を納めます。しかし、準備を始めると「初穂料っていくら包めば良いの？」「のし袋には何を書けば良いの？」と迷う方も多いのではないでしょうか。

そこでこの記事では、七五三の初穂料の相場や、のし袋のマナーなどを紹介します。

お子さんの七五三を控えたママ・パパに知っておいていただきたい楽天の子育てサポートサービスが「楽天ママ割（無料）」です。無料登録すると、限定クーポンやポイントキャンペーンが利用できます。

この機会にぜひ「楽天ママ割」に登録して、七五三用アイテムをゲットしてみませんか？

七五三の初穂料：ご祈祷の感謝として納めるお金

「初穂料」とは、ご祈祷の際に神様にお供えするお金のことです。七五三以外にも、安産祈願やお宮参りでご祈祷をしてもらうときにも支払います。

昔は、その年の最初に収穫した稲穂（＝初穂）を神様にお供えし、収穫の感謝と翌年の豊作を祈る習慣がありました。時代と共に初穂がお金に変わり、今では、御神前に感謝の気持ちを込めてお供えするお金のことを初穂料と呼んでいます。

七五三についてのくわしい説明や、当日の流れについてくわしくは以下の記事をご覧ください。

祈祷料・玉串料との違い

祈祷料は、神様へのお供えである初穂料とは異なり、ご祈祷をしていただいた神社の神職に対する謝礼として納めるものです。そのため、のし袋の表書きには「御祈祷料」や「御礼」と書きます。

一方、「玉串料（たまぐしりょう）」は、初穂料と同じように、神様にお供えするお金のことです。玉串とは、神霊が寄り付くと考えられている榊（さかき）の枝に、紙垂（しで：特殊な形をした白い紙）をつけた、神様へのお供え品のことを指します。つまり、玉串料は、玉串の代わりに納めるお金のことです。

玉串料は、神前式や七五三、通夜など、さまざまなシーンで使われます。しかし、「弔事で使う」というイメージを持っている方も多いため、七五三ではお祝いのイメージが強い初穂料として納めるのが一般的です。

七五三の初穂料の金額

七五三の初穂料の金額に決まりはありませんが、明確に定めている神社もあります。多くの場合、神社のホームページなどに案内が記載されているため、事前に確認しておくと失礼がありません。

ここからは、一般的な初穂料の相場や複数人でご祈祷を受ける場合の金額について詳しく解説します。

一般的な相場：5,000～10,000円

七五三の初穂料の相場は、子ども1人あたり5,000〜10,000円です。神社のホームページに金額の記載がない場合、地域の小さな神社であれば5,000円程度、都心の有名な神社や大きな神社では10,000円程度が相場だとされています。

七五三のお参り先として人気がある有名な神社の初穂料は以下の表のとおりです。

明治神宮は5,000円からご祈祷できますが、お札に名前を入れたり、お下がりをいただいたりするのは10,000円以上となり、料金によって内容が多少変わります。住吉大社は1人10,000円ですが、兄弟姉妹が一緒の場合は合わせて15,000円です。

設定料金やお下がりは、変更される可能性があります。詳しくは公式ホームページを確認してください。

なお、七五三で参拝する神社は、氏神様をまつる地域の神社を選ぶことが一般的です。ただし、最近ではしきたりにこだわらず、有名な神社やお気に入りの神社へ参拝するご家庭も増えています。家族の考え方やアクセスのしやすさなどをふまえて決めると良いでしょう。

きょうだい一緒のお参りの初穂料は人数分

きょうだいや親戚と一緒に七五三のご祈祷を受ける場合は、子ども1人につき1人分の初穂料を納めるのが基本です。

たとえば、5,000円の神社なら2人で10,000円となります。
ただし、神社によっては二人目以降は割引になることもあるため、事前にホームページや電話で確認しておくと安心です。

のし袋の選び方・書き方・包み方は？

初穂料は、のし袋に包んで納めます。のし袋の種類や表書きなどには決まりがあるため、正しい形で包み、マナー違反にならないよう注意が必要です。
くわしい選び方・書き方・包み方は後述で紹介します。

• 選び方：紅白の蝶結びを選ぶ
• 書き方：「初穂料」の文字と子どもの名前を書く
• 包み方：肖像を上側にして向きをそろえる

選び方：紅白の蝶結びを選ぶ

七五三の初穂料に用いるのし袋は、蝶結びの水引がついたものを選びます。水引の色は紅白もしくは金銀が一般的です。なお、水引が印刷されたものや白封筒でも、マナー違反にはなりません。

蝶結びは一度解いてもまた結べることから、出産や進学など、何度繰り返しても良いお祝いのときに使われます。一方で、結び切りの水引は「二度と繰り返さない」という意味があるため、七五三には適していません。

のし袋は文具店や雑貨屋、100円ショップなどで購入できます。

書き方：「初穂料」の文字と子どもの名前を書く

のし袋の表書き（上段）は「初穂料」もしくは「御初穂料」と書き、下段にはご祈祷を受ける子どもの名前をフルネームで記入します。きょうだいで一緒にご祈祷を受ける場合は、1枚ののし袋に連名で記入しても構いません。

中袋があるものは、表面に「金伍仟円」や「金壱萬円」など金額を大字で、裏面には郵便番号、住所、名前を書くのが一般的です。

さらに、のし袋の記入は、濃墨の毛筆や筆ペンを使うのが正式なマナーです。ボールペンやサインペンはカジュアルな印象を与えるため、避けると良いでしょう。

＜参考画像＞

包み方：肖像を上側にして向きをそろえる

のし袋、中袋、お札の表面が全てそろうように包むのが正しいマナーです。

まず、お金の表面（肖像画のある側）が中袋の表面に向くように入れます。このとき、お札の肖像画が上にくるように配置することもポイントです。
次に、中袋の表面と外袋の表面を合わせて包みます。

外袋の裏の折り返しは「運が上がるように」という願いを込めて、上側を先に折り、下側がその上に重なるようにするのが慶事での正しい包み方です。逆に、下側を先に折って上側を重ねるのは不祝儀の形式になるため、折り方にも注意が必要です。

渡し方とタイミング：社務所で受付するときに渡す

初穂料を渡すタイミングは、境内にある社務所（しゃむしょ）で祈祷の受付をするときです。そこで祈祷を受ける子どもの名前や住所などを祈祷申込書に記入して、一緒に初穂料を納めます。
その際に「お供えください」「よろしくお願いします」など一言添えると、より丁寧です。

七五三シーズンには、祈祷受付専用の窓口が設けられる神社も多く、順番待ちが長くなる場合もあります。当日は時間に余裕を持って参詣するのがおすすめです。

受付を済ませたら、待合室などで祈祷の順番を待ちます。順番がきたら拝殿（はいでん）に入り、穢（けが）れや災いなどを払うための修祓（しゅばつ）を受けた後、宮司さんが祝詞を読み上げます。祈祷が終わると、宮司さんから子どもにお下がりが手渡されて終了です。

祈祷にかかる時間は30分ほどですが、参拝者が多い日は順番待ちが長くなることが考えられます。絵本やおもちゃなど、子どもが暇つぶしできるアイテムを持っておくと良いでしょう。

七五三の初穂料に関するマナー

七五三の初穂料には、基本的なマナーがいくつかあります。ここからは、失礼にならないために押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

新札が好ましい

七五三などの慶事で包むお金は、新札がふさわしいとされています。新札とは、一度も流通していない新しいお札のことです。どうしても用意できない場合は、できるだけ状態の良いお札を包むと良いでしょう。

お寺の場合は「初穂料」ではなく「御布施」

七五三のご祈祷をお寺で受ける場合、のし袋の表書きは「御布施」と記入します。
ただし、七五三のご祈祷を受け付けていないお寺もあるため、事前に確認すると良いでしょう。

また、神社とはお参りの作法が異なるため、あらかじめリサーチしておくと安心です。

のし袋はふくさに包む

のし袋は、ふくさに包んで持参するのがマナーです。

ふくさとはご祝儀や香典を持ち運ぶ際に包む布のことで、相手への敬意を表すだけでなく、のし袋を汚れから守る役割もあります。ふくさがない場合は、清潔な布やハンカチで代用できます。

子育てに役立つサンプルボックスを毎月プレゼント中！無料の楽天ママ割に登録を♪

七五三でご祈祷を受ける場合は、神様にお供えする初穂料を納めます。相場は5,000〜10,000円ですが、金額が設定されている神社もあるので、参拝予定場所のホームページや電話で確認すると安心です。

また、のし袋は紅白、または金銀の蝶結びの水引がついたものを使う、お札は中袋と外袋の表面を合わせて入れるなど、さまざまな決まりがあります。失礼にならないようにしっかりとマナーを確認し、当日焦ることのないようにしたいですね。

さて、子育て中のママ・パパにおすすめのサービス楽天ママ割をご存じでしょうか？
楽天ママ割では、楽天ママ割限定のポイントプログラムやクーポン配布、バースデー特典など、お得なコンテンツが盛りだくさん！登録は無料です。ぜひ登録を済ませてから楽天でのお買い物を楽しんでくださいね。