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原始反射の特徴とは?種類や消失時期、確認すべきポイントについて解説!

赤ちゃん

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2022/8/1

原始反射とは体に受けた刺激に対して赤ちゃんが本能的に反応する動きのことです。この記事では原始反射の特徴や種類について詳しく解説しています。原始反射は赤ちゃんの発達に欠かせないものです。ぜひ記事を参考にして原始反射を確認してみてください。

出産を機に、「原始反射」の存在を知ったママも多いのではないでしょうか?
原始反射の種類や出現・消失時期を知っておくと、赤ちゃんが正常に発達しているかどうかがわかります。

そこでこの記事では、原始反射の種類や出現・消失の時期、確認すべきポイントについてご紹介します。

原始反射とは?

原始反射とは、赤ちゃんが生きていくために生まれつき備わった、反射的・本能的な動きのことをいいます。

体に受けた刺激に対して無意識に反応する点が特徴で、発達とともに消失していきます。

ママのおなかの中から産まれてくる際に必要な反射や、哺乳に関わる反射、体のバランス保持や協調に関わるものなど、原始反射にはいくつかの種類があります。

個人差はありますが、おおよその出現・消失時期が種類によって決まっていることも特徴です。

新生児期からみられる原始反射は、赤ちゃんの脳と体の発達に必要な機能であり、発達の基礎となるものです。よって、原始反射の有無や消失時期を確認することで、赤ちゃんが正常に発達しているかどうかを確認できます。

発達における原始反射の役割

原始反射は、出現→発達→統合のプロセスを踏みながら消失していきます。

脳が発達途中である赤ちゃんが生きていくためには、乳首に吸い付く吸啜反射のような、無意識の反射が重要です。しかし、発達するに伴いそうした反射が必要なくなると、大脳の働きによって自然と統合(消失)されていくのです。

ひとつの原始反射があらわれると、それをサポートするように次の原始反射があらわれ、いくつかの原始反射を経由しながら赤ちゃんの発達は進んでいきます。

最終的には、反射的な動きから、自分の意思で体をコントロールできるようになっていくのです。

原始反射が統合されていく過程では、以下のような能力が身についていきます。

・姿勢維持
・体の各部位のコントロール
・体の各部位の連携(目と手など)
・上半身と下半身の協調
・左半身と右半身の協調
・バランス感覚
・空間認知能力
・刺激に対する感情コントロール

原始反射は、種類にもよりますが生後すぐから出現し、生後数か月で自然に消失します。なかには、ママのおなかの中にいるときから出現しているものもあります。

主な原始反射の種類と消失する時期

次に、主な原始反射の種類と消失する時期をご紹介します。

原始反射の種類 消失時期
モロー反射 4か月ごろまでに消失
歩行反射 1~2か月で消失
陽性支持反応 1~2か月で消失
ルーティング反射 4~6か月で消失
吸啜反射(きゅうてつはんしゃ) 6〜12か月で消失
把握反射 3~6か月で消失
バビンスキー反射 1〜2年で消失
ギャラン反射 4~6か月で消失
緊張性頸反射(きんちょうせいけいはんしゃ) 非対称性:4~6か月で消失
対称性:8~12か月で消失
逃避反射 3か月ごろに消失

参照:日本小児神経学会小児神経学的検査チャート作成の手引き

モロー反射

モロー反射は、音や光などの刺激によって、両腕をバンザイするような動きをする反射です。新生児期からみられ、生後4か月ごろまでに消失します。

モロー反射は光や音、触覚などさまざまな刺激によって引き起こされるため、自分の動きに驚いて泣いてしまう赤ちゃんもいます。

モロー反射への対処法などは「モロー反射とは?いつからいつまで?原因や対処法を解説【小児科医監修】」で詳しく解説していますので、併せてご覧ください。

歩行反射

歩行反射(原始歩行・足踏み反射)とは、赤ちゃんの脇を支えて足を床に触れさせると、左右の足を動かして、まるで歩いているような動作をする反射のことです。

出生時からみられ、生後2か月までには消失します。

陽性支持反応

陽性支持反応 は、赤ちゃんの足に体重が乗るように脇を支えて立たせてあげると、足をつっぱり起立したようになる原始反射です。

出生時からみられ、生後2か月以降は目立たなくなります。

ルーティング反射

ルーティング反射(乳探し反射・探索反射)は、赤ちゃんの顔にものが触れると乳首を探すように口を開け、左右に顔を動かす反射です。この反射があることで、生まれてすぐにおっぱいを飲むことができます。

出生時からみられ、生後4~6か月で消失します。

吸啜反射(きゅうてつはんしゃ)

吸啜反射とは、赤ちゃんの口の中に乳首や指を入れると吸いつく反射です。こちらも哺乳のための反射であり、口腔機能の発達にも関わっています。

出生時からみられ、生後6~12か月で消失します。

把握反射

把握反射は、指を手のひらに近づけると握り返してくる反射です。足の指でも同様の反射がみられます。

手の反射は出生後3~4か月で消失し、足は出生後9~10か月で消失します。

把握反射は、運動機能の発達に関わる反射です。把握反射を繰り返すことで手足のコントロールが上手になり、足の把握反射が消失したあとに、ひとり立ちやひとり歩きができるようになっていきます。

バビンスキー反射

バビンスキー反射は、赤ちゃんの足の裏の外縁をかかとからつま先までこすったときに、足指が開く反射です。直立二足歩行を獲得するために必要な反射とされています。

バビンスキー反射は出生時からみられ、生後1~2年程度で消失します。

ギャラン反射

ギャラン反射は、赤ちゃんのおなかを手で支えながらうつ伏せにし、背骨の外側をこすると、刺激された側の体幹を屈曲させる反射です。見た目には、赤ちゃんがおしりを振っているように見えます。

出産時に、赤ちゃんが上手に産まれてくるために必要な反射とされており、腰部の動きの発達につながっています。

出生時からみられ、生後4~6か月で消失します。

ギャラン反射について詳しくは「ギャラン反射とは?いつまで見られる?おしりフリフリをさせる方法も紹介」の記事で解説しています。

意外と知られていない原始反射2つ

次に、意外と知られていない原始反射を2つご紹介します。

緊張性頸反射(きんちょうせいけいはんしゃ)

緊張性頸反射は、頭(目)と体の連動性に関わる反射です。緊張性頚反射には、「非対称性
」と「対称性」の反射があります。

・非対称緊張性頸反射(4~6か月で消失)
赤ちゃんの頭を左右どちらかに向けると、向いた側の手足が伸び、反対側の手足が縮む反射。

・対称性緊張性頸反射(8~12か月で消失)
四つ這いの姿勢から顔を左右に向けると、腕や下半身が連動して動く反射。

非対称緊張性頸反射は主に顔(目)と手の連動に関わる反射であり、対称性緊張性頸反射は四つ這いをするために必要な反射です。

逃避反射

逃避反射は、赤ちゃんの足を針のような尖ったもので刺激すると、両足を曲げて引っ込める動作をする反射です。

出生時からみられ、生後3か月程度で消失します。

原始反射が出現したときに確認すべきポイント

原始反射はどの赤ちゃんにも共通してみられる反射のため、月齢ごとに反射の有無や左右差を確認することで、発達状況をみることができます。

原始反射を確認する際は、以下をチェックしましょう。

・出現するべき時期に原始反射が起きているか
・反射のあらわれ方に左右差はないか
・出現時期を過ぎても原始反射が残存していないか

左右差があったり、一般的な消失時期を過ぎても原始反射が残ったりする場合は、発達に何らかの問題がある可能性も考えられます。また、原始反射が残存してしまうと、発達の土台がぐらつき、その後の発達に困難が生じてしまうことがあります。

赤ちゃんの発達には個人差がありますが、心配な場合は、医師に相談してみてくださいね。

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赤ちゃんの原始反射について知っておくと、発達の目安として確認することができます。また小さなうちにしか見られない反応のため、かわいい動作をぜひ見ておきたいですね。

今回の記事を参考に、ぜひ赤ちゃんの原始反射をご自宅でチェックしてみてくださいね。

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