海外セレブや有名人がSNSで公開したことで、日本でも知名度が上がっているマタニティペイント。とはいえまだ一般的ではないため、「ペイントをする意味は？」「セルフでもできるの？」と疑問があるプレママが多いのではないでしょうか。そこでこの記事では、マタニティペイントの魅力や、具体的なやり方などを紹介します。

マタニティペイント（ベリーペイント）とは？

マタニティペイントは、海外発祥の安産祈願の風習です。別名ベリーペイントともいわれ、直訳すると「お腹（belly）に絵を描く」という意味になります。

お花や虹、海や宇宙など、生命力や希望感を感じさせるデザインが人気です。

ペイントを施すのは、お腹の丸みが目立ち始める妊娠7〜9ヶ月ごろが目安。臨月を超えると、疲労しやすくなる、体調不良を起こしやすくなるなどのリスクがあるため、避けた方がいいでしょう。

日本ではまだポピュラーな行事とはいえませんが、思い出作りも兼ねて、SNSに写真を載せる一般の方も増えてきました。日本古来の文化である戌の日の安産祈願に合わせて、妊娠5ヶ月ごろに行う方もいるようです。

日本でも流行の兆しが見えたことで、プロのアーティストがペイントし、撮影まで行える写真スタジオも徐々に多くなっています。

しかし、費用を抑えたい方や、他人にお腹を見せるのが恥ずかしいという方もいるでしょう。そんな方は、自分でペイントするのもひとつの方法です。必要なものを揃えれば、セルフでも可愛い写真を残すことができますよ。

ペイントを行う流れ

まずは、どこでペイントしてもらうか決めましょう。アーティストがいるサロンに行くのか、自宅に出張にきてもらうのかによって、料金や撮影プランなどが変わります。

依頼先が決まったら、撮影日までにある程度絵柄の希望を伝えておくと、スムーズにペイントできます。SNSなどで理想のデザインを探して共有すると、具体的なイメージが伝わりやすいです。

当日にもう一度デザインの最終確認をし、着替えをしてからペイントを行い、撮影します。

ペイントにかかる時間は、30〜60分程度です。ヘアセットや撮影などを含めると、2時間くらいが目安になります。

デザインや撮影パターンによっては2時間半〜3時間程度かかる場合もあるため、体調のいい日時に余裕を持って予約するようにしましょう。

予算はどれくらい？

ペイント料金は、デザイナーの経験値などにより大きな差があります。例えば、経験値の浅いアーティストなら6,000円ほど、凝ったデザインも描くことのできる熟練のアーティストは1万円以上することもあるようです。

プロのアーティストにペイントをしてもらい、写真撮影まですると、3万円程度費用がかかることを想定しておきましょう。

出張サービスを利用したり、ペイントをガーゼハンカチなどに転写する人拓などのオプションをつけたりすると、その分料金がプラスされます。

あらかじめ予算を決めてから、依頼先やオプションの有無を選ぶといいかもしれませんね。

セルフでペイントする方法

費用が気になる方や、家族みんなでペイントに挑戦したいという方は、自分でペイントすることもできます。

しかし、妊娠中は体調や肌がデリケートなので、使う道具の特徴や成分をしっかり確認してから行いましょう。

準備するもの

セルフペイントに必要な道具は、水性タイプのフェイス＆ボディペインティング用の絵の具と絵筆です。

水性タイプは簡単にオフしやすいことや、伸びが良く素人でもあつかいやすいことなどメリットが多いため、セルフでのペインティングに向いています。

絵の具を購入する前には、体や肌に害のないものかしっかりとチェックしましょう。

また、印刷された絵を移す場合は、転写用のトレーシングペーパーがあると便利です。

セルフで作業すると、姿勢が悪くなったり思ったよりも時間がかかったりすることがあります。定期的に休憩をはさんで、無理をしないようにしてくださいね。

描くのが難しい場合は、ペイントシールを活用しよう！

セルフで絵を描くのが難しい場合は、あらかじめデザインされているマタニティペイント用のボディシールを使うのがおすすめです。

ネット通販やハンドメイドショップなどで購入することができ、1枚1,000〜2,000円と値段もお手頃。自分で配置を決めて貼るだけなので、とても手軽に短時間でデザインできます。

肌が弱い方は、シールの安全性やはがしやすさも確認してから購入してください。

マタニティペイントの魅力とは？

マタニティペイントが日本でも流行りつつあるのは、さまざまな魅力があるからです。

具体的な魅力を3つ紹介します。

一生の思い出になる

マタニティペイントは、妊娠期間にしかできない貴重な体験のひとつです。写真として形に残すことで、かけがえのない記念になるはず。

また、生まれてきた子どもが大きくなったときに、一緒に写真を見返しながらお腹の中にいたときのことを話すきっかけにもなるでしょう。

癒し効果がある

カラフルな色味やきれいなデザインは、ヒーリング効果が抜群です。ペイントしてもらう間も、穏やかな気持ちで赤ちゃんのことを考え、リラックスして過ごせるはず。

また、“マタニティペイント”というイベントに挑戦することが、気分転換にもなりそうですね。

妊娠中の楽しみになる

妊娠中は、出産や育児に対する不安を感じ、精神的に不安定になりがちです。しかしマタニティペイントをすることで、赤ちゃんのことを思い、身近に感じることができます。

すると、出産が待ち遠しくなり、前向きに過ごすきっかけになるかもしれません。

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マタニティペイントは、妊娠中にしかできない貴重なイベントのひとつです。ペイントをすることで、出産や育児に前向きになれたり、気分転換になったりといい効果を感じられるはず。プロのアーティストにペインティングしてもらうのが一般的ですが、市販のボディシールを使えばより手軽に挑戦することができます。
妊娠は一生のうちで何度も経験できることではないので、マタニティペイントで妊娠中の思い出を増やしてみてはいかがでしょうか。

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