小1の壁とは?どう乗り越える?原因や具体的な対策を解説
2025/3/13
小1の壁とは、子どもが小学生になって、親の仕事と子育ての両立が難しくなることです。具体的な対策には、学童の利用や、キッズシッターへの依頼などがあります。本記事では、小1の壁の原因と対策を解説します。

子どもの小学校入学を控え、「仕事と子育てを両立できるだろうか」「子どもは不安な思いをするのではないか」と心配しているママやパパは多いのではないでしょうか。「小1の壁」という言葉があるように、共働きの家庭では、子どもの小学校入学のタイミングで生活や働き方に大きな変化が訪れます。
本記事では、小1の壁の原因や子どもへの影響を解説します。併せて具体的な対策方法も紹介しますので、小学校入学後の生活に不安がある方は最後までご覧ください。
目次
小1の壁とは:子育てと仕事の両立がしづらくなること
「小1の壁」とは、子どもが保育園から小学校に上がる際、仕事と子育ての両立が難しくなることを指します。
小1の壁ができる大きな理由として、社会環境が整っていないことが挙げられます。現在の日本では、学童などの授業が終わった後の預け先が少なく、預けられる時間も保育園より短いのが現状です。そのため、放課後の預け先が確保できず、共働きが難しくなるケースも少なくありません。
加えて、学校行事への参加や毎日の宿題の確認、長期休暇など、小学校に上がることで起こるさまざまな変化が、共働きを阻む「壁」となります。
小学生とはいえ、まだ1人で留守番や自己管理をさせることは難しく、場合によっては親が働き方を見直さなければならなくなるでしょう。こうした現実から、多くの共働き世帯が小1の壁に直面しているのです。
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小1の壁の原因
保育園と小学校では環境が大きく変わり、そうした違いが小1の壁の原因となります。具体的な原因としては、主に以下の4つが挙げられます。
この4つの原因について、詳しくご紹介します。
登校時間が遅くなり、下校時間が早まる
小学校では、保育園と比較して登校時間が遅くなり、下校時間が早くなります。これを「朝の小1の壁」と呼ぶこともあります。
保育園では、朝7時台から預かってもらえますが、小学校の登校時間は多くの場合8時ごろです。小学校の登校時間よりも早く出社する保護者にとって、朝の子どもの預け先を確保することは大きな課題となります。小学生になったばかりの子どもに戸締りを任せて先に出社するのが心配な場合は、ママかパパのどちらかは勤務時間の調整が必要になります。
また、小学校の下校時間は、1年生だと15時ごろで、入学後しばらくは、慣らしのため午前授業が続きます。放課後に学童に預かってもらったとしても、公立の学童の終了時間は18時ごろと短く、保育園のような延長保育はないことが一般的です。保護者の方は、保育園に通っていたころよりも、早くお迎えに行かなければならないケースも多いでしょう。
もし、子どもを預けられる学童が見つからなければ、保護者は子どもの学校のスケジュールに合わせて、自分で勤務時間を調整しなければなりません。会社が調整に応じてくれなければ、仕事との両立は難しくなります。

学童保育を検討している方は、以下の記事も併せてご覧ください。
長期休暇がある
夏休みや冬休みなどの長期休暇によって、仕事との両立が難しくなるケースも多々あります。
保育園では長期休暇がありませんが、小学校では1か月程度の長期休暇が存在します。その間、学童を利用できれば良いですが、学童は普段から通っている子どもが優先されるため、新規の利用は難しいことがほとんどです。パート勤務など、普段学童を利用しない家庭では、長期休暇のために仕事を辞めざるを得なくなる可能性があります。
また、学童を利用できたとしても、基本的に学童では給食がないため、お弁当を用意する必要があります。フルタイムで働くママ・パパにとっては、毎朝のお弁当づくりは大きな負担となります。

学習の準備や宿題などのサポートが必要
小学校では、時間割に合わせた毎日の準備に加えて、宿題の手助けが必要です。特に、1年生のうちは、宿題の進み具合を把握し、採点をしたり、分からない部分を教えたり、音読を聞いてあげたりなど、家庭学習における保護者の役割は非常に重要です。
学童保育でも宿題はみてくれますが、職員は多くの子どもを一度に見なければならないため、個別の学習フォローは家庭でしかできません。子どもの学習サポートにかける時間をしっかり取ろうと思うと、仕事の両立が難しくなる可能性があります。
また、入学前後は学習用品を購入したり、名前を記入したりといった作業に追われます。行事や特定の授業で必要となるものも多く、その都度、準備が必要です。

親が参加する行事の増加
小学校は保育園に比べて親が参加する行事が増えることも、小1の壁の原因となります。
授業参観や先生との面談、緊急時の引き渡し訓練など、小学校の行事は平日に開催されるものが多く、保護者はそのたびに仕事を調整しなければなりません。
また、小学校では行事以外にもPTA活動があります。PTAでは、ほかの親御さんと連携する機会も増え、自分1人だけ休むわけにはいかないケースも多いです。
行事に関する日程や日時の決定はギリギリになる場合もあり、働いている方には大きな負担となります。
小1の壁の子どもへの影響
小1の壁は、親だけでなく子どもにも大きな影響を与えます。しかし、子どもが直面する課題をママやパパが正しく理解し、適切にフォローすることで、子どもの負担を軽減できるでしょう。ここからは、子どもに与える影響や課題について詳しく解説します。
一時的なお留守番が生じる
ママ、パパの出勤時間や退勤時間によっては、子どもが一時的にお留守番をしなければならない場合があります。しかし、小学1年生はまだ1人で過ごすことに不安を感じやすいうえ、トラブルが起こった際に適切に対処するのは難しい年齢です。
また、お留守番が続くことで、子どもの孤独感が強まり、心身に負担をかかる心配もあります。その結果、情緒が不安定になったり、登校を嫌がったりと、さまざまな影響が現れることが考えられます。
学童を利用したり、放課後に習い事を始めたりするなど、子どもが1人でお留守番をする時間がないようにすると良いでしょう。
1人の時間が増える
学童を利用していても、親の急な残業や休日出勤があると、子どもが1人で過ごす時間が増えてしまいます。また、学童が定員オーバーで利用できないことも少なくありません。子どもが1人で過ごす時間が増えると、自分の居場所がないと悩んでしまう可能性があります。
子どもが安心して過ごせる場所を確保するためには、放課後に塾や習い事を始めるのも1つの方法です。習い事は、子どもの性格や興味に合わせて選ぶことで、心の安定を保ちながら、成長をサポートできます。

新しい環境がストレスになる
小学校に入学すると、過ごす場所も人間関係もガラリと変化します。子どもにとって、環境の変化は大きなストレスです。たとえば、親と離れて登下校をしたり、勉強が始まったりすることをストレスに感じる子どもも少なくありません。
子どもの心に負担がかかると、食欲がなくなる、腹痛を繰り返す、イライラするなどの症状が現れることがあります。生活リズムの変化にうまく適応するには時間がかかるため、些細な変化も見逃さず、不安やストレスを軽減できるようにサポートすることが大切です。
小1の壁の親への影響
子どもが小学校に入学すると、親は働き方やコスト面で大きな変化を迎えます。ここからは、小1の壁が親に与える具体的な影響について紹介します。
子どもの急な体調不良
子どもが体調不良になった際は、親が仕事を休んで看病をしなくてはなりません。地域によっては、一時的に保育所や病院に預ける「病児保育」を利用できますが、近隣に病児保育を実施している施設がないことも考えられます。
子どもの急な体調不良に対応できるように、住んでいる地域に病児保育に対応している施設があるか確認しておくと良いでしょう。
生活コストが増える
放課後に学童を利用したり、習い事をしたりする場合、生活コストが増加します。公立の学童保育の費用は、月4,000〜8,000円程度が相場です。一方、民間の学童は利用料が高い傾向にあり、月に4〜10万円程度かかることもあります。さらに、塾や習い事に通う場合は、月に1万円程度の月謝が必要です。
まずは予算を立て、「学童は公立か私立か」「習い事はいくつするか」など、家計にあった選択をすると良いでしょう。

小1の壁を乗り越えるための方法
小1の壁を前にして、不安になっているママ・パパも多いと思います。しかし、うまく対策をすれば、無事にこの時期を乗り越えることも十分に可能です。
ここからは、小一1の壁を乗り越えるための具体的な対策方法をご紹介します。
家族や実家と連携をとる
家族や実家、地域の方々と連携をとり、サポートしあえる環境をつくることが大切です。また、共働きであれば、ママだけ、パパだけに負担が偏らないように協力すると、子育ての負担を半減できます。曜日ごとに担当を決める、順番に有休をとるなど、夫婦で話し合ってみてください。
両親が近くにいる方は、サポートをお願いしてみるのも良いでしょう。加えて、家族や実家以外にも、ママ友・パパ友やご近所さんとも連携をとることで、子育ての負担を減らせる可能性があります。
まずは、顔を合わせた際に、悩みを打ち明けてみてはいかがでしょうか。自分1人だけで育児を抱え込むのではなく、家族や両親、地域の方々みんなでサポートしあえる関係をつくっていってくださいね。
会社に時短勤務を申請する
働き方について会社に相談し、時短勤務を申請するのも1つの手段です。相談する際には、具体的な状況や必要なサポート内容を伝えると、小1の壁についての理解を得やすくなります。
また、相談内容に応じて、時短勤務以外にもフレックスタイム制や時差出勤、在宅勤務(テレワーク)などの制度を紹介してもらえることもあります。子どもの急な体調不良に備えて、看護休暇の取得についても確認することがおすすめです。
学童を利用する
多くの共働き家庭の方が検討するのが、学童の利用です。保育園よりも預かり時間が短くなったとしても、預け先ができることで仕事を続けやすくなります。
学童には、公立以外にも事業者が運営している民間の学童もあります。学童や習い事への送迎の問題で悩む方、18時以降の預け先に悩む方などは、民間の学童を検討するのも良いでしょう。お金はかかりますが、独自プログラムや延長保育がある民間の学童の方が、公立よりも手厚いサポートを受けられます。

キッズシッターを利用する
「学童では預かってもらえない」「子どもへの細やかなサポートをしてほしい」などの希望がある場合は、キッズシッターの利用をおすすめします。キッズシッターとは、子どもの遊びや生活のサポート、学校や習い事への送迎など、子どもの世話を任せられるサービスです。
キッズシッターは、1人の子どもに1人のシッターがつく「専任担当制」を取り入れている会社が多く、人見知りの子どもや変化を嫌う子どもでも安心して利用できます。会社によって料金制度や保育内容、システムなどが異なるため、利用前に比較検討して、家族のニーズや子どもの特性に合ったサービスを探すことが重要です。
送迎サービスを利用する
学校や習い事への送り迎えが難しい場合は、送迎サービスを利用するのも1つの方法です。送迎サービスには、主に自治体が運営するものと、タクシー会社が提供するものがあります。一般的に、自治体のサービスの方が利用料金は安い傾向です。
たとえば、東京都が提供するサービスでは、利用会員と協力会員がマッチングすると送迎サービスの利用が可能となります。なお、自治体のサービスの多くはボランティアであるため、対応範囲に制限があったり、トラブル時の保証が手薄であったりする点に注意が必要です。
一方、タクシー会社の送迎サービスは、担当の乗務員が子どもの送迎をしてくれます。料金は自治体のサービスよりも高額ですが、経験豊富な乗務員が送迎してくれるため、子どもを1人で乗せても安心です。安全性と料金を比較して、家庭に合ったサービスを選択すると、親の負担を軽減できます。
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小1の壁は、保育園と小学校の環境の違いから、仕事と子育ての両立が難しくなることです。小1の壁にぶつかると、子どもは新しい環境にストレスを感じたり、親は働き方を見直したりする必要があります。この時期を親子で乗り切れるように、学童以外にも利用できるサポートやサービスがないかを探したり、会社に時短勤務の相談をしたりすると良いでしょう。併せて、家族や地域でサポートしあえる関係をつくっていくことも大切ですよ。
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