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後陣痛はいつまで続く?後陣痛の痛みを和らげる対処法も紹介!

出産・産後

出産・産後

2022/4/8

この記事では、出産後に訪れる後陣痛(こうじんつう)について紹介します。後陣痛とは、出産後に子宮が元に戻ろうとする際に起こる痛みで、感じ方には個人差があります。後陣痛の痛みを和らげる方法も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

出産の喜びもつかの間、後陣痛(こうじんつう)が起こり、ツライ思いをされるママが多くいます。なぜ後陣痛は起こるのでしょうか。今回はその原因を解説するとともに、家でも簡単にできる後陣痛の緩和方法についても詳しくお伝えします。

この記事の監修者

バースコンサルタント・助産師

古市菜緒さん

助産師として1万件以上の出産に携わり、7千人以上の方を対象に講師を務める。その他、妊娠・出産・育児に関する刊行物・商品・サービスなどの監修、産院のコンサルなどを行う。2児の母。

後陣痛とはどんな痛み?

後陣痛(こうじんつう)とは、赤ちゃんを出産した後に、子宮が元の大きさに戻ろうと収縮する時に生じる痛みのことです。 子宮を収縮させることで、胎盤が剥がれた部分の血管断裂部を圧迫し、止血する役割があります。

分娩後に子宮が収縮し、元の大きさに戻ろうとすることを子宮復古といい、産後6週~8週で妊娠前の状態に戻ります。

後陣痛の痛みの感じ方には個人差があり、痛みが少ない人もいれば、生理痛のような痛みや、陣痛のような激しい痛みを感じる人までさまざまです。そして、痛みが強いことで、日常生活に支障をきたすこともあります。
また帝王切開で出産した場合も、産後の子宮収縮は起こるため後陣痛はみられます。

出典:看護roo 用語辞典「後陣痛とは」
公益財団法人 母子衛生研究会 「赤ちゃん&子育てインフォ:よくわかる用語辞典 【妊娠編】:子宮復古」

後陣痛はいつまで続くの?

後陣痛の出現時期には個人差がありますが、多くは出産当日から産後3日目にかけて痛みがピークに達し、その後は痛みが徐々に落ち着いていきます。

しかし、産後4週間ほどは後陣痛が不定期に訪れ、子宮が妊娠前の状態に戻る産後8週まで続く人もいます。特に、赤ちゃんに母乳を与えているママは、乳頭刺激により子宮収縮が促されるため、授乳をすると後陣痛を感じることがあるのです。

後陣痛が激しいママの特徴

後陣痛の痛みには、個人差があります。その要因は何なのか、後陣痛を強く感じてしまうママの特徴を解説していきます。

経産婦のママ

2人目以降の出産の場合は、初産のときよりも子宮が大きくなる傾向があります。そのため、子宮を元に戻す子宮収縮の力が強くなることから、後陣痛の痛みを強く感じやすくなります。 経産婦さんのなかでは、陣痛よりも後陣痛のほうがツライという人がいるほどです。

母乳育児をしているママ

母乳を与えているママは、後陣痛を強く感じる傾向にあります。その理由は、授乳で乳頭が刺激されることで、子宮収縮作用のあるオキシトシンというホルモンが分泌されるからです。授乳時に後陣痛の痛みを感じるのはこれが原因となっています。

多胎妊娠、羊水過多だったママ

二人以上を妊娠する多胎妊娠や羊水過多など、妊娠中に子宮が大きく引き伸ばされる状態だった場合は、後陣痛が強くみられます。また、引っ張られるような痛みを感じることもあります。

子宮収縮剤を投与された、または内服しているママ

多胎妊娠や帝王切開、分娩時に出血が多い場合は、点滴等を通して子宮収縮剤が投与されます。 また病院や産院では、出産後に出血予防のための子宮収縮剤を処方するところもあります。そのため、薬の作用により子宮収縮が促され、後陣痛を強く感じることがあるのです。

後陣痛の痛みを和らげる方法

後陣痛は、産後の出血を止め子宮の回復を促すために必要な子宮収縮です。しかし、育児や日常生活に支障をきたしてしまうぐらいの痛みがあるママにとっては、とてもツライものですよね。

ここでは、後陣痛の痛みを和らげる方法を紹介していますので、自分に合ったものを取り入れてみてください。

おなかを温める

おなかを温めると、血流が良くなるため痛みの緩和が期待できます。必要に応じて、一時的に湯たんぽやカイロを使用したり、シャワーをおなかに当てて温めたりするのも良いでしょう。
しかし、温め過ぎると子宮収縮を過度に弱めてしまい、産後の出血が増える場合があります。 そのため、日頃からおなか周辺を冷やさないように腹巻をする、下半身を冷やさないような服装を心掛けることも大切です。さらに冷たい飲み物は避け、白湯を飲む、体を温める食材を選ぶことなどで、体の冷えを予防していきましょう。

リラックスする

心身の緊張が強いと、後陣痛を強く感じてしまう場合があります。気を紛らわせるために、音楽を聴く、アロマを使う、赤ちゃんの写真を見返すなどして緊張緩和を図り、リラックスしましょう。また、睡眠もとても重要です。育児で十分な睡眠をとることは難しいですが、家族などのサポートを受けて、少しでも休めるように心掛けてください。

楽な姿勢をとる

姿勢により、後陣痛の感じ方が変わります。腹部に力がかかり過ぎないように足を曲げながら、横向きや仰向き 、軽いうつ伏せのような姿勢など 、さまざまな姿勢を試してみましょう。また、抱き枕やクッションを足に挟むと楽になる方もいます 。自分に合った楽な姿勢を探してみましょう。

子宮周辺を優しくさする

子宮周辺を優しくさすることは、気を紛らわせるだけではなく、おなかの血流を促し、温めることにつながるため、痛みの緩和に効果的です。お気に入りのアロマオイルを使うなどすると、リラックスにもつながるでしょう。

医師に相談

ここまでご紹介した方法を試しても痛みが続く場合や、ストレスや不安が強い場合は、我慢をせずにかかりつけの医師に相談しましょう。授乳中でも服用できる鎮痛剤を処方してもらえます。
また、後陣痛がひどい場合は、ほかのリスクが潜んでいる場合があります。 それらについて次の項目で解説していきます。

こんなときは病院へ!受診が必要な状態とは?

あまりにも激しい痛みが続く場合などは、後陣痛以外の原因が潜んでいるケースもあります。下のような症状がある場合は、すぐにかかりつけの病院を受診しましょう。

・後陣痛の痛みが強く治まらない
・悪露の量が多い、レバーのような塊が出る
・悪露のにおいに異常を感じる
・悪露の中に異物が混ざっている など

これらの症状があると、子宮がスムーズに元の大きさに戻れない「子宮復古不全」の可能性の場合があります。 その原因はさまざまですが、分娩時に娩出されなかった胎盤や卵膜の一部が子宮内に残っているために引き起こされる場合もあります。 また、子宮筋層炎や子宮内膜炎などの子宮内感染症を起こしている場合もあるため、医師の確認が必要です。

出典:Doctors File 「子宮復古不全」より

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後陣痛は、子宮が元の状態に回復している証拠です。しかし、その痛みがツライと心身共に疲労が強くなり、育児にも余裕がなくなってしまいます。今回は、後陣痛の緩和方法もご紹介しましたが、キツイときは我慢をせず医師に相談しましょう。そして、周りのサポートも得ながら、少しでも産後の生活を楽に過ごせるようにしてくださいね。

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