保育園と幼稚園の違いは?目的や対象年齢、保育日数の違いを解説
2025/4/4
保育園と幼稚園は、目的や保育時間、対象年齢が違います。保育園は約8時間保育で0歳から預けることができ、幼稚園は約4時間保育で3歳から預けられます。本記事では、保育園と幼稚園の違いについて詳しく解説します。

保育園と幼稚園は、利用目的や預ける時間に大きな違いがあります。「わが家に合っているのはどっち?」「具体的にどう違うの?」と疑問に思うママやパパも多いのではないでしょうか。
本記事では、保育園と幼稚園の違いやそれぞれのメリット・デメリットを解説します。さらに、子どもの預け先を選ぶ際のポイントをご紹介しますので、就学前のお子さんがいるママ・パパは、ぜひご一読ください。
なお、子育て中のママ・パパには、無料で登録できる楽天のメンバーシッププログラム「楽天ママ割」がおすすめです!
楽天ママ割では、毎月エントリーで4種類のサンプルボックスを各100名様・合計400名様に抽選でプレゼントするキャンペーンを実施中!
ほかにも、楽天市場で使える楽天ママ割限定のクーポンなども配布中です。ぜひ登録してみてくださいね!
目次
保育園と幼稚園の違い
保育園、幼稚園、こども園と、小学校入学前に通う施設には何種類かあります。これらの施設は、保育料や入園できる年齢、教育内容、園での目的など、異なる部分はさまざまです。
ここでは、保育園と幼稚園の違いを具体的に紹介します。

目的
保育園は、就労や病気などで日中に子どもの世話ができない保護者に代わり、安全な生活の場を提供することが目的です。管轄は厚生労働省で、先生は「保育士資格証明書」を保持しています。
一方、幼稚園は、小学校入園前の教育を行うことが主な目的で、基本的な生活習慣や学習の基礎を身につけることが目的です。管轄は文部科学省で、先生は「幼稚園教諭免許」を保持しています。
また、未就学児の預け先として、認定こども園もあります。認定こども園は、主に待機児童の受け入れ先として内閣府が管轄している施設です。保護者の就労状況に関わらず、0歳〜小学校入学前までの子どもを受け入れ、保育と教育の両立を目的としています。

対象年齢・入園条件
保育園の対象年齢は、0歳〜小学校入学前までです。0歳児の具体的な月齢は「生後2か月以上から」や「生後半年以上から」など、保育園によって異なります。入園できるのは、仕事や病気などの理由で日中のお世話が難しい家庭の子どもです。各自治体に申し込みをし、自治体が定める点数基準(保育の必要性)によって入園の可否が決まります。
4月入園を希望する場合、前年の10〜12月に入園申請書類を提出し、1〜2月に結果が通知されるのが一般的です。しかし、近年は共働き世帯が多く、条件を満たしても入園できないことが少なくありません。そのため、早くから情報収集を行うことが大切です。保育園入園を希望している方は以下の記事も併せてご覧ください。
幼稚園の対象年齢は、満3歳〜小学校入学前までです。保育園のように家庭の状況は関係なく、基本的に対象年齢の子どもなら誰でも入園できます。園によってスケジュールは異なりますが、4月入園を希望する場合は、前年の10月頃に園に直接願書を提出し、12月頃に合否が発表されるのが一般的です。入園の1年前くらいから見学をし、希望に合った教育を提供する幼稚園を探すと良いでしょう。
なお、受け入れ枠に空きがあれば、保育園でも幼稚園でも途中入園が可能です。年度初めに空きがなくても、親の転勤や転園などで定員状況が変動するため、待機登録の申請もできます。保育園に入園させるタイミングを悩んでいる方は以下の記事をご覧ください。
保育日数・保育(教育)時間
文部科学省「保育所と幼稚園の比較」によると、保育園の保育日数(開園日数)は、年間で約300日が基本です。園によって異なりますが、日曜日や祝日、年末年始以外は預けられます。また、保育園の開所時間は11時間以上と定められており、多くの園で延長保育や一時保育を実施しています。
一方、幼稚園の保育日数は39週以上が基本です。春夏冬にある2〜7週間程度の長期休みに加え、土日祝も閉園しているため、保育園よりも預けられる日数は少なくなります。また、保育の標準時間は4時間で、午前保育の日もあります。しかし、教育時間の前後や長期休みにも子どもを預けられる「預かり保育」を実施している園もあるため、家庭のニーズに合った制度を取り入れた幼稚園を選ぶことが大切です。保育園の長期休みについて不安がある方は以下の記事もご覧ください。
給食の有無
保育園では、厚生労働省が定めた基準を満たした給食が提供されます。保育所に調理室を設けているケースもあれば、外部委託しているケースもあります。
一方、幼稚園では給食の提供が義務付けられていません。給食がない場合は、お弁当の持参が必要です。ただし、子どもたちが望ましい食習慣を身につけられるように、給食を提供しているケースが多く見られます。また、園によっては週に1〜2回はお弁当の日、そのほかは給食など、方針はさまざまです。
保育園に預ける場合のメリット・デメリット
保育園と幼稚園にはさまざまな違いがあることがわかりました。では、保育園と幼稚園に子どもを預けるメリット・デメリットには、それぞれどのようなことが考えられるでしょうか。
まず、保育園に預けるメリット・デメリットから解説します。
保育園に預けるメリット:長時間預けられる
保育園に預ける最大のメリットは、長時間預けられることです。長期休暇もなく、保護者が円滑に就労できる環境を整えられます。
1歳未満の乳児から預けられることも大きな魅力です。「できるだけ早く仕事に復帰したい」という家庭にとって、保育園は大きな助けとなります。
また、トイレトレーニングや着替えの練習など、生活面における教育を行ってくれることもパパ・ママにとってはありがたい点だといえるでしょう。

保育園に預けるデメリット:持ち物が多い
デメリットとしては、保育時間が長い分、持ち物が多くなりやすいことが挙げられます。特に週始まりの日の朝はタオルやシーツ、着替え、おむつなどが必要になるため、忘れ物をしないよう気をつけることが大切です。また、持ち物に子どもの名前を記入するよう求める保育園も多く、準備に時間がかかることもあります。
保育園で必要な用品について知りたい方は以下の記事もご覧ください。
なお、保育園は家庭によって保育時間が異なり、登園時間がバラバラです。行事も比較的少ないため、人によっては保護者同士のコミュニケーションが取りにくいと感じるケースもあるようです。
さらに、都市部では認可保育園の競争率が高いこともデメリットといえます。
幼稚園に預ける場合のメリット・デメリット
続いて、幼稚園に預ける場合のメリット・デメリットを紹介します。
幼稚園に預けるメリット:教育内容が充実している
幼稚園に預けるメリットとしては、教育を目的とした施設であるため、教育内容が充実しており、集団行動の大切さを学べることが挙げられます。小学校に近い形式であるため、入学前に集団行動や規律を自然と練習できることも魅力です。私立小学校の受験を考えている場合は、その対策にもなるでしょう。
また、行事が多く、保護者同士のコミュニケーションが取りやすいことも幼稚園のメリットです。

幼稚園に預けるデメリット:費用が高い
幼稚園のデメリットとしては、入園料や制服代など、さまざまな費用がかかることが挙げられます。時間外で預かってもらう場合も、追加料金が発生するため、残業が多いときなどは費用がかさみます。
幼稚園に預けるメリットとして、「行事が多いこと」を挙げましたが、逆に考えると行事の準備に時間や手間がかかることがデメリットとなります。また、保護者参観や保護者会平は日に行われることが多いため、共働きのご家庭などでは参加が難しい場合もあるでしょう。
保育園と幼稚園どちらに預けるのが良い?選び方のポイント4選
保育園と幼稚園は一概にどちらが良いとはいえず、家庭の状況(共働きかどうか)や、経済状況、教育方針によって選ぶポイントが変わります。
さらに、園によって対象年齢や費用、教育方針などが変わってくるため、子どもにどう過ごしてほしいかも含め、園ごとに調べて比較検討することが重要です。
保育園と幼稚園、どちらが適しているかを考える際に着目すべきポイントを3つ解説します。
入園条件
保育園か幼稚園かを決める際は、まず入園条件を確認することが大切です。たとえば、保育園では、両親の就労証明書や採用通知書、勤務契約書などを提出しなければなりません。つまり、共働きや病気などの理由がない場合は、選択肢は幼稚園または認可外保育園となります。
また、認可保育園は「基準指数」「調整指数」「優先順位」の点数によって入園の可否が決まるため、確実に保育園に入れるとは限りません。さらに、幼稚園も面接が必要な場合や定員の関係上、抽選で入園が決まる場合もあり、2〜3つの選択肢を用意しておくことをおすすめします。
費用
短くて2~3年、長いと6年ほどかかる保育園・幼稚園の費用も重要なポイントです。認可保育園の場合、0歳から2歳児クラスまでは世帯収入によって保育料が変動します。そのため、世帯年収の多くない家庭は保育料の負担が小さく、年収が高い家庭は負担が大きくなります。
それに対して、公立の幼稚園は自治体が保育料を一律で決めており、全ての家庭で負担額は変わりません。認可外保育園や私立の幼稚園の保育料は、園が独自に決定した一律料金となります。
なお、「幼児教育・保育の無償化」に伴い、保育園は3歳児クラスから、幼稚園は一部の園を除き3歳になった日から保育料が全世帯無料になりました。ただし、通園送迎費、食材料費、行事費などは、これまでどおり保護者の負担です。
幼稚園の場合は、公立と私立では私立の方が費用がかかる傾向にあり、入園料や制服代、設備費などが大きく異なるため、事前にしっかり調べることをおすすめします。
子どものお迎え時間
保育園のお迎え時間は、17〜18時が一般的で、延長保育を利用すれば19〜20時まで預けられる園もあります。そのため、働く親にとっても理想的なお迎え時間だといえます。
一方、幼稚園では14時前後のお迎えが一般的です。預かり保育もありますが、保育園に比べると対応時間が短い傾向にあり、フルタイムの共働き家庭では規定の時間でのお迎えが難しいかもしれません。なお、延長保育の利用料は、保育園・幼稚園ともに無償化の対象外であるため、14時以降のお迎えを希望する場合は、保育園の方が費用を抑えられる可能性があります。

子どもの年齢
子どもが3歳未満である場合、幼稚園に預けることはできません。出産後なるべく早く仕事に復帰する必要がある方は、保育園が適しています。
保育園は対象年齢が乳幼児から就学前までと、幼稚園よりも子どもたちの年齢の幅が広いため、幅広い年齢の子どもと触れ合えます。年上・年下の子と触れ合うことで学べることもたくさんあるでしょう。
逆に、同世代の子どもたちとの関わりを増やしたいのであれば、子どもたちの年齢幅が比較的狭い幼稚園が適しているといえます。
希望する教育方針
保育園の目的は安全に保育することのため、教育的な要素が薄い傾向にあります。一方、幼稚園では文部科学省が定めるカリキュラムに基づいた教育が行われ、学びの機会が多く、子どもの成長を意識した教育が強みです。
ただし、近年では読み書きや英語を導入している保育園も増えています。教育内容は施設によって大きく異なるため、園庭開放や説明会、見学会などに参加し、家庭の教育方針に合った園を選ぶことが大切です。

子育てに役立つサンプルボックスを毎月プレゼント中!無料の楽天ママ割に登録を♪
保育園・幼稚園にはそれぞれメリット・デメリットがあります。パパ・ママの仕事の状況や家庭環境、子どもを預ける目的によって適している園は変わってくるため、いろいろな要素を含めて検討してみてくださいね。
さて、幼稚園に入園する子どもがいるママ・パパにおすすめの楽天ママ割をご存知でしょうか。
楽天ママ割に無料で登録すると、選べるサンプルボックスがもらえるキャンペーンに応募したり、楽天ママ割メンバー限定のお買い物クーポンをゲットできたりとお得がいっぱいです。
この機会に、ぜひ一度「楽天ママ割」をチェックしてみてください。
この記事をシェア
関連キーワード
関連記事
-
入園・入学準備中のママパパ必見!”名前付け”が簡単!楽しく!美しく!
2018/02/09
-
なぜなぜ期の子どもにどう接するべき?答え方やしてはいけない対応を紹介
2023/02/03
-
5歳におすすめの知育玩具12選!おもちゃで集中力・協調性・思考力を育む
2020/05/11
人気のキーワード
PICK UP
-
【公式】メリットがいっぱい!楽天経済圏のカンタンな始め方
2024/1/10
-
【公式】楽天ママ割とは?お得な特典から使い方まで全解説
2023/2/24
-
楽天ふるさと納税のやり方は?初心者向けに手続きの流れを解説
2022/12/2
-
楽天ダイヤモンド会員とは?メリット・特典や条件について解説!
2024/12/23
SPECIAL
-
【公式】楽天ママ割とは?お得な特典から使い方まで全解説
2023/2/24
-
楽天ダイヤモンド会員とは?メリット・特典や条件について解説!
2024/12/23
-
保存版!楽天経済圏とは?楽天ポイントでお得に暮らす完全ガイド
2025/5/12