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モンテッソーリ教育の特徴とは?教育内容をくわしくご紹介

幼児

幼児

2021/10/20

子どもの自主性や積極性を伸ばすとされるモンテッソーリ教育をご存じでしょうか。この記事では、モンテッソーリ教育の内容や、モンテッソーリ教育をするメリットについてご紹介します。

幼稚園を探していたり、子どもの教育法について情報収集をしたりしていると、「モンテッソーリ教育」という言葉を目にすることがあるかもしれません。
子どもにとってメリットがあるのであれば、ぜひ取り入れてみたいですよね。この記事では、モンテッソーリ教育の特徴やメリットを詳しくご紹介します。

モンテッソーリ教育とは

モンテッソーリ教育とは、子どもの個性や自由を尊重し、自主性や自立心を育てる教育法のことです。子どもには自分自身で教育する力があるという、「自己教育力」の考えに基づいています。
最近では、将棋界での活躍が知られる藤井壮太さん、マイクロソフト創設者のビルゲイツ、オバマ元米大統領などの著名人も、モンテッソーリ教育を受けて育ったとされ注目を集めています。

モンテッソーリ教育は、イタリアの幼児教育者(医学博士/科学者でもある)マリア・モンテッソーリにより、1907年に開発・提唱されました。
ローマの精神病院で働いていたモンテッソーリは、独自の教育法で障がいのある子どもたちの知的水準を上げることに成功しました。その後、貧困層の子どもたち(健常児)を対象とした保育施設「子どもの家」を立ち上げ、そのなかで現在のモンテッソーリ教育を確立させました。

100年以上の歴史を持つモンテッソーリ教育は、世界各地の学校で取り入れられています。日本では、主に幼児教育の分野で取り入れられるようになり、カトリック系の幼稚園などで実践されています。ただし、本来のモンテッソーリ教育は幼児期だけに行うものではなく、学童期・青年期を通して行います。日本では主に0〜6歳を対象としていますが、海外では大学までを対象としている場合があります。

現代の心理学や生理学の観点からもその確かさが認められています。現代でも、世界各国で広く支持されている教育法なのです。

モンテッソーリ教育の特徴

モンテッソーリ教育には、他の教育法とは異なる特徴がいくつかあります。

特徴1. 自主性を尊重した教育
モンテッソーリ教育の大きな特徴は、「子どもの自主性を尊重する」という点です。

自由が保証された環境のなかで、大人が指示を出すのではなく、子ども自らが活動を選択します。興味をもった対象をとことん追求する時間をつくることで、自ら考え行動できる力を育てていきます。

教師が一人で、大勢の児童・生徒に対して授業をする「一斉教育」と異なり、子どもの個性や興味を尊重するため、生涯にわたり学ぶ姿勢を育てていくことができるとされています。

特徴2. 独自の教具を使用する
モンテッソーリ教育では独自の「教具(おもちゃ)」を用いた作業時間を設けています。

子どもの年齢に合わせた教具が用意され、子どもたちは自らそれらの教具を選び、作業に取り組みます。教具を用いた作業時間は通常の保育や遊びの時間と分け、「お仕事の時間」と呼ばれます。

特徴3. 縦割りクラスを採用
また、モンテッソーリ教育のもうひとつの特徴は、年齢の異なる子どもたちで構成された「縦割りクラス」を採用している点です。
年齢の違いがある環境で過ごすことで、子どもたちはそれぞれの違いや個性を認めやすくなり、お互いを高めながら成長していきます。

モンテッソーリ教育の具体的な内容

次に、モンテッソーリ教育の具体的な内容をご紹介します。

まず、モンテッソーリ教育には、次の3つの要素が必要とされています。

〈モンテッソーリ教育に必要な3要素〉
・教具
・環境
・教師

これら3つを、年齢(発達の敏感期)ごと、教育分野(日常生活・感覚・言語・算数・文化教育)ごとに用意し、そのなかで子どもの自立的な発達を促していきます。

ここでは、モンテッソーリ教育で重要視されている「発達の敏感期」と「5つの分野」について具体的にご紹介します。

モンテッソーリ教育で重要視される「敏感期」

モンテッソーリ教育における「敏感期」とは、子どもがひとりで、ある物事をやりたくなる時期(発達段階)を指します。

モンテッソーリ教育によると、敏感期には以下の6つが存在するとされています。

〈モンテッソーリ教育における6つの敏感期〉
・言葉の敏感期
・秩序の敏感期
・感覚の敏感期
・運動の敏感期
・数の敏感期
・文化の敏感期

これらの敏感期が訪れるタイミングやそれぞれの内容についてご紹介します。
(※モンテッソーリ教育では、乳幼児期を前期(0歳〜3歳)と後期(3歳〜6歳)に分けて考えます)

(1) 言語の敏感期
【期間】
・話し言葉の敏感期: 妊娠7か月〜3歳前後
・文字の敏感期: 3歳半~5歳半

モンテッソーリ教育では、言語には「話し言葉」と「文字」があるとされています。
まず胎児期(妊娠7か月)〜3歳前後にかけて話し言葉を身につけ、そして幼児期後半(3歳半~5歳半)には、文字に興味関心を持つようになるとされています。

(2) 秩序の敏感期
【期間】
6か月~3歳前後

秩序とは、生後6か月ごろから、3歳前後には、ほぼ消えてしまう感受性のことです。大人には気にならないことでも、子どもはこだわりを持ちます。例えば、靴を履く順序や場所などに強くこだわるような言動がみられます。

(3) 感覚の敏感期
【期間】
・感覚的印象の探求、ため込み:0歳~3歳
・感覚的印象の整理、分類、秩序化:3歳~6歳

感覚とは、主に五感(視覚・聴覚・嗅覚・触覚・味覚)のことです。0歳〜3歳(幼児期前期)にため込んだ感覚を、3歳〜6歳(幼児期後期)には秩序化して頭の中にしまうとされています。

(4) 運動の敏感期
【期間】
・運動機能の発達:0歳~3歳
・洗練、調整された運動:3歳~6歳

0歳〜3歳(幼児期前期)には、歩く・座る・持つ・運ぶなどの大きな基本動作を獲得します。3歳〜6歳(幼児期後期)にはより洗練された動作を獲得していくとされます。

(5) 数の敏感期
【期間】
・4歳~5歳

数の敏感期は4歳~5歳とされています。お風呂で数を数えるなど、生活のなかで数への興味があらわれるようになります。

(6) 文化の敏感期
【期間】
・6歳~9歳

文化とは、言葉や文字以外への興味関心を指します。現代ではテレビやスマートフォンなど、メディアからの刺激が身近にあるため、幼児期を通して出現すると考えられています。

モンテッソーリ教育で教えられる「5つの分野」

次に、モンテッソーリ教育で教える5つの分野についてご紹介します。

モンテッソーリ教育では、敏感期に対応する分野を5つに分け、それぞれ年齢ごとに興味・発達を促すための教育を行います。

〈モンテッソーリ教育における教育の5分野〉
・日常生活
・感覚
・言語
・算数
・文化教育

この5分野は主に3歳〜6歳の時期を対象としています。それぞれの内容をご紹介します。

(1) 日常生活
実生活と関連する生活練習(ボタンをかける、室内をほうきで掃くなど)を行いながら、運動機能の獲得をめざします。体の各部位を思い通りに動かせるようになることが主な目的ですが、環境とかかわりながら精神の発達や自立心も促していきます。

(2) 感覚
感覚教育は「言語」「算数」「文化」教育の基礎であり、知性や情緒の発達にも関わる重要な要素と考えられています。

全ての知的活動の基礎である「五感」を鍛えるため、意識的に感覚器官を使った練習を行います。具体的には、主に教具の操作を通して「観察能力」と「考える方法」を身につけていきます。

(3) 言語
言語の発達段階に合わせた教具(文字カード等)を用いることにより、語彙の獲得や文法の獲得をめざします。

(4) 算数
教具を用いながら、数の興味・理解を深めます。感覚として捉える「数量」、それを言い表す「数詞」、書き表す「数字」の3つを基礎に、数の数量概念を身につけていきます。

(5) 文化教育
子どもの興味に応じた幅広い分野について学んでいきます。具体的には、歴史や地学、生物の分野など。総合学習として捉えられており、興味の種をまき、好奇心を広げることを目的としています。


・幼児期前半の教育分野について
3歳以下の子どもたちのためには、以下の7分野が用意されます。

〈0〜3歳向けの教育7分野〉
・粗大運動の活動
・微細運動の活動
・日常生活の練習
・言語教育
・感覚教育
・音楽
・美術

幼児教育の段階を前半・後半の2つに分けて考えるモンテッソーリ教育では、3歳以下を「吸収する精神」、3歳〜6歳を「意識の芽生え」の時期と呼びます。主に教具を用いながら、それぞれの時期に応じた教育を行っていきます。

モンテッソーリ教育で育てる4つのメリット

モンテッソーリ教育のメリットは、大きく4つのメリットがあるといえます。

メリット1.自主性や積極性が身につく
子ども自身の興味にあわせてじっくり物事に取り組める点です。主体的に物事に取り組む機会が多いため、自立性や積極性が身につきやすくなります。

メリット2.指先が器用になる
指先を使う教具を多く用います。細かな作業に取り組む機会が自然と増えるため、指先の器用さが身につきやすくなります。

メリット3.コミュニケーション力が養われる
縦割りクラスを採用しているため、日常的に異年齢の子どもと関わります。発達段階の異なる子どもとの関わり方が自然と身についていくため、コミュニケーション能力が養われやすいといえます。

メリット4.情緒が安定する
子どもの興味や主体性を大切にしています。自分がやりたいことを選んで実行できるため、やる気や自信につながり、情緒が安定しやすくなります。

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モンテッソーリ教育では、子ども自身の興味関心を大切にして主体性や自立心を育てることができます。幼児期に興味の芽を育てることで、将来的に、自分自身の人生を主体的に選び取れる子どもに育ってくれそうですね。

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