マタニティマークはいつからつける?どこでもらえる?注意点を解説
2025/10/29
マタニティマークをいつからつければいいか、つけるべきか悩んでいる妊婦さんもいるかと思います。この記事では、マタニティマークをいつからつけるか、もらえる場所、つける際の注意点やマタニティマークの種類についてご紹介します。

妊婦さんの安全と健康を守るために大切なマタニティマークですが、いつからつけるべきなのでしょうか。この記事では、マタニティマークとは何か、いつ、どこでもらえるのか、いつからつければよいかについて解説します。先輩ママの体験をもとに、マタニティマークの工夫もご紹介します。
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目次
マタニティマークとは?いつからつける?
マタニティマークとは、妊産婦であることを周囲に知らせるためのマークです。妊産婦さんへの配慮を促し健康を守るためのマークであり、実は産後のママも使用できます。
マタニティマークが作られたのは、2006年。厚生労働省より、次の3点を目的に作られ、発表されました。
- 緊急時に、妊婦であることを知らせやすくする
- 公共交通等を利用するときに周りの方が妊産婦へ配慮が示しやすくなる
- ポスターなどを掲示して妊産婦にやさしい環境づくりを呼びかける
周囲に配慮を強いるものではなく、周囲の人の配慮や気遣いの気持ちを後押しするものであるというところがポイントです。
※出典:厚生労働省「マタニティマークについて」
妊娠がわかってすぐにつけてもOK!
マタニティマークをいつからつけはじめるかには、決まりはありません。個人が必要だと感じるタイミングでつければ問題ないでしょう。一般的には妊娠初期からの使用が推奨されており、比較的早い時期からつけはじめるママが多いです。
妊娠初期からマタニティマークをつけることが推奨されている理由は、妊娠初期は外見からは妊婦だとわかりづらいためです。特に、妊娠初期は貧血やつわりなどで体調を崩しやすい時期なので、周囲のサポートが必要な場合はマタニティマークをつけておくと良いでしょう。
また、マタニティマークをつけておくことで、突然の体調不良やケガなど、予期せぬ事態がおきたときに妊婦であるということを踏まえて対処してもらえます。

マタニティマークをつけるママは7割ほど
楽天ママ割メンバー1,017人に「妊娠中にマタニティマークをつけていましたか?」とアンケートをした結果、マタニティマークを利用していたママは約7割でした。また、状況によってつけたり外したりしていたという方も2割程度みられました。
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マタニティマークはどこでもらえる?
マタニティマークは、妊娠判明後、自治体の窓口で母子手帳と共にもらうことが多いです。母子手帳をもらう時期は、病院で赤ちゃんの心拍を確認してからになるため、妊娠5週~6週(妊娠2か月)以降となります。そのため、マタニティマークを受け取るのも大体その時期になるでしょう。
マタニティマークは自治体以外でももらえます。主なマタニティマークをもらえる場所は以下のとおりです。
<マタニティマークをもらえる場所>
ここからは、場所ごとのマタニティマークのもらい方をご紹介します。
自治体の窓口
病院で妊娠がわかったら、自治体で母子手帳を交付してもらいます。そこで、母子手帳と一緒に無料でマタニティマークをもらえることが多いです。
自治体で配布されるマタニティマークは、厚生労働省が推奨しているポピュラーなデザインです。
公共交通機関の窓口
鉄道の窓口など、公共交通機関の窓口でも無料配布しています。全ての駅で配布しているとは限らないため、よく利用する路線の窓口で聞いてみてください。妊婦さんだけでなく、家族も配布の対象者になります。
場合によっては、母子手帳の提示を求められることもありますが、それはマタニティマークの悪用を防止するためです。
妊婦向け雑誌の付録
赤ちゃん雑誌や育児雑誌などの付録として、マタニティマークが付いていることがあります。ブランドやキャラクターとコラボしたオリジナルのかわいいマタニティマークもありますよ。
ベビー用品店
アカチャンホンポや、トイザらス・ベビーザらスなどのベビー用品店などで、オリジナルデザインのマタニティマークをもらえます。これらの店舗では、会員登録後に無料でマタニティマークをもらえます。
かわいいデザインのマタニティマークが多く、おむつのサンプルなどももらえるお店もあるので、ぜひお近くの店舗に出向いてみてくださいね。
ハンドメイド
マタニティマークはプラ板や刺繍でオリジナルのものを作成することもできます。マタニティマークは著作権が厚生労働省に帰属しており、民間や自治体で活用できるよう、こども家庭庁のページから無料でダウンロードできるように公開されています。
ダウンロードした素材を活用し自分でデザインすることはもちろん、フリマアプリやハンドメイド専門サイトからかわいいハンドメイド作品を購入することもできます。ただし、マタニティマークは営利目的での使用は禁止されているため、購入する場合は実費程度で販売している出品者から購入するのが安心です。
楽天会員の方は、楽天ポイントが使えるフリマアプリ「ラクマ」がおすすめです。
参考:厚生労働省「マタニティマークのデザイン及び利用方法について」
マタニティマークをつけてよかったこと
マタニティマークは、妊産婦であることを周囲の人に知ってもらい、周囲の人が配慮しやすくするためのマークです。妊婦さんがマタニティマークをつけていることで、周囲の人は電車やバスなどの交通機関で席を譲る、近くでタバコを吸わない、などの行動をとりやすくなります。
実際にマタニティマークをつけていてよかった、というネット上の体験談を見てみましょう。
「優先席に気軽に座れた」
「トイレの順番を待っていたときに、順番を代わってくれた」
「買い物に行ったときレジの方が、お会計後のかごを持ってくれたり、カートに乗せてくれたりした」
「もし何かあったときの保険として安心できた」
「接客業で名札にマタニティマークをつけていた。お客様をお待たせしてしまうときもあったが理解していただけたり、励ましの言葉をもらったりした」
「見ず知らずの人から元気な赤ちゃんを産んでくださいね!と声をかけていただいてうれしかった」
マタニティマークをつけることで周りからさまざまな配慮をしてもらえた方が多いようです。
マタニティマークの付け方の工夫
マタニティマークの付け方を工夫すれば、必要なときにマークに気付いてもらいやすくなったり、TPOに合わせて出し入れできたりと上手に活用できます。
具体的には、以下のような工夫が効果的です。
- 白色のマークが見えやすいように、暗めの色のバッグにつける
- 裏返って見えなくなるのを防ぐため、両面にマークがついているものを使ったり、ピンで鞄に取りつけたりする
- 洋服やバッグのファスナーにつけて、状況に応じて出したりしまったりする(見せたほうがよさそうなときは出す、見せないほうがよさそうなときは隠すことができる)
- 複数個用意して、よく使うバッグすべてに付けておく
マタニティマークの注意点
マタニティマークをつける際は、少しだけ注意点もあります。ここでは、注意点と対処法をご紹介します。
マタニティマークは母子手帳と一緒に持ち歩こう
マタニティマークを付ける際、特に大切なのが、マタニティマークと母子手帳を一緒に持ち歩くことです。
母子手帳には、妊娠週数や母子の健康状態、経過、各種検査結果など、妊婦さんと赤ちゃんの重要な情報が書かれています。妊娠週数や経過に応じて、万一のときにとるべき対応が変わる場合もあるため、妊娠中は必ずマタニティマークだけでなく、母子手帳を持ち歩くようにしましょう。
万が一の事態がおきたとき、マタニティマークを見て妊婦さんと気づいた周囲の人が、母子手帳を探して必要な情報を確認してくれる可能性があります。
不要なトラブルを回避するため、出し入れできるようにする
マタニティマークをこころよく思わない人もいます。不妊治療中で「マタニティマークを見ると辛くなる」という人もいれば、「気を使って」「席を譲って」というアピールだと感じてしまう人もいるかもしれません。
そのため、職場に妊娠報告をする前はマタニティマークをしまっておく、公共交通機関を利用しているときだけカバンの外側に出すようにする、危害を加えてきそうな人がいたらすぐ隠せるようにする、といった工夫をすることで不要なトラブルを回避できるでしょう。
バッグにつけずに携帯するだけでもOK!
マタニティマークを見える場所につけるかつけないかは、個人の自由です。なかにはつけない選択をする人もいますが、その場合も万が一に備えてマタニティマークを携帯しておくことをおすすめします。
例えば、急な体調不良で倒れるようなことがあったときに、マタニティマークをバッグのチャックに付けて内側にしまっておけば、開けた際に気づいてもらいやすくなります。
赤ちゃんの命を守るためにも、母子手帳とマタニティマークは常に携帯しておきたいですね。
つけたくなるかも!いろいろなマタニティマークの種類

マタニティマークには、ベーシックなデザイン以外にもいろいろなタイプが市販や配布されています。例えば、神社などではマタニティマークデザインの安産祈願のお守りを売っているところがあります。安産祈願に行く方は、そのとき購入するのも良いでしょう。
また、車に貼れるマタニティ向けのステッカーも市販されています。車にステッカーを貼っておくことで、後続車や周囲へ妊婦がいることを伝えることができます。
妊娠中の車の運転に関するギモンについては、以下の記事をご参照ください。
マタニティマークをつけている人を見かけたら
マタニティマークは、周囲のやさしい配慮を促し母子の健康をみんなで守ろうというマークです。マタニティマークを付けている人を見かけたら、思いやりの気持ちをもって、できる範囲の配慮ができると良いですね。
特に、妊娠初期でまだお腹が大きくない妊婦さんほど、つわりや体調不良を抱えながら我慢していることも多いです。お腹が大きくないから負担は無い、と思わず「席を譲る」「近くで喫煙をしない」「様子がおかしければ声をかける」などの行動で妊婦さんをサポートしてくださいね。
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マタニティマークは、妊産婦の安全と健康を守るために周囲の配慮を促す重要なツールです。いつから付けるかの決まりはありませんが、妊娠が分かったら自治体で母子手帳と一緒にもらうのが一般的です。また、ベビー用品店や公共交通機関などでも手に入れることができます。
マタニティマークをつけていると、体調が優れないときや困った状況で周囲のサポートを受けやすくなります。ただし、トラブルを避けるために、つけっぱなしではなく出し入れ可能な状態で活用するのがおすすめです。母子手帳と一緒に持ち歩き、必要な場面で使うことで、安心して日々を過ごせる環境を整えることができます。
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