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【ママの学校】もうすぐ始まる!ママのための“プログラミング教育”講座

小学生

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2020/2/6

ママ割が子育ての悩みに寄り添ってテーマを選び定期的に開催している「ママのための学校」、今回は小学校での必修化を控えママやパパからの関心が高い“プログラミング教育”がテーマです。講師はプログラミング教育の現状に詳しい教育ITライターの神谷加代さん、そしてスペシャルゲストはIT企業の役員も務めるお笑い芸人の厚切りジェイソンさん。プログラミング教育のいろはをわかりやすく教えてくれる神谷さんに、ジェイソンさんのユーモラスな合いの手が光り、笑いの絶えない授業となりました。

「楽天ママ割 ママの学校—ママのための“プログラミング教育”講座—」レポート

1時間目 【小学生のプログラミング教育の必修化から見る、今後の子供の教育について】

1時間目 【小学生のプログラミング教育の必修化から見る、今後の子供の教育について】

イベントの冒頭、参加者が待つ会場に入ってくるなり「厚切りジェイソンです! Why!? 僕はこう見えても日本に来るまでは一筋にITをやってきたんですね。途中で芸能界に手を染めてしまったんですけど、まだ一応ITのほうもやっています(笑)」とハイテンションに語り、緊張気味の参加者を和ませるジェイソンさん。一方の神谷さんが「プログラミング教育が小学校で必修化されますけど、私はその現場に取材に行って今どういう授業がされているのかを取材しているライターです。今まで300校ぐらい行きました」と自己紹介をすると会場がどよめきます。1時間目は、そんなお2人がプログラミング教育へのママやパパが抱く素朴な疑問に的確に答えてくれました。

Q1 プログラミング教育ってどんなもの?

Q1 プログラミング教育ってどんなもの?

神谷さん:「今、学校現場にはコンピューターがどんどん入っています。これはプログラミングではなくて、ICTというものを使って紙でやっているものをデジタルにする学習が進められています。そして必修化に先駆けてすでにプログラミング教育を先行実施している小学校を取材すると、理科の実験で使用したり、国語の授業でお話を作ったりするなど、各教科のなかにプログラミングの授業を取り入れていました。つまり日本では必修といっても専門の教科ができるわけではなく、今までの教科のなかでやっていくという流れになっています」
ジェイソンさん「プログラミングに触れる機会がいっぱいあると、どういうところでそれが使えるかが肌感覚でわかるようになるからいいですね。ちなみに、僕が初めてプログラミングに触れたのも小学生の頃でした。今のような簡単な教材はなかったので難しいプログラミング言語を使って、全然理解はしてなかったですけど適当にいじっていましたね」

Q2 なぜプログラミング教育を学ぶの?

Q2 なぜプログラミング教育を学ぶの?

神谷さん「それは時代が変わってきたからプログラミングを学ばないといけない、ということです。今の時代、どの産業でもコンピューターを使わないところってないですよね」
ジェイソンさん「そうですね。いろんな業界がありますけど、自動車の専門知識は自動車業界以外ではなかなか使えないし、医療の知識も医療以外ではなかなか使えないけど、ITならIT×自動車とか、IT×医療というふうにどんなところでも使えます。だからITの基礎スキルがあると将来どんな職業に就くとしても非常に役立つんです」
神谷さん「そのとおり! 今はまさに90%の職業で基礎的なITスキルが必要です。だからプログラマーにならなくても、プログラミングのスキルが一般的な教養として必要だから学びましょうというのが“プログラミング教育”なんです。それに合わせて多くの国がプログラミング教育をカリキュラムのなかに取り入れています。すでに必修化している国はフィンランド、イギリス、ロシア、インド、ハンガリーなどで、一部で導入している国はエストニア、イタリア、スウェーデン、シンガポールなど。そして今後導入を予定しているのは日本、フランス、韓国などになります。ジェイソンさんの国であるアメリカでも今後導入される予定です」

Q2 なぜプログラミング教育を学ぶの?

ジェイソンさん「まだ導入していないとは意外でした(笑)。でもアメリカは日本よりも先生の自由が効いていてどんなカリキュラムで教えるのかは判断できるので、やっているところもやってないところもあると思います」
神谷さん「そして日本は人口が減少しているなか、IT人材も不足していると言われているのでこれからはIT人材を育てましょうというとで、小学校からのIT教育が始まります。だから日本の先生たちは必死になって勉強をしています」
ジェイソンさん「必死なんですね! 必ず死ぬんですね!? やりすぎ!!」
神谷さん「子供たちにどういうふうに教えたらいいか試行錯誤しながら、先生も頑張ってます(笑)。そもそも小学校でのプログラミング教育の目的は、IT力を鍛えるというよりは“プログラミング的思考を育みましょう”というもので、どうすればコンピューターが動くのかや、プログラミング的思考を学びます」
ジェイソンさん「論理的な考え方を学ぶんですね」

Q2 なぜプログラミング教育を学ぶの?

神谷さん「おっしゃる通りです。あとはもっと身近なものにコンピューターが入っていることを知っていきましょうということです。スマホを使ってはいてもそれがどうやって動くのか知らない人は多いですもんね」
ジェイソンさん「スマホに限らず今はほとんどのものがプログラミングに関わっているんですよね。自動車の窓がボタンを押すだけで開くのもコンピューターですし、プログラミングの仕組をわかっておくと、街にでかけたたらこれもあれもプログラミングでできていることがわかるようになりますよね」
神谷さん「それらに支えられていることを理解すること、そしてもうひとつは今の子供たちはスマホの影響でエンターテイメントな使い方が多いですよね。でもコンピューターは動画を見たりゲームを見たりするだけじゃなくて、もっと課題解決や何かを作るために使えるんだっていうアイデアを子供のうちから身につけましょうというのが、小学校のプログラミング教育の目的なんです」
ジェイソンさん「あと楽天の買い物も!」
神谷さん「そうですね(笑) こういう基本的なことを育んでいこうっていうのが“プログラミング教育”になっています」

Q3 じゃあ「プログラミング」って何? 

Q3 じゃあ「プログラミング」って何? 

 ここからは具体的な「プログラミング」の話題に移ります。神谷さんが会場の子供たちにプログラミング経験を問うと数人の子が手を挙げ、「マイクロビットをやったことあります!」と使ったツールの名前を教えてくれる子も。でも未経験の子も何人か。そんな子たちにプログラミングについて説明するとき、神谷さんはいつも「コンピューターに命令することだよ」と答えるのだとか。
 そこでプログラミングの“命令と実行”を子供たちにわかりやすく伝えるため、ロボットと化した厚切りジェイソンさんに直接命令してみるというゲームをしました。最初の挑戦者となった女の子が「前に進んでください」や「座ってください」など、人間相手ならすぐに理解してもらえそうな司令を出してもあべこべな動きをするジェイソンロボット。困惑した女の子に、ジェイソンさんからはこんなアドバイスも。「コンピューターは賢いと言われるけど意外と言われた通りにしかできないから、足を前に出すと言われても誤解して意外な動きにも繋がってしまう。“右足を何センチ前に”とか、もうちょっと細かいところまで伝えたらロボットも指示通りに動けるんだよね。プログラミングってそういうものなんだよ」

Q3 じゃあ「プログラミング」って何? 

 続いて親子で挑戦した男の子もうまく指示ができず、思わずジェスチェーで指示してしまう場面も。その都度コミカルな動きで会場を笑いの渦に包んだジェイソンロボットを通じて、コンピューターに命令するプログラミングの大切さが子供たちにもしっかりと伝わったようでした。

神谷さん「命令するためには、子供たちもすごく考えないといけないんですよね。どんな動きがあるのか、どうすれば意図した動きに近づくのか、あとは失敗したときにどこを改善すればいいのかなどプログラミングは考えることだらけ。つまりプログラミングについて考えることで論理的な思考能力が育成されるんです。小学校ではこれを“プログラミング的思考”と呼んで、その能力が育成されるような授業をどうすればいいかを先生たちは考えています」

Q4 プログラミングを学んだらどんないいことがあるの? 

Q4 プログラミングを学んだらどんないいことがあるの? 

ジェイソンさん「僕の場合はITの仕事をしているから直接仕事で使っているんですけど、そうじゃなかったとしても、自分が普段使っている機器の中身がどうなっているのかとか、プログラミングを使ってどういうことが可能なのかが想像できるのは、プログラミングをやっていたからだと思います。プログラミングを使えば現実的なものと非現実的なもの、両方から想像できるので、営業でも企画でも、いろんな仕事の場で役立つと思います」
神谷さん「私の思うプログラミング教育のすごくいい点は、正解がないところです。やり方が豊富なので、子供たちがひとつの正解に縛られないことが今の教育とはちょっと違う視点なんです。日本の教育では100点取らなきゃとか、正しい答えを言わなきゃっていうのに対して、プログラミングの世界には何通りでも答えがあるし、何回失敗してもまたチャレンジできるのがいいなって。その学ぶプロセス自体がいいなと思っています」
ジェイソン「プログラミングは失敗ばかり。でも自分の思い通りにならなくてもその問題は自分にあるわけで、パソコンにあるわけではない。それを探るのも謎解きみたいで楽しいです」

Q5 プログラミング必修化に向けて、親としてできることは?

Q5 プログラミング必修化に向けて、親としてできることは?

ジェイソンさん「娘が3人いるんですけど、小学校2年生の長女と一緒にプログラミングをしています。そのときに一番大事にしているのは本人が楽しく覚えること。子供は自分がやりたかったらいくらでもやるけど、やりたくなければいくら言ってもやらないですよね。だから何かを“やりなさい”と言っている親はまずは自分も子供と同じようなことをやってみたほうがいいと思います。自分はできないけど子供はできるようになってほしい、では説得力がないですから。“自分もやるから一緒にがんばろう”という視点だと学ぶ機会も多いし、親子の会話にもなるし、いろんなことに繋がります。だからプログラミングもまずは環境を用意して、一緒に楽しくやることが大事かな」

神谷さん「うちの息子は3歳からPCを与えて、キータッチで遊べるABCの練習をやっていました。これはプログラミングを教えようということではなくて、とにかくPCに触れる環境を作ってあげてITにどんどん慣れてほしいなって思ってやりました。3歳でもPCは使えるので、そういう環境を与えて頂けたらいいなと思います。子供に教えることでITの可能性に親が気づけるのはとてもいいことだと思います」

2時間目 実際にプログラミングをやってみよう!【ワークショップ】

2時間目 【ワークショップ】

トークセッションを終え、2時間目は実際にプログラミングを体験するワークショップ。参加した親子の前にはHPの大画面のデスクトップが並んでいます。液晶タッチ型なのでパソコンに初めて触れるお子さんでもすぐに操作ができるのが選ばれたポイントだそう。このパソコンを使って小学校でも使用しているツール「Viscuit(ビスケット)」のサイト(https://www7.viscuit.com/
)を開き、自分で描いた絵を動かすプログラミングに挑戦です。

2時間目 【ワークショップ】

今日の課題は「口をパクパク動かす魚を作る」。まずは神谷さんが手順を説明します。最初に口が開いた魚と口が閉じた魚の絵を描き、この2つの素材をプログラミングすることで魚を増やしたり、動かしたり、思い通りに魚を動かすことができます。プログラミングをする子供たちは本当に楽しそう。そして実際に描いた魚が動き出すとあちこちで大歓声が上がります。テーブルを周ってアドバイスをしていたジェイソンさんも「短い時間でこんなことができるんですね」と嬉しそう。最後に「楽しかった人?」と問われると、元気よく手を挙げていた子供たち。講義の終了が告げられても、みんな自分が作った魚に釘付けでした。Viscuitはホームページにアクセスすれば誰でも無料で使えるので、お子さんと今日からでも始められますよ。

まとめ

まとめ

ぼんやりとしていた“プログラミング教育”の輪郭が見えてきたこの日のママの学校。会場後方にはレゴデュプロやワミー、マグフォーマーなどのプログラミング脳を鍛えるおもちゃも展示されていました。PCに触れる前の小さなお子さんには、そういったおもちゃから論理的思考を鍛えるトレーニングを進めるのもいいかもしれません。

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