福島の旬を楽しめば、 福が来る

福島美女とお米のAtoZ

福島の新米が出回る季節がやってきますがみなさんはお米のことをどれぐらいご存知ですか?福島出身の女優、宮下かな子さんが、「品種」「炊き方」「保存方法」などお米にまつわるあれこれを、5ツ星お米マイスターの石井淳一さんに聞いてきました。

5ツ星お米マイスターに聞くお米にまつわるA to Z

弘化5年創業の老舗お米問屋「石井商店」

お米のレクチャーをしてくれたのは、会津若松市で弘化5年(1845年)に創業した老舗お米問屋「石井商店」の8代目、石井淳一さん。全国米穀小売商業組合連合会が認定している「5ツ星お米マイスター」の資格を持ち、お米にまつわる様々な情報を発信するセレクトショップ「COCOKARA」も展開。「お米にはまだまだたくさんの可能性があり、それをもっと多くの人に知っていただきたいと思っています」。

品種ごとに異なるお米のおいしさ

「福島は全国屈指の米どころで様々な品種がつくられています。それぞれに特徴があるので、お米選びの参考にしていただければと思います」と石井さん。用意していただいたのは、「天のつぶ」「コシヒカリ」「ひとめぼれ」「ササニシキ」という福島県産の4品種です。

天のつぶ
福島県が15年もの歳月をかけて開発したオリジナル品種。良食味で大粒のしっかりした食感と、冷めてもおいしく頂けるのが特長です。デビュー以来、ファンを増やし続けています。
コシヒカリ
全国的に知られるお米の王様的存在です。甘みともちもち感が強く、冷めてもおいしく頂けるのが特長。収穫から時間がたっても味落ちしにくいので保管にも適しています。
ひとめぼれ
コシヒカリの系譜を持つ品種で、バランスのとれた美味しさをもっています。癖のないさっぱりとした味わいで、さまざまな料理と合わせやすいお米です。
ササニシキ
ひとめぼれの登場で全国的に作付け量が激減したササニシキ。育てるのが難しいことから、幻のお米になりつつあります。程よい歯ごたえとさっぱりとした食感が特長です。

おいしいお米の炊き方

「普段何気なく食べているお米ですが、ほんのひと手間でお米の美味しさが変わるんです」と石井さん。どれも簡単にできるので是非ご自宅で試してみてください。

1研ぐのは軽くゆすぐ程度で
「お米に付いたぬかを落とすためにお米を研ぐのですが、昔と違って精米機の性能が向上しているので軽ゆすぐ程度で充分です」。石井さんいわく強く研ぐ必要はまったくないとのこと。
2しっかりと水に漬ける
「最低でも2時間はお米を水に漬けましょう。時間に余裕がある方は一晩漬けてもらってかまいません」。水に漬けることで酵素が活性してお米の甘みがより増すのだそう。
3炊きあがったあとがポイント
「お米の炊き上がりは、いわば9割出来上がった状態。軽くほぐしてさらに20分ぐらい蒸しましょう」。こうすることでお米の中心にまで熱が行き届き、おいしさがワンランクアップ!

石井さんおすすめのごはんのおとも3選

馬刺し
石井さんがごはんのおともとして太鼓判を押すのが「馬刺し」です。「馬刺しは会津の名産品で、にんにく醤油で食べるのが一般的。これだけでごはんが何杯もいけますよ」。
みそ豆
乾煎りした大豆と甘味噌をからめた「みそ豆」は、福島生まれの昔懐かしの味。「福島県民のソウルフードのひとつです。栄養満点なので朝ごはんにもぴったりです」。
にしん山椒漬け
会津の郷土料理のひとつ、にしん山椒漬け。「山に囲まれた会津ならではの保存食です。山椒、お酒、醤油などで漬け込まれており、ごはんはもちろんですがお酒のアテにも最適です」。

お米をさらにおいしくする「おひつ」

「私が強くおすすめしているのが、炊き上がったらすぐに木製おひつに移すこと。木製のおひつが水分と湿度を調整し、お米の隠れたおいしさを引き出してくれるのです。おひつはいわば影の調理人ですね」。石井さんいわくおよそ1~3時間がもっともおいしく頂ける状態で、程良く冷めたときの方が、お米の甘みをストレートに感じられるのだそうです。

お米の最適な保管方法

「大量に買うのではなく、こまめに購入し時間が経たないうちに食べていただくのが一番です」と石井さん。保管するときはなるべく空気に触れないようジップロックやペットボトルなどに移し替えてから、冷蔵庫の野菜室に入れるのが良いそうです。

お米尽くしの1日を満喫した宮下さん、いかがでした?

石井さんのレクチャーを受けながらお米の食べ比べをした女優の宮下かな子さん。「今まで品種を意識したことはほとんどありませんでしたが、これからはお米選びが楽しくなりそうです。また、炊くときにほんのひと手間かけるだけで、こんなにもおいしくなるものだということも知りました。近々、自宅でもチャレンジしてみたいと思います」と話してくれました。

宮下かな子さんプロフィール 1995年7月14日生まれ。福島県いわき市出身の女優。舞台「転校生」(2015年)にオーディションで抜擢される。 Netflixドラマ『チャンネルはそのまま!』(2019年)、映画「曇天に笑う」(2018年)「居眠り磐音」(2019年)「プリズン13」(2019年)「人間失格 太宰治と3人の女たち」(2019年)、初主演映画「テラリアムロッカー」(2019年)に出演。趣味は読書とイラストを描くことで、バレエやチアダンスが特技というアクティブな側面も。

COCOKARA

石井淳一さんが店主を務める「COCOKARA」は、お米にまつわる様々な情報の発信地として2018年にオープン。お米はもちろんのこと、各種調理器具や石井さんおすすめのおひつ、レトルトカレーなど、お米を軸に様々な商品を陳列。新米の瑞々しさを味わってもらうために水分量を16.5%以上にキープした「会津豊熟米」など、ここでしか手に入らない商品も多数ラインナップしている。

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