【楽天市場】ワイン生産者来日  生産者のおすすめワイン  vol.3

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ワイン生産者来日インタビュー Vol.3
ダニエラ・ロッカ

生産者のおすすめワイン 名門アルビーノ・ロッカの醸造家 ダニエラ・ロッカ

1971年にブラ村(ピエモンテ州)で生まれたダニエラ・ロッカは、「アルビーノ・ロッカ」のワインメーカーと元所有者アンジェロ・ロッカの娘です。ワイナリーは家族経営で、2012年にアンジェロ・ロッカが亡くなった後、次世代のロッカ三姉妹が引き継ぎました。それ以来、ダニエラ・ロッカはアルビーノ・ロッカのセールス・輸出マネージャー として意欲的に働くようになりました。ダニエラの姉妹、パオラとモニカはワインメーカーとして貢献しています。

イタリア ピエモンテ地方

アルビーノ・ロッカ Albino Rocca

ピエモンテの銘酒バルバレスコのワイナリー「アルビーノ・ロッカ」は80年代からひときわ注目されています。
当時ワイナリーを継承した先代のアンジェロ・ロッカは、それまでの伝統的なバルバレスコの考え方をくつがえす、近代的な醸造技術を導入し、この地のワイン作りに大いなる革新をもたらしました。バルバレスコの大御所「ガヤ」のもとで修業した経験を生かし、独自のスタイルのワインによって、ガヤのライバルとうたわれるまでになりました。
現在は、そのアンジェロの娘にあたるダニエラ、パオラ、モニカの三姉妹がワイナリーの管理をしています。彼女たちは、偉大な父のスタイルを守りながら、新しい醸造技術とバルバレスコの伝統技術の組み合わせで、さらなる品質の向上を目指しています。

代表的なワインリスト

ダニエラ・ロッカ氏独占インタビュー

インタビュアー

こんにちは、インタビュアーの アナ です。

アルビーノ・ロッカが位置するバルバレスコの地には、長い歴史を誇るワイナリーが多く、いずれもが、質の高いワインを生産しています。中でも注目を集める作り手が「アルビーノ・ロッカ」です。
今回は、そんな「アルビーノ・ロッカ」のダニエラ・ロッカ氏にインタビューをしました。

それまでの仕事を辞めてワイナリーを引き継いだのはどうしてですか?

アルビーノ・ロッカは家族で経営してきたワイナリーなので、父が突然亡くなったとき、四代目として継がなければならないと、自然に思ったからです。
家族経営だからこそ、ここで働くということは仕事というより、むしろ自分の一部となっていると感じます。もちろん仕事そのものも楽しいのですが、家族と一緒に働けるという環境が大好きです。
モニカ、パオラと私がワイナリーの管理をするようになって以降、我々、若い世代の新しい考え方を導入しつつ、父から得た知識も生かして、ワイン作りに取り組んでいます。
父の代に世界中で有名になったアルビーノ・ロッカのスタイルと質を低下させることなく、革新的な醸造技術や新しいぶどう品種を徐々に導入するようにしています。

アルビーノ・ロッカのワインが世界に認められた理由はどこにあると思いますか?

私の父の存在が、まさにその理由といってもいいかもしれません。
80年代からワインのスタイルが大きく変化したのは父のおかげです。当時、祖父からワイナリーを正式に継承した父は、思いのままに新しい技術の導入をしたり、醸造の実験をしたりできるようになりました。
そうした中で、量よりも質の高いものを求めるスタイルへと変化してき、評判は次第に高くなっていきました。父が最初にしたのは、ワインをすべてワイナリー元詰(※)にしたことです。ついで、質の劣った設備がワインに与える悪影響を防ぐために、最新式の醸造設備のみ使用するようにしたことですね。
例えば、樽の代わりに、ステンレスのタンクで発酵を行うことは父が行った設備の改善のひとつです。

(※)ワイナリー元詰……醸造したワインを自らのワイナリーで瓶詰まで行うこと。そうすることで瓶詰め後の熟成も自身の管理下で行うことが可能となり、最良の状態で市場に出すことができるようになる。

三十年にわたって作られてきたお父さんのワインのスタイルをさらに変化させていくのでしょうか?

もともと父のワイン作りの考え方に、私たちは反対していなかったので、あえて変えようとはしていません。
その一方で、その一方で、父とは異なる新しい醸造方法を試しています。これは父が変えた、昔の醸造方法をさらに改善したものとなります。
祖父の時代に醸造されていた伝統的なスタイルのワインに現代の技術を組み合わせると、昔のような荒々しさはなく、複雑なキャラクターはちゃんと残すというワインを作れると考えています。
ただし、現代の技術で荒々しさをコントロールしようとしても、バルバレスコの伝統的な発酵方法、つまり大樽(ボッテ)で発酵すると、原料になるネッビオーロぶどう品種の豊富なタンニンは、どうしてもさらに強調されてしまいます。そこで、発酵に伴うマセレーション(※)を長くします。
通常10日程度の期間を55日間にすることでタンニンは落ち着き、熟成感が高いエレガントなワインが作れます。この作り方をしたワインは、まだリリースしていないので楽しみにしていてください。

アナ:  楽しみですね!

(※)果皮を漬け込んでおく工程。

日本でご自身のワインが販売されていることについてどんな感想をお持ちですか?

日本のワイン業界では、専門性が高いことが特徴だと思います。日本には初めての滞在ですが、まず何より皆様のワインに関する知識にびっくりしました。
これは実際にワインを作っている立場の、私の家族にとって素晴らしいことです。日本における、アルビーノ・ロッカについての理解度の高さには、本当に感謝しています。

アナ:  ありがとうございました!  それでは、ロッカ氏のおすすめワインをご紹介します!

ロッカ氏のおすすめワイン

ロッカ家の歴史を辿るバルバレスコの畑

「アルビーノ・ロッカ」バルバレスコ・ロンキ[2010]

「アルビーノ・ロッカ」バルバレスコ・ロンキ[2010]

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Aroma

ホアキン・ガルベズ Joaquin Gálvez

バルバレスコのクリュ(畑)の中で最も良質なものだと思っています。
すくなくとも最も伝統的で歴史が長い畑の一つだということは、誰も否定しません。私たちの一族が最も長く有所している畑、このロンキはアルビーノ・ロッカのフラッグシップです。ここでは100%ネッビオーロ種のぶどうを生産しており、ワインも100%ネッビオーロ種で作ります。
ステンレスタンクで4〜6日間発酵した後、大樽(ボッテ)で22か月の間熟成させてから、瓶詰めします。さらに3か月間瓶内で熟成をさせてから、市場に出しています。このように長い熟成を経ることで、ワインは複雑性を増し、その風味に類のない深みが生まれます。

インタビュアー

ロンキは想像していた通り素晴らしかったです。最新ヴィンテージの2010年を試飲したのですが、若くてもバランスがよく、とても美味しかったです。
強い甘草やラズベリーの風味に続いて、バラや赤系果実のアロマも感じられました。さらに樽での熟成によって生まれるレザーやトーストのアロマとやさしいスパイスの印象も強かったです。きれいでしっかりした酸味と強いタンニンがあって、熟成に耐える可能性が高いと感じました。このワインは今飲んでも十分美味しかったのですが、より熟成感のある古いヴィンテージを飲んでみたいですね。

生産量わずか2600本の高級の一本

「アルビーノ・ロッカ」バルバレスコ・オヴェッロ・ヴィーニャ・ロレート[2010]

「アルビーノ・ロッカ」バルバレスコ・オヴェッロ・ヴィーニャ・ロレート[2010]

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Aroma

ホアキン・ガルベズ Joaquin Gálvez

この畑はいろいろな生産者が分割して所有しています。その中でアルビーノ・ロッカが所有しているのはヴィーニャ・ロレートと名付けられたわずか1/2ヘクタールの面積の区画で、生産量はロンキと比較してその5分の1の2600本と少量です。
本日紹介しているワインの中では、2番目に気に入っています。
ヴィーニャ・ロレートでは、樹齢40年の古木のネッビオーロを栽培しています。そのぶどうを使用して、ステンレスタンクで発酵した後、さらに2年間大樽(ボッテ)で熟成させます。チョーク質と粘土質からなる土壌と、南西向きの畑で育ったぶどうは、ワインにかぐわしい花を連想させるきれいな風味とやさしいスパイスのニュアンスをもたらしています。

インタビュアー

オヴェッロはバルバレスコの中でも非常に有名な畑で、特にアルビーノ・ロッカの作っているオヴェッロは素晴らしいと思います。今回最新ヴィンテージの2010年を試飲しました。
紫と赤い花のアロマが特徴で、やさしい果実の味も感じました。もちろん、樽の風味もあります。タンニンに丸みがあり、全体のバランスが良くとれたワインです。
2010年ヴィンテージを今飲んでも美味しいのですが、より古いヴィンテージを飲んだほうがこのワインの持つ真のポテンシャルを楽しめるでしょう。

「アルビーノ・ロッカ」バルバレスコ・ドゥエラディミチ[2010]

「アルビーノ・ロッカ」バルバレスコ・ドゥエラディミチ[2010]

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Aroma

ホアキン・ガルベズ Joaquin Gálvez

スタンダードなバルバレスコのラベルにはクリュの名前を記載していませんが、実はシングル・ヴィンヤードのワインです。
この畑の木はまだ若くて、現時点ではオヴェッロやロンキのように、複雑な構成のワインを生み出すぶどうではありません。ただ今から数年が経てば、素晴らしいワインが作れるようになるので、その時にはぶどうの育つクリュの名前を記載する予定です。このワインは他の二つ比べてソフトで飲みやすいですので、特別な機会がなくても気軽に楽しんでほしいワインです。
ほどよい酸味と果実味のバランスが良く取れています。今飲んで十分美味しいワインですね。熟成による複雑性はないので料理にも合わせやすく、実際、私はこのワインを食事と一緒によく飲んでいます。もちろん私はイタリアの食事と楽しみますが、和食にもきっと合うでしょう。

インタビュアー

ダニエラの言葉どおり、このワインは、今十分美味しくて、ほどよい酸味、タンニンと果実味があります。
ロンキやオヴェッロと比較すれば、余韻はそれほど長くなく、シンプルな魅力を持っています。強烈な個性はありませんが、構成のはっきりしたいいワインです。肉、ウナギ、たれで食べる焼き鳥との相性がぴったりだと思います。
あまり難しくワインについて考えたくない日に、飲みたいワインですね。そういう気分の時こそ、このワインはぴったりです。

おすすめワインのぶどう品種

ネッビオーロの香りの特徴

ネッビオーロ

フルボディのものが多い

タンニンが多く、アルコール度と酸味が高い

濃い色合い

バローロやバルバレスコ、ランゲの中心となるぶどう品種

インタビュアーのおすすめワイン

インタビュアー

インタビュアーのアナです!
スペインで生まれ育ち、イギリスの大学で日本のことを勉強していて、その頃にワインに興味を持ち、WSET ADVANCEというワインの資格を取って日本に来ました。
アルビーノ・ロッカのワインはとても良質なワインだと思います。若いうちからバランスが良く、熟成したものには素晴らしい複雑性が生まれます。ダニエラさんに実際にお会いして、醸造方法などについての説明をいただき、彼女が家族とともに手がけるワインを、さらによく知ることができました。アルビーノ・ロッカが使用するネッビオーロ種からは、たくさんの作り手が良質なワインを生産しています。その中から注目のワインを紹介させていただきます。ぜひ皆さんに、アルビーノ・ロッカのワインとの飲み比べを楽しんでいただきたいです。

バルバレスコ地方の注目生産者

インタビュアー

アルビーノ・ロッカが位置する、ピエモンテ州のバルバレスコでは、たくさんの素晴らしい生産者があります。ここではその一部を紹介させていただきます。まずはもちろんアルビーノ・ロッカです。

社会的責任[CSR]