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楽天市場とbuonoがコラボレーションしてお届けするこの連載。
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vol1

「世界一"ずる賢い„セカンドラベル的ワインって何だ?」

厳格な産地呼称が生んだ安くて旨いワイン

厳格な産地呼称が生んだ安くて旨いワイン

“狐のようにずる賢いワイン”

こんな名を冠したワインが、イタリア・ヴェネト州にある。この地では収穫したブドウを陰干しし、長期間熟成して生まれる芳醇なアロマが特徴の「アマローネ」が有名だ。この優れたワインが最上位であるD.O.C.Gに格付けされているのは当然の成り行き。しかし、一旦D.O.C.Gに認定されると、生産する地区は厳格に定められ、地区から一歩でも外れればD.O.C.Gを名乗ることはできない。同様の品種を使い、同様の製法で造られながら、アマローネと名乗れないワイン、それが「カナヤ」である。格付けこそI.G.Tでありながら、アマローネかと騙される仕上がり。しかも、アマローネより安い。これこそ「カナヤ」が狐のようにずる賢いと表現される所以だ。

アマローネとカナヤを比較

  • ちょっと違う
  • ほぼ同様
  • 明らかに違う
  • やや違う

コスタセラ アマローネ

Costasera Amarone

コスタセラ アマローネ

世界で最も有名なアマローネとして知られるMASI社のコスタセラ アマローネは、高いアパッシメント技術に裏打ちされた凝縮感。

  • [使用ブドウ品種]

    コルヴィーナ種80%、ロンディネッラ種10%、
    オセレータ種とクロアティーナ種10%

  • [製法]

    空調管理の整った庫内で、収穫したままのブドウを3、4 ヶ月、木箱で寝かした後、醸造工程に入る。熟成は2〜3年の間、大樽(3,000リットル〜5,000リットル)と小樽(300リットル)で行う。

  • [格付]

    D.O.C.G(統制保証付原産地呼称)

  • [テイスト]

    さすが、としか言いようがないほどに、各ベクトルで高い数値をたたき出しつつ、全体のバランスがいい。このバランスを保つためのたゆまぬ生産・管理体制には脱帽させられる。

    テイスト

  • [価格]

    8,500円程度

カナヤ ヴェローナ ロッソ

Canaya Verona Rosso

カナヤ ヴェローナ ロッソ

カナヤを造るのは正真正銘のアマローネなども造るワイナリー。それなのにリーズナブルに飲めるのだから、嬉しいことこの上なし。

  • [使用ブドウ品種]

    コルヴィーナ種、ロンディネッラ種

  • [製法]

    収穫したブドウを箱に入れ乾燥させる。12月の末から1月にプレスし、30%〜40%程度の水分を飛ばす。プレスは5度行い、温度管理のもと、45日前後発酵させる。その後、オークの1年使用樽、2年使用樽、3年使用樽を用いてそれぞれ6か月ずつ、計18ヶ月間熟成させる。

  • [格付]

    I.G.T(地理的生産地表示テーブルワイン)

  • [テイスト]

    甘みをはじめとして、ペンタグラフの各数値こそアマローネに届かないが、バランスは良好。酸味が抑えられているため、好みによっては、アマローネより口に合う、という人もいることだろう。

    テイスト

  • [価格]

    2,000円程度

アマローネ並みに手間暇かけて造られています

アマローネ

 カナヤの製造方法

【1】アマローネと同じように、箱に入れてブドウを約2ヶ月間乾燥させます。
この段階で30〜40%もの水分が失われ、ぎゅっと凝縮!

【2】12月末から1月にプレスします。

【3】5℃に温度管理された中でゆっくりと低温で45日間前後発酵。

【4】熟成はオーク樽(1、2、3年樽各1/3ずつ)で18ヶ月間。

こうしてアマローネとほぼ同じ工程で造ったワインを85%、リパッソしたワインを15%ブレンドして造られます。
アマローネよりかなりお値打ち価格ながら、味わいはまさにアマローネそのもの。まさにワイン通をあざむくキツネのようなワインです。そしてカナヤが際立っている点は、華やかで強い香り立ち。
味わいはスパイシーで野性的なニュアンスもあり、イキイキとしたニュアンスもありながらたっぷりとした贅沢感があります。
実はカナヤはオーダーを受けてからボトリングしています。
そのため、日本に到着してしばらくの間はブドウのフレッシュ感があり、若いヴァルポリチェッラのような味わいが楽しめます。その後瓶熟成が進むほどにカナヤならではの「アマローネ感」が出てきます。その変化を楽しめるのもカナヤの魅力です。

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