恋を、受験と同じように考えないでほしい。結果は合格、不合格だけじゃない。失恋したからといってあなたが全否定されるわけではないんだから、恋に臆病になったり後ろ向きになることはないんです。大人にとって、自分を女性として見てくれて、欲望を抱いてくれるオトコの存在は必要。恋もセックスも大事なことですよ。ただし焦って恋人を“安物買い”しても、お互いをちゃんと抱きしめ合える関係は築けない。マイペースにできる恋を、ゆっくり探していけばいいんじゃないかな。
でもいいオトコがいない?彼氏がマメじゃない?あの……そろそろあきらめませんか(笑)。オトコは「そんなもの」なんだって。最近の女性たちは“自分磨き”の知識が豊富だし、勉強もメイクもファッションも完ぺきで、とても頑張っている。だから「自分の恋人はこうでなければならない」と高い目標を掲げてしまうのかな。一方、長引く不況のせいで労働条件は過酷になるばかりで、オトコたちは元気がなくて、ネガティブな思考にとらわれている。
ひょっとしたら、いま僕たち人間は頭を使いすぎているのかもしれないね。知性や理性をオフにして、ココロと感情を取り戻すべきなんじゃないだろうか。オンナとしての自然な感情に身を任せれば、オトコの本質が見えてくるだろうし、「どうしても惹かれてしまうオトコ」も見つかるはず。そしてそれこそが正しい恋のはじまりなんだと思う。彼氏のいる人だって、ほかの素敵な男性とデートを楽しむ余裕が出てきますよ。
恋愛に関しては100%ハッピーな人はいなくて、みんなそれぞれ満たされない想いを抱えているんです。だからあなたも、背伸びをしたり、頑張るのはほどほどに。頑張りすぎると、せっかくの恋が楽しいものではなくなってしまいますから。

「見合い結婚」と「恋愛結婚」の成立数が逆転したのは1970年代で、じつはそんなに昔の出来事ではない。僕は男女の恋愛事情とは、時代を映し、激変してゆくものなんだと思うんです。戦争のない時代になって、高度成長期からバブル崩壊を経験して、社会は大きく変化した。そして男性たちは向上心を無くし、臆病になってしまったよね。だから女性たちに「いいオトコがいない」という悩みが噴出するのかもしれない。でもそうだとするなら、女性も恋愛観を変えるべきなんじゃないかな?
たとえば「出会いを待つ」のではなく、女性からアプローチしてみるのはどうだろう。オトコって単純で、女性が自分に興味を持ってくれたらそれだけで嬉しいものなんです。難しいテクニックは必要なくて、もしあなたに想いを寄せている男性がいるなら、彼の仕事のことなんかを丁寧に褒めてあげればいい。すると恋の入り口は簡単に開かれますよ。また、最初から男性への要求が高すぎるというのも考えものではないだろうか。オトコたちがみんな金を持っていて、おしゃれで、恋愛に情熱的で、“チョイ悪”なイタリア人のようであるべきかな?雑誌に出てくるようなオトコが見つかれば、いい恋愛ができるとは限らないよ。「絵に描いたような幸せ」というものは、じつはどこにも存在しないのだから。
もし自分にふさわしいオトコがどうしても見つからないというのなら、「自分磨き」の得意な女性が、彼らを磨いてあげればいい。仕事ばかり頑張りすぎてしまう男性たちに、あなたの豊富な知識と教養、趣味の世界を教えてあげてください。もっと言えば、「オトコなら稼いで当然」という考えは忘れてほしい。女性が「結婚しない人生」もありだと思う。オトコもオンナもそうだけど、この頃はみんないろんなことでストレスを抱えすぎなんだ。頭でばかり考えないで、ほどほどに、気楽に生きてみましょうよ。たまには美しい小説や詩を読んで心をあたためて、頭をやわらかくして。そんなゆとりがあれば、恋愛だってもっと楽しくなるはずだけどな。
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