WOWOWご加入で2,484ポイントプレゼント!【楽天市場】特典付きキャンペーン

ウィンブルドンテニス2016 WOWOWで6月27日(月)~7月10日(日)※7月3日(日)は除く 連日生中継!


錦織 圭 選手

■錦織圭選手のウィンブルドンテニス2016試合結果

4回戦
1 2 3 4 5 sets
錦織圭(JPN) 1 1 Retired
マリン・チリッチ(CRO) 6 5
3回戦
1 2 3 4 5 sets
アンドレイ・クズネツォフ(RUS) 5 3 5 0
錦織圭(JPN) 7 6 7 3
2回戦
1 2 3 4 5 sets
ジュリアン・ベネトー(FRA) 6 4 4 2   1
錦織 圭(JPN) 4 6 6 6   3
1回戦
1 2 3 4 5 sets
錦織圭(JPN) 6 6 7 3
サム・グロス(AUS) 4 3 5 0
月日 時間 放送形態 放送内容
7/4(月) よる7:30 生  第7日男女シングルス4回戦

トーナメント表


大会レポート

レポート【大会最終日】

経験の差が勝敗分ける マレーがラオニッチを退け2度目の優勝

 大会最終日は男子シングルス決勝が行われ、第2シードで地元イギリス出身のアンディ・マレーが、第6シードのミロシュ・ラオニッチをストレートで下し、ウィンブルドンでは3年ぶり2度目、グランドスラム通算3度目の優勝を飾った。優勝賞金は男女同額の200万ポンド(約2億6千万円)。

 3年前に英国人として77年ぶりの聖地奪還を果たしたマレーに対し、25歳のラオニッチにとっては初めてのグランドスラム決勝。ウィンブルドンのセンターコートという異次元での戦いで注目されたのは、挑戦者であるラオニッチの高速サーブだ。196㎝の長身から振り下ろすビッグサーブを武器に、今シーズンはネットプレーに磨きがかかり、準決勝ではロジャー・フェデラーをフルセットの末に退けた。この勢いを、俊足と抜群のショットコントロールを持つマレーがどう料理するか。

 ラオニッチにとって、センターコートは完全アウェーになる。どうしても第1セットを奪って精神的に余裕を持ちたかっただろう。しかし、この日のマレーは集中力が研ぎ澄まされ、サービスゲームにはまったくつけ入るスキがない。立ち上がり3度のリターンゲームで、3ポイントを取るのが精いっぱい。そうこうしている内に、第7ゲーム、マレーにセカンドサーブからラリーに持ち込まれ、前に出たところをきれいにバックハンド・パスを通された。ネットに巧くおびき出して得意のパスでとどめを刺す……それが、前哨戦のクイーンズで決勝を戦い、ここまでのラオニッチの戦いぶりを見ながら立てた作戦だっただろう。ブレイクポイントで最後はボレーミスを誘って貴重なブレイクを奪った。振り返れば、これが、この試合唯一のサービスブレイクだった。

 ラオニッチはビッグサーブでツアーに登場してきた。ここまでマレーとの対戦成績はマレーの6勝3敗だが、ここ3年間はマレーの5連勝。フェデラーの記憶では、ベースラインから打つだけだったラオニッチがここ2年ほど、しきりに前に出て来るようになったという。ラオニッチにすれば、例えば錦織圭に楽天オープンの決勝で2度、全米オープン、デ杯など大事な試合で負けたことを踏まえて、オールラウンドへの転向を目指したのだろう。その流れの中で、全仏前には芝対策としてジョン・マッケンローを臨時コーチに招聘している。ネット攻撃は反射動作で、常に意識が前へ前へと向いている。マレーはそこを十分に意識して戦っていた。

 平均時速201㎞で確率69%というラオニッチのファーストサーブをとにかく返し、残り31%で反撃に出る。そうした絞り込んだ局面での神経戦になれば、やはり経験はモノを言うようだ。

 マレーはこれがメジャー通算3度目の優勝だったが、2012年の全米オープンのメジャー初制覇まで4度も準優勝を味わった。全豪オープンに至っては5度も決勝に進みながらいまだに優勝できていない。フェデラー、ノバク・ジョコビッチ、ラファエル・ナダルを前において、マレーほど頂上に立つことの難しさを知っている選手は他にいないだろう。過去10度のグランドスラム決勝の相手は、すべてジョコビッチかフェデラー。格下相手は今大会が初めてで、第2、第3セットの大差のタイブレイクは、その経験値の差だ。

 ナダルの欠場、雨による日程の狂い、思いもしなかったジョコビッチの3回戦敗退を受けて心配された大会だったが、今年もウィンブルドンはテニスの未来を明確に示した。ジョコビッチを追ってきたマレーを、さらに新しい力が追いかけている。ポイントに余裕のあるトップ選手がオリンピックという〈息抜き〉を楽しんでいる間にも、今年最後のグランドスラム、全米オープンに向けての戦いは続けられる。


文:武田薫


◆◆WOWOW番組情報◆◆
ウィンブルドンテニス
6月27日(月)~7月10日(月)連日生中継

歴史と伝統の大会ウィンブルドンテニス。
松岡修造以来のベスト8、そしてその先の優勝を目指す錦織圭の戦いなど、
世界最高峰の試合を連日生中継でお届けする。

詳しくは、WOWOW TENNIS ONLINE(wowow.co.jp/tennis)へ。
http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/

レポート【大会第12日】

落ち着いていたセレナ メジャー通算22勝でグラフに並ぶ

 女子シングルス決勝は、第1シードのセレナ・ウイリアムズが第4シードのアンジェリック・ケルバーをストレートで下し、昨年に続いて2年連続7度目の優勝を飾った。セレナのグランドスラム優勝は通算22度目で、シュテフィ・グラフの通算優勝回数に並んだ。セレナは、シングルスの後で行われた女子ダブルスでも姉のビーナス・ウイリアムズとのペアで通算6度目の優勝を果たし、4度目のウィンブルドン単複優勝になった。

 決勝戦に相応しいパワーの応酬、技術の開陳、息詰まる精神戦だった。

 要所に時速190㎞台のサーブを発揮してくるセレナが有利に見える流れだったが、内実は切迫していた。カギは第1セットの第2ゲーム。第1ゲームを無難にスタートさせていたセレナは、打ち合いから先に揺さぶりをかけて、いきなり3本のブレイクポイントを握った。2人の対戦成績は5勝2敗。直近は今年の全豪オープンの決勝で、セレナは自滅の形で先手を奪われて敗れた。その教訓だろう、気持ちを抑え、冷静にこのチャンスを生かそうとした。しかし、ケルバーは左からの得意の切り返しで抵抗し、抜群のショットコントロールを武器にラリー戦に持ち込みミスを誘った。

 このピンチを守り切ったケルバー、攻めきれなかったセレナの気持ちの差が、ポイントの多少とは逆の戦況を作った。獲得ポイント数はセレナが上なのに、チャンスはケルバーに傾いた。第7、第9ゲームで、打ち合いからデュースに持ち込んで相手の焦りを誘ったのだが、この日のセレナはこうした場面で冷静に対処し、ブレイクポイントまで届かない。セレナの6-5で迎えた第12ゲームの最初のポイント、セレナは14本の長いラリーを我慢し、逆クロスにウィナーを放り込んでチャンスをこじ開けると、30-40からもバックハンドのクロスを鋭く突き刺し第1セットを奪った。

 しかし、ケルバーには全豪の経験がある。セレナのセカンドサーブに集中し、セレナのセカンドからのポイント獲得率を39%に抑えている。3-3で迎えた第7ゲーム、ケルバーはたった一度のブレイクポイントを握った。だが、セレナはここで時速187㎞、198㎞のファーストサーブを叩きこんで逃げ切り、続く第8ゲームを逆にブレイク。最後はラブゲームで決着をつけた。

 昨年の全米オープンでは準決勝でロベルタ・ビンチに、全豪のケルバーに次いで、全仏オープンでも決勝まで行きながらガルビネ・ムグルッサに不覚を取った。

「今回はとにかく、冷静に自信を持ってプレーすることを心掛けた。第1セットを取ってから、大きく深呼吸して、これまで10年間やって来たテニスをやれば必ず勝つチャンスがあると言い聞かせた」

 幾度も優勝を重ねた女王でも、グランドスラムの決勝には大きなプレッシャーがある。それを乗り越えたプレーを、ケルバーが絶賛した。

「きょうは、自分が出来ることはすべてやり尽した。セレナは本当に信じられないプレーをしていた。自分が負けたとは思わない。彼女が勝った試合だった」

 マリア・シャラポワが欠け、シモナ・ハレプ、ムグルッサといった後継候補がもたついている女子テニス界。セレナは優勝回数をもう少し積み重ねそうだ。


文:武田薫


◆◆WOWOW番組情報◆◆
ウィンブルドンテニス
6月27日(月)~7月10日(月)連日生中継

歴史と伝統の大会ウィンブルドンテニス。
松岡修造以来のベスト8、そしてその先の優勝を目指す錦織圭の戦いなど、
世界最高峰の試合を連日生中継でお届けする。

詳しくは、WOWOW TENNIS ONLINE(wowow.co.jp/tennis)へ。
http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/

レポート【大会第11日】

男子決勝は地元マレーと25歳ラオニッチ

 第6シードのミロシュ・ラオニッチが、8度目の優勝を狙った第3シード、ロジャー・フェデラーをフルセットの末に倒し、グランドスラムで初めての決勝に進出、カナダ選手としては男女を通じシングルス初のグランドスラム優勝をかけ、地元のアンディ・マレーと対戦することになった。

 25歳のラオニッチと34歳のフェデラーという新旧対決のカギは、ラオニッチの強烈なファーストサーブだ。196㎝の長身から時速220㎞台の高速サーブで、ここまで1試合平均23本のエースを記録。2年前のウィンブルドンでも準決勝でフェデラーに挑戦し、その時は1セットも奪えずに敗れたが、あれから2年の成長は大きい。今シーズンの開幕戦のブリスベンでフェデラーを破って優勝。全豪オープンでメジャーでは2度目の4強入りを果たし、その後のマスターズ大会でもしっかり上位に食い込んでランキングを7位にまで戻した(最高は4位)。強い上昇志向が身上だ。

 今シーズンから、全仏オープン優勝のカルロス・モヤをコーチに招聘し、全仏オープン後には、ウィンブルドンの申し子であるジョン・マッケンローを臨時コーチに招いた。単なるウィンブルドンの芝対策ではなく、ネットプレーへのヒントを得てオールラウンド・プレーヤーへの転身を図ろうというもの。それも、メンタル面での影響力を求めての〈ダブル・コーチ態勢〉の効果が、この日の積極的なプレーで証明された。フェデラーはこう話した。

「昔のラオニッチは、ベースラインのずっと後ろにいた。2年前のここでもそうだった。今年初めのブリスベンでネットに出てきたのが印象に残ったが、そのスタイルに自信をつけてきたのは間違いないと思う」

 ラオニッチは、第1セットの第4ゲームを先にブレイクすると、第7ゲームの0-30で高速サーブを立て続けに4本決めるなど、サービスに集中して要所を抑え先手を取った。しかし、フェデラーの4年ぶりのメジャー・タイトルへの意欲も大きい。第2、第3セットにはブレイクポイントを1本も与えず、逆に第2セットはタイブレイクで、第3セットも第7ゲームに、いずれもダブルフォルトをきっかけに勝負を賭けて逆転した。

 フェデラーは過去17回のウィンブルドン出場で7度の優勝、3度の準優勝があり、準決勝まで進んで決勝に行けなかったことは1度もない。自信とスタンドの後押し……それでも、ラオニッチの攻撃が試合を逆戻しした。

 ラオニッチはこの試合でネットダッシュを56回仕掛け38回成功。元々サーブ&ボレーヤーだったフェデラーの37回―25回を大きく上回り、第4、第5セットはサーブ&ボレーを含めてネットに出て攻め立てた。マッケンロー効果と言ってもいいだろうが、その象徴がファイナルセットの2-1で迎えた第4ゲーム、デュースでつかんだ2度目のブレイクポイント。最後はネットに詰めるフェデラーとの激しい攻防を制して流れを再び自分に引き寄せた。

 第2試合は3年ぶり2度目の優勝を狙う地元アンディ・マレーが、第10シードのトマーシュ・ベルディヒをストレートで下した。

 ラオニッチは錦織圭のちょうど1歳下。対戦成績では錦織が5勝2敗とリードしているが、全仏オープンでは22歳のドミニク・ティームがベスト4に入っており、下からの突き上げが激しくなってきた。


文:武田薫


◆◆WOWOW番組情報◆◆
ウィンブルドンテニス
6月27日(月)~7月10日(月)連日生中継

歴史と伝統の大会ウィンブルドンテニス。
松岡修造以来のベスト8、そしてその先の優勝を目指す錦織圭の戦いなど、
世界最高峰の試合を連日生中継でお届けする。

詳しくは、WOWOW TENNIS ONLINE(wowow.co.jp/tennis)へ。
http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/

レポート【大会第10日】

セレナV22に王手、決勝は全豪の仇ケルバー

 女子シングルス準決勝2試合などが行われ、セレナ・ウイリアムズとアンジェリック・ケルバーが勝ち進み、一日置いて行われる決勝は今年の全豪オープン決勝と同じ顔合わせになった。

 グランドスラムでは初めての準決勝という舞台、しかもセレナ・ウイリアムズという対戦相手は、ノーシードのエレナ・ベスニナには荷が重すぎたか。それとも、素直に強いセレナの復活だったのか。立ち上がりから、一方的なパフォーマンスにセンターコートはただ呆気にとられるばかりだ。

 第1セット、まずベスニナのサーブ。バックハンドに送り込むサーブが、次々に弾き返される。ベースライン深くに、クロスにダウンザラインに、自由自在に弾む生き生きしたボールが晴天下の芝を転がっていった。セレナのこの日のファーストサーブの確率は77%でそこからのポイント獲得率は96%――「私にとって、サーブはとても大事なのよ。サーブがよければ、勝てると思う。自信が湧いてくる」

 その言葉はそれとして、セレナの強さのバロメーターはむしろリターンだ。マリア・シャラポワに18連勝、11年間負けなしと追い込んだのも、セレナの強烈なリターンだったと言ってもいいほどだ。この日はサーブとリターンががっちりかみ合い、冷静そのもの。大会の序盤戦に時折見せたバタバタした様子は微塵もなく、パワーで開拓した広々としたオープンスペースに、ゆっくりとボールを置いてポイント集めを楽しんだ。

 第1セットは4-0から6-2で28分。第2セットはさらにギアを上げてベスニナにわずか5ポイントしか与えず6-0、20分で汗も拭かずに決着をつけた。

 セレナのグランドスラム優勝は昨年のウィンブルドンからご無沙汰だが、その後の3大会にしても準優勝が2度、ベスト4が1度と最後の詰めをちょっと間違えただけ。あと1勝に迫ったシュテフィ・グラフの通算メジャー優勝22回にこだわりはないと言うのは、むしろ、彼女にとっては大した目標ではなくなっているのかも知れない。第2試合で決まる決勝の相手が姉のビーナスにしろ、全豪で不覚を取ったケルバーにしろ、手の内は知り尽くしていたわけで、芝生に広がった見通しのいい視界に実力が如何なく発揮された。

 その第2試合は一転して接戦になった。ウィンブルドンで優勝5度のビーナスにとって、病気を乗り越え、6年ぶりに果たしたメジャー4強入り。36歳になったかつての女王は、しかし、ファーストサーブからは往年の凄みは消えた。ファーストサーブを74%の確率で返されれば、ストロークの安定性ではケルバーが上だ。第5ゲームまでサービスブレイクを交換し合い、第6ゲーム、ケルバーが先にサービスキープ。ビーナスもダウンザラインに強烈なフォアハンドのウィナーを何本か叩き込んだが、ケルバーが徐々にペースをつかみ始め、長いラリーに持ち込んでは主導権を握った。第2セットの第1ゲームをブレイクし、そこからビーナスにブレイクポイントを与えずリードを守りきった。ウィンブルドンでは初めて、グランドスラムでは優勝した今年の全豪に続き2度目の決勝進出。ドイツ人としては1996年のグラフ以来の聖地制覇をめざす。

 セレナとケルバーの対戦成績はセレナの5勝2敗。芝のサーフェスでは、左利きのケルバーの逃げるサーブが有効とは言え、セレナのパワーはさらに加速する。切り返しからのラリー戦に持ち込むだけの余裕が与えられるか。全豪の再現だけに、心理戦も重要なカギを握りそうだ。


文:武田薫


◆◆WOWOW番組情報◆◆
ウィンブルドンテニス
6月27日(月)~7月10日(月)連日生中継

歴史と伝統の大会ウィンブルドンテニス。
松岡修造以来のベスト8、そしてその先の優勝を目指す錦織圭の戦いなど、
世界最高峰の試合を連日生中継でお届けする。

詳しくは、WOWOW TENNIS ONLINE(wowow.co.jp/tennis)へ。
http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/

レポート【大会第9日】

フェデラーが大逆転劇で4年ぶりVに接近

 男子のベスト4が出揃い、準決勝はロジャー・フェデラーvsミロシュ・ラオニッチ、アンディ・マレーvsトマーシュ・ベルディヒという顔合わせになった。

 34歳フェデラーの死力を尽くした逆転劇だった。第1セットは様子を伺いながらのゲーム進行。チリッチは武器のビッグサーブを抑え気味に、フェデラーは積極的にネットダッシュを仕掛ける中、最初にチャンスを掴んだのはフェデラーだ。第5ゲーム、15-40のブレイク・チャンス。しかし、チリッチはビッグサーブでこのピンチを逃れ、拮抗したスコアのままタイブレイクに突入した。今シーズンのチリッチはタイブレイクの数字が7勝13敗と良くないが、ここではミニブレイク2本でいきなり5-0とリード、そのまま先手を奪った。

 第2セットも、チリッチが第3ゲームを先にブレイクすると、深いショットで相手を押し込み、自信に満ちたパワフルなショットでウィナーを重ねた。大会に入ってここまで、ファストサーブからのポイント獲得率は大会随一を誇り、この試合でも第1セットは95%、第2セットも80%と好調を維持。第3ゲームをブレイクしての2セットアップは、ほぼ安全圏に見えた。だが、ここからのフェデラーの執念がすごかった。

 フェデラーはこれまで5セットマッチでは23勝19敗、2セットダウンからの逆転も9回ある。しかし、この日はそうした過去の経験より、ノバク・ジョコビッチの敗退で広がったチャンスへの執着だろう。第3セットの第3ゲームでは時速196㎞のサービスエース、サービスウィナーを4連発して闘志をアピール。第7ゲームでは0-40と追い込まれたが、そこから5ポイント連取でサービスキープ。そうした勢いで続く第8ゲームをブレイクしてまず1セットを奪取した。

 壮絶な戦いは第4セットだ。第4ゲーム、フェデラーが15-40から2本のブレイクポイントを凌げば、チリッチも第5ゲームの15-40をクリア。フェデラーが第10、第12ゲームのマッチポイントを乗り越えた挙句のタイブレイクは、今大会の最大の見せ場になった。フェデラーが3本目のマッチポイントを凌ぎ、チリッチもフェデラーが握ったセットポイントを4度もかわしている。第3セット、第4セット、フェデラーはセカンドサーブからのポイント獲得率でチリッチを大きく上回り、第4セットにはセカンドサーブで2本のノータッチエースを奪っている。それだけ思い切って勝負に賭けていた。ファイナルセットに入れば、フェデラーにはスタンドの声援の後押しがある。第8ゲームをブレイクして逆転、3時間17分の熱闘に終止符を打った。

 準決勝の相手は、サム・クエリーとのビッグサーバー対決を制し、2年ぶりのベスト4を決めた第6シードのラオニッチ。対戦成績では9勝2敗とフェデラーがリードしているが、今年唯一の対戦ではラオニッチが勝っている。

 また、第2シードの地元マレーはジョーウィルフリード・ツォンガをフルセットの末に下し、新鋭のルカ・プイユを退けた第10シードのベルディヒとともに勝ち上がって、3年ぶり2度目の優勝に望みを繋いでいる。


文:武田薫


◆◆WOWOW番組情報◆◆
ウィンブルドンテニス
6月27日(月)~7月10日(月)連日生中継

歴史と伝統の大会ウィンブルドンテニス。
松岡修造以来のベスト8、そしてその先の優勝を目指す錦織圭の戦いなど、
世界最高峰の試合を連日生中継でお届けする。

詳しくは、WOWOW TENNIS ONLINE(wowow.co.jp/tennis)へ。
http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/

レポート【大会第8日】

女子はケルバー対ウイリアムズ姉妹の対決に

 女子のベスト4が出揃い、ウィンブルドン優勝経験のあるセレナ、ビーナスのウイリアムズ姉妹と今年の全豪オープン覇者のアンジェリック・ケルバーに加え、ノーシードのエレナ・ベスニナが勝ち残った。

 グランドスラムは2週目からと言われるが、ようやく初夏の晴れ間がのぞいたセンターコートで、ハイレベルな戦いが繰り広げられた。第4シードのケルバー、第5シードのシモナ・ハレプの壮絶な打ち合いに息を呑んだ。

 第1セット、先ずケルバーが第2ゲームを早々にブレイク。ともにストロークに自信を持ち、10本を越す長いラリーが左右に飛んだ。ケルバーが深く強いボールを打ち込めば、ハレプは器用さを織り交ぜて揺さぶる。すぐ第3ゲーム、ハレプがラブゲームでブレイクバックすると互いの闘志に火が付いてブレイク合戦が始まった。ここまでの対戦成績はハレプの3勝1敗だが、ケルバーにはメジャー・チャンピオンの優越感がある。ムキになって打ち合い、ミスもあるが、両サイドからウィナーが飛び交う攻防に会場は盛り上がった。互いに4度ずつサービスブレイクを繰り返し、迎えた第12ゲームのセットポイント、ハレプがケルバーの強打に崩れるようにダブルフォルトしてセットを譲った。

 シモナ・ハレプが彗星のように出現したのは2014年。全豪オープンで突如、8強入りし、全仏で準優勝、ウィンブルドンではベスト4と一気に階段を駆け上がった。ここまで通算12回のツアー優勝を数え、世界ランク2位も経験したが、まだメジャータイトルがない。一方のケルバーは、28歳で初めて掴んだチャンスを生かし、今年の全豪でセレナからタイトルを奪取。しかし、続く全仏では1回戦負けという屈辱も味わったばかりだ――拮抗した実力が執念と結びつき、第2セットも接戦になった。ここでもケルバーが第6ゲームを先にブレイクした。ハレプは攻め続け、追いつき、勝負はタイブレイクまで持ち込まれた。最後は左利きの有利が出て、サーブ力で優ったケルバーが、ウィンブルドンでは4年ぶり2度目のベスト4進出を決めた。

 第2試合も、セレナとアナスタシア・パブリウチェンコワが激しい打ち合いを演じた。ここまで勝ち進んでくるとセレナも精神的に落ち着いてショットが安定、ファーストサーブの確率69%から90%の高率でポイントを獲得。29本のウィナーで圧倒した。

 1番コートではビーナス・ウイリアムズが7年ぶりのベスト4入りを果たしている。

 1日置いた準決勝では、セレナはメジャーではベスト8も初めてだったベスニナと、ビーナスはケルバーと対戦。対戦成績は、セレナはベスニナに4連勝、ケルバーがビーナスに3勝2敗とリードしている。ウィンブルドン決勝での姉妹対決は過去4度あり、セレナの3勝1敗で2009年が最後。7年ぶりの家族パーティーの前に、勢いを取り戻したケルバーが立ちはだかっている。

 日没順延されていた男子準々決勝の1試合は、トマーシュ・ベルディヒがイリ・ベセリを振り切って3年ぶりのベスト8を決めた。またジュニアの2回戦では綿貫陽介が勝ったが女子の本玉真唯は敗れた。


文:武田薫


◆◆WOWOW番組情報◆◆
ウィンブルドンテニス
6月27日(月)~7月10日(月)連日生中継

歴史と伝統の大会ウィンブルドンテニス。
松岡修造以来のベスト8、そしてその先の優勝を目指す錦織圭の戦いなど、
世界最高峰の試合を連日生中継でお届けする。


詳しくは、WOWOW TENNIS ONLINE(wowow.co.jp/tennis)へ。
http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/

レポート【大会ミドルサンデー】

12年ぶりの開催に、2万2千枚のチケットは即座に完売 試合は波乱なし

 いつものウィンブルドンなら、第1週の日曜日であるこの日は大会日程の折り返しで、ミドルサンデーに試合は行われない。雨に祟られた今年、大会本部は日程の遅れを取り戻すため、2004年以来12年ぶり、130年に及ぶ大会で史上4度目の開催に踏み切った。問題は入場券だ。

 ウィンブルドンの入場券は決して高額ではない。今年の場合、最高額が男子決勝のセンターコートの指定席で175ポンド(約24000円)、ショーコート以外の一般コートを観戦するだけのグラウンドチケットなら25ポンド(同3400円)と手頃だが、実際には、なかなか手に入らない。チケットは前年暮れまでに応募し抽選で割り当てられるか、限られた当日券を徹夜で並んで購入するしかない。指定業者を通して購入もできるが、価格は10倍以上に跳ね上がるため、一般のファンには高嶺の花のプラチナチケット。そこで、今回のような緊急措置によるミドルサンデー開催は一般ファンにとって絶好のチャンスになるため、〈ピープルズ・サンデー(大衆の日曜日)〉と呼ばれている。

 今回は前日の午後3時から、オンラインネットワークで2万2千枚が売り出された。内訳はセンターコートが70ポンド(約9500円)で1万枚、No.1コートが40ポンド(約5400円)で8千枚、グラウンドチケットが20ポンド(約2700円)で4千枚。1世帯につき2枚を限度に、雨天中止でも払い戻しなしの条件で、たちまち売り切れたという。

 前日にノバク・ジョコビッチが3回戦で姿を消し、この日は地元のアンディ・マレーや人気のロジャー・フェデラーの出番もなかったが、センターコートにはセレナ・ウイリアムズ、No.1コートにはニック・キリオスらが登場し、早い者勝ちのNo.2コートではジョーウィルフリード・ツォンガ、コート12ではフアン マルティン・デル ポトロという人気選手がプレーした。

 そんななかで、「きょうは、本当はお休みしたかった」というセレナが、ようやく余裕のプレーを見せた。第1セットの立ち上がり、力み過ぎのミスが続き、第3ゲームの30-0からダブルフォルト絡みで4ポイントを落としたが、そこからは平常心のプレーだった。第1セットを6-3で奪うと、第2セットは6-0、ファーストサーブからのポイント獲得率は100%という凄みをきかせ51分で仕事を終えた。

 女子のベスト16が出そろい、トップ10シードの内6人が残り、トップハーフに強豪の姿が目立つ。セレナの次の相手はベテランのスベトラーナ・クズネツォワ。ウィンブルドンでは8年ぶりに4回戦進出になり、セレナとの対戦成績は3勝9敗と負け越しているが、今年のマイアミでは7年ぶりに勝っており、ランキングも14位まで戻してきた。

「私たちの試合はいつも熱戦になる。お互いに、覚悟は出来ていると思う」

 セレナは、このクズネツォワ戦を後半戦へのステップボードにしてくるだろう。

 同じトップハーフにはアグネツカ・ラドバンスカも残り、不気味なのが2回戦でペトラ・クビトバを倒したエカテリーナ・マカロワだ。昨年は右足の故障で全米オープン以降を休養したが、2014年にはウィンブルドンでベスト8に入り、ダブルスで全米オープン優勝した器用な左利きだ。一方、土居美咲が残ったボトムハーフでは、4回戦でシモナ・ハレプと、目下上昇中のマディソン・キーズが対戦するのも楽しみ。5度優勝のビーナス・ウイリアムズも好調なだけに、後半の女子は活気が出そうだ。

 男子は、第15シードのキリオスがフェリシアーノ・ロペスを倒し、4回戦でアンディ・マレーと対戦する。また第10シードのトマーシュ・ベルディヒは19歳のアレクサンダー・ズべレフの挑戦を退けた。前日から順延された試合では、ツォンガがジョン・イズナーをファイナルセット19-17で倒したが、復活をかけて臨んだデル ポトロは22歳の新鋭のルカ・プイユに逆転負けした。

 この日の錦織圭は、いつも通りコーチのマイケル・チャン、ダンテ・ボッティーニを相手に軽く肩慣らしした程度で、1時間の予定を40分で切り上げた。4回戦で対戦するマリン・チリッチの方は、コーチのゴラン・イバニセビッチが見守る中、武器のサーブをみっちり打ち込んでいた。

文:武田薫

◆◆WOWOW番組情報◆◆
ウィンブルドンテニス
6月27日(月)~7月10日(月)連日生中継

歴史と伝統の大会ウィンブルドンテニス。
松岡修造以来のベスト8、そしてその先の優勝を目指す錦織圭の戦いなど、
世界最高峰の試合を連日生中継でお届けする。

詳しくは、WOWOW TENNIS ONLINE(wowow.co.jp/tennis)へ。
http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/

レポート【大会第6日】

ジョコビッチが敗退! 錦織圭、土居美咲は16強入り

 第1シードのノバク・ジョコビッチが世界ランク41位のサム・クエリーに敗れ、昨年のこの大会から続いていたグランドスラム連続優勝は4大会でストップした。史上3人目の年間グランドスラム、および男子では初のオリンピックを含めたゴールデンスラムの夢もここまで。ジョコビッチがグランドスラム大会の3回戦で姿を消すのは、2009年の全仏オープン以来、29大会ぶりだった。

 大金星のクエリーは198㎝の長身を生かしたビッグサーバーだ。高校卒業時にメジャーリーグのデトロイト・タイガースにスカウトされ、バッティング練習でホームランもかっ飛ばした怪力の持ち主だが、これまでウィンブルドンでは2010年の4回戦が最高。ジョコビッチとの対戦成績も1勝8敗と大きく負け越していた。ダメでもともとのチャレンジの怖さ。ウィンブルドンでは、2013年の2回戦でセルゲイ・スタコウスキーがロジャー・フェデラーのグランドスラム36回連続ベスト8を止め、2013年の1回戦でスティーブ・ダルシーがラファエル・ナダルを倒すなどの例がある。

 雨で2日間に跨った難しい試合だった。ジョコビッチの躓きは前日の立ち上がり。雨の襲来にも脅かされて攻撃のリズムを作れず、いつもの冴えがなかった。第1セット、短い勝負を仕掛けるクエリーに対し、ブレイクポイントまで持って行けず、守りながらもつれ込んだタイブレイクを落とした。ここが展開の速い芝のサーフェスの怖さ。相手の勢いを挫けぬまま、第2セットは1-6という珍しいスコアで落とした。そこで天が救いの手を差し伸べ、雨脚が強まって順延に。

 ジョコビッチは昨年、ケビン・アンダーソンとの4回戦で2セットダウンを逆転するなど、通算4度の大逆転を演じている。しかし、ビッグサーバーを相手に2セットダウンからの挽回は至難の業だ。クエリーは再スタートの第3セットを〈アイドリング〉に使い、第4セットに勝負を賭けてきた。このセットだけでサービスエースが15本で、ジョコビッチに12度もブレイクポイントを握られながら許したブレイクは1度だけ。集中力で精神的な揺さぶりをかけ、再び持ち込んだタイブレイクで勝負を決めた。

 このジョコビッチとほぼ同時進行で行われた錦織圭の3回戦は、快晴でスタート。よもや2度も雨天中断する流れになるとは思わなかっただろう。風が強く、立ち上がりは互いに慎重なサービスゲームの進行。だが、第7ゲームに錦織がネットに出て仕掛けたところを、アンドレイ・クズネツォフに強烈なショットで応戦された。サーブ&ボレーをネットに掛けたスキを突かれ、先にブレイクを許した。クズネツォフはウィンブルドン・ジュニアの優勝者だけに警戒する声もあったが、経験値が違った。錦織は続く第8ゲームのリターンゲームでギアを上げて、すぐにブレイクバック。そこからは雨の中断で揺さぶられながらも、安定したストロークでポイントをしっかりと抑え、3回戦を突破した。

 4回戦の相手は2014年の全米オープン決勝で敗れたマリン・チリッチ。錦織の入った上半分のドローからジョコビッチは消えたものの、順当に見渡せば、その先にフェデラー、ミロシュ・ラオニッチ、アンディ・マレーと頂上まではまだまだ遠い道のりだ。脇腹痛との戦いと言うが、雨のお蔭で休養できている上に、抱えている故障によって、逆に目の前の目標に集中できているという印象も口にした。全仏オープンでは泣かされた雨が、今度は味方に付いたようだ。

 女子では、土居美咲がグランドスラムで初のベスト16に進んだ。日本の女子選手がウィンブルドンのベスト16に進むのは2006年の杉山愛以来で、土居は4回戦で全豪オープンの優勝者、第4シードのアンジェリック・ケルバーと対戦する。

 その他の男子ではバーナード・トミックは勝ち進んだが、グリゴール・ディミトロフは敗れている。女子ではウィンブルドン2度優勝のペトラ・クビトバが敗れた。


文:武田薫

◆◆WOWOW番組情報◆◆
ウィンブルドンテニス
6月27日(月)~7月10日(月)連日生中継

歴史と伝統の大会ウィンブルドンテニス。
松岡修造以来のベスト8、そしてその先の優勝を目指す錦織圭の戦いなど、
世界最高峰の試合を連日生中継でお届けする。

詳しくは、WOWOW TENNIS ONLINE(wowow.co.jp/tennis)へ。
http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/

レポート【大会第5日】

復活デル ポトロがワウリンカを力で圧倒 錦織戦は順延

 雨で大幅に日程が変更となり、錦織圭、土居美咲の3回戦などが順延になった。悪天候続きのため、本来は休養日に充てられる中日の日曜日も試合が行われる可能性が濃厚になった。

 この日は雨が降ったりやんだり。屋根を閉じたセンターコートでの3試合以外は、中断に振り回され、その中で盛り上がったのがセンターコートの第1試合、第4シードのスタン・ワウリンカとフアン マルティン・デル ポトロの2回戦だ。

 グランドスラムの優勝経験者同士が2回戦で対戦という背景は、デル ポトロのケガ。長年、手首の故障に苦しみ、昨年暮れにも手術を受けたばかり。サーブとフォアハンドには影響がなくなったと言うが、バックハンドにまだ痛みが残っていたため、全仏オープンは大事をとってスキップしてこのウィンブルドンに備えた。グランドスラム出場は一昨年の全豪以来、ウィンブルドンはベスト4に入った2013年以来3年ぶり。おおらかな人柄の人気者で、一方のワウリンカも素朴な性格と安定したストローク・プレーに根強い支持層を持っており、注目の対決になった。

 ワウリンカと言えば強烈なバックハンド、一方のデル ポトロは198㎝の長身から叩きつけるフォアハンドが武器。サービスは両者とも好調だったが、デル ポトロはバックハンドのリターンに不安が残り、立ち上がりはワウリンカの攻撃性の方が際立った。第4ゲーム、ワウリンカがラリーの応酬からバックハンドのダウンザラインの得意技を決めて0-30と追い込んでブレイクに成功。第9ゲームの15-40のピンチも強烈なサーブでかわして先手を奪った。

 しかし、やっとの思いで檜舞台に戻ってきたデル ポトロは落ち着いていて、あくまでも辛抱強かった。バックサイドへの攻撃は片手打ちのスライスで執拗に凌ぎつつ、フォアに回り込めばベースライン深くに渾身のショットを放り込む。特にサーブがよく、時速210㎞級のフラットサーブで怪力のワウリンカを押し込んだ。場内はどちらかと言えば、デル ポトロへの判官びいきになびき、ワウリンカの旗色がいつになく悪く、ショットコントロールが徐々にぶれ、忍耐も切れて来た。第4ゲーム、デル ポトロがダブルフォルトを貰って初めてサービスブレイクを奪うと、そのまま逃げ切ってセットタイ。さらに第3セット、立ち上がりのブレイク合戦からタイブレイクに入ると、デル ポトロがサーブ力の差を見せつけた。タイブレイクでもダブルフォルトを貰ってリードを奪ったデル ポトロが、自信をパワーに重ねてそのまま押し切った。

 ワウリンカとアンディ・マレーの争いと思われたボトムハーフだったが、ワウリンカとともに第8シードのドミニク・ティームも敗れており混沌としてきた。また、デル ポトロのこの日の力強い復活はこの大会に留まらず、これからのツアーにも影響を与えるのは間違いない。

 この他では、第3シードのロジャー・フェデラーは順調に駒を進めたが、第1シードのノバク・ジョコビッチが第28シードのサム・クエリーに2セット奪われたところで雨のために順延、厳しい局面に立たされて朝を迎える。ニック・キリオスがドイツの暴れん坊ダスティン・ブラウンをフルセットの末に退け、ジョーウィルフリード・ツォンガとともに勝ち進んだ。女子では、第1シードのセレナ・ウイリアムズがミスを連発して第1セットを落としたものの、どうにか逆転し、姉のビーナスとともに勝ち残っている。


文:武田薫

◆◆WOWOW番組情報◆◆
ウィンブルドンテニス
6月27日(月)~7月10日(月)連日生中継

歴史と伝統の大会ウィンブルドンテニス。
松岡修造以来のベスト8、そしてその先の優勝を目指す錦織圭の戦いなど、
世界最高峰の試合を連日生中継でお届けする。

詳しくは、WOWOW TENNIS ONLINE(wowow.co.jp/tennis)へ。
http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/

レポート【大会第4日】

錦織圭、痛み遠のきマイペースで逆転勝ち 土居美咲も5年ぶりに3回戦へ

 第5シードの錦織圭が2010年のラファエル・ナダル戦以来、6年ぶりにウィンブルドンのセンターコートに登場、雨で順延になった2回戦を逆転勝利で突破した。

「なんで俺がセンターコートなんだ、という感じでした」

 ジュリアン・ベネトーは世界ランク547位の34歳。昨年、股関節の手術を受けて復帰した病み上がりだが、2012年には4回戦でフェデラーと対戦し2セットアップ、あと2ポイントまで追い込んだことのある油断ならない相手だ。

 前哨戦で痛めた脇腹に関し、錦織は痛みそのものより試合数をこなせなかった不安を口にしていた。故障に関して選手が多くを語るはずもないのだが、第1セットの立ち上がりは確かにそんな不安の気配を漂わせていた。相手のサービスゲームで先にポイントを奪っても、ベネトーは大事な局面でサーブを決め、なかなかブレイクポイントまで持ち込めない。しかも、少しずつリズムをつかみかけた第7ゲーム終了時に雨で中断。15分ほどの短い中断だったが、リズムで攻める錦織には嫌な間合いだっただろう。第10ゲームをサービスブレイクされ、第1セットを失った。

 しかし、ここは雨を恨むのも筋違い。雨で試合がなかった前日は、練習を軽めに引き揚げ、会場近くに用意した宿舎で昼寝するなどゆっくり休養できたという。

 そんな開き直りが、むしろ、落ち着きに繋がっていた。第2セットに入るとリターンに集中し、強弱を付けながら打ち合いに持ち込んで、チャンスを広げた。3-3で迎えた第7ゲーム、相手のファーストサーブが鈍ったところに4本のストローク・ウィナーを集めてブレイクに成功し、流れはここで変わった。セットカウントで並んだ第3セットは第5、第7ゲームを連続ブレイク。第4セットも第1ゲームから攻め込んでリードを奪い、最後まで主導権を渡さなかった。

「体調は1回戦よりも良くなっています。100%戻ることはないと思いますが、昨日の雨は助かりましたね。逆に、次が連戦になるということはあるんですが、とりあえず、今日勝てたことを収穫としたいと思います」

 故障の状況は違うが、決勝まで勝ち進んだ2014年の全米オープンも、故障上がりで一戦一戦を目標にしながら、いつの間にか最終日まで残っていた。そんな心境に近いのかも知れない。3回戦の相手は、今年の全仏オープン2回戦で対戦したばかりの、強打のアンドレイ・クズネツォフ。全仏のクレーコートでは巧く打ち合いを交わしたが、球脚の速い芝の舞台ではまた違う展開が待っているだろう。

 女子では土居美咲が第15シードのカロリーナ・プリスコバをストレートで破り、初出場だった5年前に次いで2度目の3回戦進出を決めた。奈良くるみは、ケガの影響が隠せずに敗退。また、女子ダブルスでは、穂積絵莉・加藤未唯ペア、青山修子・二宮真琴ペアが2回戦に勝ち進んでいる。

 男子はアンディ・マレー、ミロシュ・ラオニッチ、グリゴール・ディミトロフ、バーナード・トミック、ジョン・イズナーらが勝ち上がったものの、全仏でベスト4に進出した期待の若手、ドミニク・ティームは敗退。女子でも、全仏オープン優勝の第2シード、ガルビネ・ムグルッサが予選上がりのヤナ・セペロバに敗れる波乱があり、第7シードのベリンダ・ベンチッチも途中棄権で姿を消した。

文:武田薫


◆◆WOWOW番組情報◆◆
ウィンブルドンテニス
6月27日(月)~7月10日(月)連日生中継

歴史と伝統の大会ウィンブルドンテニス。
松岡修造以来のベスト8、そしてその先の優勝を目指す錦織圭の戦いなど、
世界最高峰の試合を連日生中継でお届けする。

詳しくは、WOWOW TENNIS ONLINE(wowow.co.jp/tennis)へ。
http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/

レポート【大会第3日】

錦織には恵みの雨? この日の主役はフェデラーに挑んだ772位のウィリス

 午前中から間断なく小雨が降る生憎の天候。屋根付きのセンターコート以外では、前日に順延された試合などが行われたにとどまり、錦織圭とジュリアン・ベネトーの2回戦、土居美咲、奈良くるみの試合も順延された。

 錦織は午前11時からの練習が雨のためにできず、雨が上がった12時半からマイケル・チャン、ダンテ・ボッティーニの2人のコーチと軽く打ち合った。1回戦で手当てを受けた脇腹痛が心配されるが、この日は軽いボレー練習の後に、サーブ練習もごく軽目に5分ほど打ちこんだだけ。再び雨脚が強くなったところで早々に切り上げた。試合前ということがあったにしても、試合開始が危ぶまれる天候の中、隣のコートでぎりぎりまで練習を続けるアンディ・マレーらとは対照的に精彩を欠いた。天の恵みの休養日となればいいのだが……。

 この日のハイライトは、センターコートに登場したロジャー・フェデラーとマーカス・ウィリスの第3試合だ。ウィリスは地元イギリスの小都市ワーウィックにあるテニスクラブでコーチとして働く25歳。世界ランクは772位で、予選出場の推薦枠をめぐる国内プレーオフの3試合を失セット0で突破し、予選1回戦で世界ランク99位の杉田祐一を破ったのが対トップ100相手の初勝利。予選3試合を突破して本戦初出場を果たし、リカルダス・ベランキスとの1回戦がツアーレベルでは初めての試合。ここで初勝利を飾るという初物ずくめ。夢の舞台ウィンブルドンのセンターコートでロジャー・フェデラーと対戦するという、まさに絵に描いたような夢物語が大会に花を添えた。

 センターコートは満員、記者席も地元記者を中心にすし詰め状態の中で試合がスタート。一味違った緊張感が漂って、ぎこちない立ち上がりになったのは仕方ないだろう、第1セットは両者ともにファーストサーブが50%を切る内容だったが、フェデラーが24分、6-0で奪った。

 どうなることかと不安ざわめく中、ウィリスも徐々に落ち着きを取り戻していった。第2セットの第2ゲームで初めてサービスをキープすると、会場はまるで勝ったかのような大騒ぎ……。6-0、6-3、6-4のストレート勝負ではあったが、雨に祟られた第3日に明るい話題を振りまいたことは確かだった。

「あのランキングから這い上がって来るなんて、いまのテニスではあり得ないことをやってのけた。テニス界の奇跡と言っていいと思う。試合後にも祝福してこれからも頑張るように言ったんだ」と、試合後のフェデラー。

 地方都市のテニスコーチが、ウィブルドンのセンターコートでフェデラーと対戦する――まさに現代の奇跡と言っていいだろう。

 この日行われた他の試合では、第1シードのノバク・ジョコビッチが順当勝ち。昨日の続き試合では、トマーシュ・ベルディヒ、バーナード・トミック、ドミニク・ティーム、アレクサンダー・ズべレフ、女子では第3シードのアグネツカ・ラドバンスカ、ペトラ・クビトバらが勝ち進んだが、ウィンブルドン初出場だった日比野菜緒はアンドレア・ペトコビッチにフルセットの末惜しくも敗れた。

文:武田薫


◆◆WOWOW番組情報◆◆
ウィンブルドンテニス
6月27日(月)~7月10日(月)連日生中継

歴史と伝統の大会ウィンブルドンテニス。
松岡修造以来のベスト8、そしてその先の優勝を目指す錦織圭の戦いなど、
世界最高峰の試合を連日生中継でお届けする。

詳しくは、WOWOW TENNIS ONLINE(wowow.co.jp/tennis)へ。
http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/

レポート【大会第2日】

ダニエル太郎、ウィンブルドン初戦突破ならず

 快晴のち曇りから雨という典型的なウィンブルドン気候。前日に1回戦を突破した錦織圭は、コーチのマイケル・チャンを相手に、午前11時から1時間足らずの軽い練習で切り上げた。前哨戦から引きずっている脇腹の痛みを気にする仕草も見せたが、表情は明るかった。2回戦の対戦相手、ジュリアン・ベネトーとは過去4度対戦、最近は3連勝している相手だけに、気持ちは座っているのだろう。なるようにしかならない、そんな心境かも知れない。

 この日の日本勢は、男女1人ずつ登場した。ウィンブルドンの本戦初出場のダニエル太郎は、自ら「粘りが身上」というプレーでかつてトップ10に届いたフアン・モナコを追い詰めた。ともにクレーコート巧者。立ち上がりから長いラリーの応酬になり、芝の試合とは思えない我慢比べの流れで、ダニエルが第5ゲームを先にブレイクした。しかし、第8ゲームで打ち負けて追いつかれ、第12ゲームのセットポイントではコードに嫌われ先手を許した。

 ダニエルのグランドスラム大会出場はこれが5大会目。5セットマッチも2試合経験した23歳は身も気持ちもフレッシュだ。第2セット、先にブレイクされ追いすがる展開で辛抱に辛抱を重ね、第9ゲームをブレイク。5-4リードの第10ゲームでは2度のデュースに持ち込まれる苦しい場面があったが、打ち合いからフォアハンドのウィナーを決めてセットオールに持ち込んだ。

 父親が米国人、母親が日本人。抜群のスタイルで女性ファンが多いが、ファッションにはまったく無関心で、好きな音楽は70年代ロックのレッド・ツェッペリン、好きな俳優はウディ・アレンと実に渋い趣味を持つ。テニス観も「フィジカルは25歳になるまでに出来ればいいと思っている」と到って大陸的で、全仏オープンの後も、芝に備えることなく、得意なクレーコートのチャレンジャー2大会を回った。

 いわゆる「Nothing to lose(負けてもともと)」とは一味違う、ゆったりしたプレー姿勢の選手だけに、この日の試合でも5セットをフルに使った逆転劇を期待したが、そうは問屋が卸さなかった。第3セットを落とし、ここから挽回に出るかと思われた第4セットの途中で、主審にトレーナーを要求。

「圭さんとは違う、ただの内科的な腹痛です。水を取り過ぎたんだと思います。食事とか水分補給にはずいぶん気を付けていますけど、特に(英国では)給水の配分が難しい……今日負けたのは、ですから、芝のせいではない」

 第4セットは力が入らず2-6。ウィンブルドン初勝利はお預けに。

 日比野菜緒が第32シードのアンドレア・ペトコビッチを慌てさせたのは、ダニエルが引き揚げた17番コートの第2試合。ペトコビッチは、いまでこそランキングを世界38位まで落としたが、2011年にはウィンブルドンを除くメジャー3大会でベスト8に進んで世界9位まで駆け上がった、ツアー通算6勝の実力者。芝が苦手なのは確かだが、この日は風も強く、立ち上がりの集中力が整う前に日比野が攻めた。第1セットを先取し、第2セットは第5ゲームを先にブレイクされたものの、第8ゲームをブレイクバック。第10ゲーム、相手のサービスゲームながらデュースに持ち込んで勝利まであと2ポイントに迫ったが、ここで1ポイントが取れなかった。この場面でウィナーを打ち込むペトコビッチとの経験の差とも言えるだろう。第11ゲームをブレイクされセットタイ。追いつかれた側の気持ちの落差は大きい。ファイナルセット、一気に2ブレイクダウンの4-0まで持っていかれ、どうにか1ゲームを奪い返して1-5とした第7ゲームの途中で、雨によって中断、順延になった。

 雨で30試合が翌日に持ち越されたが、男子はボトムハーフ、女子はトップハーフが戦われた。男子では第2シードの地元アンディ・マレーに続き、第4シードのスタン・ワウリンカも新鋭のテイラー・フリッツを退け、第7シードのリシャール・ガスケ、ジョーウィルフリード・ツォンガ、フアン マルティン・デル ポトロらとともに順当勝ち。女子は第1シードのセレナ・ウイリアムズは安泰。第13シードで最近好調のスベトラーナ・クズネツォワがかつて世界ランキングトップのカロライン・ウォズニアッキをストレートで退けた。

文:武田薫


◆◆WOWOW番組情報◆◆
ウィンブルドンテニス
6月27日(月)~7月10日(月)連日生中継

歴史と伝統の大会ウィンブルドンテニス。
松岡修造以来のベスト8、そしてその先の優勝を目指す錦織圭の戦いなど、
世界最高峰の試合を連日生中継でお届けする。

詳しくは、WOWOW TENNIS ONLINE(wowow.co.jp/tennis)へ。
http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/

レポート【大会第1日】

錦織はストレート勝利も不安を抱えての発進

 ノバク・ジョコビッチが3連覇で「ゴールデンスラム」に夢を繋ぐか、セレナ・ウイリアムズはメジャー通算22度目の優勝でシュテフィ・グラフの記録に並ぶか――話題満載のウィンブルドンが開幕した。

 昨年に続いて第5シードの錦織圭は、ストレート勝利だったとは言え、不安を抱えたスタートになった。相手のサム・グロスは最高時速263㎞の記録を持つビッグサーバー。第1打、いきなり時速143マイル(時速230㎞)が掲示されて客席がどよめいた。だが、サーブが返されてからのレベルはガクッと下がり、世界ランクは124位。4月のチャレンジャーでは吉備雄也(現在378位)にも負けている。

 第1セット、錦織は早いタイミングのリターンで仕掛け、第1ゲームで早々とブレイクポイントを握った。ここはグロスが時速200㎞超のサービスエースで逃げたものの、第5ゲーム、相手の足元にリターンを沈めて先にブレイクに成功して第1セットを奪った。

 幸先のいいスタートだったが、第2セットは荒れた展開だ。リターンを警戒したのだろう、グロスのファーストサーブの確率は46%まで落下。錦織がここでも第1ゲームにいいリターンウィナーを2本決め、ダブルフォルトも貰ってブレイク発進した。しかし、この日の錦織のサーブはまったく威力がない。ファーストサーブの平均時速170㎞は、グロスのセカンドサーブ175㎞より遅く、ミスも目立ち、第2ゲームにすぐブレイクバックされてしまった。

「タフなサーブを相手に、いいリターンが出来たことが一番の収穫でした。自分のサーブに関しては、いいサーブは要らなかったということで、あれくらいで良かったかと(笑)」

 第5、第9ゲームをブレイクして2セット連取は、さすが余裕に見えたが、このセット間にメディカルタイムアウトを要求して、トレーナーに脇腹の治療を受けた。

 前哨戦のハレの1回戦で脇腹を痛め、2回戦を棄権している。大会前には、痛みはほぼ完治し、気になるのは(芝での)試合数が踏めなかったことだと話していたが、ウィンブルドン入りしてからもサーブの練習は控えめだっただけに、痛みはまだ残っているのだろう。

 第3セット、先にブレイクを奪って迎えた第3ゲーム、15-0から4ポイント連続で落としてブレイクバックを許し、危なかったのは5-5で迎えたサービスゲームだ。15-40とブレイクポイントを2本握られた。脇腹の不安を考えれば、タイブレイク勝負は避けなければいけない。ここを懸命に乗り切ってサービスキープしたのが大きかった。気落ちしたグロスは第12ゲームにダブルフォルトを2本、錦織はそれを生かしてストレート勝ちだ。

 記者会見場に、師匠のニック・ボロテリーの姿があった。

「明日は雨。試合ができなければ、(錦織の2回戦の)明後日も出来ない。祈ろう(笑い)」

 冗談交じりとは言え、脇腹の痛みが軽症ではないことを裏付けるような言葉だった。

 日本勢では、男子の西岡良仁は芝を得意とするセルゲイ・スタコフスキーの前にストレートで敗退したものの、女子は奈良くるみ、土居美咲が持ち味を生かして2回戦に勝ち進んだ。

 男子は第1シードのノバク・ジョコビッチ、第3シードのロジャー・フェデラー、第6シードのミロシュ・ラオニッチといった優勝候補が実力通りの強さを見せて初戦を突破、波乱と言えば、第17シードのガエル・モンフィスが同じフランスのジェレミー・シャルディに敗れる小波乱ぐらいだった。女子も全仏オープン優勝のガルビネ・ムグルッサ、第5シードのシモナ・ハレプら上位勢がほぼ順当ななか、アナ・イバノビッチが敗れた。


文:武田薫


◆◆WOWOW番組情報◆◆
ウィンブルドンテニス
6月27日(月)~7月10日(月)連日生中継

歴史と伝統の大会ウィンブルドンテニス。
松岡修造以来のベスト8、そしてその先の優勝を目指す錦織圭の戦いなど、
世界最高峰の試合を連日生中継でお届けする。

詳しくは、WOWOW TENNIS ONLINE(wowow.co.jp/tennis)へ。
http://www.wowow.co.jp/sports/tennis/


WOWOW放送スケジュール:ウィンブルドンテニス2016

月日 時間 放送形態 放送内容
6月27日(月) よる7:30 生 無料  第1日 男女シングルス1回戦
よる10:00 生 無料  第1日 男女シングルス1回戦
深夜0:00 生 無料  第1日 男女シングルス1回戦
6月28日(火) よる7:30 生  第2日 男女シングルス1回戦
深夜0:00 生  第2日 男女シングルス1回戦
6月29日(水) よる7:30 生  第3日 男女シングルス2回戦
深夜0:00 生  第3日 男女シングルス2回戦
6月30日(木) よる7:30 生  第4日 男女シングルス2回戦
深夜0:00 生  第4日 男女シングルス2回戦
7/1(金) よる7:30 生  第5日男女シングルス3回戦
深夜0:00 生  第5日男女シングルス3回戦
7/2(土) よる7:30 生  第6日男女シングルス3回戦
深夜0:00 生  第6日男女シングルス3回戦
7/4(月) よる7:30 生  第7日男女シングルス4回戦
深夜1:00 生  第7日男女シングルス4回戦
7/5(火) よる8:55 生  第8日女子シングルス準々決勝
深夜1:00 生  第8日女子シングルス準々決勝
7/6(水) よる8:55 生  第9日男子シングルス準々決勝
深夜1:00 生  第9日男子シングルス準々決勝
7/7(木) よる8:50 生  第10日女子シングルス準決勝
深夜1:00 生  第10日女子シングルス準決勝
7/8(金) よる7:00 車いすテニス
男女シングルス準々決勝
よる8:50 生  第11日男子シングルス準決勝
深夜1:00 生  第11日男子シングルス準決勝
7/9(土) よる7:45 車いすテニス
男女シングルス準決勝/男女ダブルス準決勝
よる9:45 生  第12日女子シングルス決勝
深夜0:00 生  第12日男女ダブルス決勝
7/10(日) 午後5:45 車いすテニス
女子シングルス決勝/男子ダブルス決勝
よる9:45 生  最終日男子シングルス決勝
深夜3:00 生  最終日ミックスダブルス決勝
7/11(月) よる6:00 車いすテニス
男子シングルス決勝/女子ダブルス決勝
7/13(水) 午後4:00 車いすテニス
女子シングルス決勝
午後5:00 車いすテニス
男子シングルス決勝
よる6:00 女子シングルス決勝
よる7:30 男子シングルス決勝
  • ※必ずお読みください
  • ※e割は、インターネットによるお手続きで有料放送サービス加入契約が成立した場合に、B-CASカード1枚につき1回限り、月額視聴料2,300円(税込2,484円)のうち初回月額視聴料を1,800円(税込1,944円)とするものです。
    (過去に「e割キャンペーン」で有料放送サービス加入契約が成立したB-CASカードでは、e割は適用されません。)
  • ※お申し込みいただいた月からご視聴できますが、お申し込み月の月額視聴料はかかりません。また、ご解約の翌月に再度ご契約申込みをされた場合には、ご契約が成立した月の視聴料が発生いたします。
  • ※月刊プログラムガイド誌付きです。
  • ※J:COM、スカパー!、ひかりTV、一部のケーブルテレビ局(YCV)経由でご覧の方は、e割対象外です。
  • ※料金は全て税込みです。
  • ※楽天でエントリー後に、WOWOW側でご加入された方のみ、楽天スーパーポイント2,484ポイントを付与いたします。(通常ポイントでの付与となります。)
  • ※本ページからご加入いただき、ご加入月の翌々月末までに楽天スーパーポイントを付与いたします。(通常ポイントでの付与となります。)
  • ※本ページからご加入頂いた方のみ、楽天スーパーポイント付与の対象となります。
  • ※J:COM、スカパー!、ひかりTV、一部のケーブルテレビ局(YCV)経由でご覧の方は、こちらからはお申し込みができません。
  • ※楽天スーパーポイントの発行には、事前に※(1)楽天への会員登録(無料)が必要です。
     ・楽天スーパーポイントについては※(2)こちらから。
  • ※WOWOWへのお申し込みを取り消された場合、ポイント付与されません。
  • ※以下の場合には、ポイントキャンペーンの対象外とさせていただきますので、あらかじめご了承願います。
    ・イタズラや重複など、お申し込み内容として相応しくない入力が見られた場合
    ・事実と相違する内容がある場合
    ・重複して登録を行ったことがわかった場合
  • ※楽天スーパーポイントに関するお問い合わせ https://portal.faq.rakuten.co.jp/app/ask1/
  • ※楽天会員様とWOWOWのご契約者様の登録内容が異なる場合、ポイント付与の対象とならない場合があります。
  • ※お申し込みいただいた情報やお手続きの状況により15分程度でご視聴いただけない場合があります。BS-9chに合わせてお待ちいただいてもご視聴いただけない場合は、お電話にてお問い合わせください。
  • ※楽天スーパーポイントの付与は、お1人様1契約のみで、B-CASカード1枚につき1回限りです。
  • ※J:COM、ケーブルテレビ、スカパー!、ひかりTV経由でご覧の方は、楽天スーパーポイント付与対象外となります。

あなたの【応援する選手】をつぶやいて3ポイントプレゼントキャンペーン

キャンペーン期間 2016年7月1日10:00~2016年7月10日:9:59
キャンペーン概要 キャンペーン期間中に本ページから「キャンペーンに参加する」ボタンをクリックしTwitter投稿された方に、楽天スーパーポイント3ポイントをプレゼントいたします。
ポイント付与予定時期 キャンペーン終了月翌月末頃までに付与させて頂きます。
ポイント有効期限 ポイントの付与日より約6ヶ月間です。
注意事項 ・本キャンペーンのご応募には、事前に楽天への会員登録(無料)が必要です。 ・楽天スーパーポイント付与時に、メールやお電話での連絡は一切致しませんのであらかじめご了承ください。
※楽天会員認証、各サービスへの連携がされていない投稿はポイント進呈対象外となります。
・ポイントはキャンペーンに参加される際にログインしている楽天IDに付与させて頂きます。
・お一人様複数回投稿いただいた場合でも、3ポイントのプレゼントとなります。
・選手の記載がない投稿はポイントプレゼント対象外となります。
・ブラウザのCookieの設定は有効にてご設定をお願い致します。 ※本キャンペーンは事前の予告無しに実施を中止又は内容を変更する場合がございます。予めご了承ください。
問い合わせ先 ・楽天スーパーポイントに関する、よくあるお問い合わせ内容はこちら。
http://portal.faq.rakuten.co.jp/app/home/

上記から解決しない場合、キャンペーンに関する問い合わせは下記よりお問い合わせください。
https://portal.faq.rakuten.co.jp/app/ask1/