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全米オープンテニス2016 WOWOWで8月29日(月)~9月12日(月)連日生中継!!


クレジット/錦織圭 写真:アフロ、マレー、ジョコビッチ、ラオニッチ Getty Images 

錦織 圭 選手

■錦織圭選手の全米オープンテニス2016試合結果

準決勝
1 2 3 4 5 sets
錦織圭(JPN)
スタン・ワウリンカ(SUI)
準々決勝
1 2 3 4 5 sets
アンディ・マレー(GBR) 6 4 6 1 5 2
錦織圭(JPN) 1 6 4 6 7 3
4回戦
1 2 3 4 5 sets
錦織圭(JPN) 6 6 7 3
イボ・カルロビッチ(CRO) 3 4 6 0
3回戦
1 2 3 4 5 sets
錦織圭(JPN) 4 6 6 6   3
ニコラ・マウ(FRA) 6 1 2 2   1
2回戦
1 2 3 4 5 sets
錦織圭(JPN) 6 4 6 6 3
カレン・カチャノフ(RUS) 4 6 4 3 1
1回戦
1 2 3 4 5 sets
錦織圭(日本) 6 6 3 6 3
ベンジャミン・ベッカー(GER) 1 1 6 3 1
月日 時間 放送形態 放送内容
9月9日(金) 午前7:55 第11日ナイトセッション 女子シングルス準決勝
深夜0:55 第12日ミックスダブルス決勝
深夜3:55 第12日男子シングルス準決勝

トーナメント表


大会レポート

レポート【大会最終日】

優勝はワウリンカ 大舞台での強さ発揮しジョコビッチ撃破

 男子シングルス決勝は、第3シードのスタン・ワウリンカが、昨年の覇者で第1シードのノバク・ジョコビッチを下し、全米オープンでは初めて、グランドスラムでは2014年の全豪オープン、2015年の全仏オープンに次いで通算3度目の栄冠と優勝賞金約3億6千万円を手にした。

 ジョコビッチは試合前、「ワウリンカは大物食い」と警戒していた。2014年以来、ツアーで決勝に進めば負けなしの10連勝中。対戦成績ではジョコビッチが19勝4敗と大きくリードしてはいるが、2015年の全仏オープンでは決勝の大舞台で敗れている。第1セットをジョコビッチが奪ってからの逆転負け…この日も同じような流れだ。

 立ち上がりのジョコビッチは動きが良く、第1セット、サーブにエンジンのかからないワウリンカをすかさず攻めた。第2ゲームの最初のポイントで、ワウリンカが右に左に大きく振り回したが、ジョコビッチはよく追いつき、二度、三度とベースライン深くに返球。このポイントを奪って自信を得たのだろう、セカンドサーブを深く返してミスを誘い、早々にブレイクした。

 しかし、ワウリンカは余裕を感じさせる試合運びで勝ち上がってきた。ダニエル・エバンズとの3回戦ではマッチポイントを握られ、錦織圭との準決勝でも第1セットを落としてから、冷静に立て直してひっくり返した。これまで2セットダウンからの逆転勝ちが6度もあり、その背景にはスタミナへの自信がある。第9ゲームをブレイクバックし、タイブレイクこそ落としたが、第2セットから追い上げが始まった。

 チャンスは第4ゲームだ。この日のジョコビッチはダブルフォルトが7本。夏の故障の影響か、モーションに納得がいかないと言う。2回戦が不戦勝で、3回戦、準々決勝で棄権勝ちと、コートに立ったのはワウリンカの約半分の8時間58分。その影響もあったのだろう。2本のダブルフォルトを貰ったワウリンカが伝家の宝刀のバックハンドをダウンザラインに叩き込んでブレイク。第7ゲームで一旦は追いつかれるが、縦横のライン際にボールを集め、走るジョコビッチをさらに走らせ、第10ゲームをブレイクしてセットタイに持ち込んだ。

「きょうのスタンには勇気があった。大事なポイントで一歩前に踏み出して、勝負を賭けてきた。その点で、僕は守りに入っていた。大事ポイントを取れなかった」

 ジョコビッチが悔やむのは第3セットの立ち上がりだ。第1ゲームに15-40から3本のブレイクポイントを奪いながら、ここを生かせず、続く第2ゲームで逆にブレイクを許した。第3セットだけで6本のブレイクポイントをつかみ、ブレイクは1度だけ。第5ゲームにブレイクバックして一時は窮地を脱したのはさすが王者だが、ワウリンカの自信のこもったショットが威力を増し、そこから先に進めなかった。

 第4セット、ジョコビッチは足の爪がはがれてメディカルタイムアウトを取った。リオ五輪の前後に手首を痛め、この大会への出場を決めたのは8日前だったと言うから、心身のアンバランスが最後の最後に出たのだろう。ワウリンカも第3セットには痙攣が始まったが、挑戦者としての気持ちの充実度、決勝までの勝ち上がり方の違いが明暗を分けた。

「相手は世界1のノバクだ。プレーヤーとしても人間としても尊敬している。とにかく集中しよう、自分に厳しく、痛みを表に出さないようにしようと思った」

 この勝利で、決勝に進めば負けなしの11連勝。ジョコビッチは「トップ4」ではなく「トップ5」と讃えたが、スタンは恥ずかしそうにこう否定した。

「彼らは10年近くも、優勝だけでなくベスト4、準優勝をキープしてきたし、グランドスラムだけではなくマスターズでも立派な成績を残している。僕は、彼らの足元にも及ばない」

 31歳のこの謙虚さが怖いのだ。


文:武田薫


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2016シーズン最後のグランドスラムとなる全米オープンテニス。
世界の頂点を目指す錦織圭の戦いなど、現地の感動と興奮を
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詳しくは、WOWOW TENNIS ONLINE(wowow.co.jp/tennis)へ。
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レポート【大会第13日】

新女王のケルバーが今季2度目のメジャー制覇

 第2シードのアンジェリック・ケルバーがフルセットの末に第10シードのカロリーナ・プリスコバを退け、全米オープンでは初優勝、今年の全豪オープンに次いでグランドスラムで2度目の栄冠を手にした。優勝賞金は350万ドル(約3億6千万円)で、ケルバーは週明けに発表される世界ランキングで、セレナ・ウイリアムズに代わってトップに立つことが既に決まっている。

 ケルバーにとっては、どうしても欲しいタイトルだっただろう。準決勝でセレナがプリスコバに敗れた段階で新女王の座に就いてはいたが、そのことはさておき、決勝の舞台がひとつのトラウマになっていたはずだ。ウィンブルドンの決勝でセレナに敗れてから、リオデジャネイロ・オリンピックの決勝では伏兵のモニカ・プイグに敗れ、前哨戦のシンシナティの決勝で敗れたのがこの日の対戦相手プリスコバだった。大舞台の最終日に3度も続けて負けた屈辱の記憶が、じわじわとプレッシャーになって、堅実なプレーに影を落としていた。

 第1セットは落ち着いていた。プリスコバの武器は186㎝の長身からのサーブだが、ケルバーが84%のリターン率からラリーに持ち込めば安定性では大きな開きがある。プリスコバのファーストサーブの確率が53%と低くなり、ケルバーのペースに嵌ってセカンドサーブのポイント獲得が29%まで下がった。第1、第9ゲームをブレイクして第1セットを先行したケルバーではあったが、タイトルが現実的になってくるほど、プレッシャーはより強く感じるものだ。

 第2セット、プリスコバがようやく攻撃性を発揮し始めた。左利きのケルバーのバックサイドを執拗に抉り、第7ゲームではぎりぎりの攻防を凌いで待望のサービスブレイク。続く第8、第10ゲームをケルバーのミスに助けられながらサービスキープしてセットタイに持ち込んだ。

 振出しに戻れば、息詰まる神経戦はどちらに有利になるか、その謎に会場は沸いた――セレナ期待の観客で埋まっていたはずだが、セレナ時代とは一味違う女子テニスのスリルだ。

 ファイナルセット、歓声が先走る接戦を制したのはケルバーだった。第3ゲームを先にブレイクされ、2-3で迎えた中盤の第6ゲーム。プリスコバにも重圧はあったのだろう、30-30から痛恨のミスが続いてブレイクを許した。第7ゲームの30-30から久々に13本の長いラリーになり、ケルバーがこれをフォアハンドのダウンザラインに仕留めて生き返った。五分のままに優勝戦の終局に進めば、やはりプリスコバには未知の世界に不安がある。第10ゲーム、ラブゲームでサービスブレイクという幕切れだ。プレッシャーと戦った2時間7分、新女王ケルバーにとって果てしなく長い時間に思えただろう。

 マリア・シャラポワがドーピング違反で、ビクトリア・アザレンカは出産を控えて欠場した大会だった。今年最後のグランドスラムはセレナ・ウイリアムズが186週で女王の座を明け渡し、いよいよ衣替えの季節を告げたようだ。


文:武田薫

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レポート【大会第12日】

暑さが疲労を引き出し…錦織圭は逆転負け

 2年ぶりの決勝進出を狙った第6シードの錦織圭は、この日の準決勝で第3シードのスタン・ワウリンカと対戦、第1セットを奪ったものの、徐々に疲労が色濃く出て、続く3セットを落として敗退した。ワウリンカは全米オープンでは初の決勝進出で、決勝では第1試合でガエル・モンフィスを下した第1シードのノバク・ジョコビッチと優勝を争う。

 第1セット、先手を奪ったのは錦織だ。速いゲーム展開の中で、第5ゲームのワンチャンスを生かした。ダブルフォルトをきっかけにラリー戦を制してブレイクに成功。立ち上がりはワウリンカのミスが目立ち、得意のバックハンドのウィナーも0という段階で、ショットの安定している錦織が先行した。しかし、座っていただけでもジトッと汗が出てくるこの日の気象コンディションは、疲労を蓄積させてきた錦織にとっては厳しかっただろう。

 第2セット、いきなり第1ゲームをサービスブレイクしたが、動きは鈍く、ショットのミスが徐々に増えて来る。得意であるはずの長いラリーでのポイント数がセットを追うごとに減り始め、その分をネットプレーで補う流れに持ち込んだ。第4ゲームでブレイクバックされはしたが、惜しまれたのは第7ゲーム。ここで0-40のチャンスを逃すなど、このセット8度のブレイクポイントで1度しかブレイクできなかった。逆にワウリンカは第12ゲームに、このセットで3度目のブレイクポイントを生かし、セットカウントを1-1に追いついた。

 錦織は2日前にアンディ・マレーをフルセット、3時間58分の激戦の末に退け、ワウリンカもフアン マルティン・デル ポトロと3時間13分のタフな準々決勝を戦った。前試合の疲労度はほぼ同じでも、ワウリンカには長丁場に持ち込める自信、精神的な余裕があったのだろう。第3セットは立ち上がりから攻勢に転じ、一気に4-1まで持ち込んだ。一方の錦織は、第6ゲームの15-40という窮地を持ち堪えると、渾身の力を振り絞って第7ゲームにブレイクバック。更に第9ゲームには、逆にブレイクチャンスをつかんだ。しかし、雨により屋根が閉じられたことは、サーブ力のあるワウリンカに有利に働いただろう。時速200㎞超のサーブポイント2本で危機を脱出すると、続く第10ゲームで決着をつけた。

 錦織はここからも粘ることのできる選手だが、さすがにエネルギーは枯渇。第4セットは自分のサービスゲームを1ゲームしかキープできずに力尽きた。

 今年は、脇腹の故障でウィンブルドンは4回戦で途中棄権。その後、トロント大会の準優勝、リオ五輪の銅メダル、シンシナティを戦って臨んだ最後のグランドスラムだった。

「夏だけに限れば、これまでで一番充実していましたね。体力的に強くなっているという気がします。トップ選手にも勝って自信は付いていますので、これからのマスターズ、ツアーファイナルにもチャンスはあるかと思います」

 今シーズンの4大大会はこれで終わり、タイトルはお預けになったが、全豪オープンのベスト8にこの大会はベスト4と、すべてベスト16以上に入り安定性を証明した。手ごたえはあっただろう。デ杯(9月16日~)、楽天オープン(10月3日~)と、プレッシャーのかかる過密スケジュールはこれからも続く。


文:武田薫

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レポート【大会第11日】

セレナがNo.1から陥落、決勝は新女王ケルバーとプリスコバ

 女子シングルス準決勝2試合が行われ、第1シードのセレナ・ウイリアムズが第10シードのカロリーナ・プリスコバにストレートで敗れ、その瞬間、2013年2月18日から連続186週間維持してきた世界ランク1位の座から陥落した。新女王になったアンジェリック・ケルバーは第2試合でカロライン・ウォズニアッキを下し、決勝はケルバーとプリスコバで争われることになった。

 あまりにも呆気ない、歴史的瞬間だった。プリスコバは世界ランク11位とはいえ、グランドスラムではこれまで3回戦進出が最高、この大会で初めて4回戦に勝ち上がった24歳だ。武器は185㎝の長身から振り下ろす角度のあるサーブ。ここまで5試合で32本のエースは大会3位。セレナの60本とは比較にならないが、ここまでのリターン率ではセレナが74%に対しプリスコバは73%とほぼ互角だった。

 第1セット、ともに無難な出だしに見えたが、第3ゲームのセレナのサービスゲームで早くも波乱が訪れた。30-0から、プリスコバはフォアハンドのショット、そしてバックハンドのリターンでポイントを重ねて30‐30に並び、そこからラリー戦を支配してブレイクに成功した。プリスコバのショットがいずれもベースライン深くにコントロールされていた。

 2人とも前日に行われた準々決勝の勝ち上がり。プリスコバの試合がデイセッションで僅か57分だったのに対し、セレナはナイトセッションでシモナ・ハレプと2時間14分の激闘を戦っていた。年齢的にも疲労度に差があり、まして、セレナには女王の座が掛かっている。立ち上がりの早い段階にリスクをおかしてプレッシャーをかけ、心理的に追い込もうというプリスコバの作戦が当たった。

 サービスゲームでも差が出始めた。第1セット、ファーストサーブの記録は確率、速度とも大差なかったものの、リターン率においてはプリスコバが上回り、セレナはブレイクポイントまで持ち込めず焦りが出てきた。第6ゲームのプリスコバのサービスゲーム、デュースの場面。セレナがベースライン前に出て構えると、プリスコバはセカンドサーブをボディーに時速168㎞で叩きつけてきた。ダブルフォルト7本という記録にも、この日のチャレンジャーの攻撃姿勢は明らかだった。

 セレナは、第2セットに入ってからも先にブレイクを許し、第6ゲームでようやくサービスブレイクしたものの、最後までリズムに乗れなかった。タイブレイクでも先手を打たれ、最後はダブルフォルトで女王の座を後にした。

 第2試合では、新女王のケルバーがウォズニアッキを倒して決勝進出。ともに全米初優勝を懸けてプリスコバと対戦する。なお、ドイツ勢の女子で世界ランク1位に就いたのはシュテフィ・グラフに次いで2人目。第12日は男子の準決勝2試合が行われ、第6シードの錦織圭は2年ぶり2度目の決勝進出をかけて、第3シードのスタン・ワウリンカと対戦する。


文:武田薫

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レポート【大会第10日】

死闘3時間58分! 錦織がマレーを突破

 錦織圭が第2シードのアンディ・マレーを3時間58分の激戦の末に倒し、準優勝した2014年以来、2年ぶり2度目のベスト4進出を決めた。錦織の準決勝進出はグランドスラム4大会を通じても2度目。

 錦織の執念の勝利だった。マレーとはこれまで8度対戦し1勝7敗と大きく負け越している。特に今年は3月のデビスカップ1回戦でフルセットを戦って敗れ、先月のリオ五輪では準決勝で完敗していた。この重い2敗の悔しさが、最後まで力を振り絞れた勝因だろう。

 第1セットの第1ゲーム、錦織はいきなり40-0と3本のブレイクポイントを握りながら、このチャンスを逃した。立ち上がりはミスが続き、第4、第6ゲームをブレイクされて第1セットを先行されてしまう。しかし、ビッグサーバーのイボ・カルロビッチとの4回戦から、リターンへの自信を固めていた。

 粘り強い打ち合いから、ジワジワと敵の壁に穴をあける――そんな戦術が見えたのは第2セットの第3ゲームだ。錦織は0-15から、いずれも長いラリー戦を繰り広げて4ポイントを連取。この辺りからリズムをつかみ始めた。このセットでも第5ゲームを先にブレイクされたが、第6ゲームをすぐブレイクバック。それもラブゲームで跳ね返されたマレーには嫌な感じがよぎっただろう。このセット、マレーのファーストサーブの確率は56%に落ち、そこからのポイント獲得も64%と低く、セカンドサーブからのポイントは45%まで落ちている。錦織のリターンへの警戒感が、マレーの武器の一つであるサーブに影を落とし始めた。

 マレーはウィンブルドンで優勝し、その後のリオ五輪では金メダルを獲得するという連戦の夏を過ごした。激戦での蓄積疲労は、マスターズ大会を挟んでリオに出向いた錦織も同じ。肉体疲労もさることながら、精神的な疲労は2人ともにピークに達し、ピン1本落ちただけでも試合が左右されそうな緊張感を醸し出していた。第2セット、雨による中断が2度あって、屋根が閉じられた。

「そこまでは攻め急いでいた感じがあって、ミスも多かったですね。その中断で気持ちを切り替えられたという点では、助かりました」

 第3セットは、両者の疲れを反映していきなりブレイク合戦の幕開け。錦織は第7ゲームを再びブレイクされたが、崩れそうになる肉体にムチ打ってブレイクバック、それを再びマレーが崩すという目まぐるしい展開だ。既に試合時間2時間を超えた第4セットに、微妙な動揺があったのは1-1で迎えた第3ゲーム、錦織のサービスゲームだ。マレーが長いラリー戦を3本とも奪って15-40。錦織がフォアハンドの逆クロスで1本目を凌ぎ、2本目のブレイクポイントのラリー間に、会場の音響装置が衝撃音を発して中断、リプレーになった。この措置にマレーが過敏に反応した。ブレイクできていたとは限らないが、疲労は極度に達し、精神的に追い込まれていたのだろう。この動揺を引きずって、錦織がこのセット6-1で追いついたのは大きい。

 ファイナルセットに入れば、受ける側のプレッシャーは大きく、挑戦する側に利がある。錦織が先にブレイクし、マレーが追いつく展開が2度あり、マレーが5-4まで持ち直した危ない場面もあったが、錦織はありったけの力を振り絞って守り切り、攻め切って2年ぶりのベスト4を勝ち取った。

 この日のウィナー数は錦織の48に対しマレーは29、アンフォーストエラーが錦織の60に対しマレーは46。ミスを恐れず、いかに攻めていたかが分かる。過去の痛い2敗の教訓を生かした鮮やかな4強進出だ。

文:武田薫

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レポート【大会第9日】

モンフィスが初の4強 ジョコビッチはまた棄権勝ち

 男女の準々決勝の前半が行われ、男子は第1シードのノバク・ジョコビッチがジョーウィルフリード・ツォンガの途中棄権で勝ち進み、第10シードのガエル・モンフィスは全米オープンでは初めてベスト4に名乗りを挙げた。また、女子では第2シードのアンジェリック・ケルバーが5年ぶり2度目の4強入り。準決勝では、全米オープンでこれまで2度準優勝しているカロライン・ウォズニアッキと対戦する。

 男子のベスト8にフランス勢3人が勝ち残ったのは、全米オープンでは89年ぶりで、その3選手が同じ組み合わせ枠に集まった。この日のモンフィスとルカ・プイユのフランス対決は、ジョコビッチ挑戦権に繋がると同時に、新旧交代を絡めた興味深い顔合わせだった。

 モンフィスはショーマンとして絶大な人気を持ちながら、なかなか結果が伴わなかった選手だが、7月に2年ぶりにツアー優勝してランキングを上げ現在は12位。大会中に30歳になったモンフィスに対し、プイユは22歳、この夏にブレイクしたばかりの注目の若手だ。5月のローマでラッキールーザーからベスト4にまで進んだのをきっかけに、ウィンブルドンでは、フアン マルティン・デル ポトロ、バーナード・トミックという実力者を退けてベスト8に入り、この大会の4回戦ではラファエル・ナダルを4時間7分の熱闘の末に下してメジャー連続の8強入りを果たした。

 モンフィスには時速210㎞を超える高速サーブもあるが、何と言っても長い手足を使ったコートカバーリングが武器。ジュニア時代には100mでフランスのジュニアチャンピオンになったこともある俊足だ。しかし、ここのところの好調は、ストロークの安定。相手が手の内を知った後輩ということもあっただろうが、プイユがネットに飛び出せばきれいにパスを決め、長いラリーでも気持ちを切らさずにミスを誘い出してチャンスを待った。

 そのチャンスが来たのが、第1セットの第7ゲーム。鮮やかにバックハンドのパスを通すなどブレイクに成功。このセットのファーストサーブの平均時速は196㎞、ポイント獲得率は94%。モンフィスの速いコートカバーでプイユは狙うスペースが狭められ、ナダル戦の疲れも残っていただろう、どうしてもミスが多くなった。この試合を通してのアンフォースドエラーはモンフィスの15本に対し、プイユは44。モンフィスは1本のブレイクポイントも与えず、全米オープンでは初めて、グランドスラムでは2008年の全仏以来、8年ぶりの準決勝進出を果たした。

 ジョコビッチとツォンガの試合は、第1セットはブレイクを奪い合う展開になったが、ツォンガが第2セット途中に左ヒサを痛めて棄権。2回戦を前に相手が欠場を申し入れ労せず勝ち上がったジョコビッチは、3回戦、そしてこの日の準々決勝も棄権勝ち。ここまで5試合で9セットあまりを戦っただけで4強入りを果たしたことになる。

 アンディ・マレーとの準決勝を控えた錦織圭は、この日は午前中に1時間半の練習。大会第10日の2試合目に今大会では初めてセンターコートに登場する。


文:武田薫

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レポート【大会第8日】

錦織圭が巨漢カルロビッチを粉砕して8強入り

 男子のベスト8が出そろい、錦織圭は準優勝した2年前に続いて全米オープンで2度目、グランドスラムでは今年の全豪オープンに続いて通算6度目の準々決勝進出を決めた。一日置いた準々決勝では、この日、グリゴール・ディミトロフを破った第2シードのアンディ・マレーと対戦する。7年前のチャンピオン、フアン マルティン・デル ポトロと第3シードのスタン・ワウリンカも勝ち上がった。

 身長211㎝のイボ・カルロビッチとの対戦成績はこれまで2勝1敗。初対戦だった2012年のデ杯戦(日本開催)で打ちのめされた印象が強いが、4年の歳月の重みを見せつけての完勝だ。

 カルロビッチといえばビッグサーブで、今大会ここまでの通算エース数は1位のジョン・イズナー(100本)と1本差の2位。スピードは時速217㎞とさほどでもないが、長身からの角度が脅威。この日、そのサーブ攻略に成功した。

 強い風がカルロビッチの武器を不安定にしたこともあるが、この日は大会に入って最高の出来と自賛したほど、錦織はリターンが抜群。第1セット、カルロビッチのセカンドサーブからのポイント獲得を33%に抑えて見事に攻略に成功し、リターンとサーブの好循環に、まったく危なげがなかった。

「自分のサーブが良かったですね。ファーストの確率も威力もこれまでで一番良かったと思います。一つには、相手があまりリターンの得意な選手ではないので、それほどリスクを負わなかったこともありますが、これまでで最高の試合でしたね」

 第1セットの錦織のファーストサーブは確率64%で、そこからのポイント獲得が100%。4度のサービスゲームで相手に与えたポイントは僅かに2ポイント、それもダブルフォルト2本という完璧な出来だったのだからカルロビッチも対抗できない。

 互いにサービスキープで進んだ第3セットの第10ゲーム、15-40と、この試合で初めてブレイクポイント(セットポイント)を握られている。だが、そこでもセカンドサーブからサーブ・アンド・ボレーを決めるなど自在な発想で切り抜け、タイブレイクも一気に6-0まで持って行って、試合時間は2時間1分のストレート勝ち。省エネでの8強進出は大きい。

「2週目に入ると自然に集中力が上ってきますね。特に今日は、いかにリターンを返せるかで、集中しないといけない相手だったこともあります。身体も問題なく、いい試合が出来たので、(次がマレーなら)楽しみです」

 決勝まで進んだ2年前は、4回戦で第5シードのミロシュ・ラオニッチを倒して勢いづき、準々決勝で第3シードのワウリンカ、準決勝でノバク・ジョコビッチを退けた。今回も、この日の感触を準々決勝にぶつけることが出来れば夢は大きく近づいている。

 女子は第1シードのセレナ・ウイリアムズが勝ち進んで、準々決勝は第5シードのシモナ・ハレプとの対戦が決まったが、姉のビーナス・ウイリアムズはカロリーナ・プリスコバに敗れた。


文:武田薫
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レポート【大会第7日】

ナダル、フルセットで力尽きる

 シングルスは男女ともに4回戦に突入し、男子では第1シードのノバク・ジョコビッチが勝ち進んだものの、第4シードのラファエル・ナダルは敗退。ナダルを倒したルカ・プイユ、ジョーウィルフリード・ツォンガ、ガエル・モンフィスと、フランス勢3人がベスト8に残った。

 新旧交代期を象徴する試合になった。ナダルは手首の故障で全仏3回戦を棄権しウィンブルドンも欠場。リオデジャネイロ・オリンピックにフル出場し、ぎりぎりの調整で臨んだ大会だ。一方のプイユはウィンブルドンでメジャーでは初の8強入りを果たした後、オリンピックは欠場、心身ともにフレッシュな22歳だ。

 立ち上がり、ナダルのサーブに威力がなかった。この辺りが、ツアーから2カ月間離れていた影響なのだろう。ファーストサーブの確率は65%と悪くなかったが、セカンドサーブをことごとく叩かれた。第1セットの第2、第6ゲームをブレイクされ1-6で落とした。ツアーから離れた分を取り戻そうと、オリンピックでは単複にフル・エントリーして試合数を稼いだ。1週間の大会期間中に、シングルス6試合、ダブルスは5試合。これで勝負勘をつかんだ裏表として、30歳には厳しい疲労も残ったはずだ。

 一進一退を繰り返す終盤の激しい攻防に沸いた。

 まず、プイユがセットカウント2-1リードで迎えた第4セット。第6ゲームを先にナダルがブレイクして4-2。ところが、第7ゲームにミスが重なりあっさりブレイクバックを許してしまった。ここで力尽きたかと思われた第8ゲーム、ナダルは死力を振り絞って再度ブレイクに成功しファイナルセットに持ち込んだ。

 ここまでで、炎天下で約3時間におよぶ過重労働だった。それにもかかわらず、ファイナルセットの第1ゲーム、ナダルがいきなりブレイクして先手を奪った。もう一つブレイクを奪って安全圏に入りたかったが、プイユにはスタミナが残っている。ショットは深く、さらに逆クロスからダウンザラインへの切り替えを巧妙に展開し、第8ゲーム、ついにブレイクバックした。タイブレイクにもつれこむと、ナダルはプイユが6-3からつかんだマッチポイント3本をセーブして6-6に。

 折から連休の中日。記録更新の観客でぎっしり埋まったセンターコートは沸いたが、ナダルのエネルギーはそこが限界だった。4本目のマッチポイントでプイユがウィナーを奪った。

 この日のナダルには往年のトップスピンの迫力はなく、ミスが目立った。それでも手首の故障から立ち直った自信は大きい。ここまでの流れから考え、まだ優勝のない年末のATPツアー・ファイナルに目標を置いているはずだ。フェデラーのいない現状ツアーに、ナダルが復活の兆しを見せてくれただけで十分としたい。

 女子は、第2シードで全豪オープン優勝のアンジェリック・ケルバーがペトラ・クビトバを退けて、セレナ・ウイリアムズとの女王の座決定戦に望みを繋いでいる。


文:武田薫

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レポート【大会第6日】

錦織が今季メジャー4大会すべてで4回戦進出決める

 男女のベスト16が出そろい、第6シードの錦織圭が、ニコラ・マウをセットカウント3-1で退けて、全米オープンでは2年ぶり3度目の4回戦進出を決めた。錦織が4大大会すべてで4回戦以上に勝ち進むのは今季が初。安定性を発揮しているシーズンだが、ベスト8まで勝ち上がったのは全豪だけでここからが勝負だ。次戦の相手、ビッグサーブのイボ・カルロビッチとはここまでカルロビッチの2勝1敗。

 この日はこれまでの暑さから一転して肌寒く、風の強いコンディションになった。錦織は1、2回戦と同様、あまり気持ちを表に出さず探るような静かな試合運びだ。

 ランキングこそ42位と低いマウは今年、ダブルスが好調で、ウィンブルドンをはじめ6大会で優勝している器用な選手。2010年には、ジョン・イズナーと11時間5分という歴史的な試合を戦った精神力も持つ油断ならない相手だ。立ち上がり、両者ともにファーストサーブの確率が低かった。第1セットの第4ゲーム、錦織はダブルフォルト2本を貰いながらこれを生かせず、逆に第5ゲームを落とした。リードすればベテランは守り方を知っている。強弱をつけたスライスで執拗に粘り、甘くなったところを左右のダウンザラインに飛ばして、第8、第10ゲームをラブゲームでキープ、先にセットを奪われた。意外な展開に、しかし、錦織は落ち着いていた。

 第2セットに入ってマウのファーストサーブの確率が27%まで下がったところを、錦織がしっかり叩いた。第4ゲームを先にブレイク、勝負の分岐点は続く第5ゲームだ。30-40のブレイクポイントを握られた場面で、マウに長いラリーを支配されてネットにつかれたが、強烈なパッシングをクロスに打ち返して窮地を脱した。ここで追いつかれていたら、相手を生き返らせていたかも知れない。

 マウはセット間に、メディカルタイムアウトを取って右手首のマッサージを受けている。全米オープンのシングルスでは、これが初めての2回戦を突破という影響もあるのだろうか。手首が不調のマウは、この試合で計8本のダブルフォルト。しかし、錦織もファーストサーブの確率が46%と低く、平均時速も172㎞と威力に欠けた。この傾向は、ここまでの3試合に共通したもの。それでも勝ち切る展開のワザは評価できても、2週目からはそうもいかない。

「ここまでのベストの試合はないですね。特にここ2試合は苦しい試合でした。サーブを直さないと、ここからは到底勝てない相手になります。そこを一番の課題にして、ギアを上げて行きたい」

 次のカルロビッチはリオ五輪の裏開催だったメキシコの大会で優勝して自信を深めての登場。そこを抜ければ、アンディ・マレーが待ち受けているはず……。

 ここまで3試合はピリッとしたところがなくとも、上位勢との対戦となれば、俄然、レベルが上がってくるのが最近の錦織の特徴でもある。期待は膨らむ。

 男子では第5シードのミロシュ・ラオニッチ、第7シードのマリン・チリッチに続き、この日は第14シードのニック・キリオスが途中棄権と期待の若手が姿を消した。その一方で、女子は第3シードのガルビネ・ムグルッサを除けば、珍しく上位シード勢が2週目に駒を進めている。女子ダブルスに出場している日比野菜緒のペアは3回戦進出を決めた。


文:武田薫


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レポート【大会第5日】

あと2ポイント!大坂なおみ、逆転負けで16強入りを逃す

あと1ゲーム、あと2ポイント――全米初出場で3回戦に進出していた大坂なおみが、勝利目前で大魚を逃した。

対戦相手の第8シード、地元アメリカのマディソン・キーズはジュニア時代から期待されてきたパワーヒッター。21歳になった今シーズン好調を維持し、ランキングを自己最高の9位に上げてきた。挑戦する側の大坂が世界最大のセンターコート、アーサー・アッシュでの初めてのプレーで、どこまで本来の力を発揮できるかが注目された。

立ち上がり、キーズには同じパワー系への対抗意識があったのだろう、力で圧倒しようとミスが目立った。大坂は世界ランク81位の格下。そんな一人芝居に、むしろ大坂の方が淡々と付き合うゲームの流れ。第1セットの第1ゲームにいきなりサービスブレイクしてリードを奪った。だが、この日の大坂は持ち前のサーブが不調。第4ゲーム、セカンドサーブを狙われてブレイクバックされイーブンに。そこからゲームが落ち着き、互いにサービスキープで迎えた第12ゲーム、キーズがリターンからプレッシャーをかけて第1セットを奪った。

ハイチ系アメリカ人を父に持つ大坂は、180㎝69㎏の恵まれた体格だが、気持ちは日本的でおしとやかな18歳。サーブが不調ならラリー戦でリードする泰然自若ぶりが、第2セットに入ってから好転した。

4-4で迎えたキーズのサービスゲーム。40-0でキーズは早くも勝ちを意識したのか、そこからダブルフォルトを含むミスの5連続で、大坂が難なくブレイクを貰い、そのままセットタイに持ち込んだ。こうなれば、キーズにさらにプレッシャーがかかった。

ファイナルセット、キーズのミスは続き、大坂は第1、第5ゲームをブレイクして5-1リードと安全圏と思われたのだが……ここから変わったことといえば、会場の雰囲気だろう。ウィークデーの午後だけに空席が目立ったセンターコートが、キーズの窮地に気付いてにわかに声援を送り始めた。すると、キーズのショットが見違えるように深く、鋭く決まり始め、そこからの3ゲームで大坂は4ポイントを奪うのが精いっぱい。それでも5-4からのサービスゲームで0-30から30-30まで持ち直し、勝利まであと2ポイントのところで、痛恨のボレーミスが出た。タイブレイクも必死に戦ったが、我に返れば、キーズにはトップ10の経験があった。

大坂はドゥアン・インインとの2回戦でも、1セット先取した第2セットに4-0から追いつかれている。経験の差というには惜しい勝ち星だった。

女子ダブルスで、大坂なおみ、奈良くるみのペアは初戦で敗退したが、同日に2回戦に臨んだ穂積絵莉、加藤未唯のペアはシードペアを破り、3回戦進出を決めた。

男子では、第1シードのノバク・ジョコビッチの対戦相手のミカエル・ユーズニーが故障で途中棄権。2回戦の不戦勝に続いての省エネ勝ち上がりとなった。一方、2年前の優勝者で第7シードのマリン・チリッチが地元のジャック・ソックに敗れる波乱があった。

大会第6日は、錦織圭がベスト16進出を懸けグランドスタンドの第4試合に登場。ニコラ・マウと対戦する。


文:武田薫

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レポート【大会第4日】

錦織圭、ミスが目立つも20歳の新鋭の挑戦はねのける 3回戦は百戦錬磨のマウ

 雨の中断を挟んだ微妙なコンディション、錦織圭が1セットを落としながら第6シードの地力を発揮して3回戦に進んだ。

 蒸し暑い気候のせいか、この日の錦織にはキレがなく、立ち上がりに集中力を切らす苦しい流れだった。相手のカチャノフは、予選から勝ち上がって初めてグランドスラム本戦出場を果たした20歳。198㎝の長身からのビッグサーブを武器とするツアー期待の新鋭の一人とはいえ、攻めはまだまだ単調で、いつもの錦織なら余裕でさばける相手と思えた。しかし、ミスが目立った。

 第5ゲーム、ダブルフォルト2本で先にブレイクを許す意外な展開だ。ただ、相手のサーブもまだ不安定。すぐに第6ゲームにダブルフォルトのお返しを貰ってのブレイクバックで息を吹き返すと、相手のセカンドサーブから冷静にラリー戦に持ち込んで6-4で先手を奪った。

 第1セットの途中で、トレーナーに目の手当てを受けた場面があったが、「ゴミが入ったんじゃないんですが、この頃、見えなくなることがあるんです」というのは少し心配になる発言だ。

 錦織は、7月末から、マスターズ2大会を挟んでリオ五輪でも6試合戦うハードな日程をこなしてきた。本来の集中力を取り戻すには、もう少し試合数が必要なのかもしれない。

 第2セット。互いにサービスキープで迎えた第9ゲーム、場慣れしてきた様子のカチャノフが、錦織のセカンドサーブを狙い撃ちしてブレイク。こうなれば、新人は嵩にかかって挑んでくる。時速200km超のサーブを4連発で叩き込まれ、錦織は1回戦に続いてセットを落としてしまった。

 第3セットもじりじりした展開。4-3で迎えた相手のサービスゲーム、錦織が40-15とリードするも3本のブレイクポイントを逃して嫌なムードだったが、ここで雨が本降りになって試合が2時間半余り中断した。

「相手のサーブに慣れてきたところだったので、別に僕が助かったということもないですね。でも、中断の間にコーチと話して作戦も変えました」

 この試合、4本以下のラリーでのポイント比は79-88でカチャノフがリードしているが、長くなるほど錦織に分が出て9本以上のラリーでは16-7。雨上がりの作戦の一つが、ファーストサーブの確率を上げて打ち合いに持ち込むことだった。4-4からの再開後、2ゲームで3ポイントしか与えずセットを奪ったのは大きい。

「試合の運び方、集中する点あたりで、よくなっていると思う」

 最近の自分のプレーに関してはそんな感想を話し、第4セットも第3ゲームを先にブレイクされながらも慌てず、第5ゲームから連続5ゲーム奪取で逆転した。

 3回戦の相手は、全米オープンでは初めての3回戦進出とは言え、百戦錬磨の34歳ニコラ・マウ。まだ先は長いが、苦しみながら調節していくのが錦織のパターンだ。

 この他の男子は第2シードのアンディ・マレー、第8シードのドミニク・ティームらが勝ち進み、女子も第1シードのセレナ・ウイリアムズ、第4シードのアグネツカ・ラドバンスカ、第5シードのシモナ・ハレプが順調にコマを進めた。奈良くるみは強力なサーブのアナ・コニュにストレート負けし、久々の3回戦進出はならなかった。

 大会第5日には、大坂なおみがセンターコートの第2試合で第8シードのマディソン・キーズに挑戦する。


文:武田薫

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レポート【大会第3日】

大坂なおみがメジャー3連続で2回戦突破 3回戦ではセンターコートでの対決望む

 大会3日目。男子では、第1シードのノバク・ジョコビッチが相手の欠場により労せずして3回戦に進出したが、ウィンブルドンで準優勝した第5シードのミロシュ・ラオニッチが痙攣を起こし地元のライアン・ハリソンに敗れる波乱。女子でも第3シードのガルビネ・ムグルッサがアナスタシア・セバストワに敗れた。

 日本勢では、全米オープン初出場の大坂なおみが中国の大型選手、ドゥアン・インインにストレート勝ち。今年の全豪オープン、全仏オープンに次いで、メジャー3大会連続で初出場・3回戦進出を果たした。

 大阪生まれの18歳。よほど肝が据わっているのだろう。この日のコートは、ルイ・アームストロングスタジアムと背中合わせのショーコート、旧グランドスタンド。相手のドゥアンは185㎝の長身で、一時はリー・ナの後継者と言われたこともある強烈なショットの持ち主だが、物怖じすることはない。

 第1セット、第6ゲームを先にブレイクされたものの、すぐさま反撃を開始し、強靭な手首を使って、クロス、逆クロスに角度のあるショットを叩きこんでたちまちブレイクバック。圧巻は第8ゲームのサービスゲームだった。0-30からフォアハンドの深いショットを決めると、持ち味のサーブで2ポイントを奪い、最後は打ち合いからフォアハンドをダウンザラインにきれいに通して4ポイント連取した。これでリズムをつかむと、続く第9ゲームもリターンを深く返して連続ブレイクし、第1セットを奪った。

 第2セットに入ると大坂はますます勢いに乗り、第1ゲームをブレイク、第2ゲームではデュースの場面からエース2連発。第3ゲームもラブゲームでブレイクし、一気に4-0まで持って行った。しかし、ここから若さが出た。「リラックスしてしまった」と、ファーストサーブが入らなくなったところを狙われ、5ゲーム連取を許してしまう。それでもここを粘ってタイブレイクに持ち込み、最後はしっかりと打ち勝ってストレート勝ちを収めた。

「きょう勝ったら、お姉さんとお母さんが来るから」

 それが嬉しくて気が緩んだのか、それを励みにしたのかまでは理解できなかったが……満面の笑みに言葉は不要だ。援軍が駆けつける3回戦の対戦相手は、アメリカの次期エースと期待される第8シードのマディソン・キーズということで、センターコートでの対決も考えられる。しかし、大坂としてはむしろそれは望むところ。

「1回戦のココ(バンダウェイ)もアメリカ人だったから平気。むしろ、プレッシャーがないからやり易い。センターコートだったら、とても嬉しいんだけど」と、頼もしいコメントをしており、グランドスラム初の4回戦進出に期待がかかる。

 明日の第4日は第1試合に錦織圭が、第2試合に奈良くるみが登場する。2人とも18歳の快進撃に刺激されるだろう。

文:武田薫



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レポート【大会第2日】

錦織圭が炎天下で初戦突破、奈良もストレート勝ちで続く

 第6シードの錦織圭が新装なったグランドスタンドの第1試合に登場、ベテランのベンジャミン・ベッカーの追い上げをどうにか振り切って2回戦に駒を進めた。

 第1セット、第2セットをともに6-1で圧倒し、そこまでの試合時間は僅か49分。ポイント数では2倍の差をつけ、楽勝ムードが漂っていた。しかし、したたか者であふれかえったツアーはそれほど甘いものではない。ベッカーのランキングは現在、96位。第6シードの錦織との技量の差は明らかだったが、35歳のベテラン、10年を超すツアー経験はこの日のコンディションを計算していただろう。

 大会前日からニューヨークは急激に暑くなっていた。気温32度はそう高くなくとも、今年オープンしたばかりのショーコート、グランドスタンドには直射日光がジリジリと照り付け、逃げ場がない。リオ・オリンピックに出場した錦織は心身をすり減らしている(はず)だから、一泡吹かせたいベッカーとしては、長丁場の戦いをイメージしていただろう。

「第3セットに入ってから、プレーがガラッと変わりましたね。彼が良くなった。第4セットの立ち上がりも自分はよくなかったので」

 ベッカーに少しでも勝機があるとすれば、炎天下のフルセットで錦織が崩れてくれること――セットカウント0-2から集中力を高め、特に第3セットの第5ゲーム、15-40からの錦織の攻撃を必死にかわして機会を窺った。ベッカーは第8ゲーム、この試合で初めてブレイクポイントを生かし5-3とリード。続く第9ゲームで錦織にブレイクバックのポイントも握られても、懸命に逃げ切って1セットを奪った。

 セットカウントで2-1とリードしていても、錦織にそれほどの余裕はない。逆に、気持ちを貯めていたベッカーは、第4セットに入っても時速200㎞前後のサーブで畳みかけ、第3ゲームを先にブレイク。ただ、追い上げる側に、そもそも余裕があったわけではなかった。第4ゲーム、錦織は3つのダブルフォルトに助けられてブレイクバック、命拾いした。錦織のファーストサーブの威力が減退していただけに、そのままファイナルセットに持ち込まれていれば、さらに危ない展開になっていただろう。

 オリンピックというイレギュラーな日程を乗り越えて戻って来たグランドスラム、その難しい入り口をどうにか乗り越えた。

「(オリンピック前の)トロントは決勝まで進んで試合もできたし、(後の)シンシナティは3回戦負けで早く終わり、心身ともに休養できた。その点ではいい感じでこの大会に入れたと思います」

 2回戦の相手は、予選上がりのカレン・カチャノフ。グランドスラム本戦初登場の20歳も、気は抜けない。

 女子シングルスでは、奈良くるみがストレートで勝利し、これでグランドスラムでは7大会連続で初戦突破を果たした。

 この日のデイセッションでは、男子は第3シードのスタン・ワウリンカ、グリゴール・ディミトロフらが勝ち上がり、錦織と3回戦で当たる可能性のあったフィリップ・コールシュライバーは棄権となり、9月のデ杯で来日の可能性があったアレクサンドル・ドルゴポロフ、若手のボルナ・チョリッチも途中棄権。女子ではアナ・イバノビッチ、ユージェニー・ブシャールが敗れている。



文:武田薫


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レポート【大会第1日】

大坂なおみが初勝利、本命ジョコビッチは不安なスタート

 今年最後のグランドスラム、全米オープンが開幕した――男子は17年ぶりにロジャー・フェデラー(スイス)が不在、女子もセレナ・ウイリアムズ(アメリカ)の女王の座が揺らいでいる。先の見えないスリリングな2週間になりそうだ。

 日本勢は第6シードの錦織圭を筆頭に、男子2名と女子4名が本戦入りした。この日はそのうちの3名が出場し、メジャー大会で初めてシードがついた土居美咲、初の本戦ストレートインを果たした西岡良仁は敗退。全米初出場だった大坂なおみは、第28シードのココ・バンダウェイ(アメリカ)をフルセットの末に下して初勝利を飾った。

 今年がグランドスラムデビューとなった大坂なおみは全豪、全仏で3回戦まで勝ち進んだあと、右ひざを痛めウィンブルドンを欠場した。しかし、1カ月の休養期間を置いてからすでに5大会を戦っていることもあり、自信は取り戻しているようだ。持ち前のビッグサーブに多彩な展開が加わったところが今年の成長で、同じパワー系の格上を相手に冷静に対処した。第1セットのタイブレイクは落としたが、第2セットはファーストサーブからのポイント確率を92%に上げ、攻勢に転じて第3ゲームを先にブレイクした。

 この日は気温31度で日差しが強く、バンダウェイには勝負を急ぐ気持ちが走ったのだろう。このセットでは、大坂の2倍、15本のウィナーを記録する一方で、アンフォーストエラーを3倍以上の13も記録した。対する大坂が真骨頂を発揮したのは最終セット、3-3で迎えた第7ゲームのサービスゲーム。0‐40と追い込まれた場面で、この日最速の200㎞のサービスエースを打ち込むなど、5ポイント連取でサービスキープ。これでゲームの流れをしっかり引き寄せると、第10ゲームをブレイクして全米での初勝利を手にした。

 一方、自己ベストの世界ランキング32位に上がった土居美咲は、相手にバックサイドを攻められ、得意のフォアを封じられたまま敗退。西岡は前日の発熱で体調が不十分だったこともあり、こちらも得意のラリー戦には持ち込めず、ケビン・アンダーソン(南アフリカ)にストレートで敗れた。

 男子では、第1シードのノバク・ジョコビッチ(セルビア)、第4シードのラファエル・ナダル(スペイン)がセンターコートに登場した。

 ジョコビッチは今年、全仏オ―プンを初制覇して「生涯グランドスラム」を達成したものの、直後のウィンブルドンは3回戦、リオ五輪ではよもやの1回戦敗退に終わり、その後のシンシナティーのマスターズも欠場した。五輪前には左手首を痛めており、大会前の会見で「故障は問題ない」と話していたが、どうやら問題は残っているようだ。

 対戦したジャージー・ヤノビッチ(ポーランド)は203㎝、91㎏の巨漢プレーヤー。一時は世界ランク14位まで上がった経歴もあるが、今季はひざの故障で全豪オープン以降の半年間を欠場。7月下旬からチャレンジャー大会で慣らしつつ、プロテクトランキングでの出場だった。そんな復帰間もないヤノビッチに対し、ジョコビッチは精彩を欠き第2セットを落とす。また、第1セット第5ゲーム後にメディカルタイムアウトを取って右腕のマッサージを受ける場面もあった。勝ちはしたものの不安を残す内容について指摘されると、「いまそれを話す必要もないだろう」と質問をかわしたが、雲行きの怪しいスタートになった。

 男子では第13シードのリシャール・ガスケ(フランス)が敗れたが、ナダル、第5シードのミロシュ・ラオニッチ(カナダ)、第7シードのマリン・チリッチ(クロアチア)ら上位シードは勝ち進んだ。女子は第2シードのアンジェリック・ケルバー(ドイツ)が好発進、第3シードのガルビネ・ムグルッサ(スペイン)も勝ち進んだが、リオ五輪で金メダルを獲得し注目されたモニカ・プイグ(プエルトリコ)は、中国のシュウアイ・ジャンに敗れ1回戦敗退となった。

 大会2日目は、第1試合に錦織圭が登場。世界ランク96位のベンジャミン・ベッカー(ドイツ)と対戦する。

文:武田薫


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WOWOW放送スケジュール:全米オープンテニス2016

月日 時間 放送形態 放送内容
8月29日(月) よる11:55 生 無料 第1日デイセッション 男女シングルス1回戦
8月30日(火) 午前7:50 生 無料 第1日ナイトセッション 男女シングルス1回戦
深夜0:00 第2日デイセッション 男女シングルス1回戦
8月31日(水) 午前7:55 第2日ナイトセッション 男女シングルス1回戦
深夜0:00 第3日デイセッション 男女シングルス2回戦
9月1日(木) 午前7:55 第3日ナイトセッション 男女シングルス2回戦
深夜0:00 第4日デイセッション 男女シングルス2回戦
9月2日(金) 午前7:55 第4日ナイトセッション 男女シングルス2回戦
深夜0:00 第5日デイセッション 男女シングルス3回戦
9月3日(土) 午前7:55 第5日ナイトセッション 男女シングルス3回戦
深夜0:00 第6日デイセッション 男女シングルス3回戦
9月4日(日) 午前7:55 第6日ナイトセッション 男女シングルス3回戦
深夜0:00 第7日デイセッション 男女シングルス4回戦
9月5日(月) 午前7:55 第7日ナイトセッション 男女シングルス4回戦
深夜0:00 第8日デイセッション 男女シングルス4回戦
9月6日(火) 午前7:55 第8日ナイトセッション 男女シングルス4回戦
深夜0:00 第9日デイセッション 男女シングルス準々決勝
9月7日(水) 午前7:55 第9日ナイトセッション 男女シングルス準々決勝
深夜0:00 第10日デイセッション 男女シングルス準々決勝
9月8日(木) 午前7:55 第10日ナイトセッション 男子シングルス準々決勝
9月9日(金) 午前7:55 第11日ナイトセッション 女子シングルス準決勝
深夜0:55 第12日ミックスダブルス決勝
深夜3:55 第12日男子シングルス準決勝
9月10日(土) 深夜0:55 第13日男子ダブルス決勝
9月11日(日) 午前4:45 第13日女子シングルス決勝
深夜0:55 最終日女子ダブルス決勝
9月12日(月) 午前4:45 最終日男子シングルス決勝
9月15日(木) 午後3:30 女子シングルス決勝
午後5:00 男子シングルス決勝
  • ※必ずお読みください
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