全てのジャンル
楽天市場×GetNavi 楽天市場の商品からピックアップ!「モノ・暮らし」の深堀レビュー&ニュース

2016/9/26更新

主要6メーカーの高級炊飯器はどう違う? 5項目チェックで各機 の長所・短所が浮き彫りに!

家電ライターの醍醐味は、なんといっても最新家電を試用できること。なかでも、この数年楽しみにしているのが炊飯器の進化です。とはいえ、これらを選ぶ立場となったら見る目もシビアにならざるをえません。特に10万円超の高級炊飯器は、買ってから「思っていたのと違う」となったらショックが大きいですよね。 できることなら、みなさんには各モデルの特徴を知り、納得のうえで購入してほしいものです。というわけで今回は、今年発売の高級炊飯器、主要6モデルをピックアップ。使い比べたうえで、どこが長所で惜しい部分はどこか、率直な印象をまとめてみました。

炊きたてご飯

パナソニック 「Wおどり炊き SR-SPX106」(実売価格7万8210円・W おどり炊き)

三菱電機 「本炭釜 KAMADO NJ-AW107」(実売価格8万6640円・KAMADO)

日立アプライアンス 「ふっくら御膳 RZ-YW3000M」(実売価格7万2450円・ ふっくら御膳)

象印マホービン「南部鉄器 極め羽釜 NW-AS10」(実売価格14万5720円・極め羽釜)

タイガー魔法瓶「THE 炊き立て JPX-102X」(実売価格12万740円・THE 炊き立て)

東芝 「かまど本羽釜 RC-10ZWK」(実売価格10万2380円・かまど本羽釜)

その1

各モデルの味の傾向は?

さすがに10万円を超える高級炊飯器。味はどれも非常においしく炊き上がります。特に、今年の炊飯器は、さまざまな方法で炊飯工程で米をおどらせる機能を強化しています。米は釜内で激しく動くことででんぷん質が水に溶け込み、それが加熱されることで甘みに変わるため、甘味と旨味の強いご飯ができるのです。とはいえ、同じ米と水で炊飯しても、それぞれ特徴はあります。

Wおどり炊きの米をおどらせるイメージ

↑Wおどり炊きの米をおどらせるイメージ。水分量が少ない沸騰維持後半でも米をおどらせることに成功しました。

たとえば、Wおどり炊きは柔らかな食感ながら、米粒がはっきり感じられ、口の中に入れるとホロリとほぐれる絶妙な食感が特徴。また、KAMADOは柔らかいのに表面にパーンと弾力を感じます。ふっくら御膳はその名の通りふっくらとしたモチモチ感を味わえ、極め羽釜は米の味を濃く感じるのが印象的でした。そして、THE 炊き立てとかまど本羽釜は、シャッキリと爽やかな弾力がありながら、中心まで均一な柔らかさ。こちらは固めのご飯が好きな人に向いていると感じました。

KAMADOで炊いたご飯

↑KAMADOで炊いたご飯。一粒一粒がツヤツヤと輝いています

その2

得意な炊飯モードは?

機種ごとに「得意な炊飯モード」があるのも重要です。
たとえば、KAMADOは玄米、THE 炊き立ては麦ごはんの炊飯が非常においしく、雑穀ご飯が苦手な人にも食べやすいと感じました。
また、極め羽釜は南部鉄器、THE 炊き立ては土鍋と、特殊な内釜を使用しているためか、両製品ともにおこげがおいしいのも魅力的です。
また、赤飯やおこわなど、もち米を調理する機会が多いならWおどり炊きがオススメ。Wおどり炊きはもち米を洗った後の「浸水」や「ざる上げ」の必要がなく、赤飯なら米を洗って約46分で赤飯が出来上がります。
また、かまど本羽釜は3合の米を、なんと約26分で炊く「そくうまコース」を搭載。おいしさという点では、標準コースに劣りますが、仕事から帰っていち早く炊き立てを食べたい人にはうれしいコースでしょう。

Wおどり炊きは「赤飯」「おこわ」専用コースを追加

↑Wおどり炊きは「赤飯」「おこわ」専用コースを追加。浸水せずに、洗米後すぐに炊いてもおいしく炊き上がります

極め羽釜のおこげ

↑極め羽釜のおこげはとにかく絶品。冷えても香ばしい香りが持続します

その3

保温性能が優秀なのはどれ?

朝にご飯を炊いて、夜は保温でキープしたご飯を食べるという家庭も多いでしょう。そういった家庭で重視してほしいのが保温性能です。どの機種も、保温中に水分が蒸発しない工夫がされていますが、長時間保温で一番おいしく感じたのは「真空保温」機能搭載のかまど本羽釜。また、12時間程度ならWおどり炊きも高評価でした。炊飯後のご飯を冷蔵庫で保存するなら、土鍋内釜で保存用のフタも付属するTHE 炊き立ても外せませんね。

その4

メンテナンスがしやすいモデルは?


お手入れの簡単さを重視するなら、なんといっても非圧力式を採用しているKAMADOは外せません。圧力式は、圧力を逃がすためのボール状パーツなど、どうしても構造が複雑になりやすい方式。その点、KAMADOは炊飯後に洗うパーツが内釜と内ブタ2パーツとシンプル。一方、残念ながらパーツの数が多く、複雑だったのはWおどり炊きでした。

KAMADOの3つのパーツ

↑KAMADOは3つのパーツを洗うだけでOK

また今年の炊飯器は、従来本体ふた外部に搭載されていた「蒸気口パーツ」をなくした製品が増えました。意外にお手入れを忘れやすいパーツだけに、これはうれしい変化です。ちなみに、今回本体外の蒸気口パーツをなくしたのはKAMADOとふっくら御膳、極め羽釜の3製品です。


そして、お手入れ性で外せないのは「内釜」の重さ。とくに、高級炊飯器は内釜の材質にこだわったものが多く、重いものも多いので非力な人は注意が必要です。炊飯前に洗米した後は、内釜プラス水の重さも加わります。このため3合なら内釜プラス約1kgの重さがかかることを覚えておきましょう。ちなみに、内釜の軽さで選ぶなら、約720gのふっくら御膳が断然おススメです。また、残念ながら一番重かったのは約1.8kgある極め羽釜となります。

ふっくら御膳の内釜

↑ふっくら御膳の内釜は、女性でも片手で持てる軽さ。毎日使うものだけにうれしいポイントです

その5

各モデルの独自機能をチェック!

メーカー独自の機能も見逃せません。たとえば、ふっくら御膳は蒸気レスで、炊飯中も湯気が出ないのが特徴ですし、極め羽釜はボタンをポンと押すと自動でフタが閉まる「スマートクローズ」機能搭載なので、両手にお茶碗をもったままでも簡単にフタが閉められます。また、Wおどり炊きの220℃高温スチームや、かまど本羽釜の真空機能もメーカーならではの特徴といえるでしょう。

炊飯器用のスライド棚上のふっくら御膳


【動画】極め羽釜のスマートクローズ機能



【総評】

Wおどり炊きはみずみずしく炊けてもち米の炊飯が素早くできる

220℃のスチームで、炊飯終盤に米を焼くように加熱するのはパナソニックだけ。米の一粒ひと粒にハリがあり、口のなかでホロホロと崩れて、旨味が強く感じられます。また、保温中もスチームを使用するためか、長時間保温してもパサつきやニオイがほとんどありません。ただし、スチーム用の水容器に水を補充する必要があるのですが、これを忘れることがあり少々面倒でした。また、もち米を使った赤飯やちまきなどが素早く調理でき、非常においしいのも印象的でした。

KAMADOはとにかく手入れしやすく玄米がおいしく炊ける!

今回、唯一の非圧力式の炊飯器で、とにかくメンテナンスがラク! 洗うパーツは3パーツだけですし、圧力式特有のボール状のパーツもありません。ただし、内釜は重い部類に入ります。白米がおいしいのはあたりまえですが、今回試した炊飯器のなかで一番玄米がおいしく感じられました。また、今年の炊飯器はスクエアシェイプが多いなか、唯一のラウンドデザインを採用しており、デザイン性も高いです。

ふっくら御膳は蒸気レスで水の補給が不要なのが便利!

今回試用した6製品で、炊飯中に蒸気がでない「蒸気レス」機能を搭載したのはふっくら御膳だけです。蒸気を気にせず設置できるほか、炊飯中もあまり匂いがしません。さらに、内釜の「軽さ」も一番。内釜は洗米時とお手入れ時に頻繁に持ち運びするので、これはうれしいポイントです。ただ、内フタのパーツに凹凸が多く、やや洗いづらいのが惜しい。その他、スチーム蒸らし、スチーム保温機能を搭載しつつ、スチーム用の水を補充する必要がないのが便利です。

極め羽釜はおこげがウマい! 自動でフタが締まるのも本機だけ

今回試用した炊飯器のなかで一番高火力(消費電力)かつ圧力も高い。しかも、内釜にはIHの熱効率が良い日本の伝統工芸「南部鉄器」を採用しています。おこげの香ばしさは6製品のなかで一番おいしく感じられました。ただし、内釜と本体の重量はかなり重いので、食事のたびに炊飯器を移動させる人は注意が必要です。スマートクローズ機能で、ボタンを軽く押すだけで自動的にフタが閉まるのも、極め羽釜だけの機能です。

THE 炊き立ては麦飯の旨さが際立ち操作がカンタン

気になる点は、毎回洗浄するパーツがやや多めなこと。内釜が土鍋なのはTHE炊き立てだけ。そのまま食卓に持っていき、食後にフタをのせて冷蔵庫に保存できるのも便利です。また、土鍋素材のためか「おこげ」のおいしさも見逃せません。そして、今回試用した全機種のなかで、一番「麦飯」がおいしく感じました。モーションセンサーによって表示が点灯するなど、細かな操作性にもこだわっています。

かまど本羽釜は急速炊飯と長時間保温が魅力!

内釜は少々重い部類に入りますが、真空機能を搭載するのはかまど本羽釜だけ。真空による急速浸水が可能なので、3合約26分で炊飯可能なそくうまコースがあります。また、長時間保存したときのご飯のおいしさは、6機種のなかでかまど本羽釜が一番おいしく感じました。このため1日ぶんの炊飯をまとめて炊く忙しい家庭にオススメの機種です。タッチパネル式で、必要なメニューだけが浮かび上がるシャープなデザインも魅力的です。



以上、ひとくちに高級炊飯器といっても、多くの違いがあるのがおわかりになりましたでしょうか。各モデルの特徴と自分の使い方をすり合わせてみて、納得のモデルを選んでくださいね。

関連キーワード

カテゴリ一覧

注目のキーワード

GetNaviとは

  • アイテム情報誌「GetNavi(ゲットナビ)」とは、デジタル製品や生活家電、ガジェットだけでなく、カルチャーやグルメなど、「いま知っておきたい」情報を発信しているモノ・トレンド情報誌。

    今回、楽天市場の商品からピックアップ!「GetNavi(ゲットナビ)」が「モノ・暮らし」の商品を深堀レビュー&ニュースを発信していきます。

ピックアップ特集

  • リサイクル特集
  • iPhone特集
  • スタッドレスタイヤカタログ
  • モバイルバッテリーでGO
  • アウトドアカタログ
  • 美活特集
  • 雨の日対策!ドライブ快適グッズ特集
    社会的責任[CSR]