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――数々の言葉やマイブーム生み出すきっかけは?
「マイブーム」は一昨年、広辞苑に載りました。当時、「え?」って言われてたのが、ここにきて世に認知されたんだなーと思いますね。昨年は「ゆるキャラ」が流行語60選に入りました。今年3月に橋幸夫さんが「ゆるキャラ音頭」を出して、ゆるキャラブームはほぼ完結という感じです。(ゆるキャラは)8年前にやってました。当時、可笑しな事だったのが、時を経て何の違和感もなく普通になっている。今や「ゆるキャラ」では誰も笑わなくなってますよね。そういう非常識・変だったモノが常識・普通に変わっていくのが、僕自身オモシロいと思ってるのかもしれない。
――現在のマイブームは何ですか?
ゴム蛇です。ゴム蛇なんていなくていいのにいますから(笑)。しかも蛇のカテゴリーにいたりする。ゴムなのに。そこがすごく気になるんですよ。小さい頃からマジメだったから、変なモノに対して敏感だったのだと思います。大きなカテゴリーの中に、いなくていいようなふざけたモノが、平気でそこにいる様が、とても気になるんですよね。
中学の時、燃えよドラゴンが公開された後、片腕ドラゴンという映画がありました。全然ブルース・リーではないし全く異なるものだったのに、何年か経つと平気でドラゴンブームに含まれてたりする。そういう、やり過ごしていいような事を、やり過ごせなかったのかもしれない。変なモノが好きなわけじゃなく、気になるんです。(たくさんある変なコレクションも)欲しくて買ってるわけじゃなくて、気になって買うだけ。でも、気になったって事は、そこにはきっと何かあると思うんですよ。でも1個や1体じゃ何も始まらない。そこに無駄な量と無駄な努力があると、だんだん可笑しくなるんですよね。何百、何千となった時にはまわりも「お〜!」ってなる。本質はどうあれ、評価なんてそんなもんですから(笑)。僕はそれをずっとやってきてるわけです。
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――マイブームと趣味は違うわけですか?
趣味は自分だけで完結しているものですよね。「マイブーム」はブームってぐらいですから、世に広めなきゃいけない。そのためには当然、営業しないといけないですよね。編集者を口説き落として連載をとらなきゃいけない。そのためには飲みにいきますし、世間話もしなきゃいけない。僕、凄くデキル営業マンだと思いますよ(笑)。営業から何から全て自分でやりますからね、この際「ひとり楽天」と呼んで頂いて結構ですよ(笑)。以前、「勝手に観光協会」をnon-noで連載してたんですけど、non-noから話が来るわけないですからね。そこは営業しているわけですよ。昨年末はフィギュ和の本を出したんですけど、この不景気の中、どうかしてますよね(笑)。これもがんばって担当編集者を口説き落としたわけですよ。そうやって30年やってきてるわけです。
――ターニングポイントとなった出来事を教えてください。
糸井重里さんと出会ったことですね。会ったと言っても勝手に会いに行ったんですけど。若い頃に、すごーーい人に会って、自分はダメだなって思えたのは良かったですね。糸井さんに教えてもらったのは、「ダメなやつは頑張れ」ってことですかね。だから、イラストの仕事をいただいたら無駄にたくさん描くようにしてました。それがあったから、ここまでやってこれたんだと思います。
この前、糸井さんがおっしゃってたのが「もっと損をしろ」。「損」って良いキーワードだと思いました。努めて損をするなんて誰もしてませんからね。世の中、得と損だけだとしたら、みんな得ばかり目指してる。それを「あいつ良い損してるよな」とか面白いと思いました。
結果、僕がやってきたことは「損してる」ように見えるから、みんなニコニコして受け入れてくれたのかもしれませんね。もの凄く儲けてるように見えたら嫌がられるかもしれないけど、損してるように見えるから「しょうがないなー」って思っていただけてるのでは(笑)。 |
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欲しかったわけじゃなくて、面白いから買いました。当時、金ブームだと思って。(金額が)僕の中の「可笑しい」を越えてしまってるので、好きではないけど、無理やりに「愛用」しています。
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現在のマイブーム。これは台湾で1つ200円ぐらいで買ったモノです。
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小学生の頃から続けています。今年は国宝 阿修羅展の阿修羅ファンクラブの会長に任命されまして嬉しい限りです。※写真は昨年はなさんにあげたという帝釈天様 |
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