

― 小池さん演じる主人公・まどかは"エセ肉食女"ですが、ご自身は?
女子はみんな、エセ肉食なのかもと思いますよ。肉食の顔と草食の顔があって、どっちを出すかはその時のシチュエーション次第。みんな両方持ってるけど、いつどこで出すかだけの違いじゃないかと。
私は仕事柄、肉食を出す部分が多いし考え方もどちらかというと肉食タイプなんで、ガッツリ肉食系と思われることが多いです。パートナーといるときは草食的な、まぁ草食が何なのかとも思いますけど、弱くて脆い部分も見せますよ。でも、やっぱり強い方、どちらかというと肉食ですね(笑)。
― まどかに共感するところはありましたか?
けっこうありましたね。仕事でなめられたくない!と20代バリバリ突っ走ってきたところや、好きな人のひと言で張り詰めていたものがプツンと切れて涙が出るところとか、闘っている女子ならではの事は私も経験していますから。
でもまどかみたいに、男子にキツく言ったりしませんよ。(マネージャーさんに)あんな言い方しないよね?言うならもっとフレンドリーに言うよね、そんなことない?(「……。フレンドリーです!」とマネージャーさん)
私、基本的にイエスマンなんですよ。イライラしたり小さなことはあるけど、すぐにごめんなさいと言うタイプ。争いごとは嫌いなんです。
― 改めて、恋愛っていいなと思いました?
思いました! 恋愛で感じる楽しさ、辛さ、悔しさって何にも例えようがない。仕事の悔しさとは違う、ああいう風に本能的に心を揺さぶられることって絶対に必要なんだと、芝居においても思いましたね。恋愛に悩んでる女性の顔って美しいし、相手を通して自分を知るいい機会でもあるじゃないですか。幾つになっても恋愛していたいですね。片思いでも、誰かを想ってることは素晴らしいことだから。
― 共演者は同世代の方が多いですね。
私は女子高出身なので、男女共学だったらこんなふう?と感じて楽しかったです。男性に対して構えるところがあるので、共学に行っていたらアプローチの仕方も違ってたかもしれないですね。

― 自分から告白するタイプですか。
告白するタイプです。当って砕けろで、怖い怖いと思いながら逆にぶつかっていっちゃう(笑)。傷を負うなら早めにと思って、自分からすぐ告白しちゃうんですよ。ダメだったら泣いたりもしますけど、早く次に切り替えるよう自分で訓練して、そんな恋愛でしたね。告白されたことも一度もないです。
― 告白されて付き合うことが多い女性もいますよね。
うらやましい〜。年上のお友達に聞くと、「じらしてる間に相手の様子を伺うのよ」と言うけど、私は当って砕けろタイプだから恋愛テクみたいなものがなくて。例えばB型男子にはこう接するとか、もし自分がまだ独身だったらそういう駆け引きみたいな事をしたのかな?と一瞬思うけど……たぶん無理でしょうね。待っていられないから(笑)。
― また恋愛したいと思いますか?
思いますし、擬似恋愛みたいなものはしますよ。それこそ役といえど、家に帰って要潤くんのことをふと考えたこともありましたし。夫に焼きもちを焼かせようと思って、今回要くんとラブシーンがあると言ったら、「ああ」だけで(笑)。チェッと思ったけど、そういうドキドキの種を自分から蒔いたりもしています。
― 実はスタッフにもエセ肉食女がいるのですが、そんな女性たちにアドバイスを。
私も“女”ということで舐められたくないと思って仕事をしてきたけど、今は女であることをもっと利用してもいいのかなと思うんですよね。男性は自分が“男”だと感じる瞬間が好きだと思うし、それで男のプライドを保てるというか。そこに女として素直に甘えてもいいかなと、私も最近思うことなんですけどね。こっちが素直になれば、向こうも「可愛いじゃん」と素直に受け入れてくれて、エセ肉食である必要もなくなると思います。

■思い出のギフト
旅先から手紙を貰ったときはすごく嬉しかったです。メールもあるのに、旅先で自分にメッセージを書いてくれるというのは特別ですね。好きな人に貰ったこともあります。今でも捨てられなくて、持ってるのは内緒だったけど別にバレてもいいか(笑)。だからダンナさんにも、モノはいらないから手紙が欲しいっていつも言っています。
■DVD「抱擁のかけら」
ペネロペ・クルスが大好きです。芝居が上手い人だけど『抱擁のかけら』では下手な女優役で、それがすごく上手くて感動しました。こういう作品をやりたいなと思いましたし、目標とする格好いい女優さんです。体育会系的な潔いセクシーさに小悪魔的な要素もあって、30代そこを学んでいこうと思ってます(笑)。
■コミック「3月のライオン」
羽海野チカさんのマンガって、ハチクロもそうだけど台詞が美しくて、気づいたらポロポロ泣いていたり。仕事で悩んだときは『3月のライオン』を読み返していて、一度お会いして感謝の言葉を述べたいくらいです。羽海野さんの葛藤みたいなものが主人公やキャラクターに入っていて格好いいし、闘って描いてるなと思うんです。これからの展開がとても楽しみです。

■最新情報
小池栄子さん主演 BeeTVドラマ『エセ肉食女の恋愛事情』、現在配信中。
真面目にバリバリ働き、恋に傷つき、気づいたら33歳になっていた独身のまどか。見た目は肉食、でも実は恋愛から遠ざかっていた「エセ肉食」の彼女が久しぶりに恋に落ちる、働く女性の共感をよぶラブコメディ。
出演:小池栄子、要潤、野波麻帆、平岩紙、鈴木亜美、相島一之、升毅
脚本:中園ミホ他
http://pre.beetv.jp/pg/10000302/

■プロフィール
小池栄子さん
1980年東京都生まれ。主演映画『接吻』(08)では高い演技力が評価され、毎日映画コンクールなど数々の映画祭で主演女優賞を受賞。8月7日から上演される劇団☆新感線の舞台「髑髏城の七人」に出演するほか、2010年に主演した劇団、本谷有希子の舞台「甘え」がDVDで好評発売中。
※2012/3/1〜2012/3/31集計結果より
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