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ー原作は1,500万部売れた人気コミック。どう感じましたか?

シンプルなのに面白い。描かれ方が、新しいと思いました。音楽マンガって音が出るわけじゃないし、表現が難しいじゃないですか。でも読んでいると鳥肌がたつ感じで。で、千葉がいちばんいいなと思いました。意識しながら読んだからかもしれないですけど。
ー出演者の中で誰がいちばん役に近いかというアンケートで、桐谷さんの千葉役が一位だったそうです。

似ている部分、あるかもしれませんね。内にあるものを全部出していく感じとか。千葉のまっすぐさに、「こいつは強いな」と思いました。 俺のスタイリストが高校の同級生なんですけど、この話が決まったとき、なぜかそいつが一番喜んでましたよ。「おまえがやる役でいちばん嬉しいわー!」って。それもどうやねん(笑)。 他の友達にも、もし映画化が決まったら絶対やってほしい役があると言われていたんです。で、この話を聞いて「あれ? 前に言われてたやつや」と。ほんまにやるべきなんやなと思えたし、実際やり終わった今もこの役は俺にしかできへんと思ってます。撮影中は、千葉と“ともに歩いた”気がします。同化してましたね。
ー逆に難しさはありませんでしたか?

なかったです。もちろん無理をする部分はあるんですよ、動き回るしアクションもある。なぜ「なかった」かというと、もう楽しくて仕様がなかったんです。楽しいが強すぎて難しいなんて考えられなかった。ラップバトルもリリック(歌詞)は全部自分で書きました。やりがいがありすぎて、しんどくなかったです。
ーご自身ではどんな音楽に影響を受けましたか?

高校の頃はロックが大好きでしたね。洋楽はニルバーナ、邦楽ではBOOMとか。バンドもやっとかないかんやろとドラムを始めました。バンドというと絶対ドラムを見ちゃうんですよ。格好いいでしょ?ラグビーと掛け持ちだったんですけど、文化祭でモテたらいいなと。 今はラップも聞くしフリースタイルでやりますよ。俺は褒め専門ラッパー、だじゃれの延長(笑)。千葉役が決まったときもヘッドフォンしてやってました。だから詩を書くのも苦じゃなかった。一時間位で書けましたし。 実は最初、俺の声を使わないかもという話があったんです。助監督さんが「あのぅ決定じゃないですけど桐谷さんの声じゃないかも……」「えー!?」みたいな。もうラップ指導のこうじくんと練習してたんで、助監督さんにビデオカメラを回してもらって、堤監督と原作者のハロルドさんにビデオレターを送りました。 「はじめまして桐谷健太です。今回千葉役に決めていただいてありがとうございました。一生懸命やります。ところで俺の声でいかないと噂を聞いたんですが、生意気ですけど一度俺の声を聞いてください!」と。 フジロックでの撮影で堤監督に「ビデオレター見てくれました?」と聞いたら、「見たよ、おまえは絶対そういうことしてくるヤツだと思ったよ」って。で、ハロルドさんに聞いたら「何の話ー?」。見てへんかった!(笑)
ー『BECK』の見どころを教えてください。

原作は原作、映画は映画で良かったと言ってもらえたら嬉しいです。原作は素晴らしいけど、俺はそれを確認する作業として映画を観てほしくないです。どれだけ似てるかとか、どれだけ忠実かではなく。ただの再現だったら撮る必要ないと思う。マンガとは別物として、生身の人間のパワーを感じてもらいたい。 ただ見どころというと、人によって違うと思うんですよね。家に帰って“残ってるところ”が見どころかな。ニュートラルな状態で観てほしいです。そして何でもいいから、何かが残ったらいいなと思う。薬にも毒にもならん映画にはしたくない。あんなん音楽やない、って思われてもそれでいいです。でも、バンドやりたいなって思ってくれたら嬉しい。友情を感じてくれるのもいい。『BECK』がその人の背中を押す“何か”になれば、嬉しいですね。
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| iPod |
ここ一年で買ったものの中では、「iPod」が良かったですねぇ(笑)。それまで持ってなかったです。ただパソコンも持っていないので、友達に曲を入れてもらっています。パソコンも買えと言われてますけどね。
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| 自転車 |
愛車はイタリアの「マジー」の自転車。クロスというタイプで、マウンテンとロードの間でしょうか。車体は茶色っぽい色で、ハンドル部分がコルク。ブランド名じゃなくて、単純にかわいいなと思って買いました。いま交通手段が電車かチャリなんですよ。そろそろクルマも欲しいですね。
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| ソファ |
ソファを友達が作ってくれました。「Ken¸s non-no」(桐谷さんが高校時代に友人と作った、オリジナルのファッション誌)のロゴを描いたり、ものすごく器用なヤツなんですが、いま家具のデザインをやってるんです。この間家に届いたばかりで、もう最高です。
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フルーツ
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朝、グレープフルーツを食べるのが日課なんです。目が覚めるし何よりうまい。まるまる一個食べてます。今のマンションの前は八百屋さんで、今日も買いに行きましたよ。もうおばちゃんと仲良しですもん。グレープフルーツの前はイチゴ。あれは何よりラク!あるとき友達の家で、イチゴが出てきたんですよ。そいつ「俺すごいイチゴ好きで、絶対冷蔵庫にストックしてあるんだよね」って言ったとき、それいただき!と。オレもそうしよう!と思って。値段は高いけど、体のこと考えたらね。最近は果物がないと寂しいですね。
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ロックも聴きますし、インストや、ジャズも。いっぱい聞きますね。ずっと音楽を流している感じです。その点、親に感謝していますね。子どもの頃からずっと聴いているから、音楽がスコーンと入ってくるんです。ずっと聞き続けてるのは「くるり」。「ブルーハーツ」もよく聴きます。ユニコーン、ストーンズも。最近は、高校のとき聴いていたものに戻ってきている気がしますね。
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| ファッション(Tシャツ) |
昔は目立ちたかったですね。モードなスカートもはきましたし、素肌の上にシースルーのシャツで、乳首が透けてる状態で学校行ってましたから、ほんまに(笑)。『BECK』の撮影時は、千葉っぽい格好になっていました。デカめのTシャツにリストバンドして、スニーカー。当時はそれがいちばん格好いいと思いましたね。
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【桐谷健太さんの最新情報】 |
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桐谷健太さん出演の映画『BECK』は、2010年9月4日全国で公開。
http://www.beck-movie.jp/
ファーストPHOTO BOOK『野良人』、2010年8月7日発売(撮影:関根虎洸 2,450円/税込 ワニブックス発行)。
約1年間、桐谷さんを追いかけて撮影された待望のファーストPHOTO BOOK。
笑いあり、衝撃ありのロングインタビューも掲載。
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桐谷健太さん

1980年2月4日生まれ。30歳。大阪府出身。2002年ドラマ『九龍で会いましょう』で俳優デビュー。2007年映画『GROW -愚郎-』で初主演。同年の『クローズZERO』、翌年のドラマ『ROOKIES』で話題に。その後映画『パッチギ! LOVE&PEACE』、ドラマ『流星の絆』、『JIN -仁-』、『龍馬伝』など数々出演。今年は『BECK』のほか『ソラニン』、『オカンの嫁入り』(9月4日公開)がある。趣味は旅、妄想。特技はどこでも眠れること、ドラム、三線。 |
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