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真心こもった、魅力たっぷりの“おいしい”をお届け

みらい(復興)に進む福島県の企業をサポートするために行われている「ふくしまみらいチャレンジプロジェクト」。そ
の支援先でもある楽天出店のショップに、震災当時の状況や販売する商品に込める想いを語っていただきました。また、
プロジェクトに参加する企業の自慢の逸品もご紹介します。

  • 商品を通してお客様と心を通わせたい。餅に込めた情熱
  • お客様が感動するみそ漬を!震災をバネに新商品を開発
  • 楽天で購入できるプロジェクト参加商品
▼南相馬市にて創業した「もち処 木乃幡」。2014年から本社機能と製造を宮城県に移し、ここで名入れ師が筆に願いを込めて名前を描く「一升餅」が看板商品です。
▲1940年から南相馬市にて漬物を製造販売してきた「みそ漬処 香の蔵」。東日本大震災が発生した年から積極的にオリジナルのみそ漬けを開発し人気となっています。
▲今回取材をしたショップ以外の「ふくしまみらいチャレンジプロジェクト」に参加する企業の商品もご紹介します。どれもこだわり逸品!ぜひ、この機会にお試しください!
ふくしまみらいチャレンジ

「ふくしまみらいチャレンジプロジェクト」とは?

福島県相双エリアに位置する非難指示等の対象である12市町村の将来を見据え、事業者が販路開拓や、新たなビジネスの創出などの「みらいへのチャレンジ」を行う取組み。各事業者には株式会社ジェイアール東日本企画より専門家が派遣され、よりニーズに沿った支援が展開されています。

工場の操業停止、避難生活・・・ あきらめかけていた再建 そこから通販を再開した、看板商品「一升餅」にかける想い

工場の操業停止、避難生活・・・ あきらめかけていた再建 そこから通販を再開した、看板商品「一升餅」にかける想い

お客様と心を通わせたい
看板商品「一升餅」に込めた情熱

よもぎの餅をドーナツ生地で包んで揚げた、ふんわり、もっちりの食感が魅力の「凍天」。1990年の発売当時からの人気商品だ。これがテレビ番組で紹介されたことで爆発的にオーダーが入り、昼夜フル稼働で製造に追われていた2011年2月末。そのすぐ後に東日本大震災が起こった。 「もち処木乃幡」が工場を構えていたのは福島県南相馬市。工場は操業停止し、社員はすぐさま全員帰宅。工場、そして木幡さん一家の自宅は福島第一原子力発電所より20km圏内に位置していたことから、翌日には即刻退去が命じられた。

「混乱が続く中、会社の再建などムリだとあきらめ半分でした。でも震災数日後、知人のおかげでパソコンを使うことができ、全国のお客様から木乃幡を心配してくださるメールが続々と届いていることが分かったんです。何とかしたい!でも、肝心の商品はもうつくれない・・・。途方にくれながらも、とにかく今ある在庫で可能な限り販売を続けよう、と5月に実店舗を再開しました」。それと同時に、以前から交流があった福岡県の米菓製造会社の助けを借りて一部の製品製造を始め、どうにか店をたたまず操業した。

現在、「もち処木乃幡」は2014年に完成した宮城県名取市の6646m²ある工場内に本社機能を持つ。「震災後1年ぐらいで工場再建を決心しました。工場を建てずにお店の経営をあきらめるなんて言っていられない。何度も“やらなきゃいけない!”と自分を奮起させました。でも、復興への道は2016年にやっと見えてきたばかりですよ」。 「もち処木乃幡」には、「凍天」と並ぶ主力商品がある。それが、この工場で製造している「一升餅」だ。「凍天は人気商品ですが、神事として伝統があり世の中になくてはならないものと言ったら、やっぱり一升餅なんです。わが子が無事に1歳を迎えるということは、親にとって特別なこと。一生食べ物に困らず安泰に過ごして欲しいという家族の願いが一升餅には込められているんです。単にモノを売るんじゃなくて、お客様も喜んで、気持ちを通わせてくれようやく商売になると思っています」。「もち処木乃幡」では4人の段位を持った専門の名入れ師が、健康、金運などお客様の願いに合わせ筆に想いを込めて名入れしている。

そして、一升餅の値段はリーズナブル。子育てだけで精一杯というシングルマザーや、生活に余裕がない若い家庭など、たくさんの人に一升餅で子どもの1歳を祝福してほしいと言う木幡さんの願いからだ。 昨年、「ずっと絶望視していた」というインターネット通販も復活。「PCの向こう側には実店舗と同じくお客様がいて、たくさんの中から木乃幡の商品を選んでくれているんです。インターネットを通してでも、私たちの気持ちを届け、お客様に喜んでいただくことはできる、そう思っています。通販のページもお客様の喜ぶ姿を想像しながらつくっているんですよ。商品を通してお客様と心を通わせたいんです」。

「もち処木乃幡」のお取り寄せグルメ

もち処木乃幡

もち処木乃幡

福島県に店舗を構え、お客様の見ている前で製造直販をするお餅の専門店。毎朝、店舗で米を蒸し上げ、臼と杵で搗き上げ、搗きたてのお餅に餡をからめて提供しています。店舗では米を蒸し上げているところや、お餅を搗くところをご覧いただくことができ、店内はお餅の香りでいっぱい!そこで搗いた出来立てのお餅を、クール便や冷凍にして全国各地へ配送しています。

被災者は“かわいそうな人”じゃない 製造・店舗営業を続け、新商品の開発で復興に挑む

被災者は“かわいそうな人”じゃない 製造・店舗営業を続け、新商品の開発で復興に挑む

お客様が感動するみそ漬を!
震災をバネにして新商品を開発

「クリームチーズのみそ漬け」、「あん肝のみそ漬け」、「ゴルゴンゾーラチーズのみそ漬け」・・・。みそ漬けと言えば、野菜、肉・魚の身が主流の中、「香の蔵」ではこうしたひと味違った商品の開発を続け、ヒットさせている。これらは東日本大震災が発生した後、社員が知恵を絞って製品化にこぎつけたもの。 震災直後、営業は一時停止。店舗の屋根瓦は1000枚近く落ち、浄化槽は割れ、水道管は破裂、工場も備品が倒れ、食材が散乱した状態だった。

店舗と工場は福島第一原子力発電所から30km以上離れていたということもあり、それらを全て片付け、4月初旬から製造と店舗の営業をスタートした。 「実は、震災直後の売上は好調だったんです。全国の百貨店、駅や公園でのイベントにどんどん参加して、“私、被災者でかわいそうなんです”とうつむいた感じでお客様と接すると、予想以上に売れたんですね。(マネージャー・岩井哲也さん)」。 だが、その年の秋から売上は一気に低下。地元の野菜を使った商品は放射能汚染により出荷停止となったからだ。

「そのころは売上が相当厳しく、会社は潰れるかもしれないと思うほどどん底でした。これは通常の売り方をしていてはダメだ。お客様の近くに寄り添い、感動してもらえる商品、絶対にほしいと思ってもらえる商品をつくらないと生き残れないと思ったんです。そのためにはどうしたらいいか?悩みました。(代表取締役社長・菅野行雄さん)」。 そこで始まったのが新商品の開発。社員が集結してアイデアをどんどん出し合った。最初に製品化したのは「クリームチーズのみそ漬け」。これが2011年12月の発売直後から売上を伸ばし、2016年現在でも年間で最も売れている商品となっている。 その後、50〜60代の男性をターゲットに「あん肝のみそ漬け」を発売。「面白いことに20〜30代の女性に受けたんですよ。若い女性も日本酒を飲む人が多いようで、家飲み女子会でおつまみにすると購入してくれる方が多いのです(岩井さん)」。

そんな岩井さんは、ある日、東京の百貨店で行われた催事に参加したときに衝撃を受けた。女性二人が「いつまで震災、震災と騒ぐんだろうね」と話しているのが聞こえたのだ。「私は“あ、もう世の中は、震災は過去の話になっているんだ”とその言葉がブスッと胸に刺さったんです。それから仕事に対する姿勢が180度変わりました。“私たちは南相馬の大変なところから来ていますけど、こんなに元気な会社なんです!福島にはこんなに美味しいものがあるので、ぜひ食べてみてください”という風に」。岩井さんは前を向いて胸を張って店頭に立った。 南相馬市では2016年に震災後初めてとなる地元のお祭が行われ、少しずつ活気を取り戻しつつあるという。「いつか地元福島の食材だけでみそ漬けをつくって、お客様に喜んでいただきたいです。それが本当の意味での復興だと思いますから(岩井さん)」。

「みそ漬処 香の蔵 楽天市場店」のお取り寄せグルメ

みそ漬処 香の蔵 楽天市場店

みそ漬処 香の蔵 楽天市場店

1940年の創業以来、きゅうりの乳酸発酵漬け込みを行ってきた老舗の漬物店。「おいしさのために時間と手間暇を惜しまず」にこだわって、日々製造・研究開発を続けています。日本人の食の伝統を守り、日本人の身体に合った素晴らしい食文化を受け継ぎ、新たな食文化を創造し、お客様の健康と食卓の「微笑み」を作り続けて行きます。

買って応援!! 『ふくしまみらいチャレンジプロジェクト』参加商品

買って応援!! 『ふくしまみらいチャレンジプロジェクト』参加商品

今回取材した「もち処 木乃幡」、「みそ漬処 香の蔵」以外にも、楽天では「ふくしまみらいチャレンジプロジェクト」に参加している企業の商品を購入することができます。この機会に、ぜひ一度“ふくしま”自慢の逸品をお試しください!
地元産小麦から生まれたこしのある『多珂うどん』

地元産小麦から生まれた
こしのある『多珂うどん』

福島県阿武隈山脈のすそ野、浜通り地方に広がる南相馬市の豊かな自然の中で米、麦、大豆を栽培している高ライスセンター。その小麦から生まれたのがオリジナル「多珂(たか)うどん」です。震災後は自社産小麦の使用を断念し、他県産小麦粉に切り替えて製造を行っていましたが、2014年12月に地粉を使用しての生産が復活。そして現在は、地元産小麦“ゆきち”を使った新商品開発に取り組んでいます。

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こだわりの熟成ベーコンは
本場ドイツも認める味わい

震災後、田村市都路での事業を中断し、2013年に同市船引にて営業を再開。循環型農業で栽培した米飼料で育てた豚肉を使用するなど、こだわりのある商品を作っています。また、DLG(ドイツ農業協会)食品競技会に出品した平成17年以降、連続して金賞を受賞するほど、その商品は高い評価を得ています。ご紹介する熟成ベーコンは、「やまと豚」バラ肉を約2週間塩漬けし、さくらのチップでスモークした逸品です。

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こだわりの熟成ベーコンは本場ドイツも認める味わい
川俣シャモの旨みがギュッ!奥深い味わいをどうぞ

川俣シャモの旨みがギュッ!
奥深い味わいをどうぞ

澄んだ空気と、きれいな水の恩恵を受けて健康に育った川俣シャモ。震災前は、首都圏のミシュラン星付きレストラン20店舗を中心に、ムネ肉が好評でした。現在は高級店への卸しなどを通して川俣シャモのブランドの再構築を目指しています。川俣シャモの燻製は、特製ソミュールに漬け込んでボイルした後、桜のチップでじっくりスモークしているので、シャモ本来の旨みがギュッと詰まっています。

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取材後記

『ふくしま と みらいのこと』の取材を通して・・・

今回取材をさせていただいた2つのショップで復興について伺ったとき、「全国のお客さんからメールなどでたくさんの励ましの声が届き、それに支えられた」と語っていたのがとても印象的でした。「もち処木乃幡」は凍み餅、「みそ漬処 香の蔵」は漬物のお店として先代から地元で営業を続け、時代に合った商品をつくりながら発展してきたお店です。 それぞれ、原材料の選定からこだわりを持ち、自分たちが「コレだ!」と納得する商品をつくるところは昔と変わらず・・・。お店と購入者が直接顔を合わせないネットショッピングという場でも、届いた商品の手づくり感や温かみある味わいは、きっと、こんなところから来ているのだと感じました。
社会的責任[CSR]